わが国におけるフランス精神医学の第一人者として知られる三好暁光教授はまた、青年期の精神病理と心理療法をはじめ多彩な業績を刻まれている。その該博な知識と温厚な人柄をしたって数多くの研究者・臨床家が、さまざまな領域から三好教授のもとに集い、あるいは親しい交流を続けている。本書は、これらの人々がそれぞれの立場から現代の青年たちのその心の新たな断面を浮き彫りにしようと試みたものである。
思春期妄想症の治療、破瓜病のフロイト、ラカン、ソシュールに拠っての検討、思春期妄想症の類型化試論、非定型精神病概念を青年期例にも有用とする見解、性の角度から行った境界例概念の再検討、笠原提唱のスチューデントアパシーのコフート、ラカンに拠った再検討など、概念と症例にたいする創見にみちたアプローチが展開される。後半では小学生・中学生の年代で問題にされてきた自閉症や、登校拒否や、家庭内暴力の、青年期における病態が論じられ、あるいは青年期に集中する性の病態が、とりあげられる。
母子保健学を図表で解説したマニュアル。第1章の母子保健概論から第19章の小児期の疾病異常と対策まで19のテーマに分けて全て図表でまとめた。第4版の改訂にあたっては総合的な子育て支援の実践の確立を基本理念として保健領域のみの活動でなく医療、福祉、教育領域との連携をはかり、近年問題とされる虐待対策等についても追加した。巻末に事項索引を付す。
精神分析学について幅広い知識と豊富な臨床経験を持つ著者は、対象関係論の視点をとりいれ、日常臨床の積み重ねの中から著者流の精神療法を築き上げた。本書には、著者の多岐にわたる臨床的研究の成果が盛り込まれている。現在の精神療法の領域における臨床的諸問題に関し、著者の最も得意とする思春期・境界例に関する論考をはじめ、神経症・うつ病・精神分裂病等、さまざまな精神疾患への実践的精神療法、また精神分析的精神療法と家族療法という治療的アプローチの観点からまとめた実践的技法論、前思春期発達の問題としての初潮周辺症候群の提唱等が収録されている。
小児内分泌疾患治療に向けて!!専門医が検討に検討を重ねていま、考えられる最良の治療法をやさしく解説。
本書は、理論よりも日常の実践を主体としていて、日常の育児あるいは保育園などの保育にあたって参考になるように努めました。また小児保健や育児などの教材として使用できるように配慮しました。
子どもの心をしっかりつかむ親の役割。視野の狭い親と心の狭い子にならないために、親子相談の現場から、すべての親たちに贈る「愛と励まし」の書。
各ライフステージや労働・スポーツなどの状況における適正な食事のあり方を学ぶ。食の面から健康を管理するプロフェッショナルとしての根幹をなすものである。
アルバム「A Peacetime Boom」からアルバム「LOVIBE」までの全曲をカヴァー。
いちばん危うい年代、十代の子供たちと、何をどう話し合えばいいの?本書は、性調査専門の大学教授と保護者教育プログラム専門家の共著。話すべきテーマを10種類取り上げ、実際に役立つ会話例を交えながら解説。「わが家の場合、どうするか」が明確になる。
デビュー・アルバム「A Peacetime Boom」から最新アルバムまでの全ナンバーをカヴァー。