図像化された愛。ヨーロッパ精神の底流を把握するための鍵。イタリアの奇書世界初の完訳。人は、いたるところで、自分と自分の属する集団を記号化するようだ。本書で語られているイタリアのモットー付き紋章づくりの慣習が、やがてヨーロッパ一円に波及していくのである。
時代は変わった。女と男の恋も変わる。いかに生きぬくかは、いかに恋愛するかを問うことだ。直木賞作家、初の超えた恋愛論三十章。
ある夏の日の早朝。霧ケ峰亜紀、高二の所へ差出人が不明の怪FAXが届いた。「ピタゴラス 原宿 八月一日・十八時」。双子の悪ガキのお守りを押しつけられるし、期末テストの成績は最悪だったし。もうサイテーの夏休みを過ごしつつあった亜紀は、興味シンシンで事件の調査に乗り出した。クラスメイトの龍也とともに、早速、原宿へ行って…。痛快ミステリー。
「じつは、好きだったんだ」という告白は最もドラマになりやすい。-恋愛の神様フーミンが、男と女の恋の真実を鋭くえぐる決定版。「人生で三回恋愛できれば大もうけである」「一見チグハグな二人こそ真のカップルである」「恋に必要なのは、感受性だけです」etc.オモシロ鋭い分析から導かれた智恵が満載。恋の悩みにズバリ答えるQ&Aも付いた、若者のスーパーバイブル、待望の文庫化。
ひいらぎ三丁目を舞台にくりひろげられる恋愛模様。ひいらぎ三丁目に生まれ、育ち、恋をした少年たちの、ひいらぎ三丁目を巣立つ時は今。バンドをとおして苦しいこと悲しいこと嬉しいこと楽しいこと感動することを学んだ彼ら。デビューの話がもちあがり少年たちの出した結論は。
いくつになっても、恋愛はチョー楽しい〜。40過ぎて大切なのは、夫より子供より友達と恋人。少女漫画界の巨星・一条ゆかり先生がはぎれよく語る、女40代のメチャ元気な生き方指南。
都立T高校の校長の元に、「校舎に放火する」という犯行予告文が届いた。その犯人捜しを頼まれた麦倉先生は、ノリミとの旅行の約束をキャンセルして、捜査を始める。ノリミがむくれる間もなく、第一の事件が起こった。テニス部の男子部員が、何者かに襲われ、病院へ運ばれたのだ。この事件には、今話題の十三番目の星座、「へびつかい座」生まれの人が関わっているのだが…。
“自閉”と“喪失”が自明な感受となった時代における「超越」の条件とは何かー。現代文学に描かれた恋愛を論じた「“恋愛小説”の空間」他の文学評論、作家・批評家論、在日論、エッセイを集録。「帰属への叛乱」は処女論文。
誰かを好きなあなたへ。恋について、愛について、女の言いぶん、男の言いわけ。おさえておきたい恋愛の基本。