午後のコーヒータイムに、なじみの店でひとり憩う“男”の胸をよぎる感概、世相への批判と意見。政治・経済から相撲・野球まで。ときに峻烈なれども、やさしさを忘れず。「サンデー毎日」好評連載。
日本列島全都道府県から登場する61種の魚たち。各地の風土、生活、伝説、祭り等と魚たちの生き方との関係を探る。
バブルが弾けたいま美術市場はいったい誰が動かしているのか。絵のある暮らしをめざすあなたへ知っておくべきマーケットのからくり。
土門拳賞受賞の写真家が撮りつづけた野生動物とその動物たちの生態。ここには、人間の気づかないさまざまな警告がみえる。
昭和天皇と政治家たちの、緊迫した言葉のやりとり。厚いベールに包まれていた内奏(国政報告)での対話が、歴代首相の証言で今、明らかになった。’92年度日本記者クラブ賞受賞。
中国路攻略の秀吉軍団に、本能寺の凶報が届く。蜂須賀小六父子は茫然自失の秀吉を叱〓@46C4、乾坤一擲の“大返し”を決行し、山崎・賎ヶ岳合戦にも勝利、天下人への道を歩ませる。
「神々のラッシュアワー」時代といわれる中に、ニューウェーブとして登場した幸福の科学。若い人々を集め急成長するそのトータルな実態は何か。
あなたは父を敬えますか。愛せますか。むかしの日本には“怖い父親”がいた。しゃれた都会派の作家が初めて日本の土壌を直視する注目の自伝的長編。
知れば知るほど歌舞伎はもっと面白い。
物を売るのではなく「安全・安心」を売る企業「セコム」に世界中の熱い視線が集まる。21世紀を見すえた壮大な社会システム産業の急成長の秘密は?
極貧にめげず、左遷・弾圧ものともせず、おのけの学問に邁進した男たち108人。
雑木林の中のアトリエをおとずれる野ウサギ、キツネ、ネズミたち。まるで著者といっしょに絵本づくりをしているようだ。細緻な絵、のびやかな語り口のエッセイ絵本。
前方を鋭くにらむ森厳な薬師さん。拝む者を圧倒するボリューム感。
辻山房夫は31歳。ちょっと、いや、まったく冴えない独身男。そんな彼に、突然、恋のチャンスが。和代は27歳。美しくて、頭がよくて。どう見ても辻山にはもったいない。ただ、だれにも秘密はあるもの。和代の場合、ヤクザ殺して逃走中というのが、ちょっと、いや、やっぱり大問題で。すぐに警察と殺し屋が追ってくる。辻山がんばれ。
小声で、穏やかに街のなかに男と女の人生がある。男と女の人生のなかに街がある。人間の営みの歓びと悲しみ、生きるということの断片を鮮やかにすくいとった掌編のきらめき。
雨の筑波、血しぶきのリング、夕陽の北海道、セピア色の教室、そしてギターが乾いた音で泣く国アメリカ。-スピードに、セックスに、暴力に、生の一瞬一秒を賭ける男たちの物語。