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これぞ新時代の決定盤! ダウスゴー率いるスウェーデン室内管の名盤
シューベルトの交響曲全集が遂にセットになって登場!
SACDハイブリッド盤。ダウスゴーとスウェーデン室内管弦楽団によるシューベルト交響曲全集が遂にセットになって登場します。現代的感覚満点の鮮烈オーケストレーションが評価されるきっかけとなったシューベルト録音。なかでも交響曲第5番変ロ長調と交響曲第8番ロ短調『未完成』の両曲は、レコード芸術誌の特集「新時代の名曲名盤500」で同曲のベスト・ワン・ディスクに選ばれており、数多の名盤が揃う同曲の筆頭として注目されております!
シューベルトの交響曲は亡くなってから数週間後の1828年11月19日に開かれた追悼演奏会で披露されるなど、シューベルトの死後に日の目を見ました。『グレート』は1838年、『未完成』は1865年にそれぞれ初演されています。
交響曲第1番から第6番は1813年から1818年にかけての作品。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンといった諸先輩作曲家からの影響を受けながらも歌曲作曲家としての面目をはっきりと示し、全体的に明るさと朗らかさが漂う第3番、『悲劇的』の副題で知られる名曲第4番、ロココ的で小市民的な生活感情を象徴しているとも言われる第5番など、シューベルトの独創性がいたるところにあらわれているのが魅力です。室内オーケストラ編成によるダウスゴーの解釈はまさに唯一無二。すがすがしく透き通るような音に込められたシューベルトの世界が広がります。
同コンビの録音は名盤揃い。ブラームスの交響曲全集、メンデルスゾーンの交響曲第1番&第3番『スコットランド』、ブランデンブルク協奏曲と6人の作曲家による新作委嘱を交えた『ザ・ブランデンブルク・プロジェクト』はいずれもレコード芸術誌「特選盤」となっています。(輸入元情報)
【収録情報】
シューベルト:交響曲全集
Disc1(BISSA1989)
1. 交響曲第1番ニ長調 D.82(1813)
2. 葬送行進曲〜歌劇『アドラスト』(未完) D.137(1819-20)より
3. 交響曲第2番変ロ長調 D.125(1814-15)
4. 『ロザムンデ』序曲 D.644(1820)
Disc2(BISSA1786)
5. 交響曲第3番ニ長調 D.200(1815)
6. 交響曲第4番ハ短調 D.417『悲劇的』(1816)
7. 交響曲第5番変ロ長調 D.485(1816)
Disc3(BISSA1987)
8. 交響曲第6番ハ長調 D.589『小さなハ長調』(1817-18)
9. 劇付随音楽『ロザムンデ』 D.797(1823)より
間奏曲 第1番ロ短調
間奏曲 第3番変ロ長調
間奏曲 第2番ニ長調
バレエ音楽 第2番ト長調
バレエ音楽 第1番ロ短調/ト長調
Disc4(BISSA1656)
10. 交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』(1822)
11. 交響曲第9番ハ長調 D.944『グレート』(1825-26)
スウェーデン室内管弦楽団
トーマス・ダウスゴー(指揮)
録音時期:2006年10月(10)、2007年12月(11)、2009年5月(7)、2010年1月(5)、 2011年8月(6)、2012年2月(8,9)、2013年6月(1-4)
録音場所:スウェーデン、エレブルー・コンサートホール
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
クラムシェル・ボックス
※ベーレンライター社が出版している「新シューベルト全集(Neue Schubert-Ausgabe)」の原典版に基づいて演奏しています。
「新シューベルト全集」では『未完成』が第7番、『グレート』が第8番となっていますが、当アルバムでは従来の番号を踏襲しています。(輸入元情報)
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シリーズ共通トレーラー
イギリスの巨匠によるデッカ録音全集。第3集は19世紀&20世紀音楽集。CD16枚組
イギリスの巨匠サー・エードリアン・ボールト[1889-1983]のデッカ録音全集の第3集「19世紀&20世紀音楽集」です(第1集は「イギリス音楽集」、第2集は「バロック&宗教音楽集」)。ピアノのフリードリヒ・グルダ、ジュリアス・カッチェン、ピーター・ケイティン、クリフォード・カーゾン、ヴァイオリンのアルフレード・カンポーリ、ミッシャ・エルマンといったソリストを迎え、比類ない協奏曲の共演者としてのボールトの演奏が聴かれます。チャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフなど、ロシア音楽も収録されています。CD16枚組ボックス・セット。限定盤。(輸入元情報)
【収録情報】Disc1
● ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・エードリアン・ボールト(指揮)
録音:1952年1月Disc2
● ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・エードリアン・ボールト(指揮)
録音:1954年2月Disc3
1. サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33
2. ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
ザラ・ネルソヴァ(チェロ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・エードリアン・ボールト(指揮)
録音:1953年12月(1)、11月(2)Disc4
1. ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26
2. ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調 Op.22
ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・エードリアン・ボールト(指揮)
録音:1956年3月Disc5
チャイコフスキー:
1. ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
2. 組曲第3番ト長調 Op.55
ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン:1)
ピエール・ネリーニ(ヴァイオリン:2)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1)
パリ音楽院管弦楽団(2)
サー・エードリアン・ボールト(指揮)
録音:1954年7月(1)、1955年6月(2)Disc6
1. メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
2. ブルッフ:スコットランド幻想曲 Op.46
アルフレード・カンポーリ(ヴァイオリン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・エードリアン・ボールト(指揮)
録音:1958年5月Disc7
● チャイコフスキー:交響曲第3番ニ長調 Op.29『ポーランド』
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・エードリアン・ボールト(指揮)
録音:1956年2月Disc8
チャイコフスキー:
1. 大序曲『1812年』 Op.49
2. 幻想序曲『ハムレット』 Op.67
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・エードリアン・ボールト(指揮)
録音:1952年4月(1)、1月(2)Disc9
1. ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1
2. チャイコフスキー:協奏的幻想曲 Op.56
ピーター・ケイティン(ピアノ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・エードリアン・ボールト(指揮)
録音:1958年2月Disc10
1. ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
2. フランク:交響的変奏曲
3. リトルフ:交響的協奏曲第4番 Op.102
サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・エードリアン・ボ
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モンテカッシーノ修道院のチェロ
紀元529年にヌルシアのベネディクトによって創設されたモンテカッシーノ修道院は、現在でもベネディクト会の祖先の修道院と考えられています。744年に大修道院は独立を認められますが、1503年にはナポリ王国に、1860年からはサルデーニャ王国に領土を奪われます。1927年以降モンテカッシーノ修道院は、当時新しく設立されたフロジノーネ県(イタリアのラツィオ州)の一部となります。第二次世界大戦で完全に破壊されますが、1948年から1956年にかけて、修道院は計画に従って再建されました。
演奏するにあたり、ピアノ、ハーモニウム、フルート、ヴァイオリン、チェロが中心に使用されていますが、中でもチェロは最も重要な楽器であるとされています。そのことは、地元の公文書館に保管されている重要なチェロ独奏の楽譜やメソッドからも確認でき、この楽器への強い愛着を示している感じもします。作品は、聖と俗の両方があります。聖楽は19世紀に入ってから、世俗は17世紀から19世紀末のナポリ時代にかけてのものとなっています。このアーカイブの保存は、演奏者としても活動し音楽に詳しいイタリア・ラクイラ出身のマウロ・リベラトーレ神父[1810-1879]と、シラクサ出身のプラシド・アベラ神父[1814-1876]によって行われました。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1:世俗的音楽集
● ヴァレンティノ・ベルトーヤ[1757-after 1820]:チェロ二重奏曲第6番変ホ長調
● サヴェリオ・メルカダンテ[1795-1870]:悲歌
● パドレ・プラシド・アベラ[1814-1876]:コンチェルト・アルモニコ
● メルカダンテ:チェロとハープのためのソロ(歌劇『誓い』より)
● アベラ:コンチェルト・アルモニコ
● メルカダンテ:夢
● エルネスト・アントニオ・ルイジ・クープ[1802-1879]:情熱 Op.40
● ドメニコ・ラボチェッタ[1823-1896]:舟歌
● クープ:悲しき想い Op.50
● ベッリーニ:清らかな女神よ
Disc2:宗教的音楽集
● ドメニコ・コリリアーノ[1770-1838]:聖週間のためのレスポンソリウム『オリーブの山で』
● D.コリリアーノ:聖土曜日のレスポンソリウム『処女の如く嘆き悲しめ』
● D.コリリアーノ:聖母マリアの連祷
● ピエトロ・レイ[1773-1857]:サルヴェ・レジナ
● メルカダンテ:サルヴェ・マリア
● ジギスモント・タールベルク[1812-1871]:アンダンテ・レリジョーソ
● アベラ:アペルトゥーラ
● アベラ:『われわれはあなたに感謝する』への序奏(グローリアより)
● アベラ:オルガンのためのオッフェルトリオ(荘厳ミサより)
● アベラ:Armonia pel tempo dell’Elevazione(荘厳ミサより)
● ボニファシオ・マリア・クリュッグ神父[1838-1909]:ゴルゴダ
マッテオ・マラゴーリ(チェロ)
シミズ・ユキコ、ルドヴィカ・マルクッツィ(ソプラノ)
フラヴィア・デル・ジューディチェ、ミッリ・フッリン(メゾ・ソプラノ)
ラファエーレ・ジョルダーニ(テノール)
ハザル・ムルシットピナル(バリトン)
リサ・デ・ポロ(ピアノ)
クリスティーナ・チェンタ(ハープ)
アルヴィーゼ・メイソン(ハーモニウム、オルガン)
アラン・ダリオ(チェロ)
アンジェロ・リツィエーロ(コントラバス)
アルベルト・ペロシン(指揮)
録音時期:2021年
録音方式:ステレオ(デジタル)
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「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ」から、大判タオルが登場です。
【サイズ】約900×400mm
【素材】ポリエステル、ナイロン【対象年齢】:15歳以上【商品サイズ (cm)】(幅×高さ):40×90
ローザンヌの若手音楽家が出演する
「四季音楽祭・ローザンヌ」の8周年を祝うアルバム
2014年、オレグ・ギャフナーがはじめた「四季音楽祭・ローザンヌ」。春・夏・秋・冬の毎年4回行っている同音楽祭は地元ローザンヌの若い演奏家達が意欲的なプログラムを披露する場を設けることを目的とし、また普段クラシック音楽に馴染みのない人たちに親しんでほしいということで入場料、飲食代を無料で開催しています。回を重ねるごとに知名度をあげており、現在ではローザンヌを代表する音楽祭のひとつになっております。
開催8周年を記念してリリースされるのが当アルバム。これまで出演してきた実力派アーティストが全身全霊で演奏しております。(輸入元情報)
【収録情報】
1. コダーイ:間奏曲〜弦楽三重奏のための
2. ギィ=バティスト・ジャコテ[1998-]:小幻想曲〜ハープとハルモニウムのための
3. J.S.バッハ:フランス組曲第5番ト長調 BWV.816より第1曲『アルマンド』、第3曲『サラバンド』
4. スクリャービン:2つの詩曲 Op.32
5. シューマン:アベッグ変奏曲 Op.1
6. ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58より第3楽章、第4楽章
TRIO 42’〜エレーナ・モルツィ:ヴァイオリン、ミラ・ギャフナー:ヴィオラ、クララ・シュロッツ:チェロ(1)
ギィ=バティスト・ジャコテ(ハルモニウム:2)
サーシャ・ギャフナー(ハープ:2)
アウローレ・グロスクロード(ピアノ:3-5)
イオナ・マイアツキー(ピアノ:6)
録音時期:2022年4月(1,3-6) 2020年10月(2)
録音場所:ローザンヌ、メゾン・ド・カルティエ・ド・ラ・ポンテーズ(1,3-6) ラ・トゥール・ド・ペイルズ寺院(2)
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
ディジパック仕様
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カントとバッソのための17世紀音楽
ムジカ・ペルドゥータ
「カントとバッソのための17世紀音楽」というタイトルの「カント」は、声楽ではなく器楽の歌のことで、ここではルネッサンス〜バロック期の楽器で演奏困難なコルネット(ツィンク)と、チェロよりひとまわり大きなバス・ヴァイオリン(バッソ・ディ・ヴィオリーノ)、そして小型オルガン、もしくはチェンバロのアンサンブルで聴くことができます。
演奏はコルネットがダーヴィド・ブルッティ、バス・ヴァイオリンが「ムジカ・ペルドゥータ」のリーダーであるレナート・クリスクオーロが担当し、ブックレットの解説(英語・イタリア語)も執筆。オルガンとチェンバロはニコーラ・ラモンが演奏しています。
【作品について】
3声のソナタは、バロック時代の曲種で、高音楽器と旋律的な低音楽器、通奏低音楽器で構成され、いくつかのヴァリエーションもありました。
上声部を担当する高音楽器のパートは、従来のトリオ・ソナタよりも、よりヴィルトゥオーゾ的な特徴を示しており、低音楽器は、通奏低音としての機能だけにとどまらず、上声部と対等な旋律の担い手としても機能。
この録音では、「室内楽」の誕生と発展に影響を与えた2人の作曲家、ジローラモ・フレスコバルディ[1583-1643]と、ダリオ・カステッロ[1602-1631]をメインに紹介しています。
1628年にローマで出版されたフレスコバルディの器楽曲集「1、2、3、4声で演奏するカンツォーナ(歌)」は、時系列的には、1621年と1629年にヴェネツィアで出版されたカステッロの「モダンな様式によるソナーテ・コンチェルターテ」の2巻の曲集の間に位置しています。
フレスコバルディのカンツォーナが、ルネッサンス器楽曲の様式を究めたものであるのに対し、カステッロの新たな様式は、その後、無数のヴァリエーションを経て何世紀にもわたって室内楽の主要なジャンルであり続けることになる様式を切り開くものでした。
また、アルバムの中ほどには、ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルゲル[1580-1651]の「通奏低音付き4声のシンフォニア第1巻」からシンフォニア第3番が収録されています。
【演奏者について】
ダーヴィド・ブルッティ(コルネット)
サクソフォン奏者として前衛音楽とクラシック音楽の分野で優れたキャリアを積んだ後、2012年にルネサンスと初期バロック音楽に魅せられ、アンドレア・インギシアーノの指導により、コルネットの奏法と装飾法の研究を開始。以来、ブルッティは古楽の世界で精力的に活動し、コルネットのほか、ショームやルネサンス・リコーダーも演奏。
ニコーラ・ラモンとは、コルネットとオルガンのデュオ「セイチェント・ストラヴァガンテ(贅沢な17世紀)」を結成しており、主に歴史的オルガンを使ってルネッサンスと初期バロック音楽を紹介。
また、ブルッティは「イ・カヴァリエーリ・デル・コルネット(コルネット騎士団)」のメンバーとしても活動しています。
CDは、Brilliant Classics、BIS、CPO、Amadeus、Bongiovanni、Radio Vaticana、ORF1、Tactusなどから発売。
レナート・クリスクオーロ(バッソ・ディ・ヴィオリーノ)
2007年にバロック・ヴァイオリン奏者のヴァレーリオ・ロジートと共に古楽アンサンブル「ムジカ・ペルドゥータ」を結成。
歴史的な図書館や各種のアーカイヴで楽譜の調査をおこない、バロック期の未知の作品やあまり知られていない作品を中心に紹介。
使用楽器はオリジナルかそのレプリカで、「バッソ・ディ・ヴィオリーノ」のような失われてしまった楽器については、復元楽器を用いて演奏しています。
CDは、Brilliant Classics、Urania Records、Da Vinci Classics、Dynamicなどから発売。
ニコーラ・ラモン(オルガン、チェンバロ)
2001年、ヴェネツィアのマルチェッロ音楽院で、チェンバロをセルジオ・ヴァルトロとマルコ・ヴィンチェンツィに、オルガンおよびオルガン作曲をエルサ・ボルツォネッロ・ゾーヤに師事。
オルガン・コンクールでの実績は、2001年の「ボルカ・ディ・カドーレ」第3位、2005年の「ヴィテールボ」優勝、2006年の「ファーノ・アドリアーノ」第3位。
チェンバロ・コンクールでの実績は、2003年の「フジニャーノ」第1位、2005年の「ペーザロ」優勝などで、その他、国内外のコンクールで数々の賞を受賞。
ヴェネツィアの聖シモンとユダ・タッデオ
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ルセの真骨頂!
レ・タラン・リリクを率いてロワイエのオーケストラ曲に挑戦!
クリストフ・ルセのジョゼフ・ニコラ・パンクラス・ロワイエ、といえば当然クラヴサン曲と思いますが、今回の新譜は何とオーケストラ曲集。手兵レ・タラン・リリクを指揮しての劇音楽中の組曲で、『ピリュス』以外は世界初録音という興味津々のアルバムです。
ルセが1993年にオワゾリールからリリースしたロワイエのクラヴサン曲集のディスクは名盤として高く評価され、2009年にも「ambroisie」レーベルから新録音を出し注目されました。チェンバロ曲は知られてはいるもののオーケストラは珍しく、ロワイエの新しい面の再発見につながると申せましょう。
劇音楽のオーケストラ・ナンバーゆえ各種舞曲や行進曲、エールなどですが、ロワイエの叙情性と洗練に対する感覚が光ります。チェンバロ曲として有名な『スキタイ人の行進曲』の原曲『ザイード』の『トルコ人のためのロンドーによるエール』もルセの指揮で聴くことができるのは理想的。ロワイエのオーケストラ曲にみられるチェンバロ的書法をはじめ、ルセほど適任は考えられぬ感性と解釈になっています。
いずれの曲も魅力的で聴きごたえ満点。ルセの指揮とレ・タラン・リリクもロワイエの個性とドラマ感覚を驚くべき深みと安定感で再現し、彼のオーケストラ曲の魅力を再認識させてくれます。(輸入元情報)
【収録情報】
ロワイエ:
● 愛の力(全15曲)
● ザイード、グラナダの女王(全14曲)
● アルマシス(全6曲)
● ピリュス(全4曲)
● ザイード、グラナダの女王(異稿2曲)
レ・タラン・リリク
クリストフ・ルセ(指揮)
録音時期:2021年12月14-16日
録音場所:ノートルダム大聖堂
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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ポール・メイエ、ティボー・コーヴァンがソリストをつとめた
ヴィスメールの協奏曲集!
「Claves」レーベルが力を注いでリリースしているジュネーヴ生まれのフランス人作曲家ピエール・ヴィスメールの作品。当アルバムではカントロフ指揮、オルケストラ・ド・ドゥエ・レジョン・オー=ド=フランスによる新録音とルクセンブルク放送からのアーカイヴ録音の2枚組です。
1915年、スイス、ジュネーヴ生まれのフランス人作曲家ピエール・ヴィスメール。ジュネーヴの音楽院で作曲を学んだ後、1935年から3年間パリ音楽院にてロジェ=デュカスに師事、またエコール・ノルマル・ド・ミュジックではミュンシュに指揮を学びました。第2次世界大戦でスイスに帰国するも49年にはパリに戻り、58年にフランス国籍を取得しております。フォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、ルーセルからの影響を受けながら、その後はストラヴィンスキーの音楽からも影響を受けていきました。
ヴィスメールはジョリヴェやトマジのように協奏曲のジャンルを開拓し、様々な楽器のために作品を残しました。当アルバムではクラリネット協奏曲、ギター協奏曲(世界初録音)を収録。ポール・メイエ、ティボー・コーヴァンという当代きっての名手をソリストに迎えており、充実の演奏を堪能できます。
アーカイヴではユーリ・ブーコフ独奏のピアノ協奏曲第3番を収録。この作品の初演は1974年9月10日、小泉和裕指揮、フランス国立放送管弦楽団による演奏で、ピアノはユーリ・ブーコフでした。当録音は初演から2年後となります。最後に作曲家自身の指揮によるバレエ『アレルト、ピュイ21!(21個の井戸に気を付けて!)』による交響組曲も収録しております。
ヴィスメールの協奏曲集(ヴァイオリン協奏曲第2番、トランペット協奏曲、コンチェルティーノ・クルーズ、他)も好評発売中です。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
ヴィスメール:
1. ディヴェルティメント
2. クラリネット協奏曲
3. ギター協奏曲
ポール・メイエ(クラリネット:2)
ティボー・コーヴァン(ギター:3)
オルケストラ・ド・ドゥエ・レジョン・オー=ド=フランス(ドゥエ管弦楽団)
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
録音時期:2020年10月
録音場所:フランス、ドゥエ、アンリ・デュティユー・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Disc2
4. ピアノ協奏曲第3番
5. バレエ『アレルト、ピュイ21!』による交響組曲
ユーリ・ブーコフ(ピアノ:4)
ルクセンブルク放送交響楽団
ルイ・ド・フロマン(指揮:4)
ピエール・ヴィスメール(指揮:5)
録音時期:1976年(4)、1965年(5)
録音場所:ラジオ・テレビジョン・ルクセンブルク内スタジオ
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