ここに収められたプロフィールは、もともとはニューヨーク・タイムズ紙の記事として随時執筆、掲載された。共通するのは、作家、劇作家、音楽家、映画監督、俳優など、さまざまな芸術家が自分の仕事について語っているという点である。いまニューヨークで最もアクティブな女性記者ミチコ・カクタニがおくる最新レポート。
労働過程のなかに芸術の起源を探り,資本主義社会における芸術の本質と矛盾,その可能性と限界を歴史的に解明,社会主義芸術のあり方を論じたマルクス主義芸術論。
食は芸に通ず。味わい深い食談義の粋。
印象派の実証主義に反抗したマチスのフォーヴィスムやムンクの内面表現の影響下に誕生したドイツ表現主義。その発生の土壌となった世紀末ドイツ美術の動向を概観した後,ドレスデンやウィーンなどの表現主義各派の特色を考察し、詩、絵画から演劇、建築へと重心を移行させた第一次大戦後の変貌に言及する。本邦初の本格的表現主義論。
書の未来を切り拓く豊富な新資料と新研究。新発見の資料を盛り込んだ最先端の研究成果に、古典作作品も網羅。作品中心のヴィジュアルな誌面、難解な用語をさけ、分りやすく解説。
〈芸術〉という神話はどのようにして生まれなぜ解体したか。西欧近代に成立した〈芸術〉思想は、創造者たちの飽くなき探究と刷新によってさまざまな変貌を遂げたー。〈芸術〉の命運と創造行為の可能性を音楽美学の立場から考察する。
上へ下へ勢いよく飛び跳ねる魚。絵柄と背景が反転、魚へ変身する鳥。湧くように噴き出し、四方八方へ成長していくチョウの大群…。制作ノートや下絵、関係者の“証言”をもとに、その独自の画風が形成された経過を徹底追跡。美術と数学が華麗に結ばれた例がここにある。