ことばの世界へようこそ! 世界に約7000あるといわれる言語ーーその言語を理解することは他者理解につながるとの思いから、音声言語・手話言語を含めた「ことば」について、さまざまな科学の成果を新しい視点で紹介します。
はじめに〜ことばの世界へようこそ!〜(菊澤律子)
第一部 Language
ことばとは何か(吉岡 乾)
コラム ことばと文字(八杉佳穂)
ヒトの言語と動物のコミュニケーションの違い(藤田耕司)
言語シグナルの分析〈言語の二重分節と音声学・音韻論〉(青井隼人・ロバート ジョンソン・菊澤律子)
コラム チンパンジーのコミュニケーション(林 美里)
コード化・恣意性・文法(桐生和幸)
語用論(高嶋由布子)
コラム 人工言語(千田俊太郎)
会話の連鎖組織(坊農真弓)
ことばの身体的産出(平山 亮)
コラム 人類の進化と言語(野嶋洋子)
ことばの脳内処理(井原 綾・藤巻則夫・尾島司郎)
言語習得(巽 智子)
コラム MRI画像と言葉の分析(藤本一郎)
ことばが使えない時〈言語障害と失語症〉(原 惠子・竹本直也)
ことばの機械認識(野原幹司・田中信和・杉山千尋・吉永 司・高島遼一・滝口哲也・野崎一徳)
コラム 視覚言語と聴覚言語の習得(佐々木倫子)
ことばと機械翻訳(須藤克仁)
第二部 Languages
世界のことば(吉岡 乾)
コラム 宮窪手話のタイムライン(矢野羽衣子)
色々に数えることば[音声言語](風間伸次郎)
色々に数えることば[手話言語](相良啓子)
コラム ヒトはどうやって言葉を習得するのか(広瀬友紀)
色々な構造のことば[音声言語](吉岡 乾)
色々な構造のことば[手話言語](今里典子)
コラム 人生を通して、常に言語を学習する(フランクリン チャン・津村早紀)
色々の名称とことば[日本語](木部暢子)
色々の名称とことば[日本手話言語](大杉 豊・坊農真弓)
コラム 手話通訳(養成)に関するアレコレ(木村晴美)
適応することば(中山俊秀)
適応することば[手話言語](相良啓子)
コラム コーダの原風景に刻まれることば(中津真美)
影響することば[音声言語](蝦名大助)
影響することば[手話言語と中間手話](原 大介)
コラム ヒトと機械の言語理解(佐野睦夫)
出現することば[音声言語](仲尾周一郎)
出現することば[手話言語](ジュディ ケグル)
コラム 言語認識装置の進化(酒向慎司)
消滅することば[音声言語](木本幸憲)
消滅することば[手話言語](矢野羽衣子・菊澤律子)
コラム 言語景観(庄司博史)
未来へのことば〜結びにかえて〜(菊澤律子)
おめでたい席で、心に残るスピーチを…。この本に収められている文例の、必要だと思われる部分をご自身でアレンジすれば、簡単に、ステキなスピーチがまとまります。そこにあなた自身の祝福の気持ちを添えれば、きっと心に残るスピーチになることでしょう。
〈意味〉を帯びて立ち現われる世界。そこに帰属することと逃れることの厳密な同根性を提示する。
日本の近代化にあたって、社会と文化に大きな影響を与えた“翻訳”。何を、どのように訳したのか。また、それを可能とした条件は何であり、その功罪とは何か。加藤周一氏の問いに答えて、丸山真男氏が存分に語る。日本近代思想大系『翻訳の思想』(一九九一年刊)編集過程でなされた貴重な問答の記録。自由闊達なやりとりはまことに興味深い。
西洋のヒロインは闘う女であっても日本の女性がめったに使わない「女ことば」で話していることを指摘した『翻訳がつくる日本語』の著者が、翻訳語の面白さを進化させた! 「女ことば」「男ことば」「疑似方言」といった翻訳言葉はどのような役割を果たしているのか、また逆に翻訳言葉によって日本語がどのように変化しているのかを分かりやすく解説。翻訳言葉が面白くなる日本語論。(白澤社=発行/現代書館=発売)
第1部 翻訳の中の「女ことば」──近づける翻訳
第2部 翻訳の中の「男ことば」──区別する翻訳
第3部 翻訳の中の「方言」──優劣を対応させる翻訳
第4部 翻訳から変わる日本語
第5部 翻訳がつくるステレオタイプ──割り振る翻訳
ダラダラ長時間続く割に何も決まらない、参加者の顔色うかがいばかりで必要な意見が出てこない、「じゃ、そういうことで」で終わり次のアクションが明確にならない…現状を打開し会議の効果を上げるための議論の進め方、準備、結果管理について、実用的なスキルを提案。演習問題つき。
近年の外国語教育の研究は、実証的なリサーチを経たものでなければ評価されないし、説得力をもったものにならない、と言われている。本書は、外国語教育の研究をおこなうにあたって不可欠のリサーチを、準備段階からその手順、データの選定・収集と分析、研究のまとめ方にいたるまで、コンパクトにわかりやすく解説した、英語教育界待望のリサーチ方法入門書である。
幼児の言語発達期に見られる発音の遅れや誤り、機能性構音障害と呼ばれる体系的な誤構音につき音韻理論からのアプローチを試みる書。伝統的古典的生成音韻論から、自然音韻論、素性階層理論、素性不完全指定理論、近年の最適性理論に至る理論の発展に伴い、幼児の誤構音にどのように光が当てられてきたかを、日本語と英語の誤構音のデータを分析の俎上に上げて議論を進める。臨床現場の活動と理論的な分析は車の両輪である。分野横断的で学際的な書である。
まえがき
第1章 序論
1.1 はじめに
1.2 誤構音の規則性
1.3 関連する音韻現象
1.4 第1章のまとめ
第2章 初期の音韻理論による音韻獲得の分析
2.1 はじめに
2.2 初期生成音韻論
2.3 初期生成音韻論に基づく研究の問題点
2.4 自然音韻論に基づく音韻過程分析
2.5 基底表示決定の問題と制約の導入
2.6 派生時代の制約の問題点
2.7 第2章のまとめ
第3章 より合理的な説明を求めて 音韻理論の発展と獲得研究
3.1 はじめに
3.2 階層的素性表示と軟口蓋音の獲得
3.3 素性不完全指定と調音位置の同化
3.4 目標音に対する異なる音韻知識
3.5 素性の不完全指定と疑似指定
3.6 第3章のまとめ
第4章 基底の素性指定と語彙拡散による音韻変化
4.1 はじめに
4.2 語彙拡散による音素分離
4.3 3 つの素性不完全指定理論
4.4 もうひとつのタイプと個人変異
4.5 歴史的音韻変化と方言分布
4.6 第4章のまとめ
第5章 音獲得順序のパラドクス
5.1 はじめに
5.2 音素分離と弁別素性
5.3 素性獲得の含意法則
5.4 依存音韻論による分析
5.5 音獲得の性格
5.6 第5章のまとめ
第6章 継続性のある音韻体系の記述を求めて 最適性理論
6.1 はじめに
6.2 制約のランキングと獲得過程
6.3 最適性理論による獲得の類型化
6.4 音韻獲得の機能的側面
6.5 音韻獲得の形式面と機能面の関係
6.6 第6章のまとめ
第7章 音韻理論が明らかにする臨床例の隠された問題
7.1 はじめに
7.2 誤構音の原因
7.3 ラ行音障害再考 2 つのタイプの臨床的事実の理論的考察
7.4 第7章のまとめ
第8章 まとめと今後の展望
8.1 音韻論と獲得・障害
8.2 今後の展望
8.3 音声学的な視点
おわりに
引用文献
索引
「話す力」のある人には「知情意体」が備わっている。「知」は知識、「情」は相手の気持ちを読み取る感情、「意」は伝えようという意思。もう一つが「体」で、声の調子・顔の表情・ジェスチャー。これらをつねに意識し、ネタ主義(話す前の準備)、テーマ主義(話す内容の明確化)、ライブ主義(場の空気を読む)を実行すれば、「話す力」は驚くほどアップする。
心と体の緊張をときほぐすアレクサンダー・テクニークのエッセンスで
「自信と信頼感があふれる声」
「ほっとする温かい声」になる!
自分でも驚くほどスラスラ言葉が出てくる!いい声が出ない、一生懸命話しているのに、なぜか思いが伝わらない、
相手のことを思って言ったのに、なぜか反感を持たれてしまう、
盛り上げようとしても自分が話すと場がかたくなってしまう、
議論でいつも、言い負かされてしまう……。
あなたの魅力や思いが伝わる「いい声」は、どうしたら出せるのか?
なかなか「いい声」が出せなかった私が編み出した、心身の緊張コントロールの法を公開します!
これで、あなたの魅力も全開になるでしょう!
3人以上なら安心なのに、1対1のサシの局面になると、とたんに尻込みしてしまう人がいる。「会話が続かなかったら、どうしよう……」。もしかして、自分からおもしろい話を仕掛けないと間がもたないと勝手に思い込んでいませんか?▼大切なのは相手の話をうまく引き出すこと。質問しだいで、その人の意外な一面や知られざる魅力、思わぬ本音まで聞き出せる。しかも自分は1割も口を開かず、相手が気持ちよく自白する。▼「対談の名手」とも評される人気プロデューサーがはじめて公開、ラクしてトクする「省エネ質問術」。▼【内容】[心構え]相手に9割しゃべらせる/[つかみ]最初の2分で心のカギを開ける/[リラックス]気持ちよく話してもらう「お風呂理論」/[相づち]困ったときの「マジっすか?」/[ほめる]とにかく大げさがいい”ほめツッコミ”/[構成力]芋づる式に言葉を引き出し「物語」をつくる/[駆け引き]自白させてしまう「根回し力」
グローバル化と急速なテクノロジーの進展により、言語教育も多様な課題への対応を迫られている。本書では、言語には多方向から作用するダイナミクスがあることを認め、様々な地域や文化の言語教育の実践事例を通じて、複合的な視点を持つことの重要性を強調する。
2020年に「日本翻訳大賞」を受賞した精神科医・阿部大樹、受賞後初の著書。
言葉の意味はたえず変わっていく。
書き留められるのは、その一瞬にもっていた意味だけだ。
ーーー言葉はいつまで、もぞもぞ動く?
翻訳家(精神科医)が”私的なノート”に書き溜める、
国や地域、時代をまたぐ味わい深いことばたちを、ひろく紹介する、ちいさな目録。
”名無しの翻訳”、”時代とともに消えた言葉”、”意味の移り変わり”など
私たちの、”くちのききかた”からこぼれた60個の欠片を、版画家・タダジュンの挿絵とともにしずかに眺める。
例1:a three-days sensations/人の噂も七十五日
逐語訳すると「三日間の衝撃」であるけれども、これは(すこし時代がかった)英語の慣用句で、大きな事件もしばらくすればさっぱり忘れられてしまう、という意味。これを説明するのに、「75日」と持ってきた辞書は大胆だなぁと思う。
三日天下、三日麻疹、三日坊主などどれも、「早く過ぎること」のたとえ。三日にあげず会う恋人たちなら、ほとんど毎日会っている(たぶん)。三日見ぬ間の桜は、ちょっと目を離したすきに散ってしまった花。ひとの気が変わりやすいことについても使う。
例2:Fight-or-Flight response/「闘争か逃走」反応
動物が突然の恐怖を感じると、心拍数は上がり、注意が鋭敏になり、瞳孔が開く。つまり自分の身を守るため、敵と戦うか、あるいは全力で逃げる準備をする。1915年にこれを発見したアメリカの生理学者は、うまい韻を踏んでこの現象に名前を付けた。これの日本語訳もなかなかうまいけれど、翻訳者の名前は伝わっていない。詠(よ)み人(びと)知らずの翻訳である。
例3:Barometer/アメカゼヲ知ルトケイ
明治期の英日辞典より。
バロメーターとカナ書きすると本来の意味からは離れて、ひとの反応とか心情を知るための方策、くらいの意味になる。もともとは気圧計のことで、後には風向計のことも指すようになった言葉。
周りの顔色ばかり窺っているひとを、風向計になぞらえて風見鶏と言う。心情がたくさんにあつまると、風や空気に例えたくなるのかもしれない。一人ひとりが思っているのとは違う方向に、どうしてか全体が傾いてしまうこともある。
はじめに
1.ことばでないもの
2.ことばをさかのぼる
3.ことばのうつりかわり
4.ことばがうまれるとき
5.ことばがきえていくとき
6.ことばをかきとめる
あとがき
※各章末には、著者の小エッセイを収録。
『コミュニケーションのダイナミズム』に続く、「シリーズ 文化と言語使用」の第2巻。既存の語用論理論に新しい語用論の世界を切り拓く一冊。これまでの語用論理論から漏れてしまった非西欧社会の言語実践現象に息吹を与え、日本語のみならず、ハワイの文化・コミュニケーションの理解などに資する世界的視野からの新しい理論の提案書。
執筆者:井出祥子、山口征孝、藤井洋子、井出里咲子、多々良直弘、難波彩子、堀江薫・古田朋子、片岡邦好、スコット・サフト
シリーズ『文化と言語使用』刊行にあたって
まえがき
場の語用論ー西欧モデルを補完するパラダイムー
井出祥子
場の語用論構築に向けてー場の哲学と実践理論からのアプローチー
山口征孝
日本語の「場」志向性と述語主義を考えるー英語との比較からー
藤井洋子
語りにおける声の共鳴ー〈場所的領域〉にみるあいづち、薄い笑いと引き込み現象ー
井出里咲子
フットボール実況中継の日英語比較ー場の理論の観点からー
多々良直弘
同調から広がる会話の一体感 -場の理論による解釈ー
難波彩子
「場の語用論」からみた介護現場の言語使用ー入浴介助におけるスピーチレベル・シフトと融合談話に着目してー
堀江薫・古田朋子
バーチャルな「場」における言語と身体ー道案内データから考えるー
片岡邦好
「場」の論理のハワイ語、ハワイ文化への応用─一次的な場と二次的な場およびそれらの普遍性の示唆─
スコット・サフト
索引
執筆者紹介
沢尻エリカ、玉三郎、カストロ議長…1000人以上にインタビューしてきた名キャスターによる、すぐに身につく聞き方・話し方の教科書。