化学工学は化学工業の発展とともに進歩した。現在ではひとつの総合工学に生長した。したがってその学習にさいしては、広い範囲の実際問題を例にとり、演習に取り組むことが大切でありながら、手頃な演習書が少ない。本書は演習を担当されている多くの執筆者の経験を生かし、既刊「解説化学工学」の姉妹書としてまとめられたものである。
傾斜機能材料について、その基礎となる概念、製造および応用について、豊富な図をもとに丁寧に解説。傾斜機能材料のコンセプトを応用して開発された工具材料、光ファイバ、腕時計および電気カミソリの内刃を例に、傾斜機能材料の産業での応用例を紹介した。
教科教育の目的は『人間を育てる』に合流する。理科の目的の一つは、「変化には必ず原因があり、結果は覚えるのではなく予測できるものだ」という実験と理論を土台にした教材で生徒の人格形成に資することにあろう。本書は、その目的実現への方法の一つを理科実験という形でまとめたものである。
0.04秒ごとに沸騰と対流を制御し、「土鍋よりも美味しい」ご飯を炊きあげる炊飯器。水の透明度から汚れ具合を判断し、槽の回転方向や速度を変える洗濯機。人の動きを記憶・学習して効率的に冷暖房を効かせるエアコンは、自ら掃除するロボットまで内蔵する。「より省エネで、より快適」を追求する現代の超技術=家電。創意工夫が生み出される現場を探訪する。
生命はどのようにして生まれ、進化したのだろうか?宇宙研究からの視点と、地球深部のダイナミクスや地球の歴史をおりまぜ、地球内外の知見を行き来しながらあぶりだしていく。
マクロな物理現象の基本法則として確立された力学や電磁気学に対し、量子力学は電子や原子のミクロな運動をあつかう。第1冊ではミクロな運動を支配する新たな物理法則が納得でき、新たな物理的直観が得られるように丁寧に誘導。第2冊では量子力学を具体的な問題に応用するのに必要な基本法則、基礎概念、計算方法を解説。
本書は、民家を愛し、民家の自然エネルギー利用技術を現代に活かそうとする意欲を持った建築家、環境技術者、建築学の大学院学生、民家や環境に関心のある一般市民の方々のために著されたもの。その内容は文部省科学研究費補助金総合研究(A)「伝統的民家における自然エネルギー利用技術の現代的適用に関する研究」の1994〜1996年度の3年間に亙って行われた研究成果をまとめた研究成果報告書に基づく。
化学工学において数学がどのように使われるのか、18のテーマに分けて、基礎的事項から丁寧に解説されているのが本書です。数学で行き詰まり、なぜこんなものが必要なのかと思ったとき、本書は学ぶ目的を示し、意欲的に学ぶきっかけを与えます。また、必要な章を拾い読みすることも可能なため、数学をブラックボックスとして使っているケミカルエンジニアの学び直しにも最適な一冊です。演習・解答も充実しており、実際に手を動かしながら数学の使い方を理解できるでしょう。
短期間の集中学習で合格できる!最新の問題傾向に完全準拠!出題傾向が一目でわかる!豊富な図解で理解が深まる!
収支、反応工学、流動、分離工学(蒸留、ガス吸収、膜分離)、熱移動、プロセス設計・運転管理に厳選し、化学工学の基礎に徹底した構成とし、それらを親しみやすいかたちで学ぶことができる。JABEE(日本技術者教育認定機構)の応用化学コースでの認定に必要な化学工学の学習内容に対応。化学系以外の分野の学生や企業の現場技術者にとってもよいテキスト。