地球上には、植物を除いた生物だけで約1000万種もいるらしい。これだけたくさんいるのだから、理解不能なやつもいる。ヘンテコリンな体のかたち、意味不明な行動、予測できない生態、奇妙すぎる寿命…。そんな不思議が大好きな研究者、それがV・B・マイヤーロホ。イグ・ノーベル賞受賞者が贈る生物たちの謎を明かす人気エッセイ第2弾。
動物病院や牧場に、動物の入った箱が、次々にとどけられました。犯人はだれ?いったいなんのために?マリーと仲間たちは、このなぞに立ち向かうのですが…。動物たちの命を守る、マリーの冒険物語!
ネコの家畜化と動物学的な特性から、家庭飼育での基礎知識、ヒトとの共生にかかわる課題、文化史的にみたネコに対する動物観などについて解説。
動物と菌類の食う・食われる、動物の尿や肉のきのこへの変身、きのこから探るモグラの生態、鑑識菌学への先駆け、地べたを這う研究の意外性。菌類のおもしろさを生命連鎖と物質循環から描き、共生観の変革を説く。
動物の分類に関する30のテーマを、図を豊富に用いて、わかりやすく解説。動物がどのように分類され、学名が付けられるのかを、具体的な事例をまじえ興味深く記述。講末にTea Timeを設けて、テーマに関するさまざまなトピックスを紹介。
おって、かざって楽しめる。かわいい動物がいっぱい!
近代の主権概念は人間と動物の区別と不可分であり、政治は常に人間に固有なものとされてきた。西欧思想においては、人間と人間ではない生きものたちの政治関係の発明が避さられ、獣と主権者のアナロジーによって動物たちに日々ふるまわれる根底的な暴力が見えなくされてきたのだ。デリダが人生の最後に発明した「動物ー政治」概念から、「民主主義的な主権」の問いが開かれる。