圧倒的大多数の現地語といくつかのヨーロッパ諸語の織りなす重層的な多言語使用の実態。危機言語、母語主義といった西側世界による介入。それらがつくり出す複雑な言語状況を概観し、サハラ以南アフリカ14カ国の、ことばと社会をめぐる諸問題を具体的に論じる。アフリカ社会を理解するうえで、なぜ言語問題が重要なのかを明らかにし、アフリカ地域研究への新たな視点を提示。
人々の生活圏のごく近くに位置し、暮らしと深く関わる身近な海として親しまれる里海。その多様性と生産性はどのようにしてもたらされるのか。日本海の天然の良港、舞鶴湾の奥に位置し50年にわたりフィールド科学の拠点となってきた京都大学舞鶴水産実験所が、里海で築かれてきた人と自然の強固な絆とその恵みを未来につなぐ方策を探る。
1:Subtitle
2:マリーゴールド
3:新時代
4:うっせぇわ
5:ハート
6:カナタハルカ
7:W/X/Y
8:Habit
9:絆ノ奇跡
10:オトナブルー
11:アイドル
12:ダンスホール
13:Magic
14:僕のこと
15:ケセラセラ
16:ナハトムジーク
17:ライラック
18:青のすみか
19:花になって
20:勇者
21:ちゅ、多様性。
22:Anytime Anywhere
23:唱
24:ミックスナッツ
25:地球儀
26:366日
27:幾億光年
28:Bling-Bang-Bang-Born
29:晩餐歌
30:NIGHT DANCER
第1部 基礎編
第1章 金融とは?
第2章 金融取引の阻害要因(1)-情報の非対称性
第3章 金融取引の阻害要因(2)-契約の不完備性
第4章 金融市場と金融機関
第5章 銀行中心のシステム
第6章 市場中心のシステム
第2部 応用編
第7章 金融システムの改革
第8章 金融機関と市場
第9章 企業経営と市場
第10章 資産運用と市場
第11章 バブルと実体経済
第12章 金融、法、そして政治
第13章 システム改革をめざして
本書は、トポロジー(位相幾何学)の入門書です。位相空間の復習を含め、基本群とホモロジー群の初歩を解説します。内容を初等的な事柄に絞ることで、初学者が、学ぶべきトポロジーのエッセンスを短期間に修得できることを目指しました。イメージが湧くような図も多く掲載され、理解を助けますが、証明や定義もきちんと述べられた、「しっかり」学べる教科書です。
抽象的、厳密的すぎて興味を損なわないように、そして、トポロジー以外の他の分野に進む学生にも興味が持続するように、適宜具体例を配置し、興味深い題材を厳選して提供しています。
第1章 位相空間論
1.1 位相空間と連続写像
1.2 部分空間と同相
1.3 積空間と和空間
1.4 商空間
1.5 コンパクト性とハウスドルフ性
1.6 連結性と弧状連結性
1.7 閉曲面
第2章 基本群
2.1 道とホモトピー
2.2 基本群
2.3 基本群と連続写像
2.4 円周の基本群
2.5 ホモトピー同値と基本群
2.6 円周の基本群の応用
2.7 球面の基本群
2.8 閉曲面の基本群
2.9 ザイフェルトーファン・カンペンの定理を用いた基本群の計算
2.10 ザイフェルトーファン・カンペンの定理の証明
第3章 ホモロジー群
3.1 単体
3.2 単体分割とオイラー標数
3.3 単体の向きと境界準同型
3.4 ホモロジー群の定義
3.5 ホモロジー群の計算(1):グラフのホモロジー
3.6 連結性とホモロジー
3.7 ホモロジー群の計算(2):曲面のホモロジー
3.8 ホモロジー群の計算(3):多様体のホモロジー
3.9 単体写像と誘導準同型
3.10 完全系列と鎖写像
3.11 マイヤーーヴィートリス完全系列
3.12 重心細分
3.13 単体近似
3.14 鎖ホモトピー
3.15 ホモロジー群のホモトピー不変性
人々の絆は消え去るのか!「自己利益優先」の社会から「助け合い」の社会へ。
協同組合の理論と実践をとおして、「相互扶助」を基盤とした新しい社会づくりを展望する。
はじめに 全労済協会 西岡秀昌
序 章 協同組合とはいかなる存在なのかー「国際協同組合年」と「協同組合の10年」の課題ー 杉本貴志
第1編 協同組合の事業
第1章 買い物が社会を変えるー協同組合における購買事業の可能性ー 杉本貴志
第2章 コミュニティの自立をめざしてー協同組合によるエネルギー事業と医療・福祉事業ー 杉本貴志
第3章 協同組織金融機関と社会 秋葉武
第4章 共済生協ー未来に向けて果たすべき役割ー 相澤浩也
第2編 協同組合の理念と組合員
第5章 現代協同組合教育論の基本視座 大高研道
第6章 組合員の多様化と協同組合のアイデンティティ 川島美奈子
第7章 情報社会における協同組合運動 伊丹謙太郎
終 章 未来へのメッセージー市場、民主主義、そしてシチズンシップー 中川雄一郎
生命科学の分野で、電子機器、情報、材料工学、合成化学等の技術と研究成果を融合させた「バイオテクノロジー・クラスター」の構築が始まっている。21世紀型「バイオ・ルネッサンスー異分野融合によるバイオ新産業創出」に向け、行政、ベンチャーキャピタル、ビジネス、マスコミをはじめ、広く一般市民を対象に、「バイオテクノロジー」と「ビジネス」との接点をわかりやすく解説。
守島基博(一橋大学大学院教授)、藤村博之(法政大学大学院教授)、河合江理子(京都大学大学院教授)ほか14名の研究者や専門家が、現在の人事労務の問題点や未来の人材マネジメント、イノベーティブな企業の創成について解説。
1 パラダイムシフトする人材マネジメント
人材マネジメントの新たな枠組みの必要性/守島基博
「職場」機能の再認識と現場人事/西村孝史
人材管理の常識を問い直す/島貫智行
終わりなき「人事システム」の変革/江夏幾多郎
2 イノベーティブな企業の創成
挑戦する企業風土を醸成する/藤村博之
「未来に開かれた働き方改革」の実現/鶴光太郎
定年後も居続けてほしい人材の育成/高木朋代
企業の変革を阻害する三つの壁/高橋克徳
これまでにない「人事の役割」/阿部正浩
人材の多様化に合致した働き方を整備する/大嶋寧子
企業業績を高める組織的アプローチ/一守 靖
組織変革を導く隠れた一手/高田朝子
層別人材マネジメントと「隠れた人材コスト」削減/守島基博
経営者は将来の方向性を示せ/新 将命
海外からみた人材育成上の課題/河合江理子
ポスト工業化社会への舵取り/太田 肇
働き方の多様化と人事管理の自由化/今野浩一郎
「グローバル人材」開発の意味/山本紳也
進化工学的アプローチ、ゲノム構造の再編成から「生命らしい」システムの構築、進化の戦略までさまざまな方法論とアイデアで「永遠の謎」に迫る。
●英語は得意なだけでは、グローバルプロジェクトは進まない!?
●日本企業が陥りやすいマネジメント機能不全の落とし穴とは何か
国際競争にさらされる日本企業・日本人が取り入れたいマネジメントの勘所にせまる1冊!
世界の時価総額ランキングから日本企業の数が減り、残念ながらいまの日本は、国際競争力が高いとはいえない状況に陥っている。それでも、国内市場も頭打ちの環境で、多くの企業が海外を視野にプロジェクトという形で新しいチャレンジを行っている。
こうしたプロジェクトの成功に奇策はない。当たり前のことを当たり前に実施するのみ。
しかしながら、手段が目的化し「何のためにやっているのか?」となるプロジェクトも多いのが現状だ。本書では、マネジメントの基本に立ち返りながら、競争力を生み出すためにどのようにプロジェクトを選択し実行すべきなのか、様々なプロジェクトに携わった実体験から、著者がエピソードを交え解説する。
第1章 日本の国際競争力の現状
1.1 現場感覚とマクロでみる日本との間の違和感
1.2 日本の労働生産性が低いという結果をどうとらえるか
1.3 世界の中での日本の競争力
1.4 国際競争にさらされる日本企業
1.5 勤勉な日本人というステレオタイプ
1.6 日本人は幸せなのだろうか
1.7 すでに起こった未来
第2章 競争力を失いつつある日本企業の課題
2.1 誰の課題なのか
2.2 そもそも企業の目的とは
2.3 マネジメントの機能不全に陥る日本企業
2.4 マネジメントが苦手な日本人の傾向
第3章 成果をあげる組織
3.1 そもそもの組織の存在意義、目指すべき姿は何か
3.2 それは本当にいまやるべきことなのか
第4章 グローバルでのプロジェクト遂行について
4.1 プロジェクトマネジメントについて
第5章 多様性のマネジメント
5.1 基本姿勢
5.2 コミュニケーションマネジメント
第6章 変革のためのマネジメント
6.1 変革のマネジメントの必要性
6.2 変革の障壁
6.3 変革のステップ
第7章 グローバルプロジェクトにおけるリーダーシップとは
7.1 リーダーシップとは何か
7.2 リーダーシップの種類
7.3 グローバルプロジェクトでのリーダーシップ
7.4 リーダーシップを発揮する者
7.5 リーダーシップの開発
第8章 日本企業で輝くグローバル人材について
8.1 グローバル人材の要件
8.2 グローバル人材の育成について
8.3 グローバル人材の真の問題
創造的な行為や産物に貢献する特定の認知プロセスや構造,またそれらを明らかにするアプローチである創造的認知。
その概念を援用し,数々の先行する研究成果を示しながら,実験や開発者へのインタビューから,視覚化,アナロジ,概念結合,ビジョニング,組織の要因といった開発者がアイデアを創出する際に駆動させる創造的認知にまつわる様々な仮説を具体的に検証。認知プロセスの一端を明らかにし,効果的なプロセスや方法を検討する。
「新しい製品やサービスは,人の生活を大きく変え豊かにすることができる。そのような新製品・サービスの開発において,アイデアは,その開発プロジェクトの成否を左右するほどの重要性を持つ。それゆえにアイデア開発の問題は,新製品・サービス開発やデザインなどに関わる研究において,高い関心を持って,さまざまな角度から取り組まれてきた。(中略)アイデアの創出も,開発者自身によることがすべてではなく,開発者以外の誰かあるいは何かに依存することも考えられる。むしろ,リードユーザー理論を扱うものやオープンイノベーションを扱うものなど,開発者以外に依存すべきことを主張する研究もある。
その中にあって本書はあえて,開発者によるアイデア開発を問題とするものであり,それ自体がまず本書の特徴の1つである。それはひとえに,開発者自らによるアイデア開発がそれほど簡単ではなく,またごく素朴なことでありながら,未だその効果を追求できる余地があると考えられるからである。」(「まえがき」より)
●著者紹介
磯野 誠
担当:まえがき,第1,2, 3部はじめに,おわりに,1〜 5章,7章,コラム1,2,あとがき
公立鳥取環境大学経営学部教授。博士(商学)。
神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了。P&Gなどを経て,2012年より現大学所属。
専門は,マーケティング,新製品開発,デザイン。
『地方創生のための経営学入門』(編共著,今井出版,2019年)ほか。
高橋佳代
担当:第1,2部はじめに,おわりに,1章,2章,4章,コラム3
鹿児島大学大学院臨床心理学研究科准教授。博士(心理学)。
九州大学大学院人間環境学府人間共生システム専攻博士課程修了。
2015年より現大学所属。
専門は,臨床心理学,臨床発達心理学。
『臨床動作法の実践をまなぶ』(分担執筆,新曜社,2019年)ほか。
島田善道
担当:第3部はじめに,おわりに,5章,6章,コラム4,5
公立鳥取環境大学経営学部准教授。修士(経営学)。
神戸大学大学院経営学研究科博士課程満期退学。松下電器産業(パナソニック)を経て,2018年より現大学所属。
専門は,経営組織,国際経営,人的資源管理。
『経営学ファーストステップ』(共著,八千代出版,2020年)ほか。
種子作物はしばしば、花芽形成から減数分裂・開花・受精を経て胚・胚乳形成に至る一連の生殖生長過程において、生殖にきわめて不利な環境変動に遭遇し、収量に著しい減少を来すことが少なくない。イネもその例外ではない。イネの生殖器官(小穂)はわずか数ミリという小さなものであるが、不良環境に対応して形態を変化させたり、種子繁殖のシステムそのものを変えたりする。そこでは、穎の変形、雌ずいの増生と雄ずいの減生といった小穂の形態変化とともに、雄ずいと雌ずいという、植物が長い進化の過程で発達させてきた性の分化と受精による生殖、つまり有性生殖を転換して性によらない繁殖すなわち無性繁殖へと切り替えていく姿を見ることができる。そこには、厳しい環境が襲来してもその場所から逃げることなくそれに真向かう中で生き延びようとする闘いの姿と同時に、したたかな生命といったものを見ることができる。
<2007年11月初版発行>
◇育成・活用の基本!
◇働きがいのある会社をつくる
「女性が働きやすい企業ほど国際競争力が高い」が世界の常識です。少子高齢化が加速する現在、女性の継続就業を可能とする職場環境整備と女性活用は待ったなしの状況です。
女性の活躍の場を拡大するためには、男女雇用機会均等法など法律に則した人事制度の整備が不可欠ですが、それだけでは不十分です。人事制度の運用、つまり人材活用を、性別でなく社員の意欲や能力に即したものとするために、人事制度の整備に加え、職場での管理職による人材活用を点検し、見直すことが必要となります。
本書は、「ダイバーシティ推進室」を設立し、社員のワークライフバランスを推進する東京電力、ジェンダーフリー推進から男女共同参画へと取り組みをステップアップさせた資生堂、均等推進企業表彰の厚生労働大臣優良賞を受賞した帝人グループなど、女性活用を推進し自分らしく働ける職場づくりを進める先進企業11社の事例を紹介します。女性の管理職への積極的登用や出産・育児・介護などに対する両立支援など、女性活用策の考え方から運用上の具体策まで、各社の人事トップや推進責任者が詳細に説き明かします。
〈解説〉佐藤博樹(東大教授)
「女性の活躍の場拡大とワークライフバランス」
〈主な企業事例〉
東京電力
ダイバーシティ推進策
ダイキン工業
日本型タレント・マネジメント
伊藤忠商事
人材多様化推進計画
資生堂
男女共同参画施策
高島屋
キャリア・ライフプラン支援
松下電器産業
多様性推進による企業革新
三菱東京UFJ銀行
ワークライフバランス
ランドスケープ・生物多様性・遺伝子。さまざまなスケールで「生態系」をとらえ、自然再生のためのフレームワークを示す。
現代幾何学の基礎概念と展開を1冊で学ぶ。〔内容〕向き/曲線論と曲面論/面積・体積・測度/多様体:高次元の曲がった空間/時間・空間の幾何学/非ユークリッド幾何/多面体定理からトポロジーへ/測地線・モース理論/微分位相幾何学/群と対称性/三角法・三角関数/微分位相幾何学/次元/折り紙の数学/ベクトル場と微分形式/ポアンカレ予想/ホモロジー/ゲージ理論とヤンーーミルズ接続/代数幾何学/ユークリッド/ギリシャ幾何学の発展/リーマン/小平邦彦/他。
1. 向き[砂田利一]
2. 曲線論と曲面論[梅原雅顕]
3. 面積・体積・測度[砂田利一]
4. 三角法と三角関数[砂田利一]
5. ベクトルと線形空間[長谷川浩司]
6. 三角不等式から距離空間,位相空間へ[楯 辰哉]
7. 多様体:高次元の曲がった空間[大津幸男]
8. 線形群[小島定吉]
9. 群と対称性[小島定吉]
10. 多角形・多面体・多胞体[宮崎興二]
11. 橋の問題からグラフ理論へ[白井朋之]
12. 変分法[小磯深幸]
13. 射影幾何学[砂田利一]
14. 非ユークリッド幾何学[阿原一志]
15. さまざまな幾何学[納谷 信]
16. 曲率[長友康行]
17. いろいろな曲線[梅原雅顕]
18. ベクトル場と微分形式[長友康行]
19. 時間・空間の幾何学[山田澄生]
20. オイラーの多面体定理からトポロジーへ[三松佳彦]
21. 連続変形[鈴木正明]
22. ホモロジー[松本幸夫]
23. 局所と大域[塩谷 隆]
24. 測地線・モース理論[勝田 篤]
25. 微分位相幾何学[上 正明]
26. 情報幾何学[藤原彰夫]
27. 折り紙の数学[三谷 純]
28. 結び目とリンク[河野俊丈]
29. 次元[塚本真輝]
30. リーマン面から複素多様体へ[榎 一郎]
31. 代数幾何学[海老原円]
32. 力学系[伊藤秀一]
33. 不動点定理[三松佳彦]
34. ガウスーボンネの定理から指数定理へ[宇田川誠一]
35. ポアンカレ予想[小林亮一]
36. 幾何学的量子化[前田吉昭]
37. 積分幾何学[田崎博之]
38. ゲージ理論とヤンーミルズ接続[伊藤光弘]
39. グロモフの幾何学[藤原耕二]
40. ミラー対称性[高橋篤史]
41. ユークリッド[斎藤 憲]
42. ギリシャ幾何学の発展[斎藤 憲]
43. デカルト[足立恒雄]
44. ガウス[高瀬正仁]
45. リーマン[高瀬正仁]
46. ポアンカレ[松本幸夫]
47. クライン[高瀬正仁]
48. ワイル[高瀬正仁]
49. 小平邦彦[桂 利行]
50. 小林昭七[浦川 肇]
索 引
本書では、「形が進化するとはどういうことか」という古くからの問題に取り組んだ学者たちの歴史を振り返りながら、進化生物学と発生学を取り込むことによって動物形態学が現在どのような理解の体系になりつつあるのかを描いていく。そして発生プログラムの背景にある遺伝子に関する現在の知見を手掛かりに、最終的に動物がたどってきた進化のシナリオをひもとき、動物の祖先がもっていたであろう太古の姿を考察する。