この世ならぬ存在と話ができる青年・日下慎治が、怪異に悩む人々のところへふらりと現れる。
人気のないプール。いつもと違う電車。使われていない教室。地下駐車場ーー街の片隅にある「境界」に棲むあやかしたちに寄り添い、話を聞き、そしていつのまにか去っていく放浪の青年が秘めた過去とは。
私かすみ。国民的スター・青空ハルトーー桜太くんのことが、好き。
なのにまさかの同居解消!? キョリができたまま2学期になっちゃった。学校では文化祭の準備がはじまったんだけど、TV取材がはいったりで、バレそう度が急上昇!?
こんな状態で、「好き」だなんて言えないよ……!
おまけに親友・なのはちゃんが”恋わずらい”で、「もう絵を描かない」って、どういうこと?
解決のカギは文化祭でのステージ発表にあってーー桜太&シオンで、アイドルユニット結成します!!?
自然を友にしてきた日本人の感性が俳画を生み出したと言っても過言ではない。簡略な筆さばきの中に見事に風物を捉える観察と、技術。俳画は日本独特の文化です。人間性の向上を目指し、日々を明るく前向きに過ごしましょう。本書は、俳画を楽しむ入門講座です。
甲子園初出場をかけた地区予選決勝で敗れ、海藤高校野球部の夏は終わった。だがそこへ、優勝校・東祥学園が出場を辞退したという報せが届きーー。敗者のままでは終われない。読めば誰もが胸打たれる鮮烈な青春小説!
●ER診療を「季節」の観点から捉えた異色の医学書第2版。
●各季節に新規項目を加えました。全45項目、コラム30項目。
●コモンなものから比較的稀なものまで、ERで遭遇しうる疾患を集めて解説。
●たとえば「けいれん+意識障害」。頭蓋内疾患・てんかん・低血糖が鑑別に挙がりますが、夏には熱中症、秋には銀杏中毒、冬には一酸化炭素中毒+シアン中毒が鑑別の上位に加わります。「季節」というスパイスを加えると、その後のマネジメントが大きく変わる─そんな疾患を集めました。
●冒頭に「最重要ポイント」を提示。以降、「キーポイントコレクション(日常臨床への直結点)」「本疾患がなぜ重要か」「病態・所見・診断(診断で役立つ知識)」「治療・方針(ERでどこまで行うべきか)」「その他の重要事項(鑑別疾患・ピットフォールなど)」で構成されています。
春の救急
1 虫
2 ハチとハチミツ
3 アルコール関連
4 ホタルイカ
5 チョウセンアサガオ
夏の救急
1アジサイ
2 カタツムリ
3炎 天
4 登 山
5 海水浴
6 耳に虫
秋の救急
1 ぎんなん
2 サバ
3 キノコ
4 柿
5 冬眠前
6 スポーツの秋
冬の救急
1 雪
2 火の用心
3 冬の旬
4ワクチン接種
コラム
あたし、マコです。本名山咲真琴で、通称マコ。ゲンキだけがとりえの、マンガ家志望の中学一年生。だけど、教育実習の恭介先生に出会って、ホンの少し、背のびの恋をしちゃったんだ。
アヒルのピー君と、雑種犬のハチと共に営むそらいろ食堂では少し変わった日常が。2025年デビュー作家の心満たされるグルメ小説。
デビューリサイタルを目前に控えた天才少年バイオリニスト井上佐智は、入場券を手に、離ればなれに暮らしていた母を訪ねる。が、待ち受けていたのは、奇妙な事件であった。あわやのところを、自称大学生山田聖矢に助けられる佐智だが…。佐智の中でどんどん膨らむ聖矢の存在。これは、“タクミくんシリーズ”佐智と聖矢の出会いの物語。
大学受験に失敗した友樹。有名進学校の卒業生である彼は、予備校で大きな期待を寄せられるものの、模試で思うような結果を出せず、ぞんざいな扱いを受けるように。予備校講師はあてにならないと感じた友樹は、一日のタイムスケジュールを組み、様々な参考書を買い、自分に合った勉強法を探りながら必死に勉強を始めるが…。人生で一番デリケートな時期に味わう、深い孤独。浪人生の不安感や焦燥感を生々しく描いた青春小説。
奇妙な出来事に説明をつける、つまり、「キセツ」。
夏樹と冬子は、高校時代、「キセツ」を同じ趣味とする、唯一無二の存在だった。
しかしそれは、夏樹の恋心を封印した上で成り立つ、微妙な関係でもあった。
天真爛漫で、ロマンチストで、頭は切れるのにちょっと鈍感な冬子。
彼女への想いを秘めたまま大人になった夏樹は、久々に冬子と再会する。
冬の神戸。バレンタインのツリーを避けて記念写真を撮るカップルを見て、冬子は言った。
「キセツ、しないとね」
謎を乗せて、季節はめぐる。
はじけるような日常の謎、決して解けない恋愛の謎。
夏樹の想いの行方は……。
若き才能、岡崎琢磨が描く、新たなる恋愛ミステリの傑作。
茶の湯を楽しむ要素のひとつに「きものを着る」ということがあります。茶の湯の稽古を始めるときものを着こなしたくなるもの。茶席で着るきものにはどのようなものがふさわしいのか、茶事や茶会、稽古でのきものの選び方、TPOに応じた着こなし方、茶席にふさわしい着方、きものを着るための基礎知識、風炉の季節のきもの暦、きものの文様や色の知識、おすすめのきものまわりなどもあわせ紹介します。
俳句10年目の著者による実践的俳句入門!人気エッセイスト・岸本葉子さんによる「実践的な俳句入門」ともいえるエッセイです。趣味として俳句をはじめた岸本さんがすっかり夢中になって10年、現在ではテレビ番組「NHK俳句」(毎週日曜)の司会を務め、句会にも毎月参加するなど、俳句が日常の一部になっています。
奇跡の経済発展を遂げたエチオピア、その光と影ーー
“地球最後のフロンティア”アフリカ。その模範的成長モデルと呼ばれたエチオピアで、何が起きていたのか?
「この国はすごいスピードで変わってる」「パパは、エチオピアがまた戦争になると思う?」
「彼らは、外国人はみな中国から来たと思ってるんだ」
「選挙なんて何の役にも立ちゃしません」 「それでも、この国は素晴らしい」
現地取材から見えてきた「アフリカの星」のリアルに迫る、ルポルタージュ・バンドデシネ。
写真家・木原浩の詩情あふれる植物写真でつづる日本の四季第2弾。秋から冬にかけての植物と、南方の植物を収録。撮影秘話や撮影ポイントも解説。
上巻の春・夏編に続き、秋から冬にかけて咲く草花と、
小笠原や琉球・奄美などの南方の植物を詩情豊かな写真で収録。
庭や道ばたに咲く身近な花も、あなたの知らない表情をみせる。
ー掲載されている植物?
【秋】
クガイソウ/マツムシソウ/タカネマツムシソウ/レンゲショウマ/キクイモ/ヒガンバナ/ヒルガオ/フジアサミ/ダイモンジソウ/エゾリンドウ/クモイリンドウ/リンドウ/ウラシマツツジ/チングルマ/コケモモ/アキグミ(実)/カヤ(実)/ツメレンゲ/ヒダカミセバヤ/タコノアシ/キクモ/マコモ/ススキ/アッケシソウ/ノコンギク/ヤマラッキョウ/コシオガマ/ミゾソバ/ハマサジ/ソナレセンブリ/キバナホトトギス/ホトトギス/クルマギク/イソギク/アシズリノジギク/ハマギク/アゼドウナ/ツワブキ/カンツワブキ/イトラッキョウ/カンアオイ/ヤッコソウ/キイレツチトリモチ/コツブキンエノコロ/ガマ/オギ/アシ/カラマツ/ブナ/ナナカマド/ヒツジグサ/ヤマブドウ/ブナ(実)/ミズナラ(実)/スダジイの実/サルナシ(実)/イチョウ(実)/ゴンズイ(実)/ヤマモミジ/ハウチワカエデ/イロハモミジ/ケヤキ/コナラ/ハクサンフウロ/ヒナタイノコズチ/カラスウリ(実)
【冬】
イイギリ(実)/クロガネモチ(実)/ハゼノキ/サルトリイバラ/マンリョウ(実)/センリョウ(実)/ミヤマシキミ(実)/イヌビワ(実)/アオキ(実)/マサキ/トベラ(実)/カンラン/キジョラン(実)/コウヤボウキ(実)/ヒメツルソバ/フユザクラ/スイセン/カンツバキ/タチカンツバキ/ヤブツバキ/カラスザンショウ(冬芽)/オニグルミ(冬芽)/ナツツバキ/ケヤキ/アキノゲシ/アメリカセンダングサ/ヨモギ/ダケカンバ/ズミ(実)/スイバ/シモバシラ/枯蓮/ツルウメモドキ(実)/ナンテン/ウツギ(実)/ヤマアジサイ/ヤマノイモ(実)/クヌギ/センダン(実)/ヤドリギ/ウラジロ/ジャノヒゲ/ウメ/ハンノキ/マンサク/シナマンサク/ロウバイ
【琉球・奄美、小笠原】
カンヒザクラ/ヒメツルアダン/テッポウユリ/ハママンネングサ/ノボタン/ギランイヌビワ/ヤエヤマヒルギ/モンパノキ/オヒルギ/ゲットウ(実)/ウミショウブ/サガリバナ/ゴバンノアシ/リュウキュウセッコク/ナリヤラン/オナガエビネ/シコウラン/マツムラソウ/ヤエヤマセンニンソウ/ショウキズイセン/リュウキュウツワブキ/タイワンエビネ/タイワンホトトギス/サキシマフヨウ/ヤブレガサウラボシ/ヒカゲヘゴ/クサトベラ/オオハマギキョウ/ムニンノボタン/ソテツ
名訳で長く愛読されてきた、世界各国の名詩を厳選。
15歳のこの時にしか感じることのできない感動的な名詩を収録。一流の翻訳家たちによる美しい詩の数々を味わうことができ、詩の作者のプロフィールや難解な語句はわかりやすく解説します。
【主な特色】
●中高生に必読の詩を収録。好評のシリーズ第4弾。
●現代詩の最前線で活躍する詩人が、各テーマごと(1は愛と季節がテーマ)に、海外の名詩の名訳、約100篇を収録。
●脚注で、名詩の作者のプロフィールや難解な語句を説明。
●各巻末に編者のエッセイを収録。
見飽きることのない風景が美音を奏で心を癒してくれる
日本各地の美しい風景を大中判カメラで丁寧に切り取る。すると美しき部分を抽出した世界が現れ、カレンダーのように一年中見飽きない絵画のような作品が生まれる。
30数年もの間、風景と向き合ってきた作者が、感動の光景をゆっくりと撮った一枚一枚からは季節のリズムが聞こえてくるようで、見る者の心を癒してくれる。
季節の味覚を表現した煮物椀はまさしく懐石の“華”。四季折々24品の煮物椀レシピにチャレンジしてみましょうー煮物椀を取り入れた12ケ月の点心と食材のおいしさを引き出す「懐石の下ごしらえと調理」も収録。