はじめに
第1章 教育ビジネスを取り巻く環境
第2章 学校が変われば、未来が変わる
第3章 学習塾が見る教育の未来
第4章 教育×ITで広がる可能性
第5章 人生一〇〇年時代における“学び”
第6章 未来の「学び」と「働き方」
おわりに
成果のあげ方、マネジメント、社会の変化…。もしドラッカーが生きていれば、聞いてみたい数々のテーマ。今起きていること、これから起こりうることを、ドラッカーの「目」を通して読み解く。
第二言語習得研究では、学習者に何らかの指導が与えられたことにより、どのような要素がなぜ身についたのか、またはなぜ身につかないのかを明らかにすることを目的する。この「なぜ」を解明するために仮説を検証していく。
■「まえがき」より
本巻は9章で構成されているが、大きく2つのパートにわけることができる。前半の第1章から第4章までは、音や語彙、構文などに含まれる特定の要素に対する暗示的・明示的な指導の効果について検証している。明示的な指導とは、文法規則や音の違いなどを直接的に教えることであり、第3章で扱っている誤りを訂正するということも明示的な指導に含まれる。一方、暗示的な指導とは、特定の言語項目について意識的に教えるのではなく、学習者が言語に触れることによりある要素が副産物的に身につくことを意味する。
後半の第5章から第9章では、様々な指導法を紹介し、その将来性について議論している。第4章までのように指導の効果について仮説検証が行われているわけではないため、提案されている指導法を使って実際に指導を行い、特定の要素に関して筆者が予想している通りの効果が得られるのか、今後の研究の進展が待たれる。
■「シリーズまえがき」(第1巻)より
本シリーズの各章は、大学で言語習得・言語指導・言語学を学ぶ学部生および大学院生を念頭に置いて書かれている。外国語を勉強中の方や教えていらっしゃる学校現場の先生方にも、これらの研究の魅力に触れていただけることを願って編集した。また各章の章末に、著者からの「外国語教育にかかわる人が知っておくべきポイント」「執筆者から読者へのメッセージ」を掲載した。こちらもぜひ参考にしていただきたい。
■編者
大瀧綾乃(静岡大学)
須田孝司(静岡県立大学)
横田秀樹(静岡文化芸術大学)
若林茂則(中央大学)
■執筆者一覧
杉浦香織(立命館大学)
田村知子(愛知教育大学)
大瀧綾乃(静岡大学)
中川右也(三重大学)
箱崎雄子(大阪教育大学)
吉田龍弘(焼津市立大井川中学校)
白畑知彦(静岡大学)
今井隆夫(南山大学)
大山 廉(茨城大学)
澤崎宏一(静岡県立大学)
森 千加香(ノースカロライナ大学シャーロット校)
1 英語音声の暗示的学習ーリズム音がもたらす効果ー
杉浦香織
2 派生接辞の習得とその指導ー日本語を母語とする英語学習者の場合ー
田村知子
3 他動詞と自動詞の区別と明示的指導ー非対格動詞の場合ー
大瀧綾乃
4 不定詞・動名詞選択の明示的指導ー動詞補部に焦点を当ててー
中川右也
5 小学校英語教育における音声指導ー語強勢指導の重要性ー
箱崎雄子
6 英語の授業における表現欲求時指導法ー中学校での明示的指導ー
吉田龍弘・白畑知彦
7 日英語対象に基づく英語学習法 -代名詞・「思う」・文化変形規則ー
今井隆夫
8 学習者の情意と英語の指導法ー理論から指導へー
大山 廉
9 英語学習者と日本語学習者によるCOIL活動ー日米間協働学習の効果ー
澤崎宏一・森千加香
4技能統合型授業をするにはどうすれば?…言語活動を文法説明でサンドイッチする「フォーカス・オン・フォーム」アプローチがカギです。本書は、基礎・基本となる文法説明と言語活動を中心として、総合的に4技能を扱うための具体例を多く提案しています。
建設派遣業界において、創業わずか13年弱で上場に成功したコプロ・ホールディングス。
なぜコプロは急成長したのか?
なぜコプロは「技術者派遣」という人材採用が難しい分野でも人材確保に成功し、
そのうえ社員定着に成功しているのか?
このような疑問を、「社員採用のプロ、従業員エンゲージメントのプロ」である成田靖也が
多くの関係者に取材し解き明かしていく。
そこに見えてきたのは、社員をどこまでも大切にし、教育・研修していく姿勢とその企業文化だった。
技術は人間・社会との関係抜きには成立しないことを明示し、「技術者倫理教育」実践の基礎を心理学・教育学の観点から検討する。
研究者を目指す方へのアドバイス本。研究者になるうえで必要だが、現教育課程では教育されない、あるいは不足している点、特に研究者の根本にかかわる科学とは何かについて、また、ハッピーな研究室を作るために何を学ぶべきかを著者の経験・反省に踏まえながらわかりやすく解説。「ふつうの研究者がふつうの研究室でいかに幸せな研究生活を送るか」「日本の科学研究がハッピーな気持ちを持った研究者たちによって発展するために」が本書のテーマ。
目次 はじめに 幸せな研究生活をおくるということは 第1章 日本の科学教育にたりないものは 1)「科学とはなんぞや」 講義で聞いた? 2)メンタルコーチング教育が必要 第2章 科学とは何かをおさえよう1)学問の区分と科学教育 2)科学をみたす基準とは 3)科学研究の進め方 4)科学を楽しむためのStrong Inference 5)相関関係と因果関係 6)帰納と演繹 7)科学と経験,疑似科学 何がどう違う 8)法則,理論と仮説 9)生物学の特徴 10)基礎科学と応用科学 11)科学と技術 12)再び科学とは 第3章 研究とは 1)研究とは何か? 2)なぜ研究者は研究をするのか 3)ポリシー(policy),フィロソフィー(philosophy)をもつべし 第4章 研究室とは 1)構 成 2)PI(principal investigator)の仕事 3)重要な,研究室の良好な人間関係 4)PIとして必要な心理学的スキル 第5章 ラボメンタルコーチングの必要性 1)メンタルコーチングとは 2)PIのラボメンタルコーチングのスキル 3)人材育成 第6章 大学の職についたら 1)学生の安全の確保 2)同僚とうまくやっていくスキル 3)学生と一緒になってexcite 4)著者からのアドバイス 第7章 研究者になる前に読んでおくとよい本 1)卒論,大学院生向けの本であるが教員にも役立つ本 2)大学院生,ポスドク向けの本 3)研究室運営についての本 4)研究倫理と科学者の責任についての本 5)その他 6)具体的な安全技術,野外実習などの安全性についての本 7)ラボのリーダーとしてチームのメンバーを育てるための実践書 コラム1 進化論,インテリジェントデザイン説と反証可能性 コラム2 行動生態学 コラム3 学問分野におけるーlogy,-icsとーy,文と理 コラム4 スキルとテクニックの違い コラム5 文部科学省の取り組み コラム6 奨学金の給付型と貸与型は名前を区別すべき コラム7 安全な研究
貧困については、原因とその対処法、子ども・高齢者・非正規(特にシングルマザー)の貧困の実態、生活保護制度と社会保障制度の境界を探る。格差については、教育・所得・雇用・社会保障・住宅の格差の実態とその是正策を探る。さらに貧困解消と格差解消は同時並行的に行えるのか、優先順位はあるのか。これらの課題に社会福祉・社会保障の専門家が大胆に提案する。
いじめ、体罰、学校事故等、学校を舞台とした様々なトラブル、紛争がマスメディアを賑わしている。本書では、いわゆる学校教育紛争を法学と教育学の学際的観点から分析する。可能な限り現実に生じた紛争を例示するとともに、学校運営の実務に依拠しつつ検討を行う。また、日本に先駆けて教育訴訟が頻発するようになったアメリカ合衆国の裁判例、学校運営において注目を集めている「学校教育の法化現象」、「スクール・コンプライアンス」等にも言及する。
1.学校教育紛争の現在 2.教育を受ける権利と学校の公共性 3.学校運営における学習指導要領・教科書の位置 4.学校教育における平等 5.学校教育と信教の自由・政教分離 6.学校運営と個人情報 7.学校運営と国旗・国歌 8.児童・生徒の問題行動と法 9.学校事故と法 10.体罰と法 11.いじめ問題と法 12.少年非行と法 13.児童虐待と法 14.教員の非違行為と法 15.スクール・コンプライアンス
本書は2001年に国内でBSEに罹患した牛の発覚に始まり、鳥インフルエンザや2010年の宮崎県の口蹄疫の発生など、矢継ぎ早に起こった家畜の感染症に獣医がどのようにアプローチし立ち向かったかということを、著者の体験を基にまとめたものである。それまでは、あまり表に出ることがなかった獣医が、食の安全や家畜等の食料の確保について、メディアや政府機関で説明するような機会が大幅に増えた。それは、家畜などの食料をめぐる世界的な感染症や、人獣共通感染症の脅威の高まりと無関係ではない。そして、こうした脅威に対する危機管理、獣医師の教育の在り方にも大きく影響した。本書は次世代の食の安全・食糧確保のもろもろのことを考える上で、一読をお勧めしたい。
1.獣医さん走るー表舞台に押し出された獣医さん/世界の機関が見た21世紀の人類の課題と危機管理とは? 2.ヒトと動物の共通感染症(人獣共通感染症)-人獣共通感染症を巡る新しい世界戦略/人獣共通感染症ー古くて新しい(新興・再興)感染症/人獣共通感染症は、なぜ増加し、拡大するのか?/人獣共通感染症ー世界の状況とわが国の特徴/人獣共通感染症の警告ーニアミスと国内発生例/感染症法の見直し/予防原則とリスク管理の有効性の検証 3.BSE(牛海綿状脳症)とリスク評価ーBSEと変異型クロイツフェルトヤコブ病の経緯/BSE病原体の特徴/日本のBSE対策/日本のBSE流行/安全神話の崩壊と食品安全委員会/リスク分析/これからの課題 4.高病原性鳥インフルエンザの問題と対策ーインフルエンザの大流行(背景)/インフルエンザウイルスの特徴/高病原性鳥インフルエンザとわが国の流行(2010年まで)/同(2010年秋以降) 5.家畜の健康と食の安全保障:口蹄疫ー口蹄疫は国際的にも最も重要な家畜感染症の1つ/世界中で最も広く分布している口蹄疫ウイルスはO型/口蹄疫のウイルスは空気感染を起こす/ヒトは感染しないが、口蹄疫はアウトブレイクの規模が強烈/伝播力が強く食料の安全供給に対する最大の脅威/清浄国に復帰するためのOIEの条件とは?/清浄化が認められた後もSPS協定のハードルが存在/宮城県における今回の口蹄疫流行の経緯/10kmの封じ込めは流行の統御にある程度有効に働いた/FAOの口蹄疫対策への取り組み/財務計画や資源の備蓄など事前準備の重要性/今回の口蹄疫流行を教訓に今後の事前対応策を策定 6.これからの獣医学教育の進む道と人材教育 7.科学と政治
データ活用とAIの進化は私たちの生活をどのように変えるのか?
デジタルライフ、通信・メディアビジネス、コンテンツビジネス、AI・データガバナンスの未来を洞察、
8つの市場の成長を徹底予測!
【主な内容】
第1章 デジタルライフの未来
・複雑化するデジタルライフ
・生成AIで揺れるデジタルディバイド
・推し消費の多様化とAI
第2章 通信・メディアビジネスの未来
・「スマホの次」の可能性
・テレビメディアを取り巻くデータ覇権
・広がる偽・誤情報とビジネスチャンス
・マーケティングにおける戦略的な生成AI活用
第3章 コンテンツビジネスの未来
・コンテンツビジネスの論点
・試されるゲーム大国日本
・DXで進化するスポーツビジネス
・教育コンテンツの未来
第4章 AI・データガバナンスの未来
・「シン・データガバナンス」── デジタル規制の克服
・ウェアラブルデータの活用とガバナンス
・「子どものデータ」を考える
・データの越境流通とガバナンス
・世界的に急伸するAI規制と対応
第1章 デジタルライフの未来
・複雑化するデジタルライフ
・生成AIで揺れるデジタルディバイド
・推し消費の多様化とAI
第2章 通信・メディアビジネスの未来
・「スマホの次」の可能性
・テレビメディアを取り巻くデータ覇権
・広がる偽・誤情報とビジネスチャンス
・マーケティングにおける戦略的な生成AI活用
第3章 コンテンツビジネスの未来
・コンテンツビジネスの論点
・試されるゲーム大国日本
・DXで進化するスポーツビジネス
・教育コンテンツの未来
第4章 AI・データガバナンスの未来
・「シン・データガバナンス」── デジタル規制の克服
・ウェアラブルデータの活用とガバナンス
・「子どものデータ」を考える
・データの越境流通とガバナンス
・世界的に急伸するAI規制と対応
こんな社会だから、こんな教育なのか。こんな教育だから、こんな日本なのか。教育だけでなく社会が変わらないと基本的な問題は解決しない。脱思考停止を目指してー。
「地域密着の食育実践」、「世代重視の実践」をテーマに、15事例に及ぶ食育実践を紹介し、食育計画との関連から「食育共創」の方向性について検討し食育共創論を論じた。
はじめに
第1部 地域密着の食育実践
第1章 「ぎょしょく教育」による食育共創の方向性おける「ぎょしょく教育」の新展開
第2章 地域農産物と食育推進
第3章 地域食材とえひめ食育プラットフォーム
第4章 食育リーダーとソーシャルキャピタル
第5章 幼児期における地場産物を教材とした食育活動プログラム
第6章 地域の食文化創造と共創ネットワーク
第7章 SDGsと食育
第2部 世代重視の実践
第8章 漁家女性による魚食普及と地域活性化
第9章 給食事業者による若年世代食育と地域循環
第10章 学童期の食育と世代間交流
第11章 栄養教諭による食育と学生ボランティア
第12章 短期大学における栄養士養成と食生活改善
第13章 大学生の食生活改善と食育実践
第14章 地域食の普及に向けた料理教室の食育活動
第15章 高齢者と食育システム
●現代医学教育を習得した医学生・研修医・プライマリケア医に,臨床にいかに中医学を取り入れるかを重点に,漢方・中医学の理論と診療の実際をコンパクトに記述.内科医である著者が実践してきた“漢方薬を用いて診療を行う”治療効果について提示し,わかりやすく解説.
● 医学生・薬学生には,漢方・中医学の基礎を学ぶ上でのテキストであり,また漢方に興味を持つ医師には第一歩となる手引き書.
第1章 医学教育における漢方の必要性
第2章 診療に漢方を取り入れよう
第3章 漢方的診察法 その1:総論および望診,聞診,問診について
第4章 漢方的診察法 その2:舌診について
第5章 漢方的診察法 その3:脈診について
第6章 西洋医学的診断の意義
第7章 漢方で使われる薬
第8章 重要処方を理解する(1)十全大補湯
第9章 重要処方を理解する(2)五苓散・猪苓湯
第10章 重要処方を理解する(3)二陳湯
第11章 重要処方を理解する(4)桂枝茯苓丸
第12章 重要処方を理解する(5)黄連解毒湯・白虎加人参湯
第13章 重要処方を理解する(6)六味丸
第14章 『傷寒論』について
第15章 『傷寒論』ダイジェスト
第16章 漢方理論のまとめ
第17章 鍼灸について
第18章 漢方診療に関するQ&A