つげ義春原作、竹中直人第1回監督作品。多摩川の河原に小屋を建て、河原で拾った石を売る助川を主人公に、現代社会から落ちこぼれた人間の姿を淡々と描くヒューマン・コメディ。
東京音楽学校教授、日本芸術院会員を歴任し、筝曲宮城会を興して後進を育てた不世出の筝曲家、宮城道雄。名曲「春の海」ほか、その名演奏を古典と自作品からセレクトして収録。
92年1月13日に発売されベストセラーを記録した太田裕美の童謡アルバム『どんじゃらほい』に、全曲分のオリジナル・カラオケを新たに追加。デビュー30周年記念したリイシュー盤。
CBSソニー移籍第1弾となった1972年発表作。ヒット作「旅の宿」や「祭りのあと」、「夏休み」「たどり着いたらいつも雨降り」「高円寺」など名曲が揃っており、13週連続チャート1位を獲得。
千春は、もう言いたいことなんて無いんじゃないかなぁと、これを聴いて思ってしまった。まだ北海道の自然に拘泥してた頃の方が共感を憶える部分てあったけどね…。でも逆に彼の超オーソドックスな恋愛観とかが、今の子には新鮮だったりするのかも。
心機一転、アルファに移籍後のアルバム。リズムを主体としたサウンド優先のアーティストが多かったこの時期のミュージック・シーンで、千春の曲は大らかさゆえにかえってオーソドックスに感じられた。が、時代に左右されない伸びやかな声こそが彼の魅力だ。
さまざまに試行錯誤しながらオリジナルとして14枚目のアルバムを5月10日にリリースした千春。意表をつくジャケットも含めて千春が千春であって他の誰でもない、というふっ切れた自信が曲の全体に感じられる。千春を見守ってきたファンには納得の一作。
最高の音で楽しむために!
唱歌から童謡まで、日本の代表的な名歌を110曲収録した5枚組アルバム。郷愁を誘う懐かしいメロディの数々がしみじみと胸を打つ。詳細な解説書付き。
70年代を中心に、フォーク、ニューミュージックの名曲を収録したコンピレーション・アルバム。今だからこそ、心に染みるフレーズがきっとあるはず。じっくりと耳を傾けたい。
2006年4月14日の祥月命日にあわせた企画アルバム。人気の高い長編歌謡浪曲集の第2弾となる本作では、赤穂浪士がらみの3題や勧進帳、徳川軍と武田軍の攻防などが名調子で綴られる。
77年に発表されたベスト盤の初CD化2枚組36曲。(6)(1)でブレイクして以後の拓郎節がこれでもかって感じで並ぶ。若者の何気ない生活の断面を日常の言葉で歌った功績は大きい。それにしても名曲「マークII」(73年)が入っていないのはなんとも悲しい。
アイドル全盛期の80年代に井上陽水作曲の(1)でデビュー、天然ボケのキャラで人気の高かった三田寛子のベスト。ヒット曲(6)の村下孝蔵をはじめ、中島みゆき、EPO、タケカワユキヒデらソングライター陣も充実。ただ、本人の歌が追い付いてなかった。
赤塚不二夫がお国に誉められた記念ではないが日本の世俗前衛パワーはここに代表されているといってもよい主題歌・企画物その他おなじみのものからレアなもの先生の自唱2曲まで作詞家赤塚不二夫の天下御免の言語力はノーベル賞。これでいいのだ。