最新の最務データやケースを盛り込み、活きた事例をもとに経営分析の基本的技法が学べる。章末の練習問題を多数追加し、さらに実践力がアップ。全国の体系を見直し、より一層わかりやすく工夫。コラム(MEMO)を充実させて、中級レベルの学習内容までフォロー。学部学生だけでなく、ビジネスパーソンの入門書としてもオススメ。
経営の健全性確保・預金者保護の要請から、融資決裁における銀行取締役の注意義務の特殊性を明らかにする。
ジャンルごとに頻出・重要ポイントを総まとめ。いつでもどこでも手軽に、好きな箇所から取り組める。
東アジアのGDPは、19世紀半ばまで西洋を圧倒していた。しかしアヘン戦争以降、世界は、西洋が覇権を握る「大いなる分岐」を迎えた。ところが、経済学の祖アダム・スミスは『国富論』で「西洋と東洋の力の差は、いずれ消滅するだろう」と予言している。本書は、スミスの経済発展理論を、マルクスやシュンペーターとも比較しながら再評価し、アメリカの“終末的危機”と中国の興隆のダイナミズムを、壮大な歴史的視野の中から分析したものである。西洋国家システムの弱体化、東アジアの経済的復興によるグローバル市場社会の構築という、新たな“世界システム”が大胆に展望される。
内部監査部門に配属されて最初に読む基本実務書。特に、コミュニケーションのあり方には多くの紙面を割き、そのスキルをどのように身に付け、現場で実践するか、初心者にも分かりやすく解説している。
経済ショック、天変地異、地方過疎。これからの資産運用には分散投資が必須。
本書がめざした研究の課題は、現代における公企業革命の本質をあらためてさぐり、それを基礎にして公企業経営の内容を検討し、かつ明日の公企業経営のあり方の端緒をたしかめたいということである。そのためには、真の意味の経営学の立場から、公企業と四つに組むことが必要であると考え、そうした意味での「公企業の経営学」を提唱し、その樹立を企図した。
「徹底したムダの排除」をモットーにした「トヨタ生産方式」の誕生秘話とその後の変貌が、トヨタの裏面史とともに、いま明かされる。
金融経済学そして金融工学を超えて〜21世紀、金融は哲学の対象となる。
年金社会の出現と人口構造の大変化の意味を鋭く論じた問題提起の書。
本白書では「攻めの改革」を進める基本的な考え方である「官から民へ」について、その現状と課題を明らかにしています。郵政民営化を始め、「民でできることは民で」を徹底し、加えて、市場化テストを含め「官から民へ」の開放を包括的に進めることで、小さな政府を実現し、民間の持つ潜在的能力を十分に開花させることが重要と分析しています。また、2007年には、日本全体の人口が減少に転じ、戦後生まれの団塊世代が定年退職の年齢に到達します。こうした人口動態の変化が、家計の消費・貯蓄行動や労働市場等にどのような影響を及ぼすのかを事前に予測し、それへの準備を進めていくことが必要と提言しています。
近代経済学の主流をなす「理論」の根元的批判。新古典派経済学は現代の形而上学である。この経済学の取り扱う諸概念、経済的カテゴリーは、現実の市場経済に対応したものではない。理論の個々の部分だけでなく理論の全体が現実の市場経済と無縁である。「市場主義」を支える理論をつぶさに検証。その内実の無意味性を鮮やかに論証した力作。
過去14年分(平成22年まで)の本試験問題を法律別・項目別に収録。
平成22年度税制改正によりグループ法人税制が導入され、法人による完全支配関係がある場合には、受贈益の益金不算入が認められるようになったことにより、今後無対価取引が活用されることが考えられる。本書では、無対価取引を行った場合における税務上の取扱いについてQ&Aでわかりやすく解説している。
ゲーム理論の対象としては複数の意思決定者が存在して社会を構成し、彼らの意思決定が結果に直結する状況が、数学的、論理的分析に最適である。その場合、意思決定者は各自独立に意思決定し行動するか、複数の意思決定者が一つのグループとして行動するかの二つに分けられる。本書は前者の各自の意思決定と行動を分析する非協力ゲームを対象とする。これは複数の意思決定者の間で拘束的な合意が形成できないことを意味する。ミクロ経済学では意思決定者である企業や消費者の間で拘束的な合意ができない状況が現実的であり、非協力ゲーム理論の応用にも適している。著者は理論的な学問は完全に分かるか、分からないかのどちらかしかないと考える。完全に分かるとは用語を正しく理解し、理論の主張に至る論理をすべて理解することである。本書は完全な理解を目指し、厳密な理論を分かりやすく説明するため、表現上の工夫や事例に配慮し、多様な練習問題により確実な理解への道を示す。