不朽の名盤 紙ジャケ/SHM-CDシリーズ第3弾。本作は、エルトン・ジョンが1973年に発表したアルバム。
あまりにも美しいタイトル曲、陽気で痛快な「土曜の夜は僕の生きがい」、マリリン・モンローに捧げられ、
後に歌詞を変え故ダイアナ妃の追悼歌にもなった「キャンドル・イン・ザ・ウィンド(風の中の火のように)」など、
バラードからR&Rまでの名曲をLP2枚組に詰め込んだ、揺るぎない傑作。
人気スパイ映画「キングスマン: ゴールデン・サークル」にエルトン・ジョンが出演!
韓国、台湾など、アジア圏の音楽の進歩の凄まじさに驚かされる昨今だが、また台湾のシンガーが日本デビュー。台湾のドラマ『ラベンダー』で日本でも人気が出た彼だが、もともとは歌手志望だそう。本作ではバラード中心でスウィート・ヴォイスを披露。
『スターオーシャン』シリーズ、『テイルズオブ』シリーズなど、数々の大作RPGのサウンドを手がける鬼才・桜庭統が自らアレンジしたアルバム。ファン必携のアイテムだ。
まずは企画の勝利。よくも集めたりの珍曲・秘曲の数々。文明開化の時代のいかにも異国情緒たっぷりの“日本感”が大真面目で楽譜に書き連ねられている。これを日本人演奏家の感性を介して再現したところが本企画の醍醐味であり、ゆえに相当に好企画。
思わず口ずさみたくなるような、誘いに満ちた歌い回しの上手さに唸るばかり。高音域中心に弾かれる「すみれの花咲く頃」など、美声のバリトンを聴くような錯覚に陥る。編曲も総じて趣味が良く、自らピアノも担当する小林信吾のセンスは特筆したい(「黄昏のビギン」は聴きものだ)。たっぷりとした残響が美しい録音。★
カナダが生んだヒーリング・ミュージック界を代表するピアニスト、アンドレ・ギャニオンのベスト・アルバム。ファンには嬉しい、全曲オリジナル音源によるレーベルを越えたコンプリート・ベスト。代表曲「めぐり逢い」を含む15曲を収録。
2009年と2010年のコンサート・ツアーで歌われた音源を収録した、彼女にとって初のライヴ・アルバムで、ベスト盤といえる構成になっている。「Lover,Come Back To Me(恋人よ我に帰れ)」と「五木の子守唄〜リンゴ追分」はCDに初収録。ステージで堂々と歌う彼女の姿を想像させる張りのあるヴォーカルを聴かせる。歌うジャンル、レパートリーの幅広さが客席を満足させている。
演歌色の濃い唄い方&楽曲だが、(1)(5)と演歌の世界では珍しい杉並文化圏に着目したところが面白い。ただ、楽曲によっては旧来の演歌の残り香が強すぎるかなという気も。網倉一也作曲の(5)(6)などのラインが、今後の展開を感じさせて興味深い。
ピアニスト、加古隆のベスト・アルバム。メシアンに学び、先鋭的な演奏家、作曲家としてデビューして以来、その研ぎ澄まされた感受性はますます洗練度を増してきている。