本書は、文豪たちの恋の顛末を、口説き文句を介して紹介する一冊です。
愛人を夢中にさせた太宰治、素直になれない中原中也、甘い口説き文句を連発する芥川龍之介、先輩詩人を熱烈に慕った萩原朔太郎、知らずに男を口説く石川啄木、思いを伝えられない梶井基次郎、身も心も捧げようとした谷崎潤一郎……。
口説き方は文豪によって千差万別です。誠実な口説き文句を伝え続けて願いを成就した文豪もいれば、気の利いたことをしたつもりが上滑りして、失恋をする文豪もいました。そんな忘れられない経験をもとに、優れた作品を生み出した文豪もいます。
口説き文句からはそうした、文豪たちの人間らしい一面を窺い知ることができます。自分が口説かれた気持ちで読んでいただくと、一層、文豪やその作品を、身近に感じることができるかもしれません。
伝説と化した清士、介子推との一閃の交わりに始まる鮮烈な冒頭。本篇は傑作『重耳』につらなる、名宰相・士会をえがく快著である。
47都道府県の名産品や産業、観光地などの特色をマンガとイラストで楽しく学べる書籍です。
【マンガで地理学習のコツがわかる!】
地理に苦手意識がある子やそもそも興味がないから覚える気力がわかない子に必見!
すぐ実践でき、楽しく地理を学習するコツを
「日本一生徒数の多い」大人気社会科講師の伊藤賀一先生がマンガに登場して解説!
【エイの形の北海道!恐竜の形の青森県!】
都道府県の形を動物や食べ物に例えてイラスト化!
形をイメージしながら、楽しく覚えることができます。
都道府県を場所で覚えることが苦手なら、まずは形で覚えてみても。
【知りたい情報がみつかる!47都道府県の方言・グルメ・お土産・観光地】
都道府県の基本情報である県庁所在地や人口、面積、名産品、産業のほかに
各地方ならではの方言やグルメ、人気のお土産、観光地など内容盛りだくさん。
学校では習わないおもしろ情報も満載!
友達や親子での会話のネタになることも間違いなし!
はじめに 地理をお勉強するといいコトいっぱい!
まずは日本地図を見てみよう!
イラストレーター紹介
北海道・東北地方
まんが ご当地訪ね隊、結成!
関東地方
まんが いよいよ地理のレッスン開始!
中部地方
まんが 地方=アイドルユニット!?
近畿地方
まんが かつての日本の中心地
中国地方
まんが 見たい、食べたい、旅したい
四国地方
まんが ガイチ先生のお遍路体験
九州地方
まんが ゆずきの恋、一歩前進
20代、夢をかなえてマンガ家デビュー。
30代、ルポマンガ家として樹海で自殺志願者を助けたり、特殊清掃をしてみたり。
40代、自身の生い立ちをつづったエッセイコミック「酔うと化け物になる父がつらい」「宗教2世な私たち〜神様のいる家で育ちました〜」が話題になったり、パートナーと別れたり……。
そして気がつけば、もう50歳ーーー。
「全部投げ出して、どこかに行きたい」
とはいえ、仕事をすべてやめるわけにもいかない作者が選んだのは、数日間の人里離れた現実逃避のような旅。
ひと気の少ない道の駅で一晩を明かしたり、山のてっぺんのキャンプ場で車中泊をしてみたり、連絡をとっていなかった親族をたずねてみたりーーー。
読後、静かに気力がわいてくる、逃避行エッセイ!
新しい言葉の創造によって“時代”が鼓舞される作品、そういう作品を発表し続けて来た文学者・大江健三郎の20代後半の代表的長篇傑作『叫び声』。現代を生きる孤独な青春の“夢”と“挫折”を鋭く追求し、普遍の“青春の意味”と“青春の幻影”を描いた秀作。
強烈な頭痛に苦しむ曹操を、侍医として支えた神医・華佗。疫病の猛威に心を痛め、医道に身を捧げた医聖・仲景。運命的な出会いをはたした2人は、英雄たちとの交流と駆け引きのはてに、徐々に乱世にのみ込まれてゆく。彼らは“伝説の医術書”を取り戻し、国を救うことができるのか?天下の命運を医療で支えた、“神医”と“医聖”の活躍を描く歴史大河。
妖艶な人妻の心のゆらめき。不倫の歓びと哀しみをリアルに描く、オンナたちのなまな日記。
志望校攻略に欠かせない大学入試過去問題集「赤本」
ウーバーイーツの配達員をしているK。TikTokerをしている女子大生のICO。二人の人生が交錯する時、何かが動きはじめる。
本書は、20世紀の重要な思想家ジョルジュ・バタイユが約15年にわたり書き継いだ、書籍『呪われた部分』の草稿原稿、アフォリズム、ノート、構想をまとめたものである。栄誉、笑い、供犠、エロティシズムなどのさまざまな形の浪費についての断章は、バタイユの未完の体系を浮き彫りにしながら、『呪われた部分』『至高性』『エロティシズムの歴史』などのバタイユの思想の根幹をも宿している。バタイユの思想の源流とエッセンスをたどる待望の書、新訳で文庫に登場。
「私の父の深沢武吉は、生涯巡査であった」。戦中から戦後初期の淡路島。小さな駐在所に身を寄せ合う、ある一家のささやかな幸福と戦争の傷痕。-実父をモデルに著者が遺した昭和の珠玉の物語は、父親とは何か、時代の激変のなかの家族、人間の矜持、生きることの諦観と希望とは何かを問いかけてやまない。
佐藤愛子といえば、やはり『血脈』!
それは、妻子ある佐藤紅緑が、新進女優を狂おしく愛したことに始まった。
大正から昭和へ、因縁の炎が佐藤家を焼き尽くしていく。
圧倒的迫力と感動の大河長篇。
圧巻の三部作を、読みやすくした新装版で刊行。
【旧版からの変更点】
(1)人名・地名・難しい字に、ふりがなを増やしました。
(2)登場人物の系図を栞にして、上・中・下巻に挟み込みました。
(上)のあらすじ
物語は大正4年、当代随一の人気作家・佐藤紅緑が妻子を捨て、新進女優の横田シナを激しく愛したことに始まる。父親・紅緑への屈折した思いを胸に、散り散りになっていく八郎、節、弥、久の4人の息子たち。シナのつれなさに苦悩する紅緑が半ば別れを覚悟した矢先、シナの妊娠が判明。大正12年、愛子の誕生で、シナは紅緑と離れられぬ宿命をようやく受け入れる。
詩歌の実作者が書いた『万葉集』の鑑賞。八世紀後半に成立した『万葉集』は、きわめて難解でありしかしまた我々の心に残る多くの親しまれた歌がある。その膨大な数の歌を、巻一から巻二十まで通読した大岡信の鑑賞には、日本の美学の起源をみる。『万葉集』を現代人が味わい楽しむ「生きた」歌集として魅力ある読み方をするために現代詩人が挑んだ全五巻。