満州事変、日中戦争、アジア太平洋戦争を一連の「十五年戦争」と捉え、戦争拡大に向かう曲折にみちた過程を克明に描いた画期的通史。 解説 加藤陽子
大学生や専門家たちに長らく愛用された哲学史の参考図書、『西洋哲学史の基礎知識』が文庫版で復活。ギリシアからアラビアまで、哲学、宗教から科学まで、西洋哲学の源流となる諸概念を精選。各分野を代表する豪華執筆陣がわかりやすく、きっちり解説した便利な事典。
バッグをデザイン、製作するための基礎知識や技術に関する解説書。バッグの構造や、素材・用具などの知識、縫製の種類、製作技術に関わる事柄を、写真や図で初心者にもわかりやすく解説する。
代数方程式に関するガロワ理論はもっとも美しい数学のひとつと言われる。しかし、その理論が解読され、教育制度に根づくには数学者たちの多大な努力が必要であった。ガロワはまた急進的共和主義革命家としても知られた。天才数学者にして革命家ー本書はその実相を描き、さらに、これまで最大の謎とされてきた死闘死の真相に迫る。決闘前夜の友人宛書信をはじめ自筆草稿を丁寧に読み、真実一路の夭折の生をまっとうした青年の稀有の生涯を再構成する。厳密な歴史学的手法を駆使し、既成の創作的伝記をトータルに超え出ようとする正伝。
“剃刀”の異名を持つ南町奉行所吟味方与力・秋山久蔵。長男・大助を従えて許せぬ悪に立ち向かう。大人気シリーズ、待望の第二幕スタート!
南町奉行所吟味方与力の“剃刀”こと秋山久蔵。前作から約10年。久蔵の嫡男・大助は元服前、岡っ引の弥平次は隠居して幸吉が跡を継ぐなど、それぞれ年を重ねていた。ある日、定町廻り同心の神崎和馬が下手人の似顔絵を家に持ち帰ると、それを見た姉さん女房の百合江は何故か動揺する……。
全30巻で完結した「秋山久蔵御用控」シリーズの第2シーズン開始。
“生活や社会の中に息づく音楽文化、美術文化と豊かにかかわる資質・能力”をいかに育成していくかーー。子どもたちの未来を豊かなものに導くために、小・中・高・大学教育まで、分野を横断する研究者・教育者が多彩なアプローチで模索する授業づくりの研究と実践。
はじめにーー芸術教科の豊かな表現活動を探って/時得 紀子
芸術教育におけるピアノ指導の役割/平野 俊介
自己理解・自己受容を深めるための美術教育計画モデルの検討 /清田 哲男
芸術表現教育の評価に関する一考察 /永田 智子
K.H.エーレンフォルトによる音楽を聴くことの教育ーー生の地平における対話と合意を促す仲介/小山 英恵
兵庫県小学校音楽教育研究大会の公開授業にみる授業研究の動向/河邊 昭子
大学生と児童・生徒が共に学べる環境での芸術教育/小林 田鶴子
音楽との相互関係を結ぶ力を育てるーーアフォーダンス理論による音楽科教育「転回」の視点と実践の展望/内海 昭彦
中学校美術科における表現と鑑賞を一体化した単元モデルの構築/赤木 里香子/森 弥生
ことば・音・動きによる表現を取り入れた音楽づくりの実践への一考察ーー自己表現力育成を目指して/西沢 久実
芸術表現教育における打楽器の活用と展望/飯村 諭吉
創作学習の有効性ーー声によるふしづくりの実践から/桐山 由香
音楽の知覚と感受を呼び起こす器楽合奏指導の工夫ーーワークシートによる言語活動を手立てとして/島田 郁子
音楽の探究を促す教師の言語活動ーー小学校6年器楽アンサンブルの実践を通して/島田 郁子
郷土の音楽を教材とした音楽学習の展開ーー5年単元「阿波踊りプロジェクトを成功させよう」/島田 郁子
再編教科「表現創造科」の取り組みについての再考ーー上越教育大学附属中学校のミュージカルづくりの実践から/遠藤 好子
アクティブ・ラーニングの学習プロセスによる習得学習/今成 満
中学校音楽科のマネジメントーー「音楽の多様性に触れる」教材開発と「生徒のこれからに生きる」授業づくりを目指して/小町谷 聖
子どもが造形活動の意味や価値に気付く授業づくりーー個のよさを実感できる題材から/高橋 英理子
音楽科における社会に生きて働く思考力・判断力・表現力の育成を目指した授業の創造/上原 祥子
音楽鑑賞教育における音楽の視覚化の活用/小島 千か
「総合的・領域横断的な芸術表現教育」の指導者養成に関する実証的研究 /初田 隆/木下 千代
初等教育における身体表現活動を取り入れた実践の試み ーー上越及び兵庫教育大学附属小学校の事例から/時得 紀子
芸術教育を取り巻く状況と今後の展望/時得 紀子
おわりに/時得 紀子
これぞエッセイ! 達人の筆が冴える傑作ぞろい
すぐれた人間観察を筆にのせ、人々の素顔を捉えて絶賛を博した著者が、最も脂ののりきった時期に遺した傑作揃いのエッセイ集。
ここは、とある町のはずれにあるちょっと不思議な古本屋。
あなたが読みたいと思う本が、きっと見つかります──。
1話10分で完結するアンソロジーシリーズ第二弾!
涙あふれる「感動」のお話を集めました。
・お母さんのクローゼットの奥で見つけたのは、紫色の小さな箱。
はるか遠くで引っかかる小さな記憶。その箱を開けたときに──?
・六年生になる春休み、ママを交通事故で亡くした親友の芹奈。
必死に“ふつう”であろうとするその姿に……。
・すべての天候がAIで管理されるようになった時代。
突然の雨が織りなす、心あたたまるストーリー。
1話10分で完結するから、朝読書やちょっとしたすきま時間に最適!
小学3年以上の漢字にはふりがなつき。
本書は、文豪たちの恋の顛末を、口説き文句を介して紹介する一冊です。
愛人を夢中にさせた太宰治、素直になれない中原中也、甘い口説き文句を連発する芥川龍之介、先輩詩人を熱烈に慕った萩原朔太郎、知らずに男を口説く石川啄木、思いを伝えられない梶井基次郎、身も心も捧げようとした谷崎潤一郎……。
口説き方は文豪によって千差万別です。誠実な口説き文句を伝え続けて願いを成就した文豪もいれば、気の利いたことをしたつもりが上滑りして、失恋をする文豪もいました。そんな忘れられない経験をもとに、優れた作品を生み出した文豪もいます。
口説き文句からはそうした、文豪たちの人間らしい一面を窺い知ることができます。自分が口説かれた気持ちで読んでいただくと、一層、文豪やその作品を、身近に感じることができるかもしれません。
スウェーデンで20万部突破!
北欧ミステリーの女王、新シリーズ開幕。
女性刑事と男性メンタリストが忌まわしい過去に端を発する奇術連続殺人に挑む。
女は箱に幽閉され、剣で貫かれて殺されていた。まるで失敗した奇術のように……ストックホルム警察の刑事ミーナは、メンタリストで奇術に造詣の深いヴィンセントに協力を依頼する。奇術に見立てた連続殺人が進行中なのだ……。スウェーデン・ミステリーの女王レックバリが一流メンタリストとコンビを組んで送り出した新シリーズ第1作。
60か国43言語で刊行され、売上は3000万部を突破。スウェーデン・ミステリーの女王カミラ・レックバリが長年の友人でもあったスウェーデン屈指のメンタリスト、ヘンリック・フェキセウスとタッグを組んだ新シリーズ第1作である本書は、人口900万人のスウェーデンで20万部を売り上げ、36か国での翻訳刊行が決定しています。
ひとりぼっちの高校生活を送る引っ込み思案の少女・志音。くじ引きで吹奏楽部部長となった大志。屋上でドラムのバチを手にリズムを刻む志音を見た大志は思わず部活に勧誘する。大志との二人きりの演奏を通して人と一緒に演じる楽しさを知った志音は入部を決意する。その夢は大きく「東日本大会」出場!
本書は日本人のシベリア抑留という歴史的事象を音楽・芸術の地平から見渡すものである。生と死のはざまにあって人間の芸術、また人間の創造性という根源的テーマによって生き延びたという証言が数多く見つかるのである。
序論◉沈黙の時代から想起の時代へ
[第I部]満州・シベリア・日本を繋ぐ音の記憶と文化表象
第1章◉シベリア抑留前史
第2章◉シベリア抑留下の日本人の文化創造活動
第3章◉シベリア抑留における民衆の音楽
第4章◉創作物に眠る記憶ー二種類の『ソヴェート歌曲集(附)日本闘争歌集』
第5章◉楽器バソンをめぐる一二〇年の記憶
[第2部]シベリア抑留を想起する
第6章◉野町右京『北方物語』に見るナラティヴ
第7章◉史料と想起ー「新声楽劇団」をめぐる日露の三つの史料研究
第8章◉四國五郎の死生観ー創作に見るシベリア抑留の想起と表現
第9章◉さまざまな「シベリアの想起」の言説
第10章◉記憶の継承へーアートの社会実装の試み
茶畑高校に通う高橋優希。人生はパーティーチャンスの連続で、楽しむことが大好き。
同じく茶畑高校に通う佐々田絵美。カナヘビとカマキリが大好きで、自分自身の形がまだはっきりしない16歳。
クラスの一番遠くにいた二人が、ある日の放課後、偶然出会って?
「くさくさしていた高校時代の思い出が、もしかしたらそんなに悪いものではなかったのかも。と思い直せるような、そんなマンガ」コナリミサト(「凪のお暇」)も絶賛の第1巻!
僕達は本当のことなんて1ミリも知らなかった。東京から深澤が転校してきて、何もかもおかしくなった。壮多は怪我で「鹿踊り部」のメンバーを外され、幼馴染みの七夏は突然姿を消した。そんな中、壮多は深澤と先輩の三人で宮沢賢治ゆかりの地を巡る自転車旅に出る。花巻から早池峰山、種山高原と走り抜け、三陸を回り岩手山、八幡平へ。僕たちの「答え」はその道の先に見つかるだろうか。「青」のきらめきを一瞬の夏に描く傑作。
心はどこで、どうして生まれるのか?
無限、カオス、ゲーデルの不完全性定理。「不可能問題」に取り組む古今の数学者らの純粋な姿が、著者に確信的インスピレーションを与えた。「数学は心だ」。共通難問を追究する人類の数学的営みが脳を発達させ、記憶、思考・推論、感覚・知覚といった心の働きを生む。諸研究を用いて語られる「心」と「脳」の関係は、固いアタマに風穴を開けてくれる。世界最先端の数学者による思索の書。
プロローグ
第一章 数学は心である
第二章 心が脳を表現する
第三章 複雑系としての脳
第四章 カオスの超越性と心
第五章 心は数式で書けるのか
第六章 記憶と時間と推論
エピローグ
文庫版あとがき
エクソフォニーとは、母語の外に出た状態一般をさす言葉である。長年にわたってドイツ語と日本語で創作活動を続けてきた著者にとって、言語の越境とはまさに文学の本質的主題に他ならない。越境で何が見えてくるか。それは自らの文学をどう規定してきたのか。自己の立脚点を試掘するかのような鋭敏なエッセーが、言葉の煌めきを映し、文学のありようを再定義する。
日本文学史上類を見ない特異な思索小説「意味の変容」。併録「マンダラ紀行」「十二夜」と共に、異能の作家の全貌が明らかになる。解説 柄谷行人
芥川賞候補作
島清恋愛文学賞受賞作
死ぬなら、がんがいいな。
がん大国日本で、医者との付き合い方を考える病院小説!
ある日、サンドウィッチ屋を営む妻が末期がんと診断された。
夫は仕事をしながら、看護のため病院へ通い詰めている。
病室を訪れるのは、妻の両親、仕事仲間、医療従事者たち。
医者が用意した人生ではなく、妻自身の人生をまっとうしてほしいーー
がん患者が最期まで社会人でいられるのかを問う、新しい病院小説。
解説・豊崎由美