本書では、多種多様な動物を紹介しながら、種の多様性だけでなく、個体の生き方・性格・分布、固体群や群集の変化などを、空間的、時間的に考察し、その多様性の成立条件と守り方を考える。
東南アジアは“うまさ”の宝庫。地球を歩くこと25年の著者が、味覚と好奇心を大いに満足させる“屋台グルメ”の旅にあなたをお誘いします-お馴染みトム・ヤム・クンはじめ、焼き海老、激辛サラダ、あつあつ点心に、南国フルーツ…等々、垂涎もののお店の情報を満載。エキゾチックで活気あふれるアジアの素顔に切り込んだ、「少ない予算で大きく遊ぶ」ためのパワフル旅行案内。
八八艦隊計画で実現しなかった「信濃」の船体、主砲と、米の「ジョージア」の艦橋、五インチ両用砲、四十ミリ機銃をつなぎ合わせた戦艦「フロリダ」が戦後、建造された。太平洋戦争における日米最大のライバル艦をマイアミに記念艦として保存するには、ある意図があった。一九六二年にキューバとソ連が企てた無謀な挑戦、世界が全面核戦争の脅威にされされた、あの一ヶ月以上にわたる紛争「キューバ危機」において最も活躍したのは、この異形の合成獣であったからだ。-八八艦隊物語シリーズの著者が放つ渾身の本格戦記傑作。
「日々これ好日」を地で行く金井英一郎が眺めたスキーにまつわるオモテ話とウラ話。「スキーよもやま話」といっても、そんじょそこらの物とはちがいます。なにしろ現役バリバリ、現代スキーの生態を語りまくった22篇の軽妙スキー・エッセイです。
参事も、主事も行方不明です!隊長!日本各地で問題を起こしたサラリーマン達は、ますます激流へ、今度は、海峡横断へと出掛けて行った。
ガーデニングが、いのちと魂を育ててくれたー二人の子供を亡くし、夫との心の溝に苦しんだ著者。その彼女を癒してくれたブドウや野菜たちとのふれあいの記録。
いつの世とも知れぬ昔。蒼穹に黒い馬が現われた。馬は下界を偵察し、ゆっくりと降下した。馬が着地すると、その腹から梯子が伸びた。黄河の肥沃な地に降り立ったのは、坂本龍馬たちだった。一方、西暦一九二七年。中華民国の首都北京郊外。時間監視者により呼び出された沖田総司とギリシァの英傑ヘラクレスがいた。自決するはずの王国維がなぜか死なないのだ。そして師の羅振玉より十二年前、京都で総司と会っている旨を聞く。一行は京都へ…。なんらかの工作が行われているようだ。あの『刻謎宮』が中国で蘇る。
文永・弘安の役として語られる蒙古襲来は、戦場や武家政権のみでなく、地域社会に広汎な傷跡を残した。パクス・モンゴリカの世界情勢のなかで、日本の国家と社会はいかに対応し変わっていったのか、その具体像を描く。
大空を自由自在に飛びたいという人類の願いは、ヘリコプターという究極のマシンによって現実のものになりました。本書では、飛行のしくみやメカニズム、発展の歴史から操縦方法まで、ヘリの魅力のすべてを紹介します。ヘリの最高速度は?最高高度は?無給油でどれだけ飛べるか。ユニークな飛行記録や最新機体の写真も満載です。
本書は、現在拡大しつつある経済危機の歴史的背景と、その危機がこれからどう展開するかを論じたものである。
マスプロダクションのなかで、人目をひく「刺激的」なだけのデザインがまかりとおり、経済合理性と生産の論理優先で、不必要なだけでなく有害な製品が地球を汚しつづけている。著者パパネックは、このようなデザインの現状にまっ向から異議を唱え、われわれが真に必要としているものを探り、豊かな思考に支えられた数多くのデザインを生み出し、問題提起をしてきた。つねに、それを使う人間と、それが作られる状況、そして使われる環境を考える、著者独自の「生態学的デザイン」をさらに発展させた本書は、現在の地球環境がおかれた危機的状況に対する警鐘と提言に満ちている。