建築家の希望はどこにある?槇文彦の問いに伊東豊雄、塚本由晴、藤村龍至ら17名が答える。
農薬使用を前提に品種改良された日本のリンゴを、農薬も肥料も使わずにつくる方法を見つけた農家・木村秋則。彼の畑には、通常の1.5倍から2倍の微生物が生息するため土は肥え、伸び放題の草にすみ着く多種多様な昆虫類が害虫の大量発生を抑えている。また、リンゴ自体の免疫機能が高く、病気に対する耐性も強い。木村の畑を研究する学者が、「奇跡のリンゴ」を生み出した「自然栽培」の驚異のメカニズムを分かりやすく解説。
街で、庭で、山や森で。花束や食材として。私たちの暮らしの中で、植物を目にしない日はほとんどありません。ところで、そんな身近な草木や花々、野菜や果物は、どうして「その形」をしているのでしょう。葉や枝や根、花や果実が、それぞれどんな理由でいまの形になったのか、豊富な図版をもちいて基礎からやさしく解説する植物学入門。
第1章 葉はなぜ平たいのか
第2章 葉の断面の形を考えてみよう
第3章 葉の厚みの多様性を考える
第4章 葉の大きさと形の意味
第5章 茎はなぜ長細いのか
第6章 根はなぜもじゃもじゃなのか
第7章 花の色と形の多様性
第8章 果実の形は何が決めるのか
第9章 草の形・木の形を決める要因
第10章 生物と環境のかかわり
環境を巡る社会のあり方について、生態学、経済学、法学の3つの学問分野から取り上げ、環境問題に関して総合的に解説している。まずは、気候変動の原因と影響、生物多様性と生態系サービス、地域の持続可能性といった地球環境問題を取り上げる。次に、環境政策の経済的手段とポリシー・ミックス、FIT、環境問題と経済成長など、環境と経済を学ぶ。最後に、環境基本法と環境法の理念・原則、個別環境法の仕組みと環境影響評価法、環境訴訟、原発規制と放射性物質による汚染への対処など、環境における法の役割を考える。
1.さまざまな地球環境問題 2.気候変動の原因と影響 3.生物多様性と生態系サービス 4.森林の持続的利用 5.環境問題と地域の持続可能性 6.環境経済学の基礎 7.環境政策の経済的手段とポリシー・ミックス 8.環境政策における経済的手段の理論と実際 9.再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT) 10.環境問題と経済成長 11.環境における法の役割 12.環境基本法と環境法の理念・原則 13.個別環境法の仕組みと環境影響評価法 14.環境訴訟 15.原発規制と放射性物質による汚染への対処
国産自動車の黎明期は、軍用を中心としたトラックの開発・製造が主な活動であった。第二次世界大戦後、民需転換を進めたトラックメーカーは、多種少量生産による設計・生産体制などを整備、4メーカーに集約されつつ進化の道をたどることになる。この足跡は乗用車とは異なる側面を持つ、日本の自動車技術発展史といえる。本書では、20 世紀に歩んだ国産トラックの足跡を、多数の図版とともに解説する。
第1章 量産自動車メーカーの誕生と戦前のトラック
第2章 戦後の混乱からの脱出(1945〜59年)
第3章 4大メーカーによる多様化の時代へ(1960年代)
第4章 排気・騒音規制のなかの高性能追求(1970年代)
第5章 空力・電子制御・経済性の追求(1980〜90年代初頭)
第6章 構造不況といわれるなかでの技術革新(1990年代〜2000年代初頭)
サステナビリティ関連のリスク等に関する情報開示についてグローバルベースの基準化が進むなか,「法務」はそれらにどう関わるのか。本書は,開示に関する法的枠組みの基礎から,各課題の勘所・開示にあたっての留意点等を,「開示法務」という切り口で概説。
はじめに
第1章 情報開示と法務
1. 情報開示の目的
2. 情報開示の制度概要
3. サステナビリティ情報とは
4. リスクファクターの開示
5. 情報開示の法的責任
第2章 サステナビリティ課題毎の情報開示の考え方
1. 気候変動
2. 自然資本・生物多様性
3. その他の環境課題
4. 人的資本
5. 人権
6. サイバーセキュリティ
7. コーポレート・ガバナンス
8. 知的財産・無形資産
第3章 サステナブルファイナンスにおける情報開示
1. サステナブルファイナンスとは
2. グリーンボンド
3. ソーシャルボンド
4. サステナビリティ・リンク・ボンド
5. トランジションボンド
6. インパクト投資とインパクト企業による情報開示
アジアをはじめとする新興国の流通は、地域や消費者の所得層によって分断されており、また小規模な商人が分立し、近代的なチェーンも未発達という特徴を持つ。それを受け、様々な進出企業のチャネル戦略は、独特なものとなっている。
本書は、アジアの複数の国々の、様々な企業(日本企業・欧米企業・現地企業)の事例を比較することによって、その実像に迫る。
アジア新興国に進出する日本企業は、製品・サービスには定評があるにもかかわらず、苦戦を強いられている。本書は、これまでその実態が解明されてこなかった、アジア新興国へ進出した企業のチャネル戦略に光を当てる。さらにフィールドスタディの手法も取り入れ、アジアの現場関係者の証言や観察、そして現地語の資料を中心に、国と企業という2軸による比較事例分析を行う。実務家にもおすすめ。
第1部 序論 リサーチクエスチョンと分析の枠組み
第1章 研究の課題と方法
第2章 新興国チャネル研究の分析枠組み
第2部 個別企業の各国別チャネル戦略
第3章 欧米多国籍企業のアジア・チャネル戦略
第4章 花王:統合型チャネル選択の内在的論理
第3部 チャネルのパートナーシップの展開
第5章 ライオン:パートナーシップによるチャネルと組織間学習
第6章 マンダム:支援と牽制によるエージェンシー関係
第4部 国の視点からの各企業のチャネル戦略
第7章 ベトナムにおける日用品各社のチャネル戦略
第8章 中国現地企業のチャネル戦略
第9章 中国日用品メーカーのECチャネル戦略
終 章 アジア新興国におけるマーケティング・チャネルの選択
微積分や線形代数の先には、どのような世界がくりひろげられているのだろう。東大数理の執筆陣が、いま数学ではどのようなおもしろい研究がおこなわれているのかを、初学者に向けて生き生きと紹介。好評を博した『数学の現在 i,π,e』の続編。
はじめに(編者)
記号表
第1講 整数論ーー非可換類体論入門(三枝洋一)
第2講 代数幾何ーー射影多様体の群対称性の話題から(小木曽啓示)
第3講 微分幾何ーー退化する多様体を応用する:爆発する曲率(本多正平)
第4講 数学基礎論ーー公理的集合論の紹介:実数の集合を中心に(酒井拓史)
第5講 表現論ーー圏化と表現論(阿部紀行)
第6講 表現論ーー表現の誘導と制限(大島芳樹)
第7講 代数幾何ーー特異点とモジュライ(植田一石)
第8講 数論幾何ーー数論的な微分方程式とその幾何学性(阿部知行)
第9講 代数幾何ーー特異点解消とマッカイ対応(伊藤由佳理)
第10講 代数幾何ーー可換環論における代数幾何的手法(高木俊輔)
第11講 整数論ーー局所ラングランズ対応とその幾何化(今井直毅)
第12講 複素幾何ーー標準束の複素幾何学(高山茂晴)
索引
よこがお
日本人にとってのコメをめぐる環境と思想は、どのような歴史をたどり、現代の食文化や農耕のあり方にどのような問題を投げかけるのか。東南アジアのコメの文化・思想も視野に入れながら、民俗学・神道・植物学・農業従事者などコメの現場に携わる様々な立場の識者が、コメをめぐる環境・思想の多様性について追究、そのあるべき未来を提言する。
電子技術時代の日本語表記と印刷・伝達形式を考えるとともに、コンピューター以前の書き言葉のあり方を見なおし、新しい技術を歴史的文脈において評価する。
実用面を意識したASRに関するコンクリート診断,および基盤技術としての骨材の岩石学的評価を記した専門書.
主にASRについて詳細に解説しているが,ASRと区別するために,塩害や中性化などのほかの劣化機構についても解説している.
また,ASR劣化をより正しく分析し,原因解析するために必要な岩石学的評価についてまとめた,初の書籍である.多数の岩石の顕微鏡写真を収録したCD-ROM付き.
第I部 ASRに関するコンクリート診断学
1章 ASR研究の系譜と展望
2章 ASR劣化に対する維持管理
3章 ASR診断のフローの実際と詳細
4章 骨材のアルカリ反応性評価と抑制対策
5章 新しい方法の提案
第II部 ASR診断に必要な基盤技術と専門知識
6章 ASRの作用機構
7章 多様化する骨材に起因するさまざまな問題
8章 コンクリートと骨材および混和材の詳細分析・評価方法
9章 骨材の岩石学的評価
10章 骨材の地質学的産状とASR の可能性
19世紀のパリのアパルトマンや、使用人のいる上流階級の住宅の台所から、C.ペリアン、P.シャロー、レンゾ・ピアノら建築家が手がけた台所など、フランスを中心とした西欧の台所の変遷からみる近代史。
家事労働の能率化によって獲得した時間と、機能的でコンパクトになり、合理化されたことにより失われた空間を問う。
目次:ミシェル・ブラスによる序文
序章 1 はじめに 2 本書の趣旨 3 研究の方法
第1章 台所空間の縮小化ーー失われたテーブルと椅子
1 進歩として扱われる移動可能なセンターテーブルの消失
キッチン・カード:ビーチャー姉妹とアンクルトムの台所
2 フランス20世紀初頭の台所の建築的レシピーー類型の多性様
キッチン・カード:パリにおけるブルジョワのアパルトマンの台所
キッチン・カード:慈善財団の台所
3 台所の建築的レシピ 1920〜1930年ーーモデルの発明と展開
キッチン・カード:リリアン・ギルブレスによる有名な台所
4 建築家たちのライバル意識ーーモデルの伝播とテイラーリズムの普及 1920〜1930年
キッチン・カード:かの有名なフランクフルト・キッチン 1926年
キッチン・カード:最小限の台所の大コンペティションーーフランクフルトCIAM 1929年
キッチン・カード:パリ市の台所のタイプ 1920〜1930年
キッチン・カード:ヴィラE1027の台所 1926〜1928年
キッチン・カード:ピエール・シャローとガラスの家の台所 1928年
5 アナザー・レシピ:ユートピア、余暇における居住環境
キッチン・カード:モスクワの共同サービス付きの小さな台所
第2章 窓がなくなりリビングに開かれた台所
1 窓がなくなりリビングに開かれた台所
キッチン・カード:ユニテ・ダビダシオンの台所 1947〜1952年
2 戦後の台所のレシピーーベビーブーム期における標準化
3 建築家の役割
4 シャルロット・ペリアンの多彩な台所
キッチン・カード:ベビーブーム期の台所の標準型
キッチン・カード:1950年代のアメリカの台所
キッチン・カード:1950年代のスェーデン・キッチン
5 1950年代の建築モデルは存続する
キッチン・カード:1960〜1970年代の台所
キッチン・カード:デザイナーとキュイジニストの台所
第3章 獲得した時間と失われた空間を求めて
1 時間との闘いのなかで何を獲得したのか
2 獲得した時間、失った空間、食事の準備
3 20世紀の男性、女性、子ども、そしてキッチン
付録 今日のキッチン・カード
キッチン・カード:3つのドアのある台所
キッチン・カード:台所ーー設備を埋設した壁
解題 「19〜20世紀の日欧における台所近代化」須崎文代
近年,自然科学には社会への貢献が強く求められるようになり,生物多様性および生態系サービスに関する社会的要請が年々高まっている。では,どのようにして,生態系サービスを享受できる自然共生社会を作ればよいのだろうか。そのためには,現在の人間活動によって生態系がどのように壊れてしまっているのかという個々の問題を理解する必要がある。そこで,人間活動と生態系に関する諸問題について,応用生態学の分野で活躍する17名の研究者が基礎から応用的側面まで含めて概説したものが本書である。今後の生態学は,基礎的な生物学に留まらず,人間社会を扱う境界領域が発展していくことが予想される。本書はこの領域の充実に寄与し,生態学の社会貢献を加速するための一助となるだろう。
1. 人間活動の歴史
2. 生物多様性の危機
3. 都市の自然環境
4. 二次的な自然環境
5. 生息地の分断化
6. 農業の特性と生物の応答
7. 林業の特性と生物の多様性
8. 漁業の特性と生物の適応
9. 環境汚染と生態影響評価
10. 外来生物の生態学
11. 野生生物資源の管理と持続的利用
12. 生態系の保全と再生
「かたち」をじっくり観察してみると虫って意外におもしろい!?虫が好きな人もキライな人も、「いろいろ」な虫たちをスケッチして、生き物の「れきし」や「くらし」について考えてみよう。
去る6月6日に成立し13日に公布された金融商品取引法改正は、金融・資本市場の競争力強化のため、プロ向け市場の創設、上場投資信託等の多様化、証券会社・銀行間のファイアー・ウォール規制の見直し、利益相反管理体制の構築、課徴金制度の見直し等を柱としている。立案担当者が各改正条文について解説する。
時代を駆け抜け、時代をリードし、世界のポピュラー音楽を牽引した405人のミュージック・ヒーローたちーその歴史と全容、始まりつつある変容を追う。
ニューロマスキュラー・テクニック(NMT:神経筋テクニック)とは、触診によって身体の中枢神経系と筋骨格系の間にバランスをもたらたす軟部組織へのマニピュレーションを行い、痛みを和らげるアプローチ。その歴史と発展について解説し、線維筋痛症に見られる症状の多くを含むよくある筋骨格系の機能障害に関して、治療オプションをわかりやすく紹介する。
また、腹部、リンパ系、過呼吸などの呼吸パターンといった、筋骨格系以外の部位で生じた機能障害を治療するにあたり、NMTをどのように使えばよいかといった点にも触れている。臨床経験や科学的な経験、さらに文献資料から治療家に役立つ情報や指針を分析し、組み合わせ、明確に示しており、さまざまな形式のNMTをほぼすべて網羅。NMTについて最大限に学べる教科書。NMTとタイ・マッサージを合体させるという興味深い考えも収録。NMTに強い影響を与えた初期のカイロプラクティックについても取り上げており、NMTについて多くのことが学べる教科書。
特徴
・軟部組織の不調の原因の解説
・治療のなかで日々目にすることが多い圧痛点とトリガーポイントのパターンについての詳細な図や解説
・内臓ー体性反射や体性ー内臓反射に関連する圧痛点について、診断と治療の両方の観点からその価値を説明
・ヨーロッパと北米におけるNMTの解説
・あらゆるボディワークの治療家や鍼療法士向けに治療オプションを分かりやすく解説
「この本では、生物の形態を、一般にヒトがどう考え、どう取り扱うかについて、私の考えを述べた。いままで、形態そのものを扱った本は多いが、こういう視点の本はないと思う。」
生物の形に含まれる「意味」とはなにか? 形を読むことは、人間の思考パターンを読むことである。解剖学、生理学、哲学から日常まで、古今の人間の知見を豊富に使って繰り広げられる、スリリングな形態学総論。ものの見方を変える一冊!
文庫版によせて
はじめに
1 自己と対象
2 形態学の方法
3 形態とはなにか
4 対応関係ーー相同と相似
5 重複と多様性
6 純形態学
7 機械としての構造
8 機能解剖学
9 形態と時間
10 形態の意味