私たちは、もはや「常識」が通用しない「ノーノーマル時代」を生きています。「ノーノーマル時代」を生きるリーダーに求められるのは、目的(パーパス)の明確化、多様な意見の尊重、心理的安全性の確保です。本書は、パーパス経営や人的資本経営、DE&Iを実践に活かしながら、「働きがい」を生む現場づくりの秘訣を解説します。予測不能な時代に対応するリーダーシップの本質を追求し、組織や個人が成長するための方法を提案。すべてのビジネスリーダーに贈る、実践的な教科書です。
「病院」が、病気のための建築から健康のための「健院」へと変わりつつある。21世紀・日本の医療施設のパラダイムシフト。
一般相対論は重力の理論であり、また時間と空間を結びつける理論でもあるが、数学の立場からは物理現象をリーマン多様体の理論に基づく考察によって定式化する理論ともいえる。本書は筆者の講義をもとにして、数学の立場から書かれた、一般相対論の骨子であるアインシュタイン方程式が内包する幾何学への入門書である。まず、多様体上における微積分の準備をテンソルを介して行い、次に特殊相対性理論を扱う。その後、アインシュタイン方程式の導出をし、非真空アインシュタイン方程式、コーシー初期値問題としての定式化、シュバルツシルト時空、ハミルトン形式との関係などを解説する。最後には、いわゆるブラックホールのホーキング・ペンローズ理論を解説する。
私たちが暮らす現代産業社会の源流は,古代の食料生産革命から生まれた「アグラリアン社会」(農業社会)にある。すなわち高い農業生産性を誇るが,その生産法は大量の水と肥料を必要とし,しかも環境変動に対して極めて脆弱な単作(モノカルチャー)が卓越する。この「アグラリアン社会」に由来するシステムと思考が,豊かな森林を破壊し地球規模の環境危機を引き起こしている。ではどうすればよいのか。食料生産革命を経験しない「自然社会」として多様で豊かな農と食を育んできたアフリカに学ぶことで,精神のモノカルチャーと化した現代社会の行き詰まりを解決する術を探る。
中国経済減速の懸念が高まる一方、ASEAN経済は堅調な成長を遂げている。中国との連携を深化させることでASEAN経済は次の発展段階へと進みつつある。経済規模は2025年にも日本を超えると見込まれ、こうした変化を正確に把握することが、日本企業の長期的な成長に必要不可欠である。ASEANの専門家が緊密化する中国関係を多角的に検証!
第1章 米中対立下のASEAN-均衡戦略の現状と展望ー(石川幸一)
第1部 経済統合
第2章 ASEAN中国自由貿易地域(ACFTA)をインフラに南進する中国(助川成也)
第3章 緊密化する中国とASEANの貿易(宮島良明)
第4章 中国企業の対ASEAN投資の現状ーASEANが「最大の投資先」にー(牛山隆一)
第5章 ASEAN金融統合の展望ー中国,そして日本とどう付き合うかー(赤羽 裕)
第2部 経済協力
第6章 「一帯一路」とメコン協力の実態(藤村 学)
第7章 ASEANのエネルギーとラオスにおける電力事情ーASEAN各国の多様性と環境・経済発展のジレンマー(春日尚雄)
第8章 カンボジアに対する中国の影響力ー経済的プレゼンスと話語権ー(鈴木亨尚)
第9章 中国・ASEANの経済展望と日本の稼ぐ力(大泉啓一郎)
高付加価値農業を実現する新たな農資源として、薬用作物の栽培・活用に注目が集まっている。薬用作物は日本薬局方の規定に合致する必要があり、薬価も規定されているため、決して高価格で取引されている状況ではない。過去に栽培されていた薬食同源の園芸作物や未利用作物などを新たな農資源として探索し、農業利用と薬用利用の可能性を見出すことで、持続的かつ高収益型の農業生産を実現できる可能性があるが、薬用作物の研究は薬学分野が中心であり、農学分野の知見は極めて少ない。
そこで、本書では、史的研究、医薬学、農学、食品科学、農業経済学の専門家による異分野融合研究チームが、特産園芸作物の探索、生産から加工・販売を通じて消費者に至るまでのバリューチェーンに応じた研究課題について、果樹・シャクヤク・サフランなどの特産園芸作物の高付加価値化を目指した総合利用技術開発、薬用作物を活用した異分野連携アグリビジネスを提案し、薬用作物活用による新たな産業創出の可能性を提案する。
カラー口絵8頁
東京一極集中は是正すべきか? 地方から東京への大学進学は抑制すべきか? 人口減少で揺れる都市と地方の課題を,データと経済学で多角的に解き明かす。単純な二項対立を越えて,バランスの良い「落としどころ」を探る,政策議論のための必読書。
1章 一極集中と首都機能移転
2章 人口移動がもたらす都市化
3章 大都市の功罪
4章 進学や就職による移動
5章 コロナ禍の都市・地域
6章 都市・地域における多様性
7章 少子化による消滅可能性
8章 見えない価値の可視化
9章 政策をめぐる議論に向けて
本書はチャプレンへのインタビューを通してさまざまな疑問を検証するとともに、さらにスピリチュアルケアという対人援助の臨床構造を明らかにし、実践現場から求められるスピリチュアルケアの考え方や方法を紹介した画期的な本である。
第六回配本、第六巻は『自然科学史/数学史/医学史』。標題分野における著作・論文を幅広く収録。解題担当は武田時昌。
科学史の諸領域にわたり独自の史観を打ち立て、独創的な研究を生み出すと共に科学史を一つの学問分野として確立した藪内清(1906-2000)。単行本未収録の論文、入手困難な著作を中心に多岐にわたる氏の業績を編む。各巻解題・月報付。
第七回配本第6巻は『自然科学史/数学史/医学史』。標題分野における著作・論文を幅広く収録。解題担当は武田時昌。
【目 次】
第一編 自然科学史
ギリシャ科学の精神
序論 自然科学の源流 / 第一章 エジプトとバビロニア / 第二章 科学の誕生 / 第三章 プラトンとアリストテレス / 第四章 アレキサンドリア時代の科学 / 第五章 ギリシャ・ローマ時代の科学
自然科学史 古代・中世編
第一章 古代文化民族の科学 / 第二章 ギリシア時代の科学 / 第三章 アレキサンドリア時代の科学 / 第四章 グレコ・ローマ時代の科学 / 第五章 イスラム時代の科学 / 第六章 中世のヨーロッパ科学
科学史概説
第一章 古代の遺産 / 第二章 ヨーロッパ中世とイスラム / 第三章 新時代の科学 / 第四章 ニュートンとその時代 / 第五章 近代科学の成立
第二編 数学史
支那数学史
第一章 古代の数学 / 第二章 九章算術 / 第三章 劉徽及び祖沖之父子 / 第四章 算経十書 / 第五章 隋唐の数学 / 第六章 宋元の数学と天元術 / 第七章 明代の数学 / 第八章 西洋数学の輸入 / 第九章 清代の数学
中国の数学
算学啓蒙について
天平時代の尺度
数え方の多様性
数学書にみる政治ーー人民への配慮
第三編 医学史
『黄帝内経素問』
新出土資料と医学
中国における伝統医学
予防医学と薬の三品分類
解 題(武田時昌)
第一編 自然科学史
ギリシャ科学の精神
序論 自然科学の源流 / 第一章 エジプトとバビロニア / 第二章 科学の誕生 / 第三章 プラトンとアリストテレス / 第四章 アレキサンドリア時代の科学 / 第五章 ギリシャ・ローマ時代の科学
自然科学史 古代・中世編
第一章 古代文化民族の科学 / 第二章 ギリシア時代の科学 / 第三章 アレキサンドリア時代の科学 / 第四章 グレコ・ローマ時代の科学 / 第五章 イスラム時代の科学 / 第六章 中世のヨーロッパ科学
科学史概説
第一章 古代の遺産 / 第二章 ヨーロッパ中世とイスラム / 第三章 新時代の科学 / 第四章 ニュートンとその時代 / 第五章 近代科学の成立
第二編 数学史
支那数学史
第一章 古代の数学 / 第二章 九章算術 / 第三章 劉徽及び祖沖之父子 / 第四章 算経十書 / 第五章 隋唐の数学 / 第六章 宋元の数学と天元術 / 第七章 明代の数学 / 第八章 西洋数学の輸入 / 第九章 清代の数学
中国の数学
算学啓蒙について
天平時代の尺度
数え方の多様性
数学書にみる政治ーー人民への配慮
第三編 医学史
『黄帝内経素問』
新出土資料と医学
中国における伝統医学
予防医学と薬の三品分類
解 題(武田時昌)
これからもずっと、虫と生きていく
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昆虫研究者
昆虫館職員
昆虫写真家
昆虫YouTuber
殺虫剤メーカー
環境調査など……
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人気の職業から、知る人ぞ知る職業、いままでになかった新しい職業まで
プロフェッショナル15人が語る、仕事のリアルと昆虫の魅力!
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■もくじ
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【第1章】昆虫のなぞに挑む
昆虫学者、大学博物館で働くーー丸山宗利(昆虫学者)
バッタで生きるーー前野ウルド浩太郎(昆虫学者)
自由人の日々--小松 貴(昆虫学者)
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【第2章】みんなに知ってもらう
イモムシに魅せられてーー前畑真実(伊丹市昆虫館学芸スタッフ)
虫と人の仕事ーー柳澤静磨(磐田市竜洋昆虫自然観察公園副館長)
うみねこ博物堂の仕事 好奇心とともに生きるーー小野広樹(「うみねこ博物堂」店主)
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【第3章】つくって魅力を伝える
虫を愛でたり、土をこねたりーー奥村巴菜(陶芸家)
物語と写真、そしてこれからーー法師人 響(昆虫写真家)
やりたいこと 昆虫を描く仕事への挑戦ーーじゅえき太郎(昆虫イラストレーター、漫画家)
昆虫の新しい魅せ方ーーむし岡だいき(昆虫採集YouTuber)
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【第4章】企業で働く
「虫を食べたい」に応える仕事ーー齋藤健生(TAKEO株式会社代表取締役)
虫ぎらいが、害虫の飼育? わたしと虫たちのフシギな半生ーー有吉 立(生物飼育のマイスター)
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【第5章】虫たちと共存するために調べる
農業試験場や病害虫防除所での「虫の仕事」--大野 豪(沖縄県農業研究センター石垣支所上席主任研究員)
昆虫研究で環境問題を解決したい!--坂本佳子(国立環境研究所生物多様性領域主任研究員)
虫を知ることは環境を知ることーー名嘉猛留(フリー環境調査員)
世界は原発危機から何を学ぶべきか。
ヨーロッパのラテン語・ギリシア語とインドのサンスクリット語に共通の祖となる、失われた起源の言語ーー。そんな仮想の言語の話し手として「アーリヤ人」は生み出された。そして、それは瞬く間にナチス・ドイツの人種論に繋がる強固な実体を手に入れる。近代言語学の双生児「アーリヤ人」は、なぜこれほどまでに人々の心を捉えて離さないのか。
言語学誕生の歴史から、「すべての起源」インドに取り憑かれた近代ヨーロッパの姿が克明に浮かび上がる!
「インド学」はインドで発達した学問ではない。18世紀末からサンスクリット語文献を集めてきたヨーロッパを中心に発達してきた。私たち日本人が抱く「インド」イメージもまた、近代ヨーロッパという容易には外しがたい眼鏡を通して形成されている。
植民地インドで「発見」された古典語サンスクリットの存在は、ラテン語やギリシア語との共通性から、ヨーロッパとインドに共通する起源の言語の存在を想像させた。類稀な語学の才に恵まれたイギリス人ウィリアム・ジョーンズ(1746-94年)によるこの「発見」によって、近代言語学は誕生する。同時にオリエンタリズムがヨーロッパを席巻し、『シャクンタラー姫』をはじめとするサンスクリット語文献が次々にヨーロッパで翻訳された。
その奔流のなかで『リグ・ヴェーダ』を英訳したのが、ドイツ出身で英国オックスフォード大学に職を得たフリードリヒ・マックス・ミュラー(1823-1900年)である。彼は比較言語学の成果から、『リグ・ヴェーダ』の成立年を紀元前1200年頃と推定し、「アーリヤ人の侵入」を紀元前1500年頃とした。日本の教科書でもよく知られる記述の源は、ここにある。
19世紀ヨーロッパで言語学とともに誕生した「アーリヤ人」は、20世紀にはナチス・ドイツによるユダヤ人迫害を生み、さらにはインダス文明が発見されたインドに逆流して、考古学的成果と対峙しながらさらなる波紋を生んでいくーー。
近代言語学の双生児「アーリヤ人」は、なぜこれほどまでに人々の心を捉えて離さないのか。なぜ言語は常に民族という概念を呼び寄せずにいられないのか。言語学誕生の歴史をひもとくことで「起源」というロマンに取り憑かれ、東洋を夢見た西洋近代の姿を克明に描き出す。インドの実像に目を開く一冊。(原本:『新インド学』角川書店、2002年)
【本書の内容】
第1章 インド学の誕生ーー十八世紀末から十九世紀初頭のインド・カルカッタ
第2章 東洋への憧憬ーー十九世紀前半のヨーロッパ
第3章 アーリヤ人侵入説の登場ーーー十九世紀後半のヨーロッパ
第4章 反「アーリヤ人侵入説」の台頭ーー二十世紀のインド
第5章 私のインド体験ーーー多様性との出会い
補 章 出版二十年後に
第1章 インド学の誕生ーー十八世紀末から十九世紀初頭のインド・カルカッタ
第2章 東洋への憧憬ーー十九世紀前半のヨーロッパ
第3章 アーリヤ人侵入説の登場ーーー十九世紀後半のヨーロッパ
第4章 反「アーリヤ人侵入説」の台頭ーー二十世紀のインド
第5章 私のインド体験ーーー多様性との出会い
補 章 出版二十年後に
主要目次:
1.細胞とは何か - 起源と多様性
2.細胞の膜構造と細胞小器官
3.エネルギー変換の仕組み
4.核と遺伝情報
5.DNAからRNAへ
6.タンパク質の誕生から死まで
7.タンパク質の細胞内輸送と局在化
8.細胞骨格と細胞運動
9.シグナル伝達の原理と多様性
10.細胞周期と細胞分裂
11.細胞外マトリックスと細胞間コミュニケーション
12.生殖と発生・細胞分化
13.細胞死
14.がんの細胞生物学
15.サイトカインと免疫の細胞生物学
16.脳と神経の細胞生物学
17.モデル微生物とモデル植物の細胞生物学
18.モデル動物とヒトの細胞生物学
19.分子細胞生物学の研究手法・技術
1982年の初版発行以来、大学初学年向けの生物学の教科書として全世界で高い評価を得ている名書“BIOLOGY”の第7版。
固─液系分離技術である電気浸透脱水法の入門書
電気浸透脱水法とは電場を利用した電気化学的方法による微粒子分散系の脱水分離技 術。電気浸透脱水技術に特化してその基本から活用方法までを体系的に著した初めての書籍。初めて学ぶ方、固─液系分離技術に関わっている研究者や技術者の方々に。
第1章 電気浸透現象とは
第2章 工業プロセス中の脱水操作の位置付けと機械的脱水法
第3章 電気浸透脱水法の特徴と応用
第4章 電気浸透脱水プロセスの設計操作理論
第5章 電場印加方法の多様性と脱水試料の適用性
第6章 実用装置と応用分野
「家に入る」「階段を上る」といった移動表現の類型論は、概念の普遍性と表現の多様性から古くより注目を集めている。アンデス地域の歴史的リンガ・フランカの1つであるケチュア語では、移動表現にどのような特徴が見られるのだろうか。本書ではアヤクーチョ県を中心に使用されるケチュア語に注目し、実験的手法で得られたデータを元に、この言語の移動表現の類型論的特徴を、世界で初めて総覧的・体系的に記述する。〈