狂牛病、動物愛護、健康・環境問題を抱えながら、市場統合によって牛肉プロダクションチェーンはどういう方向に動いているのか。国、地域差を超えて全体像に迫る。
熱帯こそ昆虫学の基本的舞台であり、熱帯昆虫の解明なくして昆虫学の教科書は完結しない。本書は、顕著な存在様式を示す熱帯昆虫の諸現象を要約し、体系化したものである。物理的、生物的諸環境要因について、かなりくわしくふれ、項目によっては植物や昆虫以外の動物の知見も記した。
本書は、大学および高専の学生を対象として、システム論の入門を解説した教科書あるいは参考書として執筆した。内容は、われわれの身の回りのシステムや、現象パターンを理解するための数理的な基礎と、そうした対象を見ていくための手法である。システムとは何か、システムを理解するための集合や関数の基礎、パターンとは何か、パターンを生成し認識する機構、セルオートマトンのモデルとその応用、カオスの基本とその事例など、広く浅く関連する話題を取り上げた。
本書は、生命科学の入門書としてタンパク質に焦点を当て、タンパク質を構造と機能を含むすべての側面から解説したもの。
本書は、会計の国際的側面がこの分野の不可欠な部分であるという命題を専ら扱っている。国際的側面を考察することなくして、会計の学習は不完全であると著者は確信している。第4版では、多国籍企業の年次報告書と専門的な国際会計の文献から多くの新しい事例を追加した。
日本の野生生物がおかれている実情を掘り下げるため各地に足を運び、その調査結果を踏えて、野生生物保護の必要性を明らかにする書物。
本書は、序論的な第1章に続いて、第2章から第5章までは器官の進化がテーマになっている。第6章は、渓流沿い植物における種の適応と形態進化について述べており、流線型をした細い葉という適応形態がどのように生じたかを解析した研究令を紹介。第7章では、渓流沿い植物と同じように特殊環境に適応した植物で、しかも極端に変わった形態の「一葉植物」とカワゴケソウ科についての研究にふれる。第8章は、遺伝子のレベルからみた形態進化の研究を紹介する。
21世紀の地球保全のために。温暖化・酸性雨・公害・環境ホルモンなどー山積する諸問題をわかりやすく整理し、環境教育等により持続可能な社会への転換を促す。
保全生態学は、「生物多様性の保全」および「健全な生態系の持続」という社会的な目標への寄与をめざす科学である。さまざまな活動・実践への活用を念頭におき、基本的な考え方を、多くの具体例を紹介し平易に詳述。
今日の経済、社会の潮流は、量と規模から質と多様性へ、迅速からゆとりと着実性へと転化している。これは集権システムから脱却し、分権システムへ、つまり集中型社会から分散型社会への転進を意味している。分散型社会の構築は、各地域がその特色を活かした産業によって内発的に、自立的発展をめざしたものであろう。地場産業は、その核を支える産業の一つである。地域の就労創出と所得確保、伝統的技術や文化遺産の継承、地方財政への寄与、地域文化の形成など、地場産業の振興による経済効果を具体的な資料をもとに提言する。
平成11年版中小企業白書の概要を図表を中心として平易にまとめたもの。
レストランの総支配人が初めて語った百の話。
科学と精神文化の乖離ーこれこそ21世紀に向けて超克すべき課題である。世界を代表する学者・知識人による先覚的叡智の結集。