英国を代表する精神分析家ウィルフレッド・R・ビオン。本書は、ビオン自身がケースを提示しつつ、精神分析と精神病理論について書いた8本の論文に、自らが再び思索を深め、Second Thoughts、詳しく解説を加えたものである。フロイトからクライン、そしてビオンへと続く系譜は、対象関係論を支えてきた流れであり、今日の精神分析を理解するうえで、ビオンの存在はあまりにも重要なものとなっている。しかし、ビオンは、多くの精神分析理論に関する書籍を残しているものの、自分のケースを提示し、論文の形式で論考したものは、本書『再考』以外には存在しない。『再考』には、実際のビオンのケースの様子が垣間見られ、そこからいかにして後年の精神分析理論が広がっていったのか、その萌芽を見ることもできる。
少年殉教者を欲する司教侯。トレントのユダヤ人を襲った悲劇。1475年の復活祭に浮上した儀礼殺人疑惑の真相に迫る。
LRTが街を変える。ライトレールによる都市再生手法をビジュアルにまとめた参考手引書。
遙か昔…戦乱の続く春秋戦国時代の中国。雪白の美貌を持つ賀旨国第二王子の史留暉は、幼き日に一人の少年と将来を約し合った。熊を一撃で倒すその少年は、当時大陸を制覇しつつあったキラ・シー族の第三王子ル・ア。だがその後、ル・アは死んだ…。それから10年。キラ・シ殲滅を謳う紅渦軍が破竹の勢いで大陸を席捲。城に攻め入られた史留暉は、大将の夕羅に犯され彼のものに…。
あなたも4ヵ月で3時間台のタイムを出そう!!読むごとにどんどんステップアップ。速く美しく走るための料理レシピ5、全国の市民マラソン大会カレンダー。
なぜ差別・抑圧はいけないの?この問いに答えられない、情けない大人たち。市場原理万能という考えは、格差社会と自己チュウしか生みません。自由競争や自己責任といった美名に隠れて、不平等を自明視する新自由主義が振りまく嘘をあばき、当たり前とされている私的所有を徹底的に疑ってみましょう。「能力の共同性」という革命的ヴィジョンへの一歩。
桜田門外三月三日、雪は何時にやんだのか、それがわからないと小説は書けない。史料を徹底的に調べ、現地に何度も足を運ぶ。そうして生まれた吉村文学の舞台裏を一緒にうかがう。記録文学・歴史文学の第一人者がはじめて語った、貴重な歴史の証言。
めぐみさん拉致から30年…横田滋さんが分刻みで書き記してきた救出活動日誌4年10ヵ月分を初公開。
関口知宏が中国の鉄道を一筆書きの最長ルートで巡るNHKの紀行番組。秋編では、春編のゴールとなった西安からシルクロードの町・カシュガルまで、19,000キロの旅に出る。
計算するとけっこう食べられるよ!しっかり食べても低カロリー!毎日無理なく続けられる。読むだけでためになる料理と健康の常識コラムが満載!
1999年10月、ハレグウォイン・タファッラが初めて孤児を引き取ったのは、最愛の娘を失った悲しみから逃れるためだった。その後も子どもたちの世話をすることで、彼女は、悲しみを乗り越え、新たな生きがいを見いだすことができた。しかし、彼女に平穏な生活は許されていなかった。彼女の家には、エイズの子どもを含むたくさんの孤児たちが、洪水のように寄し寄せてきたのだ。子ども10人に1人が孤児という、エチオピアの恐るべき現実の下、子どもたちのためにたったひとりで闘った女性ハレグウォイン・タファッラの半生を描いた感動のノンフィクション。