ナイチンゲールが看護の原点を著した 『看護覚え書』 は、看護学生であれば誰もが最初に出会う看護の基本書であるが、看護を学びはじめた初学者がこの著作をどう読めば、真にナイチンゲールの言葉を理解することにつながるのであろうか。
本書は、初学者が 『看護覚え書』 に書かれている言葉を その言葉のままに読むのではなく、その言葉からナイチンゲールの 「ものの見方」 や 「考え方」を読み取り 学ぶことで、現代の看護に関わる現実を見てとる能力や そこから課題を見出す能力、そして論理的に それら課題に対応できる実力を培えるように、と説かれている。
時代が変わっても 決して変わることのない、看護としての基本的なものの見方、考え方を、ナイチンゲールの説いた言葉から学び取り、看護者としての自己を創りあげ、成長させる基礎力を身につけるのに本書が、そのよい手助けとなるであろう。
わたしたち、こんな授業をしています。各執筆者が考える「日本語学教育の意義」、そしてそれを踏まえた授業実践を紹介。これをきっかけに「日本語学の教え方」について、皆で話し合っていきませんか。
政府の無策と日本人気質から少子化対策を考える
「毎日残業、コンビニ飯で金もない俺が、結婚、子育てする気になるか!」
こうした叫びに医学博士と科学評論家が少子化対策レシピを提言
さまざまな将来予測の中でも人口予測ほど確実なものはない。
疫病のパンデミックや戦争などによる大量死がなければ、現在の人口ピラミッドからほぼ確実に将来人口を見通すことができる。
つまり日本は確実な将来すら直視せず、それから30年以上も何ら有効な対策をとらなかったのである。
異様な国と言わざるを得ない。
では、どうすればいいのか、何ができるのか。
さまざまな角度から本書が提案する。
本書が扱っているテーマは…
貧弱な政府の子育て支援/増加する教育費/未婚率の上昇/
若者の経済的困窮/長時間労働/若者の将来不安/女性の
社会進出/スマホゲームの普及/性に対する偏見/性教育の
貧困/戸籍制度 など
……ここに少子化対策のヒントがあります。
もくじ
01 日本の子育て支援が貧弱なのは選挙対策だった!?
02 将来に否定的で結婚しない日本の若者たち
03 なぜ日本人は世界一セックスをしないのか?
04 どうすればいいのか、少子化対策
05 社会を大きく変える
1:はじめに
2:■第1部 指導計画をたてるために
3:1-1 園・学校生活で大切なこと7つのポイント!
4:1-2 小学校学習指導要領の要点
5:1-3 幼稚園教育要領と保育所保育指針及び幼保連携型認定子ども園教育・保育要領の要点
6:1-4 指導計画の重要性
7:■第2部 楽典とソルフェージュ
8:2-1 楽典
9:2-1-1 音の読み方
10:2-1-2 音符と休符
11:2-1-3 リズムと拍子
12:2-1-4 強弱と奏法、速度の記号
13:2-1-5 音階と調
14:2-1-6 和音とコード・ネーム
15:2-2 ソルフェージュと音楽の三要素について
16:2-2-1 リズムについて
17:2-2-2 メロディーについて
18:2-2-3 ハーモニーについて
19:2-2-4 実戦問題
20:ためしてコラムー楽しく音名を覚えよう!
21:■第3部 ピアノ演奏の基本と譜読・練習のポイント
22:3-1 姿勢と手指のフォーム
23:3-2 基本テクニックを習得する
24:3-3 効果的な練習方法
25:3-3-1 最初に確認したいこと
26:3-3-2 練習の取り組み方
27:3-4 譜読のポイントと演奏表現のコツ
28:3-5 ピアノを弾くのがどんどん楽しくなってみるみる上達する魔法のアドバイス〜あなたのお悩み、解決します!!Q&A
29:ためしてコラムーペダルは靴で変わる
30:耳よりコラムー昨今の採用試験と音楽実技
31:■第4部 ベーシックなピアノ教則本 楽曲解説と演奏のポイント
32:4-1 全訳バイエルピアノ教則本(全音楽譜出版社)
33:4-2 メトードローズピアノ教則本(音楽之友社)
34:4-3 ツェルニー 5つの音による24の練習曲(全音楽譜出版社)
35:耳よりコラムーロベルト・シューマンが遺してくれたメッセージ
36:ためしてコラムーピアノで遊んでみよう
37:■第5部 歌あそびとリズムあそび
38:5-1 歌あそびについて
39:5-1-1 からだあそびと歌
40:5-1-2 リズムあそび
41:5-1-3 歌あそび
42:知っトクコラムーリトミックと絵本
43:5-2 歌唱すること〜「魅力ある歌」を目指して
44:5-2-1 良い声で歌うために〜心と身体全体をどのように使うか
45:5-2-2 歌う時の心の持ち方について
46:5-2-3 楽器である身体や心を柔らかくしなやかに
47:5-2-4 歌唱時における楽器としての身体の構造と、具体的な歌唱技術について
48:耳よりコラムー音程が・・・外れてる・・?
49:5-3 人の心に伝わる表現を目指して
50:5-3-1 魂で歌う〜身体と心の緊張感からの解放〜
51:耳よりコラムー表声(地声)、裏声(頭声)、ミックスヴォイス
52:■第6部 ピアノ伴奏と弾き歌い
53:6-1 ピアノ伴奏の基本
54:6-1-1 コードネームによる伴奏と表現
55:6-1-2 伴奏リズムあれこれ
56:6-2 音楽的な弾き歌いをめざして
57:6-2-1 弾き歌いのコツとポイント
58:6-2-2 弾き歌い課題 実践編
59:ためしてコラムー母音でマッサージ
60:ためしてコラムーコミュニケーション、はじめの一歩
61:おわりに
従来の敬語の基本的な体系を丁寧に解説しつつ,さらに視野を広げて敬語の多様性にも着目した。日本語学を中心として,対照言語学,社会言語学の側面から,幅広く多言語の敬語についても記述。具体的には,敬語の歴史,方言,の敬語,敬語の年齢差,男女差,敬語の職業差,会社と敬語,家庭と敬語など様々な場面と敬語,外国語の敬語との対照,敬語の調査,敬語の教育法,情報科学と敬語,心理学など周辺分野との関連など,敬語の総合的理解を得られるよう有用性を高めた事典。
重要な水資源でありながら、管理を怠れば、汚染や枯渇などの災害に見舞われ易い地下水。各地の地下水の現状をつぶさに検討し、大都市の地下水の利用法を検討する。
経済学では、経済政策はもっぱら市場では行いえないことがらを補完するとされている。また経済政策を設計する際の目標は、合理的な個人が効率的に幸福を追求することとされている。つまり市場も政策も、ともに個人の幸福追求の道具とみなされているのである。しかし自然環境や人間関係、文化伝統といった市場が前提とせざるをえない事柄は、いずれも道具や設計の対象にはなりえない。さまざまな視点から考察してみたい。
第1部 市場を活用するための条件 1.「効率ー公正」モデルから「不確実性ー社会的規制」モデルへ 2.市場と共有資本ー社会・自然・文化ー 3.市場と競争 4.市場と参加 第2部 市場社会を補完する制度 5.社会保障 6.公共財 7.外部性 8.企業と倫理 第3部 平時と危機、財政と金融 9.財政政策 10.金融政策 11.危機における財政政策と金融政策 12.国際経済政策 第4部 市場社会の変容と再生 13.市場と経済構造 14.農業のゆくえ 15.地方経済政策
なぜ、今、科学技術コミュニケーションが必要とされているのか?その背景、可能性、そして人々にわかりやすく正確に伝えるだけでなく、議論の場を創り出す数々の実践法をコンパクトに集約。
「資質・能力」規定、アクティブラーニング、「関心・意欲・態度」評価、知識基盤社会論等、グローバル競争に勝ち抜く能動性・創造力に一面化された学力や人材育成をめざす政策を批判的に検証し、対抗・挑戦・克服する理論を提起。
はじめにーー新自由主義に対抗する教育を考える
序章 学力・人格と教育実践ーー子どもの変革的自己形成を起動させるーー
1 新自由主義と学力・人格
第1章 安倍内閣の教育改革の全体像と特質
-現代把握と新自由主義教育政策の本質ー
第2章 学力と人格の関係を考える
-新自由主義教育政策の本質と「資質・能力」規定ー
第3章 「学力」をどうとらえるか
-学力論と学習論との交錯ー
2 アクティブな学びと評価
第4章 「アクティブ・ラーニング」を考える
第5章 評価の「権力化」「肥大化」のメカニズムと人格への評価
-「関心・意欲・態度」評価の問題性学力と評価ー
3 生きることと学力
第6章 「知識基盤社会論」批判
-労働の未来像と能力・学力の価値についてー
第7章 学力と道徳性、主権者性
-新自由主義と政治教育の関係を考えるー
第8章 「憲法改正論争事態」における学校教育の責務を考える
-公教育の本質に立ち返ってー
第9章 学力の意味の喪失とその回復のすじ道
-「あること」<to be >と「もつこと」<to have >の様式と学力ー
精神医療の現場では精神科医と心理士の連携が重視されているが、両者の専門性はどう異なるのか。心の臨床全般に関する哲学的検討を加えた計14本の論文を収載し、両者の相違を根本的かつ多面的に考察するとともに、専門職としてあるべき姿を展望する。
英語教育にメディア英語をどのようにとりいれるかー常に議論されている古くて新しいテーマに、メディア研究、文学、応用言語学、英語教育学から多角的に分析している。
大学で求められる英語教育を「市民性の獲得=社会の公共的課題に対して立場や背景の異なる他者と連携しつつ取り組む姿勢と行動」と定義し、メディアに触れるときに、常に「これは本当なのか?」と読み手の意図を見抜こうとする姿勢を養うことを目的としている。
それを可能にするのは英文テクストのcritical reading(批判的読解)。「すべての情報は特定の基準に基づいて選択され、編集され、加工されている」というメディアの特性を理解し、一人の市民として主体的に向き合うことがメディアリテラシーを高める」と主張し、英文テキストでメディアリテラシーを高める意味やその効用、実践での方法論を詳述した。
今までの議論にはない新しい英語教育論。英語教育に携わる人、英語上級者向け。
はじめに
第1章 大学の英語教育とメディアリテラシー
1-1 大学の英語教育の目的
1-2 これからの日本の英語教育に必要な市民性
1-3 情報化社会に必要な「これは本当なのか」の姿勢
1-4 メディアリテラシー教育の(歴史的)背景
1-5 日本の英語教育とメディアリテラシーの接点
第2章 リーディング教材としての文学テクストとメディアテクスト
2-1 文学からメディアへ
(1)リーディング教材
(2)リーティング教授法
(3)担当教員の専門分野の多様性
2-2 クリティカルな読み方ー「何を読む」から「どのように読む」へー
(1)文学と非文学
(2)生産と消費
(3)現実世界と学術世界
2-3 文学テクストとメディアテクスト
(1)文体論と批判的ディスコース分析(CDA)
(2)ナラティブ構造から見た小説とニュース記事
2-4 学習教材のためのメディアテクスト
第3章 メディアテクストを使った英語リーディングの授業
3-1 英語リーディングの情報処理モデル
3-2 背景知識とスキーマ活性化
3-3 読解ストラテジー
3-4 リーディング学習教材としての英字新聞
3-5 ニュース記事の特性
(1)見出しとリード
(2)事実(facts)と意見(opinions)
(3)社説を読む
第4章 メディア英語教育における市民的教養
4-1 市民性向上のためのメディアリテラシーと異文化理解
4-2 企業が求める英語力
4-3 メディア英語教育における市民的教養
おわりに
水の結晶、気の身体、波動、ハイポニカ農法、シンクロニシティ、魂の色彩、垂直時間。“霊性”に価値を見出す時、私たちの魂は輝き始める。
本書は、子どもと家族の関係で展開している問題に焦点化した「こころに寄り添うということ」がいかなることなのか、についての論考を収めている。
全体を通して、目に見える部分だけではなくその背景ではどのようなこころの動きが展開しているかという力動的な視点も含め「まつたにクリニック」のスタッフたちが日々実践しているアプローチの実践を紹介する。
日常的に子どものケアに携わる方にはぜひ本書を手に取っていただきたい。
推薦の辞
序章
第1部 ファミリー・メンタル・クリニックの成り立ちと枠組み
第1章 私の臨床の基盤
第2章 地域の中でのクリニック
第3章 クリニックの治療構造
第2部 クリニックにおける心理療法の実際
第4章 児童精神科における精神分析的心理療法の実践
第5章 親子並行面接という協働
第6章 共同注意の重要性
第7章 不登校中学生を対象とした「セラピーとしての思春期グループ」
第8章 発達心理学と療育の知見に基づいた心理療法
第9章 フィリアルプレイセラピー
第10章 親の離婚と子どもの心理
第3部 こころの成長を支える環境へのアプローチ
第11章 スクールカウンセリングにおける精神科医療との「つなぎ」の役割
第12章 子どもとその家族を支える有機的な器としての協働関係
第13章 保育所の巡回相談
第14章 災害支援とプレイセラピー
第15章 未就学児療育通所施設における自由遊びの意義について
第4部 さらなる発展領域
第16章 親になっていくこと,セラピストになっていくこと
第17章 『心理療法的家事支援』の可能性:母子生活支援施設での臨床実践から
第18章 思春期の心理療法過程を支えたペットの意味とその変遷
第19章 ろう難聴児・者の心理的支援
あとがき
「改革力」「研究力」「教育力」でわが国を牽引する全国主要国公私立大学を一挙掲載。
本書では、歴史教科書問題の核心である自国の伝統文化のとらえかたに焦点を当てながら、日本文化の価値と二十一世紀を拓く感性教育について問題提起をする。
超高齢社会のリハは重複疾患のオンパレード。心不全、呼吸不全、フレイルなどこれらに対処するのが「内部障害」リハ。苦手とするリハ専門職も多いという。本書は、国試クリアの先を見据えた、まったく新しい形の臨床指南書。あなたも心リハのエキスパートの声に耳を傾けてみてください。「難しくなんかない、大事なことは、本気になれるかどうかだ!」
自身の歩みを振り返った七万字を超える書き下ろしの随筆、自作について語ったインタビュー、教育への思いを綴ったエッセイ、同時代の作家たちを見つめた映画評などにより映画監督諏訪敦彦の信念が浮かび上がる。西島秀俊、三浦友和が諏訪を語る録り下ろしインタビューも収録。