「ことばの教育」の実践を通して、私たちはどのような人間の在り方、またどのような社会の在り方を目指しているのか、という根本的な問題について、言語教育、言語政策、人権/共生論、シティズンシップ教育等、それぞれの立場から考察し、「共生社会」実現のための「ことばの教育」の理論的視座を提示する。
持続可能な社会を目指す!
変革の時代の「ハブ」になる
新しい学問分野の登場!
本書は、法律学を超えた新しい学問「ビジネス法務学」を提唱する。
人間社会の持続可能性を第一に考え、既存の学問を結びつける「ハブ」としての役割を果たす学問の必要性を説く。急激な変革の時代に対応し、人々の幸福を追求する新たな学問領域の確立を目指す書籍!
本書は、法律学の本ではない。もちろん、ビジネスと名付けられているからといって経営学の本でもない。法律学を突き抜けたところに誕生する、そして、既存の諸学問を結びつける「ハブ」の位置を占める、新しい学問領域としての「ビジネス法務学」の書籍である。
世界的アジェンダSDGsの核心、Sustainability概念の基本から議論全容を統合的にみる哲学的視点までを網羅する。
ビジネス、社会正義と倫理、ガバナンス、宗教……さまざまな角度から繰り出される持続可能性をめぐる問いに環境倫理学、技術哲学の代表的な研究者が答える。そのプロセスを追うなかでSustainabilityの概念とその核心を体系的に考えることができるように構成された1冊。表層的な知識にとどまらぬ本質的な議論のために。【原著】Paul B. Thompson and Patricia E. Norris, Sustainability: What everyone needs to know(Oxford University Press, 2021)
変化が激しく複雑で予測困難な現代社会において重視される創造性と批判的思考。21世紀の生徒に求められる独創性や新しいアイディア、物事を論理的に考えるスキルを明らかにし、学校教育で育成や評価ができるかどうかについてOECD調査をもとに考察する。
■出版社:現代社(在庫あり)定価 本体:2,800円■
「医学原論」とは医学体系の要となる理論である。本書は医学体系とは何かを、その構築課程をも含めて明らかにするとともに、なぜ医学体系が必要なのかを説いている。それは見事な医療実践及び医学教育に必須であるからこそ、医学教育を担う教官たちに、自らを理論的に武装し、医学という理論体系から医学生を教育し、実力のある医師を輩出してほしいという、私自身の願いをこめて、副題を「医学教育 講義」とした。
「医学体系」は、医療実践で明らかになった事実という事実を正面に捉え、人間とは何かをふまえて、その事実の論理化をはかり、さらに理論化し、体系化することによって構築していくものである。
1巻は「ジレンマ」と「緩さ」を公教育再編と子どもの福祉に不可欠なポジティブな要素と捉える。なかでも、2部の実践者による「多様な教育機会」の省察が本書の中心であり、1部はそれらの共通性を探り、3部はRED研と教育機会確保法について振り返る構成をとる。
「発展する」「読書する」といった「二字漢語+スル」で構成される「二字漢語動詞」について、新聞から用例を採取しその出現状況を調査することによって、それぞれ「自動詞」「他動詞」「自他両用動詞」に分類・記述する。そして二字漢語部分の語構成を手掛かりにその自他を決める規則を明らかにする。
「ピア・ラーニング(協働学習)」は今や世界的潮流となった。アジア各地では従来の教育の変革が大きな課題となっている。そこで、日本語教育協働実践研究者たちが、アジア地域でピア・ラーニングを理解し実践するための実践研究拠点の構築に取り組んだ。本書は、そのプロセスと成果を報告した本。日本語教育のみならず教育関係者に必読の書。
執筆者:池田玲子、舘岡洋子、近藤彩、金孝卿、トンプソン美恵子、朱桂栄、羅曉勤、金志宣、木村かおり、スニーラット・ニンジャローンスック、ナイダン・バヤルマ、アリアンティ・ヴィシアティ、荒井智子、張瑜珊、菅田陽平、駒澤千鶴、房賢嬉、小浦方理恵
序章 池田玲子
第1章
日本語教育の協働学習(ピア・ラーニング)
ー定義と基盤理論ー
池田玲子
第2章
協働実践研究のための海外拠点構築のプロセス
ー拠点づくりに作用する要因ー
池田玲子
第3章
講師提供型教師研修から対話型教師研修へ
ー自律的な学び合いコミュニティの創成へ向けてー
舘岡洋子
第4章
中国の日本語教育における協働実践への探求
朱桂栄
第5章
台湾での協働実践研究のための教師研修
羅曉勤・荒井智子・張瑜珊
第6章
韓国の日本語教育における教師研修
ー韓国協働実践研究会での執筆・出版の取り組みー
金志宣
第7章
タイでの日本語教師研修
ー日本語教室のピア・ラーニング環境をデザインするー
スニーラット・ニャンジャローンスック
第8章
モンゴルにおける協働学習と実践報告
ナイダン・バヤルマ
第9章
共同体間の境界を越える教師協働の場の構築
ーマレーシアの日本語教師の学び合いからー
木村かおり
第10章
協働実践研究会インドネシア支部の活動
ー支部設立の経緯および現状と展望ー
アリアンティ・ヴィシアティ
第11章
海外の日本語教育現場における教師たちの学び
ー対話型教師研修における「ティーチング・ポートフォリオ」の可能性ー
金孝卿・トンプソン美恵子・羅曉勤・張瑜珊
第12章
台湾日本語教師の協働学習に対する期待と不安
ー台湾の日本語教育における協働学習の発展を目指してー
トンプソン美恵子・房賢嬉・小浦方理恵・ 荒井智子・張瑜珊・
羅曉勤・池田玲子
第13章
教師研修を通じた協働学習のひろがり
ー「ケース学習」を中心としたネットワーキングー
近藤彩
第14章
「学び合いコミュニティ」を目指した北京協働実践研究会の歩み
ー「体験」を基礎とする活動という視点から考えるー
菅田陽平・駒澤千鶴
おわりに
執筆者一覧
研究会紹介
心の問題や悩みや病気を抱える人々のために医学、看護学、心理学、福祉学諸科学に加え、芸術や宗教の視点も採り入れた学会誌第6号。
第6回学術研究大会開催にあたって 榎本 稔
大会長講演 「宗教と医療の協力関係の改善を目指して」 ケネス田中
教育講演 「マインドフルネスー基礎と発展」 越川房子
基調講演 「精神科医療におけるマインドフルネスの可能性」川野泰周
メインシンポジウム:医療と宗教ーマインドフルネス瞑想と祈り
「日日是好日の幸せ」宮崎幸枝
「マインドフルネスとコンパッション」川野泰周
「キリスト教の視点より」白井幸子
「セラピー(療法)と臨床瞑想法」大下大圓
公開講座
「『やめられない』を卒業しましょうーあらゆる『依存症』をたちきるブッダの智慧」アルボムッレ・スマナサーラ長老
最新問題が充実。厳選されたポイントを満載。わかりやすい解説で知識が定着。
新入社員〜社長、起業家までの「ビジネスパーソンの成長プロセス」に合わせて構成。各段階においてよくある悩みをとりあげて、自分の日常やハードルに即した形でドラッカーのマネジメントが理解できる一冊。
教室は教わる場から自ら学ぶ場へ。「21世紀を生き抜く力」の育て方。「教師中心」から「生徒中心」の授業展開へ。学力の向上はいうまでもなく、生きる力や主体性など生徒の新たな力を引き出す話題の「反転授業」。そのフロントランナーが具体的なノウハウを公開します。
地域包括支援ケアシステムに必須!『東京都退院支援マニュアル』に沿った退院支援ガイド,患者の「これまでの暮らし,そしてこれから」をみすえた支援のあり方を示す
近年、語彙研究者の中で注目を集めるフォーミュラ(定型表現・連語・コロケーション)について、卒論・修論で研究したいという入門者を想定し、フォーミュラを入門的に解説する。また、英単語親密度の知見を組み入れた独自の実験用・教育用リストの作成経緯と研究成果について紹介し、それを活用した研究事例や、フォーミュラの教育応用・理論的展望も説明する。