世俗から隔絶され、過疎に滅びつつある辺境、朱磐村。伝統と因習に縛られたこの地に、かつて、望まれずして生まれ落ちてしまった“醜き”容貌の少女がいたー。「美醜」の本質に迫る衝撃作『累』で、今漫画界を席捲する松浦だるまが放つ、誰もが予想だにしなかった前日譚がここに幕を開ける。
内定者はみんな、正直者だった。さまよう就活生のためのバイブル誕生。大切なのは、美辞麗句に隠れた「企業の本音」を知ることと、社会人と「普通に」話せるトレーニングをしておくこと。そして、すぐバレるような「ウソをつかない」ことだ。これさえできれば、就活は怖くない。
「中国人はなぜひとを信用しないのか?」「なぜヤクザ組織がないのか?」「なぜ反日なのか?」「なぜ鬼城ーゴーストタウンーだらけなのか?」作家・橘玲が新視点から切り込む中国社会評論!
顔さえ変えれば、うまくいく?社会学の俊英が解き明かす、美と幸福のふしぎな関係。
片づけ・洗濯・食事・暮らし全般のやさしい解決策。お風呂のお湯をはる間だけ、ちょっと家事。疲れたときは、麺か鍋。「家のことリスト」をつくる。金曜日に花を買って帰る…忙しくても、少しずつ部屋の居心地がよくなっていくアイデア集。
突然の失業、おまけに住んでいたアパートが火事になって全焼。身よりもなく、途方にくれていた若葉を仮住まいさせてくれたのは、近所で「薔薇屋敷」と呼ばれている卯ノ花さん一家。気まぐれにカフェを経営している美形兄弟ふたりのほかに、人形のような美少女がいるはずなのに、彼女が見えているのは若葉だけのようで!?謎めいた住人のそれぞれの事情とはー?
海のそこって、どんなふうになっているんだろう?と思ったら、うみぼうずが…すごろくつき!3さいからおすすめ!
東京オリンピックを控え東京湾警備拡充のため水上警察署が新設された。配属された現場一筋の熱血刑事・碇拓真は無人島の第六台場で白骨死体を発見、事件に絡み暗躍する半グレ集団の尻尾を掴む。一触即発の不安の中で迎えた、都知事臨席の水上観閲式での警備艇追跡劇!痛快度満点の新警察小説。
ミュシャがたどった2つのおとぎの国“世紀末アール・ヌーヴォー”と“スラヴ・ファンタジー”。アール・ヌーヴォーの父、アルフォンス・ミュシャの装飾パネル、ポスター、本・雑誌の挿絵、大作「スラブ叙事詩」全20篇など約370点を収録した豪華作品集!
いいたい事はなんだってはっきりいう転校生の真中さん。いっていることはまちがってないんだけど、正直うざい。だって、まちがったことなんてそこらじゅうに転がっていて、そういう中でぼくらはがまんしたり、見て見ぬふりをしたりして、毎日をクリアしているんだから。面倒なことやトラブルをさけて生きてきたぼくのゆるゆるとした毎日は、真中さんによって一転した。
村雲佑らヨットクルーは、念願の新艇を手に入れ外洋レースへの参加を決める。レース開催の懸念は、きな臭い国際情勢だけだった。クルーの諸橋は物理学が専門で、政府のあるプロジェクトに加わり多忙を極めていた。村雲達はスタート地点の島で諸橋や家族の合流を待つが、ついに現れず連絡も取れなくなる。SNSに“ある情報”が流れた後、すべての通信が沈黙して…。いったい、世界で何が起きているのか?被爆二世の著者が「今の世界」に問う、心に迫る切ないディストピア小説。
五輪エンブレム騒動、若手女子社員過労自殺…。いま、広告代理店に逆風が吹いている。ネット上には、「パワハラ・セクハラは日常茶飯事」「社員はコネ入社で使えない人間ばかり」など、虚実入り交じった悪評が連日書き込まれている。なぜ電通・博報堂はこんなにも嫌われているのか。それは彼らが高利益をあげ、高い給料を得ている(とされている)にもかかわらず「何をしているかわからない」からである。長らく広告業界は、敢えて自分たちの仕事内容を開示せず、クライアントとの情報の非対称を利用して仕事を進めてきた。そのツケがいま、きている。本書は、博報堂出身の筆者がおくる真実の会社案内であり、業界案内である。
「そこに、死体が沈んでいる」衝撃的な匿名通報が東京水上警察に届く。ガイシャの頭部には、進水式で使う斧が突き刺さっていた。通報発信元は、焼死体を乗せたまま航行する豪華客船セレナ・オリンピア号船内。絡み合う疑惑を乗せて母港に帰還する豪華客船に、熱血刑事・碇拓真が急行する!文庫書下ろし。「新東京水上警察」シリーズ第3作。