静岡がんセンターでは、せん妄対策について方針を明確化し、院内での普及に取り組んできた。それらの実践を通して、入院場面におけるせん妄の減少および軽症化が確実に進みつつあり、これまで“起きて当然”と思われていたせん妄の多くが予防可能もしくは軽症化できるようになった。
本書は、静岡がんセンターでの取り組みを詳細な実例とともに記し、せん妄にかかわる全国の病院スタッフが現場で活用できるよう、ノウハウやコツをわかりやすくまとめた実践書である。
精神病院とダムの話
身体のリズムと睡眠のリズム
回復のリズムと治療のリズム
治療の滑り出しと治療的合意
服薬の心理と合意
発病の論理と寛解の論理
治療のテンポと律速過程
急性精神病状態──心理的なことから
急性精神病状態──生理的なことから
診断・分類・初期治療
治療を決めるもの
入院治療を決めるもの
往診のすすめ
精神病院開放化の視点変換
気働き文化の力
急性精神病状態の治療原則──家族への援助
急性精神病状態の治療原則──患者への援助(1)
急性精神病状態の治療原則──患者への援助(2)
急性精神病状態の治療原則──患者への援助(3)
外来の工夫・入院の工夫
精神科医についての断章
あとがき
新版あとがき
「夢」と「睡眠」の最新情報を盛り込みつつ、それらの仕組みを分かりやすく解説する、子どもも大人も必読の一冊!
著者累計発行部数240万部超え! 脳内物質を利用した究極の仕事術が待望の文庫化。
仕事に必要なやる気、集中力、学習力、記憶力……そうした人間の能力について、脳のどの部分がどのように関与しているのか? それぞれを高めるためには何をしたらいいのか?
この本では、精神科医の著者が、仕事の精度と速度を上げるための具体的な方法を、科学的根拠に基づき紹介していきます。
鍵となるのは7つの脳内物質(ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、セロトニン、メラトニン、アセチルコリン、エンドルフィン)。
これらの奇跡の脳内物質の働きを知ることで、仕事は劇的に変わります!
単なる精神論のビジネス書とはおさらばして、あなたも科学的根拠をもとに脳を活性化させる仕事術を始めてみませんか?
寝た気がしない、寝不足続きで頭がよく働かない、そんな経験はありませんか? 日本の成人の30〜40%に何らかの不眠症状があり、今や世界的にも、質のよい睡眠をどう取るか? は大問題です。長年オランダの睡眠医学センターで不眠症や睡眠問題の治療に当たってきた睡眠科学のエキスパートが、「よい眠り」の本質と導き方を解説し、本国でたちまちベストセラーに。20ヶ国で刊行予定の世界的注目作が、日本上陸です!
ぼーっとしている時、眠っている時に、脳がしている「スゴい働き」とは?
この秘密を知れば、「ひらめき」が次々に湧いてくる!
「悩んでいたけど、寝て起きたら解決策が見つかった」「リラックスしていると新しいアイデアが浮かぶ」といった経験は誰しもあるだろう。実は、睡眠中やぼーっとしている時の脳は、記憶を整理して問題に対する正解を導き出すという、起きているとき以上に積極的で高度な情報処理をしている。これが「アイドリング脳」だ。ひらめきを得るためには、アイドリング脳をいかにうまく働かせるかが鍵。分子脳科学の最前線に立つ著者が、驚きの研究成果を分かりやすく解説するとともに、ひらめくための実践的方法も紹介する一冊
「精神科医という職業を選ぶとは、ある運命を引き受けることを意味する。それは、人間を生涯のテーマとするということである。」島崎敏樹を祖とする、本邦の精神医学における人間学派の系譜を受け継ぐ著者は、「精神科医の仕事は、精神療法にある」「精神医学の本質は、人間学にある」という命題のもと、日々の臨床で患者とともに「人間とは何か」「人生とは何か」「生きるとは何か」を問いつづけ、言葉を、生活習慣を処方している。そこにみる、精神療法家としての精神科医のあるべき姿とは、その良心とは、哲学とは。そして、精神科医の矜持とはーー。若手医師必読のみならず、患者をはじめ、あらゆる精神科医療関係者へ届けたい、「読む薬」
はしがき
第1部 人を診るということ
第1章 《私の面接》 精神療法としての生活習慣指導
第2章 《自切俳人と見た“夢”》 真夜中の補習はほどほどに、睡眠とくらしのリズム
第3章 《治りたがらない病人と》 精神療法家の夢と挫折 -ボーダーライン問題によせてー
第4章 《治療者であるということ》 精神科診察における説明とその根拠ーパーソナリティ障害の説明ー
第5章 《あらゆる手立てを尽くすこと》 私の精神療法的アプローチ -臨床の総合芸術ー
第6章 《プロフェッショナルの志を》 精神科医とは、病気ではなく、人間を診るもの
第7章 《人を診ると誓った日から》 精神科医はタフでなければならない。
第2部 薬物の軽重を問う
第8章 《こころある精神科医へ》 思春期臨床と疾患喧伝 -薬を飲んで大丈夫か?-
第9章 《つくられる病》 『こころの風邪』はうつ病ではない
第10章《精神科医療は牧畜業ではない》 『こころの風邪』物語の終焉
第11章《「気分」に惑わされない臨床》 双極性障害の療養指導
第12章《依存からの卒業》 くすりを減らしたいあなたへ
第13章《クスリ飲むなら酒「飲むな」》 抗うつ薬の効果を最大化する
第14章《断酒指導7箇条》 薬物療法は望むが断酒を拒否する場合
第3部 私の考える精神療法
第15章《その人に合わせて生活をととのえる》 こころの健康3つの習慣 -療養指導の実際ー
第16章《治療チームのコーディネーターとして》 情報化時代における精神科臨床 -診療録の記載と病名の告知ー
第17章《ときには諫言も必要》 メンタルヘルス・コンサルタントという役割
第18章 精神療法の人間学
第19章 大学病院外来における精神療法指導の実際
あとがき
索引
認知症診療の迷いや不安を,自信に変える一冊.かかりつけ医はもちろん,看護師・薬剤師・ケアマネージャーなど,多職種が連携して患者さんとご家族を支えるための具体策を現場目線で解説しました.専門医でなくてもすぐに実践できる知識と工夫が詰まっています.病状だけでなく「その人らしさ」を守り,地域全体で支える医療のあり方のヒントが満載.専門医でなくても迷わず始められる,即役立つ認知症診療の決定版です.
高齢者ケアに関わるナース必読! 認知症ケアがこの1冊でわかる!
高齢化が進み,認知症を抱えた高齢患者と接する場面が増えたことで,看護師をはじめとするすべての医療スタッフにとって,認知症の知識は必須となった.
本書では,正しい知識と根拠に基づいたケアができるよう,診断・治療をはじめとした認知症の基礎知識からアルツハイマー型等の代表的な疾患の病態,代表的なBPSDとその対処法について解説.
第1章 認知症の基礎知識
1.認知症とは
2.認知症の症状
3.認知症の診断と鑑別
4.認知症の治療
5.認知症の危険因子とその予防
第2章 認知症の種類
1.アルツハイマー病
2.血管性認知症
3.レビー小体型認知症
4.前頭側頭型認知症
第3 章 BPSDとその対処法
1 睡眠に関する症状
2 食事に関する症状
3 排泄・清潔ケアに関する症状
4 感情に関する症状
5 動作に関する症状
6 精神に関する症状
COLUMN
認知症と自動車運転
認知症疾患医療センター
高齢者タウオパチー
認知症カフェ
成年後見制度
認知症施策推進大綱
情報収集アセスメントに結びつくよう、情報収集すべき内容をV.ヘンダーソンの看護理論をもとに注出したうえで、さらにM.ゴードンの11の機能的健康パターンに関連されて分類・整理。患者さんに何を聞き、何を観察すればよいかを示したガイドブック。
この本を活用される皆さんへ
情報収集の基礎知識
A 健康管理・健康認識
B 栄養・代謝
C 排泄
D 活動・運動
E 睡眠・急速
F 認知・知覚
G 自己知覚・自己概念
H 役割・関係
I 性・生殖
J コーピング・ストレス
K 価値・信念
中東、アフリカで今も続く内戦。日本でも中国、韓国、そして北朝鮮とも緊張した関係が続いている。そんな緊迫した情勢の中、「世界の平和をリードするのは日本だ。今こそ日本人の出番だ!」とチベットの精神的最高指導者のダライ・ラマ法王14世は言う。そして平和は、祈りだけではかなえられない、心と科学を統合させることが必要だと強調、法王のたっての希望で日本のトップ科学者8人との対話が行われた。
中東、アフリカで今も続く内戦に政情不安。日本でも中国、韓国、そして北朝鮮とも緊張した関係が続いている。そんな緊迫した情勢の中、「世界の平和をリードするのは、日本だ。今こそ日本人の出番だ!」とチベットの精神的最高指導者のダライ・ラマ法王14世は言う。
そして「平和は、祈りだけではかなえられない、心と科学を統合させることが必要」と強調、法王のたっての希望で日本のトップ科学者8人との対話が行われた。
量子論、遺伝子、ビッグバン、そして般若心経に輪廻転生……討論は白熱する!
これは、2012年11月6日、7日に開かれた「ダライ・ラマ法王と科学者の対話 日本からの発信」の対話録である。
対話に参加した日本の科学者は、
・村上和雄氏(筑波大学名誉教授)、
・志村史夫氏(静岡理工科大学教授)、
・佐治晴夫氏(鈴鹿短期大学学長)、
・横山順一(東大大学院医学系研究科付属ビッグバン宇宙国際研究センター教授)、
・米沢登美子氏(慶應義塾大学名誉教授)、
・柳沢正史(筑波大学、テキサス大学、サウスウェスタン医学センター教授)、
・矢作直樹(東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授)、
・河合徳枝(早稲田大学研究院客員教授)
である。
序章 村上和雄 「今こそ日本人の出番」と法王様はおっしゃった
セッション1 「遺伝子・科学/技術と仏教」
ダライ・ラマ法王 オープニング・スピーチ
村上和雄 「遺伝子オンでいのちを輝かす」
志村史夫 「佛教が唱え、物理学が明らかにしたこと」
セッション2 「物理科学・宇宙と仏教」
佐治晴夫 「“こころ”が結ぶ科学と宗教」
横山順一 「たくさんの宇宙」
米沢富美子 「“あいまいさの科学”と人間」
セッション3 「生命科学・医学と仏教」
柳沢正史 「睡眠の謎」
矢作直樹 「病は気から」
河合徳枝 「“幸福感の脳機能”を測ることは可能か?」
セッション4 「新たな科学の創造への挑戦 〜日本からの発信〜」
安田喜憲(東北大学大学院教授)、棚次正和(京都府立医科大学大学院教授)、大橋力(文明科学研究所所長)
犬の自主性を尊重し、満たされた日々を用意するには?
データとファクトとサイエンスこそが、
犬と暮らすあらゆる局面で最良の方法を選ぶ助けになる。
犬の「なぜ」を丁寧に解き明かし、つねに最良の方法を選択できる賢い飼い主になるための知識を提供します。
初めて犬を迎える人から、最新の情報を知りたい人まで、あらゆる飼い主に読んでもらいたい本。
[犬の幸福度チェックリスト付き]
犬が幸せを感じるのはどんなとき?
犬が自ら状況をコントロールし、問題を解決する機会を与えることが重要。
人間を信頼してもらうには子どものころから何をすべき?
犬の幸福度が上がる、正しい訓練とは?
犬が求めるのはフードの報酬? 人間とのふれあい?
あなたは正しく犬のサインを読みとっている?
犬の粗相は怒りや嫌がらせではなく、病気の兆候かも?
犬は終始フルパワーで遊び続けるというよりも、ひとりで過ごすのが普通。
最期のときに備えて、治療や安楽死をどう考えればいい?
家族の一員として迎えてから一生の終わりまで。
犬がもっとも幸せに暮らせる方法を、最新の研究にもとづき、データとエビデンスを示して詳しく説明。
・カナダ・ブリティッシュコロンビアでベストセラーとなり、北米で話題沸騰。
・マックスウェル・メダリオン賞受賞(全米ドッグ・ライターズ協会)
・「BBCサイエンス・フォーカス」誌が選ぶ「もふもふの友人を理解するためのベスト7冊」
近年の脳科学や神経科学には長足の進歩があり、精神疾患についてもずいぶんと「部分的」に明らかになっている。「部分的」ではあっても、そこには精神疾患の本質へのヒントや新しい診断法・治療法の開発に結びつきそうな知見が多数存在する。本書では、統合失調症を「高次脳機能障害」と捉え、『金閣寺炎上僧』を通じてその発病過程を解き明かす。また、うつ病はストレスに対する免疫反応であるとした視点から、脳そして内分泌系での現象を詳解する。また、ストレスホルモン不足による病態、トラウマの脳科学、そして食事と精神疾患の関係を捉える“精神栄養学”についても解説する。
うつ病、不眠症、統合失調症、認知症、パーキンソン病、てんかん、頭痛
精神・神経7疾患の服薬指導、疑義照会に生かせる実践的な事例が満載!
"患者さんに余計なことを言ってしまわないか不安で、薬を手渡すだけに終始してしまう"──。
うつ病や統合失調症など、精神疾患患者に対する服薬指導に悩む薬剤師は多い。
精神・神経疾患の病態生理と治療指針の「基本」を学んで、その服薬指導や疑義照会のコツを、クイズ形式で理解を深めていきます。「日経ドラッグインフォメーション」本誌に掲載した日経DIクイズから、精神・神経疾患に関するクイズを再編集し、現状に則してアップデートしています。
患者と対面する薬局薬剤師にとって、学びがいのあるケーススタディを収載しています。
【主な内容】
●精神・神経疾患の基礎知識と処方の実際
(うつ病、不眠症、統合失調症、認知症、パーキンソン病、てんかん、頭痛)
●日経DIクイズ 50題(書き下ろし含む)
●医師が語る 処方箋の裏側 15本
●精神疾患患者とのコミュニケーションのコツ
脳と腸は互いに影響し合っており、これを「脳腸相関」と呼ぶ。脳と腸をつなぐ経路には「神経系」「内分泌(ホルモン)系」「免疫系」があり、近年では「腸内細菌叢(腸内フローラ)」が深く関わることもわかってきた。これにより、胃腸のストレス関連不調に「認知行動療法」という新たな心理療法の道が開かれつつある。その研究者である消化器病専門医が、脳腸のしくみや過敏性腸症候群、糖尿病、肥満症、アレルギー、さらにはうつ病やアルツハイマー病との関係などについて最新の知見を示しながら、日常に役立つセルフケア法をわかりやすく伝える。
菊池志乃 (きくち・しの)
名古屋市立大学大学院医学研究科共同研究教育センター助教。京都大学大学院医学研究科・健康増進・行動学分野客員研究員。医学博士。消化器病専門医。消化器内視鏡専門医。京都大学大学院医学研究科博士課程医学専攻修了。同大学院同科特定助教を経て現職。専門は過敏性腸症候群と認知行動療法。2022年、日本初の過敏性腸症候群に対する集団認知行動療法の大規模ランダム化比較試験を実施、有効性を報告して評価される。2025年現在も同疾患への新たな心理療法の臨床試験を継続中。
【主な内容】
・腸は自ら働く
・脳と腸は自律神経でつながっている
・排便時に「脳腸回線」が絶妙に働く
・ストレスホルモンは脳とせき髄を通して胃腸の不調を引き起こす
・腸内細菌は脳の免疫細胞にも関わる
・脳と腸の連絡を活発にするのは「腸内細菌」
・幸せ物質「セロトニン」の90%以上は腸でつくられる
・過敏性腸症候群の「認知行動療法」の実践法
・自分で脳腸相関を改善する方法はあるのか?
専門医試験の必携書!
本書は、精神神経学会専門医制度試験に出題された、第1回目から3回目までの過去問集と解説である。領域ごと、基本的な知識・臨床上重要な知識、文献を提示したものである。
総論
1. 面接・精神療法 3
2. 心理社会・精神科リハビリテーション・地域精神医療・保健・福祉・法 11
3. 救急・リエゾン・歴史 22
各論
4. 統合失調症 F2 37
5. 気分(感情)障害 F3 67
6. 神経症性障害・ストレス関連障害及び身体表現性障害
(摂食障害を含む) F4(F50) 98
7. 児童・思春期精神障害 F7, F8, F9 123
8. 精神作用物質による精神及び行動の障害 F1 138
9. 症状性を含む器質性精神障害 F0(認知症など) ・
睡眠障害 F50, G47 ・ てんかん G40, G41 154
10. 成人のパーソナリティ及び行動の障害 F6 180
索引 193
認知症の患者にとっての問題は,失時間見当識,失場所見当識,入浴拒否,徘徊,収集行動,食事摂取困難などの生活行動の問題である.本書は認知症の進行度,認知症の種類などに応じた「エビデンスに基づいたケアプロトコル」をまとめ,援助法を示した画期的な一冊.
第1章 認知症の人に必要な看護とは
第2章 認知症の人の日常生活行動への看護プロトコル
第3章 認知症の人の生活のあり方への看護プロトコル
第4章 医療問題のある認知症の人への看護