多言語状況はたんに記述されるためにあるわけではない。本書では、日本社会の過去・現在の現象や制度に埋め込まれている意識やイデオロギーの内実を注視し、いかなる多言語社会を目指すのかを考察する。
なぜ『日本語が亡びるとき』は書かれることになったのか?そんな関心と興味にもおのずから応える、ここ二十年の間折にふれて書きつづられたエッセイ&批評文集。
アメリカの精神科医ハリー・スタック・サリヴァンは、患者との当時の面接を録音していた。そのサリヴァンの面接記録の存在を知った著者は、アメリカへ赴き、その貴重な面接資料を手に入れる。本書は、サリヴァンの面接記録を、「選択体系機能言語学」に基づいて分析したものである。
ファシリテーション・グラフィックとは、話し合いの内容を、ホワイトボードや模造紙などに文字や図形などを使って分かりやすく表現して、「議論を見える化」する技法。キーワードの抽出や要約、グラフィックの描き方から具体的な場面別の活用法まで、ファシリテーションのコアスキルを1冊に集約。会議だけでない多様なシーン別の活用法、進行と記録を両立させる上級テクニック、さらにマニアックな小技まで、ファシリテーターの必須スキルを紹介。オンラインでのファシリテーション・グラフィックの効果的な進め方やグラフィック・レコーディングについて、新たに加筆。
現代の言語哲学の主要な論点を紹介する、堅実でバランスのとれたテキスト。
ことばには内容を表現するだけではなく、“その人らしさ”を表現し、話している人同士の関係を作り上げる働きがある。ことばの背後にある社会の規範や価値観を解きあかす社会言語学の知見から、「名前」「呼称」「敬語」「方言」「女ことば」といった観点を通して、ことばで「自分」を表現するとはどういうことかを考える。
誤訳の『構造』・『典型』に続く三部作の完結編。頁を追わず、頁数に関係なく、どこを読んでも英語の「核」に触れ、楽しみながら学べる。翻訳で大切な役割を果たす「オノマトペ」を、「英⇔和」の翻訳例で実証。これも本書のユニークな特長。
潜在的なしゃべる力が目ざめる「しゃべらない」話し方!7万人が選んだ話し方メソッド、続編。
心理言語学の研究テーマから、文および文章理解の心理学について、その心理モデル、推論と照応、眼球運動との関係、読書と語彙獲得、身体化理論、物語理解の知覚・運動処理、認知神経科学的基盤、社会認知神経科学としての物語研究などを解説。具体的な研究の紹介に絞っているので、学部生のテキストとして、また卒業論文への導入として、さらに修士論文へも発展可能な、有用な書になっている。
なぜお笑い芸人はコミュニケーション術に長けているのか。
声の影響力は思っている以上に大きいもの。「いい声」になれば魅力が増し、自信がついて、仕事も人間関係もうまく回りだす。イタリア・ドイツで活躍し、年間オペラ歌手ベスト1にも選ばれた世界的バリトン歌手が、自らの経験から独自に開発し、全国各地で好評を得ている「声力開発トレーニング」を徹底公開。暗い声、小さい声、こもった声、だみ声…が、必ずみなよく通る「いい声」になります。
人気タレントへの取材エピソードを楽しみながら、仕事や日常生活で役立つ聴く技術(会話術)を学べます。会話の内容だけでなく、取材相手の表情や聴く側の内心まで再現。現場の臨場感そのままに、聴く技術を学べます。取材の中で用いた個々のテクニックを、読者の方が応用できるように、わかりやすくまとめました。有名人16人+2グループへのインタビューを成功させた聴き方テクニックを大公開。
私と仕事、どっちが大事なの?お前は何の権利があってオレに注意するんだ!他の人もみんなやってるじゃん!-どんな暴論も打ち破るとことん正しい話し方を伝授。
「発声」に注目した『声から変える話し方の本』です。声を変えることによって、仕事でもプライベートでも、様々なメリットがあります。「声は生まれつきのもの」「いまさらどうしようもないもの」ではありません。メンタル面、NLPなどの心理学的なアプローチ&フィジカル面、表情・見た目から声を変える簡単ボイストレーニング(DVD付き)。心と見た目の両方からのアプローチで、すぐに変化を実感できます。
アジアのことばをもっと知ろう!アジアの辞書をひもとこう。「辞書の三省堂」がおくる世界最大・最新の辞書のためのガイドブック。
現代思想の問いは、言葉の問題に収斂する。世界を分節し、文化を形成する「言葉」は無意識の深みで、どのように流動しているのか?光の輝きと闇の豊饒が混交する無限の領域を探照する知的冒険の書。