「ぼく、とりをかいたいんだ!」ビンボは両親にいいました。でも、いい返事はありません。「いいもん、じゃ、ぼく、いますぐしんじゃうから。」ビンボは、こういって、ゆかにたおれます。ようやく、とりをかうゆるしをえたビンボがつれてかえったのは、きれいなはくちょうでした。両親はびっくりして、かうことはできないといいます。そこで、ビンボとはくちょうは、森でくらすことに…。4歳から。
毎年8月、ロックの熱狂的な歌声が広島にこだまする。“平和がいいに決まってる”を合言葉に、出演のアーチストと若い聴衆の心は一つに。平和について若者に考えてほしいとロックコンサートを企画した著者は、少年の日に聞いた父の悲しい戦争体験やフォークに生きた自らの青春をふり返り、熱いメッセージを贈る。
えっ、パオパオがゆうえんちだって!?みんなはどんなのりものにのってみたい?
中学3年の夏休み、受験勉強にかこつけて、本栖湖でサマースクールを計画。途中抜け出して、ぼくらだけの旅をおもいっきり楽しもうと秘かにもくろんでいたのだ。が、それを聞きつけたヤクザらが、「黒い手帖事件」で大恥をかかされたはらいせに、ぼくら全員を、事故にみせかけて殺そうと迫ってきた。一転して恐怖の底につき落されたぼくらは、一致団結、命からがら危機をのり越えたのだが…。受験、銀鈴荘のさよの死など、人生の困難に出会い、ひとまわり大きくなったぼくらの、勇気と冒険の物語。「ぼくらシリーズ」第7弾。
「きみが、好きだよ」ウワサの美少年に告白されて幸せなはずなのに、なぜかあいつの顔が…。
体重98キロ、誰も近づけない猛獣のようなかみ犬、セントバーナードのボスを引き取ったムツゴロウさん。よし、体当たりだ!とボスの心の治療にとりかかりました。感動いっぱい、心にしみる愛の物語。
日本の各地で、なにかに、いっしょうけんめい取り組んで、自分の力で、りっぱにまとめあげた、元気に生きている子どもたちの話。
ぼわわあぁん!テレビゲームのなかから、ゆうしゃがあらわれてひろくんにいいました。「たまにはじぶんで、モンスターとたたかってみろよ。そうすりゃ、ぼくのくろうがよくわかるから。」さて、ゲームの世界でひろくんをまっていたのは?5〜7歳向。
「いちばんはじめに行ったのは中山競馬場。すべてがもの珍しく、ぼくはサラ四歳の威風堂々とした姿に見とれたものだ。なんの先入見もなかったから、気に入った無印の馬の券を買った。単である。それが思いもよらずトップでゴールインしたから、ぼくはおどろいた…。」詩人の著者が競馬、ことば、旅行等々について自在に語る、ほろ酔いエッセイ。
人口250万、建国25年のシンガポールに、33歳のポップシンガーが誕生した。「見た目は黄色いが中味は白い」、そんな自分の仮面をはぎ、インドネシア・インド、中国などの懐かしいメロディーを欧米のサウンドと融合させ、今、新世紀のアジアポップスが世界を駆ける。ディック・リーの生き方と作品を通し、多民族国家の国民統合への道をさぐる。
ぼくは、学校の第一日目にすっかり満足していた。すべての授業でAをとり、学校でいちばんのがき大将をやっつけ、たくさんの上級生が、ぼくがだれだか知ってくれた。この調子でいけば、ぼくがVIP(重要人物)になるのも時間の問題だ。ほんとに、これは奇跡としかいいようがない。まるで、だれかの魔法の力がはたらいているようだ…?小学5年生以上。