本書は、アメリカ合衆国の対外政策に関心のある人びとのために、アメリカ外交史、すなわちアメリカの対外関係の歴史について、簡潔で十分な概説を提供しようとするものである。
ルークの叔父の考古学者が、タイガーチームをエジプトへ招待してくれた。行ってみると、ピラミッドの発掘現場は大混乱である。ピラミッドの中へ入った者はみんな、まるで人形みたいなぎくしゃくした動きで出てきて、「ファラオの呪いだ」とつぶやき、たおれてしまうのだ。三千年も前に死んだファラオに、そんな力がほんとうにあるのだろうか?タイガーチームは決死のかくごで、ピラミッド内部を探検することにした。
2195年ー木星から、謎の兵器部隊が飛来し、火星への侵攻をはじめた。地球連合宇宙軍は、火星軌道上で謎の敵を迎え撃つが、圧倒的な科学力の差で壊滅、敗北する。そして、火星は謎の敵「木星蜥蝪」の支配下におかれてしまった。1年後、民間企業のネルガル重工は火星奪還のため、新造戦艦「ナデシコ」を完成。ところが、乗船するクルーは、みな個性的。-女子大生のような艦長、あきんど、むっつり大男、熱血ヒーローオタク、社長秘書、違法改造屋、声優、コック、11歳の美少女オペレーターー。本当にこんな「バカばっか」で木星蜥蝪から火星を取り戻すことができるのか!!不安まじりのなか、「ナデシコ」は地球をあとにするが…。大人気テレビアニメ、待望の小説登場。
自らの出生の謎を追い求めて、アキトとともにスウェーデンに降り立ったルリ。そこでルリが見たのは、灰色の部屋とコンピューターの両親だった。呆然とするルリだが、木星蜥蝪の攻撃に遭いアキトとナデシコに戻る。そんなある日、ナデシコ艦内に木星蜥蝪が侵入した。ミナトとルリが遭遇するが、「木星蜥蝪」もまた人類だったのだ。白鳥九十九と名乗った男と二人は行動をともにする。そして、彼の口から恐るべき真実が語られた。
現代人を悩ますさまざまな身体的トラブルー。その多くは、およそ500万年前、人が類人猿から人へと移行した、そのことに起因している。われわれは、なぜ、今も“進化の傷あと”を受けついでいるのかー。“アクア説”なら、その説明が可能である。
資料満載!劇画版’99年NHK大河ドラマ「元禄繚乱」がいっそうおもしろい。各巻カラー口絵・柱・コラム資料満載。
「おカタイ」イメージはとうに払拭されて、失態ばかりが取り沙汰される「お役人さま」ではあるけれど、その詳しい生態は見えそうで見えてこない。そこで出入り業者歴40年の著者が、長年にわたり泣かされ続けた体験と見たままの姿を公開する。一般市民が滅多に見ることができない庁舎内でのホントの姿、素の姿に驚くなかれ。
京都北山に棲息するコイ科の淡水魚カワムツ。雑魚と呼ばれるかれらの世界にも、繁殖や餌の獲得をめぐって、個体どうしの驚くべき駆け引きがある。さまざまな個性がしのぎを削る有様を、淡水魚で初めて明らかにする。
ダニたちの多くは目に見えないほど小さい。しかしその世界には、子育てや集団での狩りなど、ダイナミックな「社会」が存在する。ハチやアリ、さらには動物一般にも通じる「社会性」の起源を、ミクロの世界からやさしく解き明かす。小さな生き物たちの大きな世界、配偶システムや親子関係の謎を探る。
生きていくための栄養や知恵を子は親からいかに受け取るのか?乳を飲んでいるアカンボウの顔をのぞき込めるほど群れにとけ込み、ビデオを活用した緻密な観察により、授乳や毛づくろいがどのように行われるのか、そしてその技術がいかに伝わっていくのかを解き明かす。
シーナ隊長はじめ、あやしい面々が列島ドトウの焚火旅。おもしろ話が満載。天然色写真もてんこ盛り。四季折々の海・山・川・酒が一冊に。
チベットモンキーはニホンザルに近縁な中国のサルだ。彼らは群れの仲間達と仲良くなろうと、子ザルを抱いていって一緒に持ち上げる。オス同士はペニスに触れつつ抱きあう。ケンカでは血縁のないメス同士も連合を組む。そして夜にはみんなで岩棚で泊まる。そんな暮らしの中で、彼らがどのような「社会的知能」を使っているのかを探る。
2000年4月施行の地方分権一括法により、日本の分権・自治は新たな段階に入った。21世紀の課題に応えるために、これからの自治体はどうあるべきか。なにをすべきか。そして自治体学とはなにか。横浜市での実践と大学における教育・研究の長年の成果をふまえて、コンパクトで平明な自治体学の教科書が初めて誕生した。
カシオ計算機から発売されている「CFX-9850G」は、新しい教育コンセプトで開発された反射形3色カラーSTN液晶カラーグラフ関数電卓です。プログラミング機能が充実したことで、パソコンで実現できるグラフなら、遜色なく描画できるようになりました。本書では、フラクタルやカオスの世界のように、コンピュータの応用によって最近とくに注目されるようになった領域や、ランダムドットによる立体視のように、楽しく興味深い活用例を紹介しています。
ここ10年ぐらいの間に、「音」に対する関心が高まってきた。各地で、音環境デザインが試みられ、音名所や残したい音風景選定事業が行われている。音に関する環境教育に取り組むグループもある。「サウンドスケープ(音の風景)」という言葉も、知られるようになってきた。本書は、このような「音」を巡る様々な動向を、「音の生態学」という枠組みで総括したものである。「音の生態学」が対象とする「音」は、単なる空間の物理的な振動を指すのではない。「音の生態学」は、人間が聞いている音を対象とする。愛着を覚える音もあれば、忌み嫌う音もある。日常生活の中の音もあれば、記憶の中の音もある。文芸に表現された音もあれば、映像に組み合わされた音もある。自然の音、音楽、街にあふれる騒音、それらすべてが「音の生態学」の対象となる。そんな「音」を、体系的に論じるのが、本書である。