「文七元結」「大山詣り」「富久」といった落語を思い出しつつ、本所・深川を歩く。三遊亭円朝、三代目柳家小さんのあとは、夏目漱石、芥川龍之介が登場する。落語から明治の近代文章語の成立に話は移っていく。深川っ子の次は神田っ子。本の町神田は著者のなじみでもある。古書街の英雄たち、この町で勃興していく学問の担い手たちが描かれる。近代日本を知的に支えた町でもあった。
十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人ー。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。当時、期末テスト奪取を計画した高校生三人が校舎内に忍び込んでいた。捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくるのだった。時効まで二十四時間、事件は解明できるのか。
人気の野菜106種の上手な育て方を葉菜類(葉もの・茎もの)、野菜類(実もの)、根菜類(根もの)、さらに地方野菜・中国野菜、ハーブ類にわけて紹介。種まきから収穫までそれぞれの作業プロセスを豊富な写真でくわしく解説する保存版大事典。
ジャンルを問わず、一世を風靡したアーティストの名曲がデジタル・リマスタリング音源でよみがえる“プレミアム・ベスト”シリーズのオメガトライブ編。「君は1000%」「Super Chance」など話題のヒット曲を収めた、ファン垂涎の内容だ。
100歳をこえる長寿をみずから実証する、食物酵素理論のパイオニアが半世紀以上の研究を踏まえて説く、世界最強の栄養学。
日本人の先祖の一派で、5〜10世紀に北海道を拠点に活躍したオホーツク人。幻の海洋民族の痕跡をたずね、著者は稚内、枝幸、常呂、網走などを歩いた。少年時代からの考古学ファンで、さらに雄大な北海道考古学の世界に魅せらせる。「雪の季節に北海道に行ってみたかった」という一行そのままに、ゴム長姿で雪を蹴散らし、地元に溶け込んでいく。
「国家とはなにか」をテーマに、1993、94年に訪れた台湾を描いた長編。蒋家の支配が終了し、急速に民主化がすすみ、歴史が見直されようとしていた。著者は台北、高雄、台東、花蓮などを訪ねる。「台湾」という故郷を失った日本人もいれば、「日本」という故郷を失った台湾人たちもいた。巻末には当時の李登輝総統との歴史的な対談「場所の悲哀」も収録している。
マリーとネズミ。マリーのむすめのマリアとネズミのむすめのネズネズ。みんな、おなじいえにすむ、ないしょのおともだちでしたー細部まで描きこまれた遊び心いっぱいの絵と、とびきりゆかいなお話。
おきにいりのぼうしがほしいミリーですが、おかねをもっていません。でも、ミリーはとびきりすてきなぼうしをてにいれました。ミリーだけのとくべつなぼうし!そのぼうしとは…。
殻が金色のたまごにいちゃん、その色にこめられた意味とは。みんな大好き!たまごにいちゃん、シリーズ9冊目。
ロボットがへいたいさんに、ウサギがエイリアンに、ライオンがおぼうさまに、まったくちがう二つの絵、きみは発見できるかな。
海辺で拾える一般的な貝類150種を取り上げて紹介。
ICFの生活機能モデルに基づいて問題を把握し、個別の目標を設定した上でプログラムを進める目標指向的介護。ICFの理解からICFを活用した介護の実践方法までを具体的に解説。「不自由なことを手伝う」だけでなく、利用者の状態を「よくする介護」が実践できる。
大人になりたがらない永遠の少年、ピーター・パンは、世界中のこどもたちに愛されてきました。そのお話が、しかけえほん作家ロバート・サブダによってすばらしい作品になりました。空を飛ぶ妖精、立ち上がる海賊船など、魅力あふれるキャラクターが次々と立体的に立ち上がる名作しかけえほんです。
スキーマとは、心的活動を行う際の枠組み・見取り図のようなもので、人は誰でも意識的・無意識的な“中核信念”として多様なスキーマを持っている。本書で紹介されるスキーマ・フォーカスト・アプローチは、治療困難なパーソナリティ障害、慢性的な不安、抑うつの患者に有効な統合的アプローチである。巻末には治療を効果的に進めるために必要な「ヤング・スキーマ質問紙(YSQ)」ほか数々の質問紙すべてを収録し、実践家の手引きとして画期的な内容となっている。