アジアをはじめとする新興国の流通は、地域や消費者の所得層によって分断されており、また小規模な商人が分立し、近代的なチェーンも未発達という特徴を持つ。それを受け、様々な進出企業のチャネル戦略は、独特なものとなっている。
本書は、アジアの複数の国々の、様々な企業(日本企業・欧米企業・現地企業)の事例を比較することによって、その実像に迫る。
アジア新興国に進出する日本企業は、製品・サービスには定評があるにもかかわらず、苦戦を強いられている。本書は、これまでその実態が解明されてこなかった、アジア新興国へ進出した企業のチャネル戦略に光を当てる。さらにフィールドスタディの手法も取り入れ、アジアの現場関係者の証言や観察、そして現地語の資料を中心に、国と企業という2軸による比較事例分析を行う。実務家にもおすすめ。
第1部 序論 リサーチクエスチョンと分析の枠組み
第1章 研究の課題と方法
第2章 新興国チャネル研究の分析枠組み
第2部 個別企業の各国別チャネル戦略
第3章 欧米多国籍企業のアジア・チャネル戦略
第4章 花王:統合型チャネル選択の内在的論理
第3部 チャネルのパートナーシップの展開
第5章 ライオン:パートナーシップによるチャネルと組織間学習
第6章 マンダム:支援と牽制によるエージェンシー関係
第4部 国の視点からの各企業のチャネル戦略
第7章 ベトナムにおける日用品各社のチャネル戦略
第8章 中国現地企業のチャネル戦略
第9章 中国日用品メーカーのECチャネル戦略
終 章 アジア新興国におけるマーケティング・チャネルの選択
はじめに
「水滸伝」事始め
梁山泊の豪傑一覧
第一章 好漢たちの武勇伝「これが漢(おとこ)の生きる道」
──フリーランスの強みを活かす
第二章 晁蓋と革命軍前夜
──小さい組織を躍動させるための人材登用・育成術
第三章 宋江入山で飛躍する梁山泊
──組織成長のカギはカリスマの存在か、人材の多様性か
第四章 晁蓋の死から新頭領誕生へ
──リーダーの仕事論
第五章 梁山泊帰順、国家の敵と戦う
──大きな組織内での人事のあり方を考える
あとがき
企業が独創的な製品、サービスを創造することは、ますます重要になってきているが、創造性を発揮し、「0から1」を創り出すことは、簡単ではない。
本書では、特別な才能を持たない人々から成る組織が創造性を発揮するためのプロセスを、認知的共感の視点から追究する。これは、他者の心の状態を理解する能動的かつ理知的な働きであり、筆者は、「共に観る」という意味で「共観」と名付けている。その中でも特に筆者が注目するのは、その核心となる、「多元的視点取得」概念である。これは他者の視点から世界をイメージしたり、他者の立場で自分自身をイメージしたりする視点の多様性である。
すなわち、お互いに、自分の表現を他者がどのように感じるのかを知ることで、相手の視点を取得すると同時に、自己の中でその視点を見つめ直す。その相互作用によって、組織の多元的な視点取得が実現され、創造性に結びつく過程を解明する。
ダイバーシティという言葉もすっかり定着し、多様な属性の人材を集めれば、組織の創造性が向上するかのような論調も見受けられる。しかし、本書の分析は、人材の属性の多様性が直接的に組織の創造的な成果を生み出すのではなく、「組織の視点の多様性」が創造性に寄与することを示している。合わせて、多元的視点を得るための実践的な工夫も提案し、組織として「0から1」を創造することの困難さに直面する実務家にも、多くの気づきを与える研究成果の集成。
プロローグ
第1章 共観創造の概念ー多元的視点取得と創造的成果ー
第2章 共観創造のメカニズムー多元的視点取得と多様性が創造的成果に与える影響ー
第3章 タスクによる共観創造の違いービジネス企画、ハードウェア開発、ソフトウェア開発ー
第4章 創造的実践に見られる多元的視点取得ーデザイン思考とデジタル・ストーリーテリングー
第5章 多元的視点取得を高める工夫ーマルチモダリティとナラティブ・モードー
終章 チームによる共観創造
エピローグ
おもに理学部や農学部などの専門基礎科目を想定した半期用の入門教科書.動物分野と植物分野に共通する生態学の基本知識を丁寧に解説している.進化や生物多様性などの視点も重視した,コンパクトな好著.
1.環境と生物の関わり(環境要因/生理的最適域と生態的最適域)
2.生物の適応進化(ダーウィンの進化理論/自然選択による進化/他)
3.生物の共生(共生のいろいろ/相利共生のいろいろ/他)
4.生態系と食物網の構造(生態系の構成要素/生態系の分布/他)
5.生態系におけるエネルギーと養分の流れ(生物の代謝/光合成と化学合成/他)
6.植物群落(植物群落の分類/世界の植生/他)
7.動物群集(生物間相互作用の分類/機能群/他)
8.生物多様性(生物多様性とは/生物多様性の三つのレベル/他)
9.生態系サービス(供給サービス/調整サービス/他)
10.持続的な農業生態系(野草,作物,雑草と人間/適作農地と作付け体系/他)
「病院」が、病気のための建築から健康のための「健院」へと変わりつつある。21世紀・日本の医療施設のパラダイムシフト。
遺伝性疾患まで解説した獣医遺伝育種学の初のスタンダードテキスト。〔内容〕遺伝様式の基礎/質的形質の遺伝/遺伝的改良(量的形質と遺伝)/応用分子遺伝学/産業動物・伴侶動物の品種と遺伝的多様性/遺伝性疾患の概論・各論
いまあらゆる組織が,これまでに経験したことのない状況や課題に取り組んでいる。そこで求められる〈先取り志向〉の着想と活動とは,プロアクティブな行動と組織とはいかなるものか。組織心理学,組織行動論のテキストとして,ビジネスパーソンの糧として。
第1章 プロアクティブ組織をめざして(古川久敬)
第2章 経験と対話による人材育成(高橋 潔)
第3章 未来志向の人事評価(柳澤さおり)
第4章 これから求められる効果的で主体的なリーダーシップ(淵上克義)
第5章 チーム力の育成・強化(池田 浩)
第6章 組織コミュニケーションの将来と待ち受ける課題(山口裕幸)
第7章 人材の多様な活躍を支えるワーク・ライフ・バランスが開く可能性(坂爪洋美)
第8章 組織の社会的責任のとり方(杉谷陽子)
私たちの未来が危ないーグレタにつづけー
仏題 L'Avenir de notre planète
いま、地球規模で考えることが求められています。
人口、食糧、エネルギー、戦争など、
さまざまなグローバルイシュー(地球規模の課題)が
ありますがこの教科書では気候変動を扱っています。
国連の17のSDGs「持続可能な開発目標」が
示す通り、みなさんの将来に関わる喫緊の課題です。
グローバルイシューを
日本語の報道に頼っているだけでは
内容を正しく理解できないだけでなく、
その重要性も正確に判断することができません。
バイアスがかかったものの見方を
してしまう危険性があるのです。
それを避けて
情報を相対化するために
フランスから発信された報道に接したり
フランス語で書かれた文書を読むことは有効です。
しかし、私たちがこれを実践するには限界があります。
正しい理解、判断のための十分な量の情報に
接することができないからです。
このような場合に瞬時にフランス語
日本語に翻訳してくれる
AIは私たちの強い味方となります。
翻訳AI・生成AIは実力以上のフランス語力を
発揮するためのパワードスーツです
しかしながら、AIによる翻訳は
かならずしも
100パーセント完璧な翻訳ではありません。
点検が必須です、ときには手直しも必要です。
この教科書は気候変動の問題に関する理解を深めつつ
翻訳AI・生成AIを使いこなす力と
どれほどAIが進化しても不要にはならない
フランス語の語彙力と文法の知識を同時に
習得できるように工夫されています
慣れない作業も多いと思いますが
ぜひ新たなチャレンジとして取り組み
楽しんでください。
放送100年 その源を「洋楽」から探る
西洋音楽の受容・発信が日本で本格化しつつあった大正時代末期に放送事業は開始され、以降ラジオは「洋楽」を切れ目なく電波に乗せてきた。こうしたラジオと洋楽の「共振」には、当時のどのような経緯や価値観、力が関わっていたのか。
序章
第1部
第1章 放送開始前後のラジオと洋楽放送の「浮上」
第2章 洋楽番組制作者の誕生
第3章 放送体制の変化と洋楽放送
第2部
第4章 洋楽放送の多様化:思想と実践から
第5章 洋楽放送と「国民音楽」:日本の洋楽発信の場としてのラジオ
第6章 洋楽放送と大衆:「軽音楽」番組の誕生と変容
第3部
第7章 太平洋戦争と洋楽放送:1大戦開始前後1年の変化と連続性
第8章 太平洋戦争と洋楽放送:2「音楽放送」への転換
第9章 音楽放送の戦後
終章 文化の一端を担った「洋楽放送」
注
おわりに
引用文献
索引
◇ワークライフバランスも働きがいもある \
◇だれもが輝き続ける \
◇成長意欲を引き出す >→変革のための17講
◇多様性を活かす /
◇キャリアや能力を高める /
少子高齢化と人口減少が進むなかで、経済社会における女性活躍の重要性が高まっており、これに呼応するかのように、企業は女性管理職や女性役員を積極的に登用する方針を相次いで表明しています。
本書は、「女性管理職登用と育成にはどのような意識変革が必要なのか」「労働力が減少するなかでいかに生産性を向上させていくのか」など、女性活躍推進をめぐる示唆に富んだ17講を収録しました。自社に適した仕組みをつくるためにぜひお役立てください。
《おもな内容》
I 女性活躍推進の意義と効果
人事・経営戦略としてのワークライフバランス/ダイバーシティ・マネジメントは流行か、
経営ニーズか/女性の活躍推進が企業力を高める/ダイバーシティ・マネジメントと
リテンション/企業における女性活用の変遷と今後の課題
II ダイバーシティ推進と働き方改革
女性が活躍する組織の新常識/女性の成長意欲を引き出し自律社員に育てる/女性
リーダーの育成とその環境づくりーキャリア開発の具体策/女性が活躍する中小企業
の特徴と取り組み/就業継続から能力発揮へー短時間勤務制度運用の課題
不織布の製造と用途全般をやさしく解説。主な不織布メーカーと製品の一覧表付き。
学部生向けのテキスト。タンパク質だけでなく核酸についても内容が充実しており、2017年のノーベル化学賞受賞対象であるクライオ電子顕微鏡についても解説しています。異分野の方の入門書としても最適です。
本書は生命現象を理解するために重要なタンパク質および核酸の立体構造について,あるいはその解析手法について説明した構造生物学の教科書です。構造生物学は分子生物学の重要な一部分であり,分子生物学を理解するためには構造生物学の知識が必須です。
第1章では構造生物学の基礎となる分子生物学および生化学について概説しました。
第2章ではタンパク質の基本構造について説明した後,その構造と機能の関係についていくつかの例を紹介しました。タンパク質と他の分子との相互作用についても説明をしています。
第3章では核酸の基本構造を説明した後,機能性RNA(遺伝情報の伝達以外の機能に着目)の構造と機能の関係について紹介しました。また核酸と他の分子との相互作用についても説明しました。なお,核酸においては安定性や機能の調節のために,メチル化などの修飾が行われることが多いため,その例についても示しています。
第4章では,X線結晶構造解析およびNMR法の原理,測定方法および解析方法について生体高分子に特化した内容で簡潔にまとめました。さらに,近年技術的な進歩が著しい低温電子顕微鏡(クライオ電子顕微鏡,極低温電子顕微鏡,超低温電子顕微鏡)についても紹介しています。
第5章ではコンピュータを利用した手法についてまとめました。この分野はコンピュータや情報科学の進歩によって今後も大きく発展すると考えられますが,現時点で広く用いられている手法について概説しました。また,応用展開の一分野として創薬を例にとり紹介しました。
第2章,第3章では生命現象を理解する上での構造生物学の重要性を理解し,第4章,第5章では,必ずしも自身で構造解析を行わない場合でも,生命科学の理解のためにぜひ知っておきたい方法論の基礎が身につけられるように作成しました。将来構造生物学の分野で活躍したいという学生のための教科書としても,新たにこの分野に参入したい研究者の参考書としてもお薦めの1冊です。
日本経済史の研究とはどのような研究分野か、実証の基礎となる資料とはどんなものか、論文を書くときにはどんなことに注意すべきかなど、経済史研究を志す若い世代に贈るガイドブック。
微細藻類の一種である珪藻〈ケイソウ〉は、淡水から海水まで広く分布し、世界中に約10万種が生息すると言われる。ガラス質の体を持ち、その幾何学的ともいえる形状は種類によってさまざまで、さらに細部をみると規則正しく整列した穴や突起などにより繊細な装飾もほどこされている。
珪藻はどこにでもいる普通の生き物でその量も多く、実は地球上の酸素の5分の1を光合成で生み出すほど重要な役割を果たしているが、その小ささ故に見過ごされがちである。だが、ひとたび顕微鏡で観察すると驚異のミクロの世界が広がっており、その美しくも摩訶不思議な姿に息を呑むこと間違いなしである。
謎多きミクロ生物の知られざる「微」と「美」の世界に迫る、かつてないビジュアルブック。
【日本語/英語併記】
Fascinating micro-beauty of nature
Diatoms are microscopic algae widely distributed in marine and freshwater environment, with an estimated species number of about 100,000. Their cell wall is made of silica, with various species-specific, almost geometrical shapes, and close-ups show their fabulous decoration with finely sculptured ornaments and regularly arranged pores and projections.
Diatoms are everywhere around us and easily ignored, even though they give us the oxygen in every fifth breath we take, but once you look at them under a microscope, an extraordinary and mysterious world is revealed ? one whose beauty will undoubtfully make you hold your breath.
This is a unique photobook revealing the amazing micro-world of diatoms as never before.
【Japanese/English bilingual book】
はじめに Preface
◆序章 珪藻について
Introduction to diatoms
01 珪藻とは Where are diatoms found?
02 生態 Life form
03 被殻の構造 Frustule structure
04 顕微鏡 Microscopy
05 細胞分裂 Cell division
06 生活史と有性生殖 Life cycle and sexual reproduction
07 相手を見つける Finding partners
08 学名 Scientific name
◆1章 形 - 被殻・殻の多様性
Part I: Shape - Diversity of frustules and valves
◆2章 模様 - 胞紋を拡大すると
Part II: Pattern - Detail within detail
◆3章 結合 - 細胞同士がつながる仕組み
Part III: Connection - How to be together?
◆4章 突起 - 複雑怪奇なパーツ
Part IV: Processes - Mysterious structures
◆コラム Columns
01 珪藻から形づくりを学ぶ Biomimetics: lessons from nature
02 敵の存在 Foes
03 大増殖 Blooms
04 珪藻土 Diatomite
05 新種 New species
06 生きている細胞:葉緑体 Living cells: chloroplast
07 生きている細胞:ピレノイド Living cells: pyrenoid
08 生きている細胞:核 Living cells: nucleus
09 珪藻の利用 Applications
10 生態的な役割 Roles in the global ecosystem
11 動く珪藻 Motility
12 細胞壁をどうやって作るか Morphogenesis
13 珪藻の毒による記憶喪失 Memory loss by diatom toxin
14 群れをつくる Forming colonies
15 海藻に付着する珪藻 Attaching to seaweed
おわりに Epilogue
付録 Appendix
謝辞 Acknowledgements
著者略歴 Biographies