睡眠改善・研究に携わる睡眠のエキスパートから寝具メーカーに従事されている研究者まで、幅広い豪華執筆陣による最新の詳細な実験・調査分析結果や、良い眠りのためのノウハウが凝縮されています。
睡眠不足大国である日本が、質の高い睡眠をとりwell-being向上を目指すために正しい睡眠の知識を学べる入門書!
睡眠のスペシャリスト「睡眠環境・寝具指導士」を目指す方にとってもオススメの一冊です!
中国からきた漢字を、情緒と繊細さをもって独自のものに変えてきた日本人。中国では漢字の音が重視されたが、日本では形や意味にもこだわった。歴史と共に変化する漢字の面白さを学べる一冊。
進化工学的アプローチ、ゲノム構造の再編成から「生命らしい」システムの構築、進化の戦略までさまざまな方法論とアイデアで「永遠の謎」に迫る。
「食べられるもの 食べられないもの」
を理解して、訪日外国人のおもてなしに備えよう!
多文化共生時代に必要なムスリム(イスラーム教徒)対応の実用書。
ハラールとはイスラーム法によって許された物事をいう。
飲食物のハラールの基礎と、いろいろな課題をおさえて、
認証に頼らないムスリム対応の具体的な対策を提案。
序 章 認証に頼らないムスリム対応とは
1.ムスリム市場とハラールビジネス
2.インドネシアから日本へ:ハラール研究とのかかわり
第1章 ハラールとは何か
1.イスラームの基礎
2.ハラールの基礎とその根拠
3.ハラールとハラームの原則
4.不浄と浄め
第2章 ハラールビジネスとハラール認証
1.ハラール肉と屠畜証明
2.ハラール認証制度
3.ハラールはハラール認証より広い
4.日本の食品産業とハラール認証
5.インバウンド・ビジネスと各種の認証
第3章 ハラールとハラームの狭間で
1.ムスリム消費者の意識の多様性とその要因
2.シーフード
3.肉の諸問題
4.「疑わしいもの」の拡大と風評
5.アルコール:ハムルをどこまで認めるか
第4章 ムスリム観光客の受け入れに向けた飲食サービス
1.試行錯誤で対応していく
2.すぐにできること:表示の工夫
3.一歩進んだ対応:場所・器具をわける
4.もう一歩進んだ対応:食材のハラール化
5.いちばん大事なこと:ムスリムの声を聞く
付録1 礼拝への対応
付録2 断食への対応
付録3 ハラール食材の入手方法と情報サイト
都市化・産業化が進み、生命に関する新たな学問が発展するなか、人と動物の関係も大きな転機を迎えた。科学振興を目指すロンドン動物園の展示から、虐待・実験をめぐる社会的論争、進化論とグローバルな採集に基づく「生物多様性」の誕生まで、現代にいたる動物観の形成を解き明かす。
序 章 ペンギン、空を翔ぶ
動物史とは何か
本書の構成
術語と訳語
第1部 動物の可視化と主題化
第1章 黎明期の動物園
はじめに
1 動物園の誕生
2 都市の中のユートピア
3 動物学の制度化
おわりに
第2章 収集、展示、馴致
はじめに
1 劇場型の展示空間
2 実在した幻獣
3 オリエンタリズム
おわりに
第3章 科学とカネ
はじめに
1 動物学会の再編
2 遊園地化する動物園
3 動物園の公共性とは
おわりに
第2部 人と動物の相互関係
第4章 銃を握れない牛のために
はじめに
1 法制化のはじまり
2 マーティン法の成立
3 二分された世論
おわりに
第5章 幸福な家族
はじめに
1 猫と鼠の友愛
2 ケージの中の社会実験
3 変貌する家族像
おわりに
第6章 進化論の被造物
はじめに
1 ダーウィンの感情研究
2 動物が流す涙
3 植物に通う神経
おわりに
第3部 人新世の動物種
第7章 気候に挑む
はじめに
1 気候馴化の理論と実践
2 ヒマラヤからハイランドへ
3 帝国の大いなる遺産
おわりに
第8章 生物多様性の起源
はじめに
1 動物地理区の設定
2 分類体系の標準化
3 何のための採集か
おわりに
終 章 雪原のキリン
あとがき
注
参考文献
図表一覧
索 引
風力や太陽光発電など、持続可能な世界に必要不可欠な再生可能エネルギーは、しばしば発電所立地地域住民からの反対や拒否反応を引き起こしてきた。事業者・自治体・地域社会間の十分な合意を形成しつつ、自然環境とも調和した産業として経済的恩恵をもたらす再エネを実現するにはどんな制度や仕組みが必要か? 国際的視点で日本のエネルギー政策をさらに一段アップデートするための共同研究。
<2007年11月初版発行>
◇育成・活用の基本!
◇働きがいのある会社をつくる
「女性が働きやすい企業ほど国際競争力が高い」が世界の常識です。少子高齢化が加速する現在、女性の継続就業を可能とする職場環境整備と女性活用は待ったなしの状況です。
女性の活躍の場を拡大するためには、男女雇用機会均等法など法律に則した人事制度の整備が不可欠ですが、それだけでは不十分です。人事制度の運用、つまり人材活用を、性別でなく社員の意欲や能力に即したものとするために、人事制度の整備に加え、職場での管理職による人材活用を点検し、見直すことが必要となります。
本書は、「ダイバーシティ推進室」を設立し、社員のワークライフバランスを推進する東京電力、ジェンダーフリー推進から男女共同参画へと取り組みをステップアップさせた資生堂、均等推進企業表彰の厚生労働大臣優良賞を受賞した帝人グループなど、女性活用を推進し自分らしく働ける職場づくりを進める先進企業11社の事例を紹介します。女性の管理職への積極的登用や出産・育児・介護などに対する両立支援など、女性活用策の考え方から運用上の具体策まで、各社の人事トップや推進責任者が詳細に説き明かします。
〈解説〉佐藤博樹(東大教授)
「女性の活躍の場拡大とワークライフバランス」
〈主な企業事例〉
東京電力
ダイバーシティ推進策
ダイキン工業
日本型タレント・マネジメント
伊藤忠商事
人材多様化推進計画
資生堂
男女共同参画施策
高島屋
キャリア・ライフプラン支援
松下電器産業
多様性推進による企業革新
三菱東京UFJ銀行
ワークライフバランス
ランドスケープ・生物多様性・遺伝子。さまざまなスケールで「生態系」をとらえ、自然再生のためのフレームワークを示す。
●生物の個体レベルから分子レベルまで、カラーの美しい図版により生物学への興味を引き出します。
●写真を随所に配置し、視覚的にも興味をもたせられる紙面構成にしました。
●学生のつまずきやすい代謝について、より学生が理解しやすい構成にしています。
●分子生物学の進展に伴うトピックスも取り上げ、わかりやすく掲載しています。
●生物の進化と種の多様性を、ストーリーをもたせた展開で説明をしています。
●巻末に生物学を学ぶにあたって必要となる物理・化学の基礎知識をまとめています。
食料生産の持続可能なシステムへの変換を考えるうえで基本となる概念「アグロエコロジー」。その実践的理論の確立と普及に携わってきた著者が初学者向けに概要をまとめた格好の入門書。私たちを取り巻く環境や食の問題を見直す様々なヒントを与えてくれる。
「グローバル時代の食と農」シリーズの刊行にあたって
シリーズ編者による序文
謝辞
日本語版序文
序章 岐路に立つアグロエコロジー
第1章 アグロエコロジーの原理
1 伝統的ファーミングシステムのアグロエコロジー的な特徴
2 農業生態系における生物多様性の生態学的な役割
3 生態系のマトリクス
4 多様化したファーミングシステムデザインのための原則
5 農場のアグロエコロジーへの転換
第2章 アグロエコロジー思想の歴史と潮流
1 歴史的基盤
2 農村開発
3 小農研究と再小農化
4 オルタナティブな農業の他の潮流
5 自然のマトリクス
6 エコフェミニズム
第3章 アグロエコロジーを支持するエビデンス
1 小農による農業の広がりと重要性
2 アグロエコロジー的な介入の影響評価
3 多様化されたファーミングシステムのパフォーマンスの測定
4 気候の変動性に対するレジリエンス
第4章 アグロエコロジーの普及に向けて
1 アグロエコロジーの拡充と拡散
2 アグロエコロジーの拡散を阻む障害
3 組織が鍵
4 キューバのカンペシーノ運動
5 インドの「ゼロ予算自然農法運動」
6 社会運動と小農アグロエコロジー学校
7 拡散を達成するための要因
8 社会組織、社会的プロセスの手法および社会運動
第5章 アグロエコロジーの政治学
1 アグロエコロジーとテリトリーをめぐる争い
2 アグロエコロジーをめぐる論争
3 アグロエコロジーの流用
4 政治的アグロエコロジーと社会運動
訳者解説
圧倒的大多数の現地語といくつかのヨーロッパ諸語の織りなす重層的な多言語使用の実態。危機言語、母語主義といった西側世界による介入。それらがつくり出す複雑な言語状況を概観し、サハラ以南アフリカ14カ国の、ことばと社会をめぐる諸問題を具体的に論じる。アフリカ社会を理解するうえで、なぜ言語問題が重要なのかを明らかにし、アフリカ地域研究への新たな視点を提示。
1.生物にとって環境とは何か 2.気候と生物 3.地形と生物 4.植生と植生遷移 5.植生と動物の関係 6.水域生態系における生産者と分解者 7.生物的環境 8.生態系における撹乱 9.景観生態学的要因 10.人間による環境改変1:都市化 11.人間による環境改変2:農村の場合 12.人間による環境改変3:河川の改変とその生物への影響 13.生物多様性の考え方 14.生物の進化1:種分化と種間関係 15.生物の進化2:孤立した生物生息場所が持つ意味
生物のそれぞれの個体を取り巻く環境は、生物の生息のありようを大きく左右する。環境の構成要素として非生物的な条件がもっぱら認識されるが、周囲にいる他の生物も環境の構成要素である。というのは、生物はほとんどの場合単独では生きておらず、同種あるいは他種の生物と密接な関係を保ちながら生きているからである。本書では、生物の生息に影響を及ぼす環境条件について、生物的条件や景観に関わる条件なども含めて解説する。さらに長期的な視点に立った場合に、環境が種分化や進化にどのように関わるのかの概要も紹介する。
1.生物にとって環境とは何か 2.気候と生物 3.地形と生物 4.植生と植生遷移 5.植生と動物の関係 6.水域生態系における生産者と分解者 7.生物的環境 8.生態系における撹乱 9.景観生態学的要因 10.人間による環境改変1:都市化 11.人間による環境改変2:農村の場合 12.人間による環境改変3:河川の改変とその生物への影響 13.生物多様性の考え方 14.生物の進化1:種分化と種間関係 15.生物の進化2:孤立した生物生息場所が持つ意味
生命科学の分野で、電子機器、情報、材料工学、合成化学等の技術と研究成果を融合させた「バイオテクノロジー・クラスター」の構築が始まっている。21世紀型「バイオ・ルネッサンスー異分野融合によるバイオ新産業創出」に向け、行政、ベンチャーキャピタル、ビジネス、マスコミをはじめ、広く一般市民を対象に、「バイオテクノロジー」と「ビジネス」との接点をわかりやすく解説。
「人間とは何か」を考える。そのとき、霊長類学の成果に触れることを勧めたい。あまり一般に意識されないが、先進諸国のなかで野生のサルがすむ国は日本だけだ。アメリカザルとかフランスザルというのは存在しない。そうした文化や自然の背景があって、日本人はサルについてよく知っている。深い興味を寄せてきた。それが追い風となって、霊長類学は、日本が世界の一線に立って発信し続けてきた稀有な学問である。
高齢者・障害者などの当事者だけでなく、建築主や運営主体など施設にかかわる人々も含んだ、
利用者の視点に立った施設のあり方を、事例をとおして紹介。
解説では、どういったユーザーニーズが求められているのか、加えて建築的な解決方法について説明。
事例では、どのユーザーのどの点を考慮して計画した結果、どの使われ方が実現したかなどを示す。
はじめに「利用者本位の建築デザイン」を問い直す
1章 住まい手のちからを引き出す住宅
2章 ケアを必要とする人たちの共同の住まい
3章 在宅生活を支援する地域施設
4章 日常生活の延長にある医療施設
5章 多様性をはぐくむ教育施設
「地方だから仕方ない」と、諦める経営者は多い。しかし、その諦めこそが、会社の未来を奪う!本書では、求人コストの大幅削減、新卒・中途の安定的な採用、高い定着率の実現を解説。採用は、人任せから「仕組み任せ」へ変えましょう。実現できれば、地方でも必ず勝てます!本書が、地方企業の採用・定着の悩みを打ち破り、次のステージへと踏み出す勇気と希望の一歩になることを、心から願っています。
種子作物はしばしば、花芽形成から減数分裂・開花・受精を経て胚・胚乳形成に至る一連の生殖生長過程において、生殖にきわめて不利な環境変動に遭遇し、収量に著しい減少を来すことが少なくない。イネもその例外ではない。イネの生殖器官(小穂)はわずか数ミリという小さなものであるが、不良環境に対応して形態を変化させたり、種子繁殖のシステムそのものを変えたりする。そこでは、穎の変形、雌ずいの増生と雄ずいの減生といった小穂の形態変化とともに、雄ずいと雌ずいという、植物が長い進化の過程で発達させてきた性の分化と受精による生殖、つまり有性生殖を転換して性によらない繁殖すなわち無性繁殖へと切り替えていく姿を見ることができる。そこには、厳しい環境が襲来してもその場所から逃げることなくそれに真向かう中で生き延びようとする闘いの姿と同時に、したたかな生命といったものを見ることができる。