2000年に62歳で斃れるまで、原発の危機を説き続けた「市民科学者」高木仁三郎が、その思想の全容を語りつくした名著、いま蘇る。
地球上には150万もの種が生息するが,これら多数の種はどのようにつくられたのだろうか。ピーター・グラントとローズマリー・グラントの夫妻は,1973年以来40年もかけてこの問いに迫ってきた。その精力的な研究の成果が,32頁におよぶ鮮やかな口絵写真とともに本書にまとめられている。研究対象となったのは,南太平洋のガラパゴス諸島に生息する一群の鳥,ダーウィンフィンチである。
本書では,種分化にかかわる数多くのプロセスが一つ一つ検討され,ダーウィンフィンチの長期野外研究の結果に基づいて検証されていく。たとえば以下のようなものだ。
・何年かに一度,急激に変化する自然環境下で,自然淘汰によりフィンチの嘴の形態とサイズが急速に進化することを,自然淘汰のはたらく条件や原因も含めて詳細に実証した。
・子どもは父親からさえずりを学習する。これは雌による配偶者選択にはたらく。結果,種間の交雑を避けることになり,生殖隔離機構として重要な意味をもつ。また,学習の相手を間違えることで異なる種の間での交雑が生じる。これは鳥類では一般的なことらしい。
・交雑は結構頻繁に生じていて,雑種形成による遺伝子浸透のため種間の区別が消失してしまうこともある。そうでない場合には,交雑は形質の遺伝的なばらつきを増やして自然淘汰がはたらきやすくし,環境への素早い適応的進化をもたらす。
翻訳出版にあたり,グラント夫妻から寄せられた日本語版へのあとがきには,ガラパゴスのダーウィンフィンチのすべての種について,全ゲノムが解読されてわかったことや最近のフィールド調査の成果など,本書を出版した後の研究の進展が書かれている。この分野の研究の進展についての興奮を読者に伝えたいという著者達の意気込みが伝わる。
(ピーター・グラントとローズマリー・グラントの夫妻は,2009年に,基礎科学部門における第25回京都賞を共同受賞している。進化生物学や生態学,動物行動学といったいわゆるマクロ生物学では,京都賞が最高の権威をもつ)
長期にわたる野外研究の重要性とともに,他方でゲノム研究や発生の分子生物学,学習などの進歩と,生態学や動物行動学,地理学などとが結びつくことによって生命現象が深く理解されうることが,本書により実感できるだろう。
[原著:How and Why Species Multiply:The Radiation of Darwin's Finches. Princeton University Press.]
中国経済減速の懸念が高まる一方、ASEAN経済は堅調な成長を遂げている。中国との連携を深化させることでASEAN経済は次の発展段階へと進みつつある。経済規模は2025年にも日本を超えると見込まれ、こうした変化を正確に把握することが、日本企業の長期的な成長に必要不可欠である。ASEANの専門家が緊密化する中国関係を多角的に検証!
第1章 米中対立下のASEAN-均衡戦略の現状と展望ー(石川幸一)
第1部 経済統合
第2章 ASEAN中国自由貿易地域(ACFTA)をインフラに南進する中国(助川成也)
第3章 緊密化する中国とASEANの貿易(宮島良明)
第4章 中国企業の対ASEAN投資の現状ーASEANが「最大の投資先」にー(牛山隆一)
第5章 ASEAN金融統合の展望ー中国,そして日本とどう付き合うかー(赤羽 裕)
第2部 経済協力
第6章 「一帯一路」とメコン協力の実態(藤村 学)
第7章 ASEANのエネルギーとラオスにおける電力事情ーASEAN各国の多様性と環境・経済発展のジレンマー(春日尚雄)
第8章 カンボジアに対する中国の影響力ー経済的プレゼンスと話語権ー(鈴木亨尚)
第9章 中国・ASEANの経済展望と日本の稼ぐ力(大泉啓一郎)
序章 現代日本語表記の多様性
変わる言語景観/現代日本語表記のデフォルト
歴史的にとらえるということ/日本語表記史を概観する
第一章 漢字との出会い
日本語はいつ頃漢字と出会ったか?/日本語と出会った中国語
法隆寺金堂薬師如来像光背銘/墨書された漢字/漢字の字体
地下から発見される漢字──木簡に書かれた漢字
第二章 漢字で日本語を書く
上野国山ノ上碑/太安万侶は『古事記』を四苦八苦して書いたのか?
『古事記』はよめるか?/『万葉集』の多様性/漢字から仮名へ
第三章 仮名の発生
発生の場/平仮名発生の頃/紀貫之が書いた『土左日記』
仮名がうまれても漢字を捨てなかったのはなぜか?
第四章 漢字と仮名
和語を漢字で書く/『源氏物語』を定点として書きかたを探る
『平家物語』を定点として書きかたを探る/片仮名と表音性
第五章 漢字と平仮名・片仮名の併用
手書き+印刷の時代/人情本の「工夫」/書きことばに浸潤する話しことば
平仮名と片仮名との役割分担/口語訳された『古今和歌集』
楷書体が支える漢字文字概念/語の壮大な旅/三つの漢楚軍談
第六章 明治時代 多様な表記の時代
明治十五年頃のデフォルト/二つの『花柳春話』/明治の回覧雑誌
二冊のボール表紙本/国語辞書の表記体
第七章 これからの日本語表記
あとがき
魔法の根絶を目論む正義同盟の王様はあの人だった…。 ブリスタルと妖精の仲間たちは戦うことができるのか? 世界的ベストセラー「ザ・ランド・オブ・ストーリーズ」続編シリーズ第4弾!
●生物の個体レベルから分子レベルまで、カラーの美しい図版により生物学への興味を引き出します。
●写真を随所に配置し、視覚的にも興味をもたせられる紙面構成にしました。
●細胞間シグナル伝達や細胞外マトリックスなどの細胞レベルの記述を充実させました。
●古典的な遺伝学の内容を巻末資料に移しつつ、染色体・遺伝子・DNAの説明の流れを見直しました。
●分子生物学の進展に伴うトピックスも取り上げ、わかりやすく掲載しています。
●生物の進化と種の多様性を、ストーリーをもたせた展開で説明をしています。
●巻末資料として、生物学を学ぶにあたって必要となる物理・化学の基礎知識をまとめています。
農地ができると「害虫」が生まれる。人類は、農耕生活を開始して以来、さまざまな害虫の被害に悩まされてきた。その防除を目指して、農薬をはじめとしてさまざまな手法が用いられてきた。しかし、「殺虫剤の逆理」という言葉に示されるように、単に「駆除」を目指したのでは、農業生態系を構成する生物群集の多様な機能を損なうだけで、害虫による被害を抑えることは難しい。生態学の最近の研究成果に基づき、生物間に働く多様な相互作用を利用した害虫管理によって農作物への被害を経済的に許容できるところまで抑制する道を探り、その基礎とその方向性を示す。
IPCCの1.5℃目標など、近年、地球環境にまつわるさまざまな気候問題が表面化してきました。
私たちの周りをとりまく環境では、どのようなことが起きているのか? どうして今、気候変動が問題となっているのか?
温室効果ガスの大半をしめるCO2の増加によって、化石燃料の使用の見直し、多発するようになった豪雨や海水面の上昇によってもたらされる深刻な災害など、世界や日本が取り組まなければならない課題は山積しています。
本書ではその課題がどんなものかがわかるよう、最新のIPCC第6次評価報告書をもとに、全面的に内容を見直しました。
何が問題で、どう取り組まなければならないのか、地球を取り巻く環境のさまざまな事象をイラストや図表を交えてやさしく解説します。
第1章 環境問題の基本
1-1 環境と環境問題
1-2 自然の恩恵とは(生態系の機能)
1-3 公害から地球環境問題へ
1-4 持続可能な発展とSDGs
第2章 エネルギー・物質の循環
2-1 大気の構造と循環
2-2 水循環と海洋大循環
2-3 エネルギー消費量と確認可採埋蔵量
2-4 再生可能エネルギー
2-5 バイオエネルギー
2-6 硫黄循環
2-7 窒素循環
2-8 水銀循環と水俣条約
2-9 バーチャルウォーター
2-10 マテリアルフローと循環資源
2-11 持続可能な開発と循環型社会
2-12 LCA
2-13 原子力発電のリスクと地球環境問題
第3章 地球温暖化
3-1 地球温暖化のメカニズム
3-2 炭素循環と収支
3-3 温室効果ガス
3-4 温暖化を予測する
3-5 気候変化で何が起きるのか
3-6 気候をどのようにして安定化するのか
3-7 脱炭素社会の構築に向けて
3-8 気候安定化対応と技術
3-9 日本の温暖化対応
第4章 自然環境の改変と汚染
4-1 成層圏オゾン層破壊
4-2 大気汚染と酸性雨
4-3 越境大気汚染とPM2.5問題
4-4 土壌汚染
4-5 海洋汚染
4-6 マイクロプラスチック問題
第5章 自然環境と生物多様性
5-1 熱帯林の減少と劣化
5-2 森林減少を防止するには
5-3 進む砂漠化
5-4 砂漠化防止への取り組み
5-5 生物多様性の減少
5-6 国際的な生物多様性減少防止に関する条約
5-7 在来種と外来種
5-8 海洋生物の保全
5-9 激減する身近な自然環境
5-10 身近な自然の保全と共生
第6章 都市化と環境問題
6-1 都市生活の様式変化と問題点
6-2 都市化による環境変化
6-3 ヒートアイランド対策
6-4 廃棄物処理と再資源化
6-5 自動車交通のもたらすさまざまな問題
6-6 都市の交通戦略
6-7 持続可能な都市の構築
6-8 環境に配慮した商品づくりと消費者
6-9 これからのライフスタイル
第7章 地球環境をよくするためのしくみと行動
7-1 環境問題の特色を知る
7-2 SDGsの気候安定化行動
7-3 持続可能社会に向けた環境の科学とは
7-4 地球環境政策のしくみ
7-5 環境対策を取り入れた経済システム
7-6 企業の環境行動
ランは花の多様性や栽培の難しさ故に愛好家が多い。中国やオーストラリアの野生ランをカラーで紹介するとともに,多様な種分化を可能とした昆虫や菌類との共生などの適応戦略をわかりやすく解説する。絶滅の危機にある日本での保護活動についても言及する。
虫を騙す花に あなたも騙されてみませんか/中川光弘
第1部 ランの多様性
第1章 ラン科の多様性と分類システム/高橋英樹
ラン科の特徴
分布・生育地
分類システム
有用性
引用文献
第2章 西オーストラリア州のラン多様性ーランのホットスポットー/キングスレイ・ディクソン,アンドリュー・ブラウン/高橋英樹訳
生育地
個体数
開 花
大きさ
着生種と地生種
受粉と繁殖
野 火
栽 培
参考文献
第3章 ランの楽園 中国四川省の黄龍渓谷/イボ・ルオ,リ・ドン,ホルガー・ペルナー/高橋英樹訳
黄龍における植物調査
黄龍渓谷のラン多様性
ランの生育地の特徴
黄龍渓谷のランの花暦
第4章 千島列島のラン/高橋英樹
全体像
分布パターン
思い出の種
引用文献
第2部 ランの適応戦略
第5章 ランの適応進化シンドローム/高橋英樹
引用文献
第6章 ランの花の多様なかたちー“虫のまなざし”が創り出した最高傑作ー
/杉浦直人
呼び寄せたいのは?-花粉媒介者の種類
呼び寄せるには?-花色と花香の役割
呼び寄せたなら!-報酬と花形の役割
だますためには?-ニセ信号の役割
おわりに
引用文献
第7章 レブンアツモリソウの花生物学/杉浦直人
花粉媒介者
だまし受粉と花形態の機能
招かざる訪花者
稔実率と稔性種子率
おわりに
引用文献
第8章 菌なしでは生きられない植物・ラン/遊川知久
ユニークなランと菌の共生
ラン型菌共生ー始まりの物語
進化とともに共生菌が多様化するーシュンラン属
菌に寄生するランは変わった菌と共生する
ランの成長とともに共生菌が変わる
引用文献
第3部 ランの保全とその取り組み
第9章 日本のラン保全活動/高橋英樹
引用文献
第10章 レブンアツモリソウの保全活動/高橋英樹
種の保存法と保護増殖事業計画
保護増殖事業計画の課題
引用文献
第11章 北大植物園ラン科コレクションの過去・現在・未来/永谷 工
温室における洋ラン栽培の歴史
地生ラン栽培の歴史
北大植物園のランの未来
参考文献
事項索引
和名索引
学名索引
重要判例を素材に、社会保障法の論点を学ぶ人の目線で丁寧に解説する本。事例から問いを設定し、回答する形式でわかりやすい。
はしがき 菊池馨実
第1部 総論
1 社会保障制度における生存権の意義………………………………常森裕介
2 社会保障制度と国籍…………………………………………………菊池馨実
3 ライフスタイルの多様化と社会保障制度…………………………常森裕介
4 社会保険における連帯と強制加入・強制徴収の正当性…………菊池馨実・常森裕介
5 被保険者資格の認定と保険料の徴収………………………………川久保寛
6 社会保障制度における給付の調整…………………………………川久保寛
7 年金の給付水準と年金額の改定……………………………………菊池馨実
第2部 各論
8 障害年金における障害等級認定と所得保障の必要性……………常森裕介
9 遺族年金と配偶者性…………………………………………………常森裕介
10 労災保険法における業務上外認定…………………………………小西啓文
11 雇用保険制度における失業の認定…………………………………林健太郎
12 公的医療保険制度1(保険診療の仕組み)………………………浅野公貴
13 公的医療保険制度2(保険診療の範囲)…………………………浅野公貴
14 公的医療保険制度3(医療供給体制)……………………………菊池馨実
15 介護サービスと介護保険……………………………………………川久保寛
16 保育を受ける権利と市町村の役割…………………………………古畑 淳
17 障害福祉サービスにおける介護ニーズの評価……………………福島 豪
18 社会福祉サービスにおける契約と規制……………………………宮尾亮甫
19 被虐待児の保護と措置制度の意義…………………………………宮尾亮甫
20 最低生活保障における生活保護の意義と申請権…………………池谷秀登
21 生活保護制度における補足性の原理1(収入・資産)…………木村康之
22 生活保護制度における補足性の原理2(稼働能力)……………木村康之
23 生活保護制度におけるケースワークと指導・指示および助言……池谷秀登
24 生活保護制度おける基準決定と判断過程審査………………………常森裕介
「主要判例」索引
執筆者一覧
高校生物の教科書の執筆や大学入試の関連業務に長年、携わってきた著者による生物学の入門的教科書。
高等学校で「生物基礎」(2単位)は履修したが「生物」(4単位)は学習してこなかった学生が、大学で受講する生物学の講義をなるべくストレスなく学べるようにとの思いから、さまざまな工夫を施した。
具体的には、章のはじめに「高校「生物基礎」で学んだこと」を設け、その章の内容がスムースに学習できるようした。また学習の敷居(壁)を低くするため、説明にあたっては、難しい言い回しを避けて、できる限りやさしく表現するように努めた。さらに、練習問題を各章末に配して、その章で学んだことの理解が深められるようにした(巻末に解答を掲載)。
「ニュートン超図解新書」シリーズは,はじめて学ぶ中高生にとって最強の入門書です。「やさしく親しみやすいイラスト」「簡潔な文章」にくわえて,「コラム」や「4コマ漫画」,「かわいいキャラクター」など,“最強に面白い”要素が満載。すべての漢字にふりがなを振っているため,専門用語も迷わず,すらすら読めます。
シリーズ第50弾は中学,高校の生物の重要項目をさくっと学べる『中高生物』です。地球は多様な生物が互いにかかわり合いながら暮らしています。そんな生き物たちを調べ,命のしくみを探求する学問が「生物学」です。
生物には,動物や植物といったさまざまな種類が存在し,姿や生き方もそれぞれ異なります。これを「多様性」といいます。一方で,すべての生物が「細胞」をもっていることや,「遺伝」というしくみによって命が次世代へと受け継がれているといった「共通性」もあります。生物学を学ぶことは,これらの共通点や多様性を通して,「生物とは何か」「人間とは何か」を知ることにもつながります。
ミクロな世界から地球全体まで,身近で幅広い生物の世界をお楽しみください。
1.生物にとって環境とは何か 2.気候と生物 3.地形と生物 4.植生と植生遷移 5.植生と動物の関係 6.水域生態系における生産者と分解者 7.生物的環境 8.生態系における撹乱 9.景観生態学的要因 10.人間による環境改変1:都市化 11.人間による環境改変2:農村の場合 12.人間による環境改変3:河川の改変とその生物への影響 13.生物多様性の考え方 14.生物の進化1:種分化と種間関係 15.生物の進化2:孤立した生物生息場所が持つ意味
生物のそれぞれの個体を取り巻く環境は、生物の生息のありようを大きく左右する。環境の構成要素として非生物的な条件がもっぱら認識されるが、周囲にいる他の生物も環境の構成要素である。というのは、生物はほとんどの場合単独では生きておらず、同種あるいは他種の生物と密接な関係を保ちながら生きているからである。本書では、生物の生息に影響を及ぼす環境条件について、生物的条件や景観に関わる条件なども含めて解説する。さらに長期的な視点に立った場合に、環境が種分化や進化にどのように関わるのかの概要も紹介する。
1.生物にとって環境とは何か 2.気候と生物 3.地形と生物 4.植生と植生遷移 5.植生と動物の関係 6.水域生態系における生産者と分解者 7.生物的環境 8.生態系における撹乱 9.景観生態学的要因 10.人間による環境改変1:都市化 11.人間による環境改変2:農村の場合 12.人間による環境改変3:河川の改変とその生物への影響 13.生物多様性の考え方 14.生物の進化1:種分化と種間関係 15.生物の進化2:孤立した生物生息場所が持つ意味
古来人々の好奇の対象でありつづけてきた生物の発光。進化を軸に体系化された「発光生物学」がその謎に迫る。新シリーズ刊行開始。
はじめに
序章 発光生物学とはーー発光生物の研究が「学」になるまで
間章 レジェンドたちの横顔
第1部 発光生物学概論
第1章 発光生物の定義
第2章 発光生物の博物学
第3章 生息環境と発光の意義
第4章 光のコントロール
第5章 発光メカニズム、自力と他力
第2部 発光生物たちの進化劇
第6章 FACS起源仮説
第7章 ウミホタルが浅海発光魚を進化させた
第8章 カイアシ類が深海発光生物の多様性をもたらした
終章 生物進化から見た発光生物学
あとがき
本書は初期地球における生命と地球環境の進化についての教科書であるが,国内外の最新の成果をふんだんに取り入れていること,従来の教科書で通説とされているような事柄を批判的に検証する視点を提供していること,そして筆者自身の研究について詳しく解説している点が一般的な教科書とは趣を異にする。
前半の3分の2は教科書的な作りにし,このテーマに関する様々なトピックや論争を紹介しつつ,それらを理解するために必要な基礎的な地球科学と生物学の知識を獲得出来るように図を多用することも含め工夫した。後半の3分の1は筆者が西オーストラリアの荒野(“ブッシュ”と呼ぶ)で偶然発見した30億及び34億年前の微化石の正体に迫るプロセスを時系列的にノンフィクション風に書いた。微化石を見つけた2001年から初めて論文を発表した2007年までを比較的くわしく,さらに2015年に発表した最新の論文にまで言及することで,研究の(人間臭く)ダイナミックな側面を読者に感じてもらいたい。
第1章 「太古代」とは
第2章 太古代の生命痕跡ーその1
第3章 太古代の生命痕跡ーその2
第4章 太古代の生命痕跡ーその3
第5章 「生命」はいつ,どこで,どのように?
第6章 現生生物に見る多様性と生態系ー太古代生命理解のために
第7章 原核生物と真核生物,それらをつなぐシアノバクテリア
第8章 先カンブリア時代の地球表層環境
第9章 太古代表層環境に関する新知見ー酸素を巡って
第10章 謎の太古代大型微化石ーその1
第11章 謎の太古代大型微化石ーその2
第12章 謎の太古代大型微化石ーその3
第13章 謎の太古代大型微化石ーその4
第14章 太古代大型微化石の謎にせまる
異なる生物とどのようにうまく共生してゆくかは、生きてゆくうえで重要な課題です。しかし、ダニは、こんなふうに生きている気がします。「思い悩んで時間を無駄にしたりはしない、日々を生きる。すべては進化が解決してくれるから」。ダニは決してひっそり、静かに暮らしているだけではなく、異なる生物と白黒つけずに、ドライに共に生きています。本書では、そんなダニのしたたかな共生戦略を見ていきます。
はじめにーーこの本を開いてくださったあなたへ
序 章 ダニという生き物
1 ダニの特徴
2 ダニの分類
3 ダニの研究
第一章 動物を利用するダニーー他力本願が成功の秘訣
1 メインテーマは共生
2 共生の形はいろいろ
3 主役はダニ
4 もっとディープに、主役は「コナダニ」
5 コナダニの戦略
第二章 ハナバチとコナダニの共生ーー働かざる者、食うべからず?
1 クマバチコナダニの研究へ
2 研究方針をたてる
3 クマバチを飼育する
4 キムネクマバチとクマバチコナダニの共生関係
5 クマバチコナダニ、その後
6 やっかいなハナバチ共生ダニたち
第三章 ドロバチとダニの相利共生ーー情けはハチのためならず
1 ドロバチと出会う
2 研究方針を立てる
3 ドロバチを飼育する
4 仮説を立てる
5 仮説の検証
6 アカリナリウムはどのように進化したのか
第四章 甲虫とダニの共生関係ーー気配を消してずっと一緒に
1 コウチュウダニと出会う
2 コウチュウダニを知る
3 クワガタナカセでクワガタがわかる、なんてね
4 昆虫が生息場所のダニ
第五章 共生と生物多様性の保全ーー白黒つけずに、一緒に
1 生物の多様性
2 生物多様性を保全する
3 共生関係の保全ーー生き物のつながりを守る
おわりに
ダニ・ムシ索引
4億年の間、度々の大変動にも生き残り繁栄する昆虫たち。かれらの優れた環境適応能力と、その能力を支える機能や構造、情報戦略から学ぶことで、調和的・効率的・持続的な文明を実現するための術を見つけることが出来る。食料生産と害虫管理、医学・工学への応用、そして虫を用いた科学教育まで、新しい科学・技術を提案する。
★★★参考書×授業動画=最強!
高校3年分の生物基礎を最速で駆け抜ける。★★★
受験に必要な生物基礎の要点を1冊で総整理。
人気講師の大渕将克先生による
「超」がつくほど面白くてわかりやすい授業動画が全章についていて、
自宅にいながら高校3年間の生物基礎をスピード攻略できる。
…………………………………………………………………………………
●本書の基本構成●
STEP1 要点整理
重要事項をコンパクトに要点を整理して掲載。
STEP2 講義
生物基礎を講義調の文章で徹底的にわかりやすく解説。
二次元コードから著者の大渕将克先生による授業動画にもアクセスでき、
スマホでいつでもどこでも何度でも授業が受けられる。
STEP3 一問一答
[STEP2]の講義の内容が身についているかを一問一答形式でチェック。
STEP4 基本練習
[STEP1]~[STEP3]までの内容の理解度を問題形式で確認。
…………………………………………………………………………………
STEPに沿って学習を進めれば、
受験に必要な生物基礎の知識が着実に身につく!
…………………………………………………………………………………
●本書の特徴●
?参考書
丁寧な解説とスモールステップ式の4つの手順に沿った学習を積むことで、
1 要点が理解できる
2 重要事項を暗記する
3 問題が解けるまで、確実に導く
?授業動画
富士学院・MEDICAL GATEの生物基礎講師、大渕先生による、「超」がつくほど面白くてわかりやすい授業動画が、学習を完全サポート。白熱の授業で、絶対に挫折させない。
?ミニブック
大学入試に立ち向かうために必要な知識を集めた要点集。本書から取り外して持ち運べるので、スキマ時間でどこでも復習することが可能。
…………………………………………………………………………………
理解しやすい参考書 、腑に落ちる授業動画。
参考書と講義の良いとこ取り!
独学の難しい生物基礎でも、この本でなら、攻略できる。
ーー新時代の受験参考書でその手に合格をつかめ!
…………………………………………………………………………………
※ご注意※
・動画の閲覧にはインターネット接続が必要です。
・二次元コード読み取りに対応したスマートフォン/タブレットをご用意ください。