企業経営が目指すべき「よいこと」とは。株主、従業員、そして顧客など、多様な利害関係者とのかかわりを、企業、そして企業経営者は、いかに構築していくのか。その本質を学ぶ。
農学・生命科学における動物遺伝育種を,統計遺伝学・分子遺伝学の両面から解説した教科書。〔内容〕動物の育種とは/質的・量的形質と遺伝/遺伝子と機能/集団の遺伝的構成と変化/選抜・交配・交雑/ゲノム育種/遺伝的管理と保全/他
新しい自然保護の概念を整理し、地球上で生きて行く上で誰もが教養として知っておくべき、「自然保護のための生態学」をわかりやすく解説。自然保護の現場の社会問題や法制度に関心のある学生が読んでも興味がもてる内容とした、これからの「自然保護」の教科書。
二胡の上達のための実践的なテクニックや練習方法を網羅! 「指が動かない」「もっと表現力を上げたい」「楽器のお手入れは?」など、100 のポイントを学べば、二胡がみるみるうまくなる。 初心者から伸び悩んでいる方まで、すぐに読めて役立つコツが満載。 すべての二胡を楽しむ方必携の一冊です。
※本書は「絶対!うまくなる 二胡 100のコツ」(GTB01088185)と同じ内容です。
移民/難民当事者、国家/政府、国際組織、NGO/市民団体等の支援組織、インフォーマル組織等の多様な主体が交錯して生み出される多層的な制度とその実践について、世界各地域、日本国内の各エスニック・グループを対象とした事例から「生存」と「受容」を鍵概念に描き出す。人の国際移動の複合的要因とその実相に迫る意欲的論集。
地球上には150万もの種が生息するが,これら多数の種はどのようにつくられたのだろうか。ピーター・グラントとローズマリー・グラントの夫妻は,1973年以来40年もかけてこの問いに迫ってきた。その精力的な研究の成果が,32頁におよぶ鮮やかな口絵写真とともに本書にまとめられている。研究対象となったのは,南太平洋のガラパゴス諸島に生息する一群の鳥,ダーウィンフィンチである。
本書では,種分化にかかわる数多くのプロセスが一つ一つ検討され,ダーウィンフィンチの長期野外研究の結果に基づいて検証されていく。たとえば以下のようなものだ。
・何年かに一度,急激に変化する自然環境下で,自然淘汰によりフィンチの嘴の形態とサイズが急速に進化することを,自然淘汰のはたらく条件や原因も含めて詳細に実証した。
・子どもは父親からさえずりを学習する。これは雌による配偶者選択にはたらく。結果,種間の交雑を避けることになり,生殖隔離機構として重要な意味をもつ。また,学習の相手を間違えることで異なる種の間での交雑が生じる。これは鳥類では一般的なことらしい。
・交雑は結構頻繁に生じていて,雑種形成による遺伝子浸透のため種間の区別が消失してしまうこともある。そうでない場合には,交雑は形質の遺伝的なばらつきを増やして自然淘汰がはたらきやすくし,環境への素早い適応的進化をもたらす。
翻訳出版にあたり,グラント夫妻から寄せられた日本語版へのあとがきには,ガラパゴスのダーウィンフィンチのすべての種について,全ゲノムが解読されてわかったことや最近のフィールド調査の成果など,本書を出版した後の研究の進展が書かれている。この分野の研究の進展についての興奮を読者に伝えたいという著者達の意気込みが伝わる。
(ピーター・グラントとローズマリー・グラントの夫妻は,2009年に,基礎科学部門における第25回京都賞を共同受賞している。進化生物学や生態学,動物行動学といったいわゆるマクロ生物学では,京都賞が最高の権威をもつ)
長期にわたる野外研究の重要性とともに,他方でゲノム研究や発生の分子生物学,学習などの進歩と,生態学や動物行動学,地理学などとが結びつくことによって生命現象が深く理解されうることが,本書により実感できるだろう。
[原著:How and Why Species Multiply:The Radiation of Darwin's Finches. Princeton University Press.]
農地ができると「害虫」が生まれる。人類は、農耕生活を開始して以来、さまざまな害虫の被害に悩まされてきた。その防除を目指して、農薬をはじめとしてさまざまな手法が用いられてきた。しかし、「殺虫剤の逆理」という言葉に示されるように、単に「駆除」を目指したのでは、農業生態系を構成する生物群集の多様な機能を損なうだけで、害虫による被害を抑えることは難しい。生態学の最近の研究成果に基づき、生物間に働く多様な相互作用を利用した害虫管理によって農作物への被害を経済的に許容できるところまで抑制する道を探り、その基礎とその方向性を示す。
2000年に62歳で斃れるまで、原発の危機を説き続けた「市民科学者」高木仁三郎が、その思想の全容を語りつくした名著、いま蘇る。
国家と市場の関係を扱う政治経済学を,その基本的な考え方から新しい研究までカバーした教科書。先進国の資本主義,福祉国家のありよう,不平等が起こる政治的要因,また各国の財政・金融政策の違いがもたらす政治経済的な帰結などについてわかりやすく解説。
序 章 政治経済学とは何か
第1章 戦後の政治経済体制
第2章 グローバル化の政治経済学
第3章 資本主義の多様性
第4章 福祉国家の多様性
第5章 福祉国家の政治経済学
第6章 福祉国家のゆくえ
第7章 選挙と分配
第8章 不平等と再分配
第9章 経済成長と政治
第10章 財政政策の政治経済学
第11章 金融政策の政治経済学
第12章 コーポレート・ガバナンスの政治経済学
全般にわたって,初学者にわかりやすい有機電子論に基づいて平易に記述されているのが特徴.有機化学を学ぶうえで基本となる事柄を簡潔にまとめた半期用テキスト.電子の動きを一つひとつ押さえ、“どのような過程を経て反応が起こるのか”を順序立ててわかりやすく解説.丁寧な解答付きの例題は学生の理解を助ける.
第1章 有機化合物の結合と構造式ー有機分子の表し方
第2章 結合の開裂・生成と電子の動きー巻矢印の正しい使い方
第3章 電子の偏りと結合の分極ー電気陰性度が引き起こす効果
第4章 電子の非局在化と共鳴効果ー共鳴構造とその安定性
第5章 酸と塩基の基本的な考え方ー電子の動きから理解する
第6章 有機反応の求核剤と求電子剤ー電子の受け取りやすさ,与えやすさ
第7章 電子の空間的な広がりと結合ー結合を軌道から考える
第8章 有機化合物の立体構造ー三次元で理解する分子の構造
第9章 有機反応の基本的理解ー反応の起こるしくみ
第10章 求核置換反応ー電気陰性な原子が結合した炭素の反応性
第11章 脱離反応ーπ結合が生成する反応
第12章 求電子付加反応ーπ結合の切断とσ結合の生成
第13章 求核付加反応ーカルボニル基がもたらす多様な反応
第14章 付加ー脱離による求核置換反応ーカルボニル基のもう一つの重要な反応
第15章 付加ー脱離による求電子置換反応ー芳香族化合物の反応性と配向性
第16章 ラジカル反応ーイオンを生じない反応
古来人々の好奇の対象でありつづけてきた生物の発光。進化を軸に体系化された「発光生物学」がその謎に迫る。新シリーズ刊行開始。
はじめに
序章 発光生物学とはーー発光生物の研究が「学」になるまで
間章 レジェンドたちの横顔
第1部 発光生物学概論
第1章 発光生物の定義
第2章 発光生物の博物学
第3章 生息環境と発光の意義
第4章 光のコントロール
第5章 発光メカニズム、自力と他力
第2部 発光生物たちの進化劇
第6章 FACS起源仮説
第7章 ウミホタルが浅海発光魚を進化させた
第8章 カイアシ類が深海発光生物の多様性をもたらした
終章 生物進化から見た発光生物学
あとがき
本書は初期地球における生命と地球環境の進化についての教科書であるが,国内外の最新の成果をふんだんに取り入れていること,従来の教科書で通説とされているような事柄を批判的に検証する視点を提供していること,そして筆者自身の研究について詳しく解説している点が一般的な教科書とは趣を異にする。
前半の3分の2は教科書的な作りにし,このテーマに関する様々なトピックや論争を紹介しつつ,それらを理解するために必要な基礎的な地球科学と生物学の知識を獲得出来るように図を多用することも含め工夫した。後半の3分の1は筆者が西オーストラリアの荒野(“ブッシュ”と呼ぶ)で偶然発見した30億及び34億年前の微化石の正体に迫るプロセスを時系列的にノンフィクション風に書いた。微化石を見つけた2001年から初めて論文を発表した2007年までを比較的くわしく,さらに2015年に発表した最新の論文にまで言及することで,研究の(人間臭く)ダイナミックな側面を読者に感じてもらいたい。
第1章 「太古代」とは
第2章 太古代の生命痕跡ーその1
第3章 太古代の生命痕跡ーその2
第4章 太古代の生命痕跡ーその3
第5章 「生命」はいつ,どこで,どのように?
第6章 現生生物に見る多様性と生態系ー太古代生命理解のために
第7章 原核生物と真核生物,それらをつなぐシアノバクテリア
第8章 先カンブリア時代の地球表層環境
第9章 太古代表層環境に関する新知見ー酸素を巡って
第10章 謎の太古代大型微化石ーその1
第11章 謎の太古代大型微化石ーその2
第12章 謎の太古代大型微化石ーその3
第13章 謎の太古代大型微化石ーその4
第14章 太古代大型微化石の謎にせまる
IPCCの1.5℃目標など、近年、地球環境にまつわるさまざまな気候問題が表面化してきました。
私たちの周りをとりまく環境では、どのようなことが起きているのか? どうして今、気候変動が問題となっているのか?
温室効果ガスの大半をしめるCO2の増加によって、化石燃料の使用の見直し、多発するようになった豪雨や海水面の上昇によってもたらされる深刻な災害など、世界や日本が取り組まなければならない課題は山積しています。
本書ではその課題がどんなものかがわかるよう、最新のIPCC第6次評価報告書をもとに、全面的に内容を見直しました。
何が問題で、どう取り組まなければならないのか、地球を取り巻く環境のさまざまな事象をイラストや図表を交えてやさしく解説します。
第1章 環境問題の基本
1-1 環境と環境問題
1-2 自然の恩恵とは(生態系の機能)
1-3 公害から地球環境問題へ
1-4 持続可能な発展とSDGs
第2章 エネルギー・物質の循環
2-1 大気の構造と循環
2-2 水循環と海洋大循環
2-3 エネルギー消費量と確認可採埋蔵量
2-4 再生可能エネルギー
2-5 バイオエネルギー
2-6 硫黄循環
2-7 窒素循環
2-8 水銀循環と水俣条約
2-9 バーチャルウォーター
2-10 マテリアルフローと循環資源
2-11 持続可能な開発と循環型社会
2-12 LCA
2-13 原子力発電のリスクと地球環境問題
第3章 地球温暖化
3-1 地球温暖化のメカニズム
3-2 炭素循環と収支
3-3 温室効果ガス
3-4 温暖化を予測する
3-5 気候変化で何が起きるのか
3-6 気候をどのようにして安定化するのか
3-7 脱炭素社会の構築に向けて
3-8 気候安定化対応と技術
3-9 日本の温暖化対応
第4章 自然環境の改変と汚染
4-1 成層圏オゾン層破壊
4-2 大気汚染と酸性雨
4-3 越境大気汚染とPM2.5問題
4-4 土壌汚染
4-5 海洋汚染
4-6 マイクロプラスチック問題
第5章 自然環境と生物多様性
5-1 熱帯林の減少と劣化
5-2 森林減少を防止するには
5-3 進む砂漠化
5-4 砂漠化防止への取り組み
5-5 生物多様性の減少
5-6 国際的な生物多様性減少防止に関する条約
5-7 在来種と外来種
5-8 海洋生物の保全
5-9 激減する身近な自然環境
5-10 身近な自然の保全と共生
第6章 都市化と環境問題
6-1 都市生活の様式変化と問題点
6-2 都市化による環境変化
6-3 ヒートアイランド対策
6-4 廃棄物処理と再資源化
6-5 自動車交通のもたらすさまざまな問題
6-6 都市の交通戦略
6-7 持続可能な都市の構築
6-8 環境に配慮した商品づくりと消費者
6-9 これからのライフスタイル
第7章 地球環境をよくするためのしくみと行動
7-1 環境問題の特色を知る
7-2 SDGsの気候安定化行動
7-3 持続可能社会に向けた環境の科学とは
7-4 地球環境政策のしくみ
7-5 環境対策を取り入れた経済システム
7-6 企業の環境行動
黒潮と日本の魚類相。黒潮が南から北へベルトコンベヤーのように魚類を運搬すると同時に、魚類の分布を分断する障壁にもなっているという仮説を探る。
いかなる環境下でも、生き残るために
新型コロナウイルス感染症の世界的流行を受けてニューノーマルへの移行が求められる状況において、中小企業はいかにして事業継続し、雇用の確保や地域経済の振興・発展に寄与していくべきか。事業の持続性や付加価値生産性を向上させる手法から、事業継続計画/事業継続力強化計画の策定・実施方法まで、中小企業が事業を継続するためのノウハウを詳細に解説。
中小企業の経営者のみならずそのサポートを行う金融機関の担当者、弁護士、税理士にとって必携の1冊!
第1章 事業継続力強化の必要性
1 多様な危機の顕在化・深刻化
2 激変する外部環境
3 脆弱な中小企業の財務基盤
第2章 事業継続力を高めるためには
1 事業継続力とは
2 劣化する内部環境
3 事業の「持続性」の向上
4 事業の「付加価値生産性」の向上
第3章 事業継続に必要な検討・実施事項
1 長期的な事業展開/態勢整備の検討
2 事業・経営上のリスクの評価
3 事業継続力強化計画の策定・実施
第4章 いかなる環境下でも、生き残るために
1 危機の発生は「チャンス」〜これを契機に改革・改善を推進〜
2 必要なのは「想像力」〜過去の経験や前例にとらわれない〜
3 危機の発生は「所与」〜あらゆることを想定し、必要な準備を〜
4 事業継続は「経営者の責任」〜他に依存せず、自律的な取組みを〜
5 事業継続を支えるのは「金融機関の使命」〜地域中小企業と運命を共に〜
「装飾は犯罪である」と20世紀初頭のウィーンに爆弾発言をしたアドルフ・ロース。外観は寡黙で、内部は豊潤。コルジュジェやミース、そしてノイトラに大きな影響を与えたが彼らとは対極にいる奇才による伝説の住宅ミュラー邸(チェコ・プラハ/1930年竣工)を詳解。
アドルフ・ロース(1870-1933)
1870年、チェコ生まれ。ドイツのドレスデン工科大学卒業後、アメリカを放浪する。1896年に帰国。オットー・ワーグナーの「芸術は必要にのみ従う」という機能主義の主張を更に徹底させ、1908年に『装飾と犯罪』を執筆。過激な言論で「ウィーン分離派」や「ウィーン工房」の装飾性を攻撃した。代表作はカフェ・ムゼウム、ロース・ハウス、アメリカン・バーなど装飾をそぎ落とした建物で、モダニズム建築の先駆的な作品をつくる。死の直前にこれまでの図面などを全て焼き捨てたという逸話が残る異色の建築家。
住宅写真
図面
アドルフ・ロースの現代性
装飾はいらない:生活の多様性へ
平面図はいらない:ラウムプランへ
統一性はいらない:ミュラー邸へ
高価な素材はいらない:着衣のような建築へ
想像力はいらない:ファンタジーをこえて
4億年の間、度々の大変動にも生き残り繁栄する昆虫たち。かれらの優れた環境適応能力と、その能力を支える機能や構造、情報戦略から学ぶことで、調和的・効率的・持続的な文明を実現するための術を見つけることが出来る。食料生産と害虫管理、医学・工学への応用、そして虫を用いた科学教育まで、新しい科学・技術を提案する。