協働して紡ぐ〈変容の物語〉
教育の権力性を前提としつつ,自律的な主体形成はいかにして可能となるのか。矯正教育の現場である少年院と,社会生活への移行の場である更生保護施設での参与観察やインタビュー調査を手がかりに,法務教官や施設職員と少年とが協働して,〈変容の物語〉を創出し再構成していくナラティヴ実践の様相を描き出す。
序章 本書の概要
第1章 矯正教育における「教育」の含意
第2章 矯正教育理論における言語化実践の位置づけー矯正教育の戦後史から
第3章 矯正教育実践を読み解く手がかりとしての「ナラティヴ」
第4章 矯正教育における「規範」
第5章 ナラティヴ実践における調停/調整ー葛藤の肥大化に対する解決・緩和戦略
第6章 物語生成における矯正教育の役割ー創作オペレッタに見る〈教育的行為としての物語化〉の技法
第7章 更生保護施設における教育的介入のイデオロギーー矯正教育における〈変容の物語〉のその後(1)
第8章 困難を契機とした〈変容の物語〉の再構成ー矯正教育における〈変容の物語〉のその後(2)
終章 自律的な主体への変容に向けたナラティヴ実践
補論1 法務教官研究への示唆ー教師研究としての「法務教官」
補論2 ナラティヴ実践の学校教育への応用可能性ー教育学研究への含意
「本人の問題」と思われがちなをトラウマの影響の可能性から理解していくアプローチをトラウマインフォームドケア(Trauma Informed Care:TIC)という。まさにエンパワメントモデルであり,トラウマをかかえる人だけでなく,支援者の力も引き出してくれるものである。多くの事例を示しながら,著者は,児童福祉の領域を中心とした長年の臨床活動を基にトラウマにアプローチするための基礎知識と臨床知見を懇切に述べる。
本書には,全編にわたってトラウマによって傷つき,回復を必要としているのは,個人だけではなく社会ではないかという著者の思いが込められている。
序に代えて:社会適応という自己不適応
□トラウマを理解する
第1章 はじめに〈傷〉あり
第2章 トラウマ・逆境体験を〈超える〉治療共同体
第3章 闘争後の闘争ーートラウマティックな関係性の再演と回復ーー
第4章 家(イエ)に潜む暴力ーー家族観の暴力はなぜ起こるのかーー
第5章 ジェンダーにおける加害者性と被害者性の位相
--トラウマティックな関係性の再演からーー
第6章 児童福祉領域におけるトラウマと支援者支援
--“環状島”モデルによるサバイバルガイドーー
□トラウマインフォームドケアの臨床応用
第7章 怒りの表出と行動化
第8章 ファーストクライエントの特定ーー「問題児」からクライエントへーー
第9章 非行少年との出会い
第10章 「あなたは一人じゃない」から「あなたは一人でいい」へーー
SNS・関係性依存ーー
第11章 傷つけられた子どもと社会の〈再生〉に向けて
第12章 加害者臨床における責任の所在とトラウマインフォームドケア
□性的トラウマの理解と支援
第13章 子どもの性被害と性加害
1 子どもへの性暴力の特徴
2 性暴力の影響と被害児へのケア
3 性問題行動の理解と加害児への支援
4 性暴力からの回復と予防に向けて
第14章 施設における子どもの性と包括的性教育
第15章 デートDVにみる支援と社会の課題
第16章 性的搾取に遭う若者の理解と支援
文 献
あとがき
索 引
材開発の重要性がますます叫ばれていながら、自社のラーニング部門の実績に満足しているビジネスリーダーはわずか20%程度。大半の企業では、確たる成果が見られないまま、従来型の研修プログラムが続けられているのではないか。いま必要なのは、人材開発の目的を根本から問い直し、自社の戦略と整合した企業内学習の形を見出すことだ。知識の獲得だけでなく行動の変容を、個人の能力向上だけでなく組織の業績向上をもたらす企業内学習(コーポレート・ラーニング)の要諦を、世界トップクラスのビジネススクールIMDの教授が解説。
農林業の魅力と専門職大学を3分野の「教育」、「ビジネス」、「地域」について各部で論じた。第1部の「教育」では、農林業経営、農業階梯、食と健康、ICT教育を取り上げた。第二部の農林業ビジネスでは、静岡の特徴を意識してメロン、イチゴと林業、畜産を章として立てた。第3部では幅広い論点の中から、在来植物、地域社会との関わり、農福連携を取り上げた。
序章 静岡で始まった新しい教育
第1部 農林業教育の実際
第1章 これからの農林業経営のプロ
第2章 農業階梯における専門職大学の役割
─畜産を中心として─
第3章 農林業教育としての食と健康
第4章 ICTと農林業教育
第2部 人材を活かすこれからの農林業ビジネス
第5章 イチゴ品種の開発・普及から得た
「実践型」の学び
第6章 これからの温室メロン生産
第7章 森林・林業と木材産業ビジネスの可能性
第8章 畜産の原点はやはり動物とのふれあい
第3部 農林業を取り巻く地域
第9章 在来作物の豊かな世界
第10章 文化的景観と世界かんがい施設遺産
第11章 農福連携による農山村地域の活性化
第12章 専門職大学における研究と国際交流について
終 章 耕土耕心
時代の変遷とともに、衰退の一途を辿る地場産業ー。そんな中、地方ならではの強みを活かし、安定成長を続ける老舗木工家具メーカーがある。廃業寸前の赤字企業からV字回復を果たした経営者が明かす「稼ぐ企業」になるための改革とは。
インドはICT産業を中心に経済が発展しつつあるが、その一方で貧困やカースト制度、インフラ整備の遅れなど課題が山積している。本書では、インドが単なる人材王国という立場から脱皮し強力な科学技術大国に転化できるのかという点に注目し、国情、高等教育、原子力宇宙開発などを中心に紹介している。
地方消滅を恐れる前にやるべきことがある。存在意義さえ問われる議会・議員や教育委員会、そして行政運営。現場を熟知した地方自治の論客が、自治体が抱える問題の病巣を指摘し、健全化への処方箋を示す。
公用語を使って生きる力を補償しながら,民族文化の多様性を尊重するーーアメリカの言語教育とは,公民権運動以来の国是とも関わる,理論と実践と闘いの歴史であった。多様性が尊重されれば学力が低下し,学力を重視すれば多様性が蔑ろにされるという揺らぎを常に抱えつつ,それを宿命とすることなく,その双方を補償する道を探ってきた歴史を丹念に追い,C. スノーらによる最新の取り組みを紹介しながら,その到達点を総括する。現代日本が向かう多文化社会の教育の在り方にも,強い示唆を与える意欲作。
細野晴臣や坂本龍一の音楽活動、村上龍の文学実践、マンガ『20世紀少年』、初音ミク、『けいおん!』などを対象に、歴史や文化によって編み上げられる音や音楽に関する私たちの感性を明らかにして聴覚文化を批評する音のカルチュラル・スタディーズ。
日本の英語教育の中身が何かおかしいと思うあなた。どこがどうおかしいか、そのようなおかしな英語教育の中身がどこからきたのか、お教えします。ひとりよがりの解説をする受験参考書。今の英語と無縁な文法規則を教える文法解説。19世紀以前の英語を堂々と記載する学習英和辞典。英語らしくない英文を使って受験者を試す英語教員採用試験問題。100年前からの呪縛と、ひとりよがりな英語。日本の英語教育の病根はここにあります。
危険物、消防設備の分野で抜群の実績を誇る著者が、衛生管理者の受験生に贈る珠玉の一冊!!最新の試験傾向に照準をしぼった大改訂新版!
企業法制を巡る調査研究報告書の最新版。各国の紛争や地球温暖化・自然災害等による天然資源の価格高騰・物価上昇で経済不安が続く中、サステナブルファイナンス市場の法整備へ向けた議論が活発的に進められています。また、AI が投資戦略を新しく変えていく中で、予想し得ない展開や変革に対する準備態勢が求められています。本書では、金融・資本市場を取り巻く環境の変化及び諸問題の最新動向をフォローし、日本の企業法制について理論と実務の両面から検討しています。これまでのシリーズと同様、最前線の学者・実務家による調査研究を実施。金融・資本市場法制の有り方を議論する上でのベースとなる1 冊です。
刊行にあたって
研究会参加メンバー
はじめに
第1章 サステナブルファイナンスの潮流
〜今見ておくべきテーマ〜
中空麻奈
第2章 自然資本及び生物多様性を巡る近時の動向とTNFDフレームワーク
安井桂大/玄唯真
第3章 EUの同等性アプローチと日本の国際対応
松尾直彦
第4章 海外における金融経済教育の先行事例と日本への示唆
森駿介
第5章 資産運用立国構想とアセットオーナーの共通原則
関雄太/野村亜紀子
第6章 四半期開示の見直しと開示規制の将来的な課題
加藤貴仁
第7章 金融商品取引法における共同行為概念について
飯田秀総
第8章 EUにおけるリテール投資家保護をめぐる取組みにみるリテール投資家像
石川真衣
第9章 米国における大量保有報告制度の見直し
大崎貞和
第10章 ドイツにおける大量保有報告規制違反を理由とする株主権停止
伊藤雄司
第11章 中国における株式公開買付制度の構造と特徴
朱大明
第12章 金融商品取引法と会社法
神田秀樹
言語教育の「教室」という場所から離れて、「評価」を考える。
移民研究の分野を代表する編著者のもと、「日本在住の移民2世による移民研究」が多数収載された成果。移民コミュニティ、第2世代の学校後の軌跡、ジェンダー化された役割期待、出身国との往来、日本社会からの排除等のテーマを追った意欲的な論集である。
現代ビジネスの成功者たちが中小企業の経営者に熱いメッセージを贈る。
さらに、中小企業のWEB戦略をどのように実践していけばいいのか、
どうすれば儲かるホームページになるのかを、
孫子の兵法をはじめとする中国古典兵法になぞらえて分かり易く説いている。
序章 【時勢の篇】 経営兵法を学ぼう!
【儲かる手はある!】今やWEBは欠かせない時代となった
第1章 【挙兵の篇】 WEBへチャンレンジしよう!
【WEBシフト経営へ】なぜWEBシフトしなければならないのか
・現代のビジネス武将が語る【無敗最強・本多忠勝】/元住友商事代表取締役専務 阿部康行氏
第2章 【戦意高揚の篇】 モチベーションを上げて!
【ビジョン×コンセプト×USP】戦意なき戦いに勝利なし!ビジョン×コンセプト×USPなきビジネスに成功なし
・現代のビジネス武将が語る【太閤・豊臣秀吉】/ブレインパッド代表取締役会長 草野隆史氏
第3章 【築城の篇】 さあ、ホームページをつくろう!
【ホームページ制作】恐れるな!自社の居城は自社で作れ
・現代のビジネス武将が語る【九州の鬼・島津義弘】/アンダス社長 前田哲郎氏
第4章 【戦略策定の篇】 戦略も練り上げよう!
【事業戦略×WEB戦略】自社の事業戦略にWEB戦略を組み込め
・現代のビジネス武将が語る【毘沙門天・上杉謙信】/サンリキュール社長 羽田智宏氏
第5章 【戦術策定の篇】 そして、戦術も具体的に!
【集客戦術×CVR戦術】知識武装と実践継続こそが戦術を有効なものにする
・現代のビジネス武将が語る【今孔明・竹中半兵衛】/道新サービス専務 永井和規氏
第6章 【戦闘力アップの篇】 さあ、実戦で腕を上げよう!
【CMS活用術】ホームページ運用は風林火山に学べ
・現代のビジネス武将が語る【甲斐の虎・武田信玄】/日本IBMエンジニア 小薗井康志氏
第7章 【情報戦の篇】 あと、ライバルの動向もチェックしよう!
【競合分析×競争優位性×ネット広告】「インプット×アウトプット」情報を侮るな
・現代のビジネス武将が語る【天才軍師・黒田官兵衛】/放送作家 野呂エイシロウ氏
第8章 【軍隊育成の篇】 人材をキチンと育てていこう!
【社長勉強×担当者教育】長き戦で勝ち残るための肝心要は「人」である
・現代のビジネス武将が語る【天下布武・織田信長】/元インテルジャパン社長 西岡郁夫氏
第9章 【未来WEB戦略の篇】 これからのWEBってこうなっていくから!
【B2B、B2Cそれぞれの可能性】「知識」×「経験」=「智慧」を社内で持ち、資産化せよ
・現代のビジネス武将が語る【天下統一・徳川家康】/ビジョン社長 佐野健一氏
どこをケチり、何に金をかけるか。「ドケチ」「反ドケチ」のバランスが人を育てる。