教室は教わる場から自ら学ぶ場へ。「21世紀を生き抜く力」の育て方。「教師中心」から「生徒中心」の授業展開へ。学力の向上はいうまでもなく、生きる力や主体性など生徒の新たな力を引き出す話題の「反転授業」。そのフロントランナーが具体的なノウハウを公開します。
現代の言語学・英語学の理論的研究によって得られた最新の知見を、大学英語教育に有効に活用するための意欲的提言を行う論考42編を収める。執筆陣は生成文法や認知言語学をはじめとする多彩な研究領域で活躍する第一線の研究者であり、多岐に渡る今日の文法研究の主要トピックを余すところなく網羅し、簡潔・平易に解説する。英語教育に携わる教員のみならず、すべての言語学・英語学研究者にとっても利用価値の高い必携の論集。
地域包括支援ケアシステムに必須!『東京都退院支援マニュアル』に沿った退院支援ガイド,患者の「これまでの暮らし,そしてこれから」をみすえた支援のあり方を示す
心理学はデータに基づいて心のメカニズムを研究する学問である。心理学の研究で利用される代表的な統計手法として「データの記述」「正規分布」「独立した2群の差」「相関係数」「対応ある2群の差」「実験計画法」「比率・連関」「回帰分析」「因子分析」を扱う。本書では、従来の初級の心理統計法が前提としていた有意性検定を利用せず、ベイズ流のアプローチで学習系列が展開される。その点で本書はとてもユニークな内容となっている。
1.データ分布の要約 2.事後分布とベイズの定理 3.1群の正規分布の分析 4.生成量と研究仮説が正しい確率 5.2群の差の分析1 6.差を解釈するための指標 7.相関と2変量正規分布 8.2群の差の分析2 9.1要因実験の分析 10.2要因実験の分析 11.2項分布による分析 12.多項分布による分析 13.単回帰分析 14.重回帰分析 15.発展的学習によせて
近年、語彙研究者の中で注目を集めるフォーミュラ(定型表現・連語・コロケーション)について、卒論・修論で研究したいという入門者を想定し、フォーミュラを入門的に解説する。また、英単語親密度の知見を組み入れた独自の実験用・教育用リストの作成経緯と研究成果について紹介し、それを活用した研究事例や、フォーミュラの教育応用・理論的展望も説明する。
糖尿病性腎症(以下:腎症)は透析療法導入の原因疾患では最大のもので、新規透析導入の約40%を占めています。
腎症の重症化を予防するには、多職種連携による早期からの患者支援と治療が重要です。
本書では、各職種の役割を示した上で、患者の状況に合わせた具体的な支援を詳しく述べています。
患者が自分の病状を理解し、セルフケアを続けていけることを目標にした支援が理解できます。
全世界的コロナクライシス状況下で、さまざまな協同組合の活動が注目され、その社会的役割が期待されている。〈協同組合〉というプリズムを通して、近未来の新たな社会像を構想するためのブレインストーミング。
【主要目次】
第1章 やってきたこと、伝えておきたいこと
横田克己・下山保・若森資朗・野々山理恵子・柏井宏之
第2章 今やっていること、やらねばならないこと
村上彰一・志波早苗・藤木千草・伊藤由理子・堀利和
第3章 西暦二〇三〇年の協同組合へ
佐藤孝一・柳澤敏勝・加藤好一・白井和宏・古沢広祐
第4章 日韓生協間提携から社会的連帯経済へ
金起燮・丸山茂樹・柏井宏之・瀬戸大作
第5章 産業組合、生産合作社など覚書
樋口兼次・境 毅・亀井隆・平山昇・大内秀明
従来の教育活動が難しい現在を子どもの内面を深く育てる機会と捉えよう。改めて子どもの心を耕す教育について考え、実践の道を探る。
目次より
心の耕しを…………………………………………梶田叡一
心の耕しと人間性の涵養………………………古川 治
これからの学校教育と〈心の耕し〉…………鎌田首治朗
読書を通じて〈心の耕し〉を……………………湯峯 裕
〈心を耕す〉国語の授業を
〜文学作品の「語り」活動で子どもたちの「心を耕す」………………二瓶弘行
身近な自然に親しむと心が洗われ強くなる……………菅井啓之・岡本祐佳・山本万莉菜
〈茶道の学び〉と〈心の耕し〉
〜非日常の「和敬清寂」を日常化する…………伊崎一夫
武道(居合道)による〈心の耕し〉……………中村 哲
スポーツ活動で「心を耕す」……………………比嘉 悟
〈心の耕し〉を生み出す特別支援教育…………阿部秀高
音楽活動への没頭と〈心の耕し〉
〜合唱教育を軸にして………………………寺尾 正
社会教育活動を通じて〈心の耕しを〉
〜音楽活動が生み出す人間の力……………今西幸蔵
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【特別寄稿】
言語技術教育
〜聖ウルスラ学院英智小・中学校の取り組み……………………渡部久美子
「世界市民」育成プログラムの開発をめざして……………………大月 昇
「学びに向かう力」は「自己教育力」
〜「自己教育性」と学習状況の関連を探る…宮坂政宏
井上尚美先生を悼む
〜言語論理教育の先導者として………………梶田叡一
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あとがき……………………………………………梶田叡一
日本人間教育学会ニュース………………………高木悠哉
AI・ロボットと人間が共存する未来社会における「意味」の意味とは何か。大規模言語モデルを超えて新たな意味の学理を構想する。
私たちにとって、あるいはAI・ロボットにとって「意味」とはどのようなものか。その「意味」はどこから立ち上がり、どのように作用するのか。大規模言語モデルがAIの可能性を拓いた現在だからこそ、重要となる「意味」についての考察。AI・ロボットと共存する未来社会に向けて構想すべき意味の学問に、学融的議論で接近する。
ねつ造、改ざん、盗用…といわれない論文の書き方とは?責任あるオーサーシップとは?
「主体的・対話的で深い学び」を実現する問題解決的学習過程&二段階思考。全教科実践例掲載!全36実践紹介!
一九七〇年代から八〇年代にかけて驚異的な成功を収め、世界の注目を集めた日本経済の凋落はなぜ生じたのか。「環境変化に対応した改革が遅れた」とする広く流布された観方を排して、日本経済を新たな視角から多面的に分析する。欧州発の本格的な日本経済論。
やむことのないいじめ・不登校・自殺。子ども、教師を追いつめる管理主義教育体制の実態を浮き彫りにし、そのなかで保護者・地域の人々と協同しながら新たな学校づくりに挑む教職員の実践から、学校の未来を展望する。
2024年7月〜9月分収載。新紙幣の手触りは/海自接待疑惑/トランプ氏、銃撃される/バイデン氏の撤退表明/パリ五輪開幕/「きょうも暑うなるぞ」/株価の乱高下/南海トラフ地震への備え/コメの未来は/兵庫県知事のパワハラ疑惑/白露だけど、暑い ほか
経済的にも環境的にも豊かな欧米の住宅政策とは対照的に、営利主義に走りスクラップ・アンド・ビルドを繰り返してきた日本の住宅建築。ここに至る原因は、人文科学的な知識を無視した明治・大正期の建築教育にあるとし、これについて多角的視点で考察するとともに、わが国が取り組むべき建築教育および住宅建築設計、都市計画のあり方について詳述する。
特別寄稿「明治一五〇年、建築をめぐる言葉の迷走」(建築家・東京大学名誉教授 内藤廣)収録。
環境問題は最大の政治問題であるとする養老流環境論。複雑なシステムである自然を相手にする時は、西欧式コントロールではなく、日本古来の「手入れ」の思想こそ大事とする。著者初の本格的環境論。