本書は、主としてこれから建築を学び、建築および建築環境を創造することになるであろう建築系の学生(専門分野は問わない)を対象に、建築環境全般を平易に解説するものであるが、知識だけにとどまらず、ものの見方、考え方を学んで頂きたいと意図して企画されている。その意味では、とりわけ建築計画や建築設計の実務者に対する「建築環境工学・再入門」の書としての価値も高いものである。今般、音に係わるJIS改訂に伴う表記法の修正など、多くの場面でSI単位への移行が進行しつつあることもあって、単位の修正を行うとともに、必要箇所を修正して、改めて第二版として出版することとなった。
<本書発刊の経緯ー幸書房より>
本書は、レトルト食品製造に関する、現在国内で流通する唯一の専門書です。
初版発行が1995年で、直近の改訂が2005年でした。その後、原著者の横山理雄先生、清水潮先生がお亡くなりになり、出版元の幸書房より、本書を引き継いでいただけないかと、日本缶詰びん詰レトルト食品協会様へご相談し、専門の皆様にお目通しいただき改訂していただいたものです。
改訂にあたっては、同協会・研究所の武田淳様、山口敏季様、五味雄一郎様、山崎良行様、同 技術部 浅見太一様、東洋製罐株式会社
テクニカルセンター基盤技術開発部CSSグループの田辺利裕様にそれぞれご専門のところをご担当いただきました。
<改訂第2版 発刊にあたって>
清水潮先生は食品微生物,横山理雄先生は食品包装をご専門として,食品
業界全体の発展に尽くされるとともに,多くの著書を世に送り出していただ
いた.その中に1995 年に出版された「レトルト食品の基礎と応用」がある.
レトルト食品は消費者が簡便に利用できて保管も容易であるため,カレー,
シチュー,調理ソース類などを中心として,様々なものが市場で受け入れら
れているが,消費者に安心して利用してもらうためには技術的な知識が不可
欠であり,本書「レトルト食品の基礎と応用」はその時に合わせた数度の改
版を重ねながらレトルト食品技術者の専門書として重用されている.
レトルト食品の製造には食品に関してだけではなく,微生物,食品加工技
術,容器,設備など様々な知識を必要にしているが,本書では基礎的な部分
を含めながら,専門的な部分もわかりやすく解説されている.これより前の
改訂は両先生によって2005 年に行われたが,その後も国内では東日本大震
災などの痛ましい自然災害を幾度となく経験し,少子高齢化,新型コロナ
ウィルス蔓延による消費者の生活様式の変化,電子レンジ対応容器の普及が
急拡大するなど,レトルト食品を取巻く環境も大きく変化している.このよ
うな状況変化に対応するために,新たな情報を加えつつ新訂として出版する
ことになった.
残念ながら,横山理雄先生は2010 年5 月,清水潮先生は2022 年3 月にお
亡くなりになった.レトルト食品業界発展のための多大なる功績を称えると
ともに,心からご冥福をお祈りする.両先生が長年に亘って執筆された,こ
の「レトルト食品の基礎と応用 改訂第2 版」の編集に携わらせていただい
たことは,幸甚の至りである.
公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会
研究所長 武田 淳
初心者や理数系科目が苦手な人も基礎から実用までの流れがつかめ、熱力学がわかって使える。
1:ワインレッドの心
2:ラスベガスタイフーン(ラスベガス・タイフーン)
3:真夜中すぎの恋
4:マスカレード
5:恋の予感
6:熱視線
7:悲しみにさよなら
8:碧い瞳のエリス
9:好きさ
10:じれったい
11:I Love Youからはじめよう
12:情熱
13:あの頃へ
14:ひとりぼっちのエール
本書は、学生とのコミュニケーションを通して著者が得た経験をもとに、学生が誤解しやすい点を補いながら、熱力学ではどのように考えればよいかを学習する立場に立って平易に書いたものです。
新しい時代のモノづくりは機能で考える!マツダSKYACTIV TECHNOLOGYを生んだ驚きの開発思想。
「科学的な知恵」というのは,「科学的な知識」を結びつけて,科学現象を正しく理解する能力である。また,「科学(化学)を学ぶということ」は,「身近で起る現象やそれに関する情報が誰もが当たりまえと思えることなのか,あるいは不自然なことなのかをきちんと区別できる能力を身につけること」である。本書は,身近な自然現象を,数式や難しい専門用語により解説するのではなく,実験や経験に基づいたイメージで理解できるように工夫した物理化学入門書である。
第1講:場という考え方
磁力
電気力
電荷
電磁波
重力
質量
クーロンの法則
SI単位と次元
第2講:電子の居場所
まわりに何もないときの炭素の最外殻電子の居場所
負電荷が近づいたときの炭素の最外殻電子の居場所
電子の居場所
イオン化エネルギー
電子親和力
電気陰性度
第3講:化学結合
共有結合
配位結合
イオン結合
金属結合
水素結合
分子間力
疎水性相互作用
水和
化学変化
物理変化
第4講:溶質の化学
溶解
オキソニウムイオン
溶媒効果
極性
塩基性と求核性
活量
イオン強度
緩衝液
水平化効果
第5講:電磁波の科学
電磁波
光の反射
色
光の屈折
光の回折
偏光
液晶
アモルファス,非晶質
分光法
第6講:電磁波の使い方
吸光光度分析
蛍光分析
発光分光分析
旋光分析
核磁気共鳴分析
第7講:仕事をする能力
エネルギーの単位
核エネルギー
電磁エネルギー
運動エネルギー
熱エネルギー
温度
熱
位置エネルギー
化学エネルギー
化学反応
酸化還元反応
第8講:生体内のエネルギー
化学ポテンシャル
イオンポンプ
イオンチャネル
神経伝達
能動輸送と受動拡散
親水性と疎水性
アデノシン三リン酸
キナーゼとリン酸化
酸化還元電位
補酵素
第9講:温度と熱の科学
結合エネルギー
生成熱
熱力学第0法則
熱力学第1法則
内部エネルギー
エンタルピー
熱力学第2法則
エントロピー
拡散
第10講:自由エネルギー
自由エネルギー
反応座標
活性化エネルギー
化学平衡
可逆反応
気化と凝縮
物質拡散と熱拡散
第11講:物質変化の速さ
反応速度論
反応次数
1次反応
2次反応
複合反応
アレニウスの式
0次反応
個体の酸化反応速度と表面積
炭素のβ崩壊
第12講:溶液の化学
凝固点降下
沸点上昇
質量モル濃度
純粋な溶媒分子の凝固
溶質が溶けている溶媒の凝固
相
分留,蒸留
ラウールの法則
浸透圧
演習問題の解説
索引
本書は、環境工学の基本的な知識にとどまらず、建築および建築環境を創造することになる建築系の学生に、ものの見方や考え方を身につけてもらうことを目的にまとめられたものである。このたび、第三版では、「持続可能社会」への移行という命題が社会に深く広まり、環境評価手法がより精緻に整備されたことなどを踏まえ、本文の見直しを行った。
1 総論・建築環境
2 熱環境
3 光環境
4 空気環境
5 音環境
基本的な半導体製造プロセスの全体像から、リソグラフィ、エッチング、洗浄・乾燥、イオン注入・熱処理、成膜、パッケージング、検査・測定・試験などの各プロセスを詳細に解説。半導体製造プロセスに興味のある読者だけでなく、技術者にとっても有益な基本情報をまとめた1冊となっています。
中学校・高等学校の理科教員を希望する学生および、学びの系統性に配慮した指導を実践したい小学校教員のための「信頼できる指導書」。実際の教員採用試験問題を例示しながら、?基礎事項の確認→?最重要ポイントの解説→?活用例題→?演習問題,と展開,「本書での学び」を「知識として活用」できる力をつけさせる。教員採用試験対策にも最適の一冊。
最高の音で楽しむために!
計算力学は,いまや実験,理論に続く第3の科学技術のための手段となった。本書は基礎編,関心の高いテーマを中心に網羅した応用編の構成をとり,その全貌を明らかにする。〔内容〕基礎編:有限要素法/CIP法/境界要素法/メッシュレス法/電子・原子シミュレーション/創発的手法/他/応用編:材料強度・構造解析/破壊力学解析/熱・流体解析/電磁場解析/波動・振動・衝撃解析/ナノ構造体・電子デバイス解析/連成問題/生体力学/逆問題/他。
ナノインプリント技術の集大成!
1995年のチュー(Chou)教授によるナノインプリント技術の提案から24年が過ぎ、装置開発および関連部材である材料開発、モールド開発などのインフラがかなり整備されてきました。ナノインプリント技術は、これまでの半導体に代表される光ステッパや電子ビーム描画による微細加工装置に比べて、装置構造が簡単でかつ装置価格が格段に安価であることが特徴です。安価な装置、プロセスが簡便かつ10ナノメートルレベルの高解像度、および高スループットである特徴がナノインプリントのさまざまなデバイスへの量産化適用への魅力となっています。
これまでに、微細マイクロレンズ、高効率フォトダイオードを達成するためのフォトニクス結晶構造形成、液晶ディスプレイなどに用いる高性能反射防止膜などが、すでに実応用されており、さらにさまざまな分野への応用研究が開始されています。たとえばエネルギー分野では、燃料電池の反応場の隔壁や太陽電池の表面にナノインプリントにより凹凸を持たせ、効率を上げることが行われています。さらに、半導体集積回路チップの量産適用研究も開始されると期待されています。このように、ナノインプリント技術を適用した市場は急速に成長しており、その個々の製品市場規模はきわめて大きいものとなっています。ナノインプリント技術を有し、製品展開することにより、企業の技術差別化、優位性を図ることができると確信しています。
本書は、ナノインプリントの基礎とともに、現状で最新のナノインプリント装置と関連部材、多様なデバイス応用についてわかりやすく執筆しました。初心者から第一線の技術者、研究者の方々が、実際にナノインプリント技術に取り組む際に、必ずや参考になる最新の研究成果を網羅した座右の書です。