数学、物理の基礎から熱機関のサイクルまで、幅広く学習できる1冊。基本問題を繰り返し解き、機械工学における基礎科目の工業熱力学をマスターしよう。
電子スピン共鳴(ESR)は電子スピンの磁性に基づく分光学である。分子の構造や電子状態,動力学などについて,詳細な情報を与え,化学,物理学,生物学,医学や多様な物質科学的研究に応用できる測定法である。本書は,ESRの特徴と基礎原理を理解し,何にどのように使えるのかを知ることを目的としたESRの入門書である。本書の特徴として以下を挙げる。
まず,一般には比較的なじみの薄いESRについて,紫外可視吸収などの身近な分光法と比較することによって,その特徴を明確にして,分光法全体の中での位置づけがわかるようしている。
次に,電子のスピンは古典力学で対応する性質がなく全く量子論的なものであるから,量子論を抜きにしてはESRの説明はできない。特に量子論的な角運動量についての知識はESRスペクトルを理解するうえで必須である。そこで本書では,数式の使用は最小限にとどめつつ,数学的な表現の意味とそれから導かれる物理的な描像の説明に重点を置いて,難解な量子論的性質を定性的に説明している。特に,古典力学やベクトルを用いたモデルなどを多くの図版を用いて示し,頭の中にイメージとして浮かぶような説明を心掛けている。
また,ESRから得られる情報について,フリーラジカル,遷移金属錯体から励起状態や化学反応中間体まで,多くの系を取り上げ,定量的なデータ,即ち数値で表された情報の意味を理解できるように説明している。ESRの特徴の一つとして測定法の多様さがある。パルス法や時間分解法など最新の測定法を含めた代表的な測定法についても,基本的な知識を得られるようにしている。
各章末には演習問題を設け,巻末には解答・解説を掲載している。これらを解くことによって,より深く理解でき,また実際の研究で行われる解析過程を経験できるだろう。
第1章 分光法としての磁気共鳴ースピン分光法
1.1 分光法の概要
1.2 電磁波と分子との相互作用
1.3 分子内のエネルギー準位と分子構造
1.4 エネルギーから構造を決めるための方法
第2章 電子スピンとそのエネルギー
2.1 電子スピン
2.2 電子スピンが関与する相互作用
第3章 ESRの時間依存性と分子のダイナミクス
3.1 熱平衡とスピン緩和
3.2 化学反応によるスピンの生成と消滅
3.3 直接検出による時間分解測定
3.4 間接測定法ー線幅の解析
第4章 電子スピン共鳴の測定法
4.1 ESR法の原理
4.2 磁場変調ESR
4.3 時間分解ESR
4.4 パルスESR
第5章 応用例
5.1 金属錯体の構造と電子状態
5.2 固体の励起三重項における状態の混合
5.3 溶液中の励起三重項
5.4 光励起多重項への高周波ESRの応用
5.5 光励起多重項の章動スペクトル
5.6 人工光合成系と反応中間体ラジカルイオン対
5.7 距離測定
コラム目次
1 スピン量子コンピュータ
2 ESRイメージング
3 固体パラ水素とESR
4 色鮮やかな超薄型テレビの鍵を握る電子スピン
5 鳥の化学コンパス
6 タンパク質・機能性分子の光エネルギー変換機構
7 イオン液体とスピンの化学
8 タンパク質の構造解析
マクロな物理現象の基本法則として確立された力学や電磁気学に対し、量子力学は電子や原子のミクロな運動をあつかう。第1冊ではミクロな運動を支配する新たな物理法則が納得でき、新たな物理的直観が得られるように丁寧に誘導。第2冊では量子力学を具体的な問題に応用するのに必要な基本法則、基礎概念、計算方法を解説。
基礎からスムーズにマスターできるよう工夫し,初学者が段階的・螺旋的に理解できるように書かれた微分方程式の教科書。
世の中に数多ある微分方程式の書を紐解けば,おおまかに二種に大別される。一つは例題とその解法の解説が羅列されているタイプ,もう一つは定義・定理・証明が羅列されているタイプである。後者は数学者のための書であり,数学者を目指す者以外にとって理解が容易ではない。一方,前者では残念ながら数学は身につかないだろう。さしずめ,大学生が単位のために授業を受けて,試験対策のために勉強する程度のことで,内容の理解にはほど遠い。
本書はそのどちらでもなく,例題を多く示しながらも,数学的理解が深まるように説明文を充実させた。また,執筆しながら際の講義に用いて学生の不得手をあぶり出し,それらを重点的に解説した。すなわち,線形代数学や微分積分学を十分に習得していない学生を想定し,復習的な事項も織り交ぜ,脱落せず読み通せるよう配慮した。
本書は「乱流のクロージャ問題」を解析するために必要な手法をわかりやすく紹介することによって、初心者が乱流を学ぶときに最初に直面する「クロージャ問題」を解決することを目指している。
総合プロデュース 西川貴教 × 企画・原作 志倉千代丸が送る
BIGアイドルプロジェクトのTVアニメ第3期!
★総合プロデュース 西川貴教×企画・原作 志倉千代丸が手掛けるBIGアイドルプロジェクト「B-PROJECT」のTVアニメ第3期がいよいよ放送!
総合プロデュースを西川貴教、企画・原作を志倉千代丸、キャラクターデザインを雪広うたこが担当し、2015年9月にプロジェクトが始動した「B-PROJECT」。
CDリリースや幕張メッセ イベントホールなどでの大規模ライブ開催をはじめとするアーティスト活動に加え、
2度に渡るTVアニメ化、舞台化、ゲーム化など、様々なメディアミックスを実現!
そして、この2023年10月には、トップアイドルグループとしての道を走り始めた「B-PROJECT」の新たな物語を描くTVアニメ第3期「B-PROJECT 〜熱烈*ラブコール〜」がいよいよ放送開始!
★実力派クリエイター陣が集結し、「B-PROJECT」の新たな物語を鮮やかに描き出す!
監督・武田睦海、シリーズ構成・小中綺ら/MAGES.、キャラクターデザイン・岩佐とも子といった実力派スタッフを起用!
また、アニメーション制作は旭プロダクションが担当!TVアニメ第3期「熱烈*ラブコール」のために新たに集った実力派クリエイター陣が、「B-PROJECT」の物語を鮮やかに描き出す!
★豪華声優陣が続投×新キャストも追加!いまを時めく人気声優陣が魅力的なキャラクターを演じきる!
これまで「B-PROJECT」のメンバーを演じてきた、小野大輔、岸尾だいすけ、豊永利行、花江夏樹、加藤和樹、上村祐翔、柿原徹也、
森久保祥太郎、大河元気、増田俊樹、西山宏太朗、八代 拓、千葉翔也、江口拓也ら豪華声優陣が引き続き続投!
また、興津和幸、浪川大輔、瀬戸麻沙美らお馴染みのキャストが脇を固める!
さらに、ガンダーラミュージックに新たに加入する「ウルトラズ」メンバーのA輔〔エースケ〕倉田永輔役に「東京リベンジャーズ」柴 八戒を演じる畠中 祐を
、B太〔ビータ〕柏木文太役に「【推しの子】」雨宮吾郎を演じる伊東健人を起用!
いまを時めく人気声優陣が、魅力的なキャラクターを演じきる!
★各卷には、アニメ描き下ろしデジパックやリーフレットなどが付属した豪華特典仕様!
<収録内容>
第10話
第11話
第12話
※収録内容は変更となる場合がございます。
わが国が世界をリードしている研究分野の1つ「地球内部の物質科学」について,その理解に必要な基礎知識を詳しく解説し,重要な関係式についてはその導出過程を含めて丁寧に説明した。さらに近年解明が非常に進んだ下部マントルおよび核を構成する物質の,高温高圧下における相転移や物性についての最先端の知見も詳細に紹介した。
第1章 宇宙存在度・隕石・地球の化学組成
第2章 地震波速度分布からみる地球内部構造
第3章 地球内部物質の弾性論と熱力学
第4章 地球内部物質の弾性的性質の経験則
第5章 地球内部物質の状態方程式
第6章 地球内部を解明するための高圧研究
第7章 高圧研究における放射光X線と中性子線の利用
第8章 高圧下における地球内部物性の解明
第9章 マントルの鉱物学
第10章 地球核の鉱物学
第11章 地球内部の熱源とニュートリノ地球科学
第12章 融解現象とマグマ
第13章 マグマオーシャンと初期地球の諸過程
参考文献
索引
完全にアップデートされた新版は、地球を守るために実施されるべき行動をリストアップし、今後、取りくまなければならない政治的、市民的挑戦を総括。120点以上の地図とグラフにより、気候の複雑さが理解でき、気候温暖化がつきつける問題と、その対処法が把握できる。
運動・温度・圧力…こうした日常の諸現象を説明したのが古典力学である。日常生活を科学の目で理解する営みは、文系・理系の枠を越えて、21世紀に生きる私達にとって不可欠だ。エネルギーの概念を軸に物理学の基礎を学び、科学のセンスを身につける、大学生必携の一冊。コンピュータグラフィックスによる疑似実験を収録したCD-ROM付き。
古典物理から量子物理まで、歴史と身近な事例で面白いほどよくわかる! 難解な科学の理論を、数式を使わずに縦書きの平易な文章でやさしく解説し、ビジネスにも役立つと文系読者にも大人気。シリーズ累計33万部突破の矢沢サイエンスオフィス「図解」シリーズ最新刊!
熱力学法則やエントロピー等、基本問題充実。熱力学第1・第2法則、エントロピー、熱力学関数、状態方程式など、熱力学の基本問題を定評ある著者の語り口でくわしく、やさしく解説したユニークな演習書。
プロローグ 熱力学にドラマあり
第1章 熱を目で見る
第2章 至る所に状態方程式
第3章 熱力学第一法則の攻略
第4章 何のための第二法則?
第5章 エントロピー徹底解剖
第6章 なぜ熱力学関数か
第7章 相平衡と相転移
第8章 光子の熱力学
化学反応や焼結におけるマイクロ波加熱の特徴を、物理や工学の観点も取り入れながら図解。これらの特徴を生かした、様々なマイクロ波化学の事例についてもまとめた。
本書は大学前期課程における標準的な基礎化学の教科書あるいは参考書として執筆したものである。理科系の学生を念頭においてはいるが、化学関連分野以外のコースの学生や高校の化学の学習が不十分な学生をも対象に考え、高校の範囲のやさしいところから書き始めてある。やさしいところから専門課程の入り口まで手引きするという目的をもって執筆したものである。
業界のタブーも恐れぬ交渉で、数々の本を甦らせてきたエピソードと、出版界のニッチをビジネスにした血と汗と涙?のストーリー。日経インターネットアワードも受賞し、不況といわれる出版業界のなかで唯一成功したベンチャーの仕掛けとは。