貧困については、原因とその対処法、子ども・高齢者・非正規(特にシングルマザー)の貧困の実態、生活保護制度と社会保障制度の境界を探る。格差については、教育・所得・雇用・社会保障・住宅の格差の実態とその是正策を探る。さらに貧困解消と格差解消は同時並行的に行えるのか、優先順位はあるのか。これらの課題に社会福祉・社会保障の専門家が大胆に提案する。
建設派遣業界において、創業わずか13年弱で上場に成功したコプロ・ホールディングス。
なぜコプロは急成長したのか?
なぜコプロは「技術者派遣」という人材採用が難しい分野でも人材確保に成功し、
そのうえ社員定着に成功しているのか?
このような疑問を、「社員採用のプロ、従業員エンゲージメントのプロ」である成田靖也が
多くの関係者に取材し解き明かしていく。
そこに見えてきたのは、社員をどこまでも大切にし、教育・研修していく姿勢とその企業文化だった。
運動器の健康・日本協会による新たな認定資格「スクールトレーナー」(ScT)制度のもと,理学療法士が学校保健の一翼を担って運動器の健康増進と疾患・障害の予防活動に携わるための手引書.医師,教職員,保護者や部活動指導者等と連携して教育・啓発・実技指導に取り組むノウハウを解説する.学校という場や子どもに特徴的な健康課題への対応例を解説し,先行するモデル事例を豊富に紹介.教育現場の実情や制度面なども理解して,ScTとして活動するために必要な実践知が詰まった一冊.
『留学生のためのアカデミック・ジャパニーズ聴解』シリーズ「中級」「中上級」「上級」に続く完結編です。
講義とはどのようなものかを理解し、講義を聞く練習、ノートを取るタスクを通して、
大学で行われる講義を理解する力を養成する教材です。
講義動画は各課20分程度で、実際に大学で留学生に講義を行っている講師による講義を動画で視聴できる実践的な作りになっており、
テーマは日本語学、文学、日本語教育、思想史、異文化理解、歴史、数学、物理学、生物学と文系・理系の多岐にわたっています。
【講義の内容一覧】
第1課 枕草子
第2課 巡回セールスマン問題
第3課 「思う」という言葉ー「〜と思う」と「〜と思っている」-
第4課 「子ども産まない」という行動がなぜ進化したか?-ハチの社会性の進化ー
第5課 外国人児童生徒と日本語教育
第6課 量子の世界ー不思議な二重性ー
第7課 日本は「国土が狭くて人口が多い」という神話
第8課 文化を読み解く -ホフステードの研究から「不確実性の回避」-
第9課 食料自給率から見た日本の食生活の変化
第10課 「文化権」-人権のシンデレラー
【各課の構成】
●講義の紹介・講義する先生の紹介
その講義がどのような分野の内容かを紹介します
↓
●A:講義を聞く前に
ウォーミングアップの問題を考えます
↓
●B:講義を聞きましょう
資料を見たり、ノートを取ったりしながら、講義を聞きます(20分程度)
↓
●C:内容確認問題
内容が理解できているか確認します
↓
●D:発展学習
テーマについて、更に考えたり、調べたりします
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●先生からのメッセージ
講師の先生から学習者へ、より深い学習のための助言や参考文献などを紹介します
大学の講義の入門書として、日本語学校、大学等を問わず、さまざまな学習者の方にお使いいただけます。
法学に興味のある学生、納税者である社会人、国家の運営を担う公務員・政治家の方々へー租税法学の課題を通じて社会のあり方を考える新しい「税」の教科書ができました。
看護という仕事が気づかせてくれたもの。メイヤロフとノディングズの著作を読み解き、自己の看護実践や教育体験の基盤をなす“ケアリングの意味と価値”を発見し、気づきを促された思索の全容。
価値観が多様化した社会のニーズは複雑である。AIに頼ってもESG経営の答えは見つからない。現代の視点から歴史を掘り起こし、先人の知恵と体験を学び取ることから、日本企業が進むべき道が見つかるだろう。SDGs時代のビジネスモデルのヒントを提供する、経営者、ビジネスパーソン、学生必読の1冊。
序章 不連続な社会と向き合った企業家の光と陰ー社会環境と事業戦略の適合性ー
第1部 事業戦略の社会適合性
第1章 持続可能な社会を志向した「以徳招利」経営ー鈴木馬左也(住友合資)-
第2章 石油燃焼技術を主軸とした多角化戦略ー内田鐵衛(内田製作所→株式会社コロナ)-
第3章 「拡大均衡」戦略を掲げて損害保険事業の新地平を切り拓くー三好武夫(安田火災海上保険)-
第4章 戦間期リージョナルバンクの経営政策ー鈴木良作(足利銀行)-
第2部 事業環境の変化と人材資本の活用
第5章 共働互助の精神を基盤とする企業経営と人格教育の実践ー平生釟三郎(甲南学園・東京海上火災)-
第6章 自主自立の精神の涵養ー根津嘉一郎(武蔵学園・東武鉄道)-
第7章 地域における産業人材の育成ー北川實夫(北川工業高等学校・北川鉄工所)-
第8章 世界に奉仕する人材の育成ー星ー(星薬科大学・星製薬株式会社)-
双極性障害の治療は、薬物療法だけでなく、患者の家族や社会的な人間関係の観点にも考慮しなければならない。そうした考えから開発された家族焦点化療法(Family Focused Therapy:FFT)という心理教育的介入法について、本書では1この治療の開発を進めた研究と臨床の背景について、2評価の実施法、心理教育、コミュニケーション・トレーニング、問題解決モジュールの実施に関するマニュアルについて、の2つの面に分けて解説する。
日本各地の動物園や水族館が取り組んできた改革の歩みを経営学という視点から取り上げた。
動物園と水族館の組織学習・イノベーションの現状、動物園を外部から支えてきたNPO・NGOの視点
からみた動物園の取り組み、地域力の源泉としての動物園の役割という、
より広範な視点から動物園の試みについて紹介する。
社会教育・青少年教育の場としての動物園の役割と命の大切さを学ぶための場としての動物園の
本来の在り方への取り組みにも注目していく。
本書は2001年に国内でBSEに罹患した牛の発覚に始まり、鳥インフルエンザや2010年の宮崎県の口蹄疫の発生など、矢継ぎ早に起こった家畜の感染症に獣医がどのようにアプローチし立ち向かったかということを、著者の体験を基にまとめたものである。それまでは、あまり表に出ることがなかった獣医が、食の安全や家畜等の食料の確保について、メディアや政府機関で説明するような機会が大幅に増えた。それは、家畜などの食料をめぐる世界的な感染症や、人獣共通感染症の脅威の高まりと無関係ではない。そして、こうした脅威に対する危機管理、獣医師の教育の在り方にも大きく影響した。本書は次世代の食の安全・食糧確保のもろもろのことを考える上で、一読をお勧めしたい。
1.獣医さん走るー表舞台に押し出された獣医さん/世界の機関が見た21世紀の人類の課題と危機管理とは? 2.ヒトと動物の共通感染症(人獣共通感染症)-人獣共通感染症を巡る新しい世界戦略/人獣共通感染症ー古くて新しい(新興・再興)感染症/人獣共通感染症は、なぜ増加し、拡大するのか?/人獣共通感染症ー世界の状況とわが国の特徴/人獣共通感染症の警告ーニアミスと国内発生例/感染症法の見直し/予防原則とリスク管理の有効性の検証 3.BSE(牛海綿状脳症)とリスク評価ーBSEと変異型クロイツフェルトヤコブ病の経緯/BSE病原体の特徴/日本のBSE対策/日本のBSE流行/安全神話の崩壊と食品安全委員会/リスク分析/これからの課題 4.高病原性鳥インフルエンザの問題と対策ーインフルエンザの大流行(背景)/インフルエンザウイルスの特徴/高病原性鳥インフルエンザとわが国の流行(2010年まで)/同(2010年秋以降) 5.家畜の健康と食の安全保障:口蹄疫ー口蹄疫は国際的にも最も重要な家畜感染症の1つ/世界中で最も広く分布している口蹄疫ウイルスはO型/口蹄疫のウイルスは空気感染を起こす/ヒトは感染しないが、口蹄疫はアウトブレイクの規模が強烈/伝播力が強く食料の安全供給に対する最大の脅威/清浄国に復帰するためのOIEの条件とは?/清浄化が認められた後もSPS協定のハードルが存在/宮城県における今回の口蹄疫流行の経緯/10kmの封じ込めは流行の統御にある程度有効に働いた/FAOの口蹄疫対策への取り組み/財務計画や資源の備蓄など事前準備の重要性/今回の口蹄疫流行を教訓に今後の事前対応策を策定 6.これからの獣医学教育の進む道と人材教育 7.科学と政治
技術は人間・社会との関係抜きには成立しないことを明示し、「技術者倫理教育」実践の基礎を心理学・教育学の観点から検討する。
人事の職務は幅が広く奥が深い。そして何よりも難しい。会社の「継続」「安定」「成長」のための人事の役割。
(企業における人事とは、多様とは多様を構成する個々の人材が活きて初めて意味を持つ。)
第1章 会社とは、経営とは
第2章 経営資源としての人材
第3章 人材のサイクルと人事
第4章 人材の確認
第5章 社員の資格区分
第6章 人材の確保 採用
第7章 人材の活用 配置・異動
第8章 人材の活用 管理職任命
第9章 人材の回収 人事考課
第10章 人材の回収 適性把握と自己申告
第11章 人材の処遇 給与・手当・賞与
第12章 人的(労働)生産性という視点
第13章 能力開発
第14章 教育訓練・研修
第15章 後継者の育成
第16章 経営理念とその継承
第17章 人事担当者の在り方
コロナ禍による働き方の変容や労働施策総合推進法等の諸法令・通達の改正を踏まえた最新版。1種は人事労務管理スタッフや経営幹部を対象とし、社内のメンタルヘルス対策の推進を目標とする。
文部科学省から正式に否定された「軽度発達障害」概念の誕生に至る軌跡と、その後の発達障害臨床を支えた全11論文を収載。
おとなのあなたの「住まい力」は充分ですか?住まい方でわからないことがある時、どうしますか?困った時の解決法がここにあります。「よりよく住まう」とはどういうことなのか…「主体性」のある住まい方にもヒントがあります。
里山の研究と保全・再生実践を学問として推進する里山学が、具体的に何を見つめ、何を目指し、どのような可能性を見据えているのかを明らかにする。