英国の田舎町で飲んだミルクティ。そのおいしさに驚愕した著者は、紅茶の奥深い世界にのめりこみ、とうとうスリランカの茶園で体当たり修業を決行。本場の紅茶は、味・香り・飲み方、全てが日本とはまるで違っていた。
本書ではそれぞれのお茶が持つからだへの働きを中心に、日本茶・紅茶・中国茶については、主な産地や代表的な銘柄、お茶を楽しむための茶器・道具類などを紹介している。いつものお茶をもっとおいしく飲むための入れ方はもちろん、茶葉の買い方と保存法、製法や歴史、さらにお茶を使ったお料理やお菓子のレシピも紹介している。
男女の日常から文明の病を抉り出したヒット映画『傾城之恋』『赤い薔薇白い薔薇』などの原作者=張愛玲の人生と作品の全貌を解明。
日本茶にも、発酵させて作るお茶があるのをご存じですか?日本茶が、北アフリカや、アメリカで飲まれていたのを知っていますか?いまだ知られざる日本茶の世界。
選ぶ・いれる・楽しむ。日本茶のことなら何でもおまかせ。ちっちゃなわがままBOOK。
レディの気分になれるおいしい魔法を召しあがれ。選ぶ・いれる・楽しむ。紅茶のことなら何でもおまかせ。ちっちゃなわがままBOOK。一流の監修者による、楽しい&おいしい紅茶レッスン。
「九・一一」を契機に、アメリカは「無限の正義」の名の下に、「アイデンティティー・ポリティックス」への危険な道を歩み始めている。アメリカ主導のグローバリズムを批判してきたアメリカの左派知識人たちは新しい情勢にどう対応しようとしているのか。アメリカ批判理論の第一線に立つナンシー・フレイザー/エリ・ザレツキー夫妻が、ポスト「九・一一」の正義論の可能性を模索する。
1932年ーイギリス大帝国の貴族階級は、過去の栄光をひきずりつつも「勝ち組」と「負け組み」にはっきり分かれていた。イギリス郊外のカントリーハウス「ゴスフォード・パーク」を所有するウィリアム・マッコードル卿は、工場を経営する「勝ち組」貴族。主催したパーティーには様々な上流階級とその召使たちが集まった。食事とおしゃべり、雉撃ちに興じる週末のはずであったが、それだけでは終わらない。ウィリアムから経済援助を引き出そうとする「負け組み」貴族達。形ばかりの格式にすがろうとする貴族の虚栄を、辛らつな目で眺める召使達。静かにクライマックスを迎えたパーティーの夜、ウィリアム卿は何者かの手によって二度殺されてしまう。誰が犯人でも不思議ではない閉じられた世界「ゴスフォード・パーク」。複雑な人間関係がからみあいながら、やがて階級を超えた悲しい過去が明らかにされていく…。
これ一冊であなたも上海グルメに達人に。
政治的・経済的・思想的・運動論的に種々雑多な要素から構成されたイタリア・ファシズム。本書は、20世紀前半期に他国にさきがけ統合統制社会(全体主義社会)の確立をめざしたファシズムの、勃興から初期の体制的危機までを精緻に考究した本格的な論文集成である。ファシスト・サンディカリズムに関する入念な資料解読を基礎に、イタリア最大の穀倉地帯であるポー川流域平野に研究対象地域を絞った本書は、わが国のイタリア・ファシズム理解にとって具体的かつ確かな手応えを与えるものである。