日常診療における重要な皮膚疾患について,診療ガイドラインを踏まえたうえで,ガイドラインに現れにくい「臨床の本質」や「臨床哲学」を盛り込んで解説する.診療上の「やるべきこと」「やってはいけないこと」が具体的に示されており,エキスパートの着眼点を学ぶことができる.皮疹の読み方,最適な治療を提供するための考え方,実践する姿勢が身につき,臨床力が大幅アップする!
I部 臨床診断のプロセス
顔面の色素性病変
乳児の顔の紅斑
大人の顔の紅斑
紫斑
下腿潰瘍
下腿の発赤,疼痛
掻き傷が多数あるが,湿疹がない
全身に多発する水疱
顔の色素斑
II 部 疾患の理解と的確な診断・治療方針
I 発赤,落屑,丘疹を主症状とする皮膚疾患
接触皮膚炎
手湿疹
アトピー性皮膚炎(成人)
アトピー性皮膚炎(小児)
脂漏性皮膚炎
貨幣状湿疹
自家感作性皮膚炎
うっ滞性皮膚炎
皮脂欠乏性皮膚炎
痒疹
II 皮膚感染症
せつ・せつ腫症・よう・慢性膿皮症
水疱性膿痂疹,SSSS
丹毒・蜂窩織炎
壊死性筋膜炎
皮膚真菌症(爪白癬)
皮膚真菌症(爪以外の浅在性皮膚真菌症)
尋常性疣贅・尖圭コンジローマ・伝染性軟属腫
水痘・帯状疱疹
単純ヘルペス(口唇/陰部),Kaposi水痘性発疹症
麻疹・風疹・伝染性紅斑
疥癬
梅毒
III その他の外因を主たる病因とする皮膚疾患
褥瘡
熱傷
亜鉛欠乏症候群
IV その他の免疫・アレルギーの異常に起因する皮膚疾患
蕁麻疹・血管性浮腫
尋常性白斑
扁平苔癬
サルコイドーシス
結節性紅斑
多形紅斑
Stevens-Johnson症候群・中毒性表皮壊死症
薬剤性過敏症症候群(DIHS)
固定薬疹
乾癬・関節症性乾癬
尋常性天疱瘡・落葉状天疱瘡
類天疱瘡
掌蹠膿疱症
V 母斑・皮膚腫瘍
色素細胞母斑
毛細血管奇形(単純性血管腫)と乳児血管腫(苺状血管腫)
脂漏性角化症
粉瘤
汗孔角化症
脂肪腫
肥満細胞腫
メラノーマ
有棘細胞癌
基底細胞癌
乳房外Paget病
日光角化症
菌状息肉症
VI 皮膚付属器の疾患
尋常性痤瘡
酒皶・酒皶様皮膚炎
円形脱毛症
男性型脱毛症
多汗症
特発性後天性全身性無汗症(AIGA)
VII 遺伝性皮膚疾患
(遺伝性・非症候性)掌蹠角化症
尋常性魚鱗癬・X連鎖性劣性魚鱗癬
Darier病
神経線維腫症1型(NF1)
VIII 他の臓器の異常と関連する皮膚疾患
糖尿病性潰瘍・壊疽
下腿潰瘍・下肢静脈瘤
深部静脈血栓症,血栓症後症候群(深部静脈機能不全)
IgA血管炎
関節リウマチ・Sjögren症候群
全身性強皮症
全身性エリテマトーデス(SLE)
皮膚筋炎
診療科・目的別に臨床薬理をわかりやすく図解。よく使われる治量薬のなぜ効くか?なぜこの処方か?がよくわかる。臨床現場で役立つ多方面にわたる情報を網羅した治療時のケアポイントが充実。
医師としてこれだけは押さえておくべき50論文を厳選、レビューするシリーズ、「正編」「内科医編」「神経編」に次ぐ第4弾「小児編」。小児領域に影響を与えた重要な論文で、かつ日常診療に親和性の高い項目を収載。要約文はシリーズ他書と同様、できるかぎりオリジナル論文著者へのフィードバックを行い精度を高めた。日本の小児医療の現状を踏まえた訳者コメント付き。小児科医のみならず、小児医療にかかわるプライマリケア医・総合診療医・開業医にも有用。
奇妙な形と生態に惹かれた人びと。有史以来の人と菌類のかかわりが、この一冊に。
花粉症、BSE、地震など、身近で興味深いトピックを厳選してあるから、飽きずに学習でき、科学分野に強くなる1冊。最新のサイエンスレポートから選りすぐりの20編を収録。
本書は、管理栄養士・栄養士をめざす学生の皆さんが実際の栄養教育・栄養指導場面等をイメージして、指導の在り方・進め方に関する理解を深め、指導技術の修得を図ることを目的として制作し、2017年に初版を出版した。個人指導(7テーマ)、集団指導(10テーマ)に分け、テーマごとに指導案の事例を示し、さらに行動変容技法やカウンセリング技法の活用例、指導効果を高めるための教材例等を掲載したことにより、学生・教員双方にとってわかりやすく、実践に役立つ教科書としている。
初版から5年が経過し、この間、本書で出典として活用している栄養ケアプロセス、日本人の食事摂取基準、日本食品標準成分表、ならびに各種疾病の診療ガイドライン等が改訂されている。
そこで今回、それらの改訂をふまえつつ、より一層の内容の充実を図るために、指導案の内容や教材・資料等について全体的な見直し・修正を行った。特に、集団栄養指導編の第3章、第5章、第10章については、指導の流れや要点がよりわかりやすいように指導案の内容を改訂し、それに伴い、教材・資料の入れ替えも行っている。
1 個別栄養指導編
個別栄養指導の概要
Chapter1 妊娠高血圧症候群(PIH)者への指導
Chapter2 食物(卵)アレルギー児の母親への指導
Chapter3 特定保健指導(肥満改善)
Chapter4 2型糖尿病患者の指導
Chapter5 安定期の慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者への指導
Chapter6 誤嚥性肺炎に対し不安を感じている在宅患者への指導
Chapter7 脳卒中後遺症による左上下肢機能障がい者への指導
2 集団栄養指導編
集団栄養指導の概要
Chapter1 妊婦・授乳婦を対象とした指導 「マタニティスクール」
Chapter2 幼児を対象とした指導 「食育教室」
Chapter3 中学生を対象とした指導 「家族のためのお弁当づくり」
Chapter4 高校生を対象とした指導 「減塩ルネサンス運動」
Chapter5 大学生アスリートを対象とした指導 「水泳選手への指導」
Chapter6 成人(一次予防)を対象とした指導 「健康づくりセミナーにおける食生活講座」
Chapter7 勤労男性を対象とした指導 「居酒屋教室」
Chapter8 成人(二次予防)を対象とした指導 「血糖管理のための食事」
Chapter9 成人(三次予防)を対象とした指導 「透析患者の高カリウム血症予防・改善教室」
Chapter10 高齢者を対象とした指導 「キラキラシニアライフを目指して」
「国試出題頻度」と「臨床使用頻度」の2つの基準で、医学生にとって重要な薬を厳選。特に「しっかり」(ex.→p6「基本薬2」)に分類した薬は、冒頭に国試形式で症例を提示して解説した。
心筋梗塞、脳梗塞に、突然あなたは襲われるかも知れない。しかし、暗視野顕微鏡で、生きた血液の血栓が発見できる!本書は、暗視野顕微鏡に関する多くの疑問・質問に答えてくれる、最良の書物である。
歯科衛生士養成校のための新しい教科書、「歯科衛生学シリーズ」
【目次】
I編 微生物学
1章 微生物学の概要
2章 感染
3章 微生物学総論
4章 微生物の培養,観察と検査
5章 化学療法
6章 消毒と滅菌
II編 口腔微生物学
1章 口腔環境と常在微生物
2章 バイオフィルムとしてのプラーク〈歯垢〉
3章 う蝕の細菌学
4章 歯周病の細菌学
5章 その他の口腔感染症
III編 病原微生物学
1章 主な病原細菌
2章 歯科に関連するウイルスとウイルス感染症
3章 歯科に関連する真菌
4章 口腔領域の原虫
5章 プリオン
IV編 免疫学
1章 免疫
2章 アレルギー
3章 免疫に関連する疾患
付章 微生物学と免疫学の歴史概要
1.疫病の認識
2.病気と微生物
3.ウイルスの発見
4.化学療法薬の発見
5.免疫学の発達
カネ回りを強くして突然死を防げ。銀行攻略マニュアル&交渉テクニックも満載。
看護学生が押さえておきたい86の重要疾患をドリル化!
繰り返し学習して、確かな知識を身につけよう!
■「解剖生理ドリル」でベースの知識を習得!
まずはここから! 疾患を理解するための基礎知識を習得できます。
■本書の核「疾患ドリル」で代表的な疾患について理解を深める!
疾患の【病態→症状→検査法→治療法】の順番にドリルを解くことで、理解が深まります。
■「復習〇×問題」「力だめし国試問題」で学習を評価できる!
各章末に掲載した問題を解けば、自分の苦手領域がみえてきます。「力だめし国試問題」では実際の過去問題にトライできるので、最終目標である国試合格のための力が身につきます。
1ドリルだから繰り返し学べて、力がつく!
2解剖から疾患までまとめて学べる!
3実際の国試過去問にトライできるので、国試を意識して学べる!
第1章 呼吸器
・・・COPD、肺がんほか、5疾患
第2章 循環器
・・・虚血性心疾患、心不全ほか、9疾患
第3章 血液・造血器
・・・貧血、白血病ほか、3疾患
第4章 アレルギー・感染症・膠原病
・・・HIV感染症、関節リウマチほか、9疾患
第5章 消化器
・・・胃がん、大腸がんほか、11疾患
第6章 内分泌・代謝
・・・糖尿病、肥満症ほか、10疾患
第7章 脳・神経
・・・脳梗塞、認知症ほか、8疾患
第8章 運動器
・・・骨折、脊髄損傷ほか、4疾患
第9章 感覚器
・・・目の疾患、耳の疾患ほか、3疾患
第10章 腎・泌尿器
・・・慢性腎臓病、膀胱がんほか、11疾患
第11章 女性生殖器・乳腺
・・・子宮頸がん、乳がんほか、4疾患
第12章 小児疾患
・・・川崎病、先天性心疾患ほか、5疾患
第13章 精神疾患
・・・うつ病、統合失調症ほか、4疾患
本書は『医学生が小児科の総合試験、そして国家試験に合格するためのノウハウを勉強できる』というコンセプトで作成された参考書です。
「臨床検査技師国家試験出題基準(令和7年版)」準拠!定番テキスト「免疫検査学」を改訂・改題!
改正された「臨床検査技師学校養成所指定規則」にも対応!
●『免疫検査学』の改題・改訂版。
●「令和7年版臨床検査技師国家試験出題基準」対応。
●「臨床検査技師学校養成所指定規則改定」対応。
●新カリキュラムでは「免疫学的検査」、「輸血・移植検査」に科目が分かれたが、免疫学を基礎として、各章の関連を意識して一冊にまとめたテキスト。病態の知識や、領域が異なっても原理が同じ検査法などについて関連ページを表示しているので、振り返りがしやすく、系統立てた学習ができる。
●各検査内容についての情報をアップデート。
●タスク・シフト/シェアによる「成分採血」の項目を追加した。
●目的意識をもって学習に臨めるように、各節の冒頭に到達目標を設定した。
【目次】
第1章 免疫系の仕組み
第2章 免疫学的検査が有用な疾患
第3章 試験管内抗原抗体反応の基礎
第4章 試験管内抗原抗体反応の応用
第5章 輸血・移植のための検査学
私たちは毎日、水や食品を通して何百、何千という化学物質を中の中に入れている。…もはや化学物質ごとの安全基準という考え方では対応できなくなった。
主要目次:
1. 免疫学のあらまし
2. 免疫学を担うさまざまな細胞群
3. 食細胞による異物の排除:自然免疫から獲得免疫への橋渡し
4. 抗体の働き:抗原に結合する多機能タンパク質
5. 抗体の構造と種類:多様な機能を支えるタンパク質の構造
6. 抗体を得る方法:アジュバント,ワクチン,モノクローナル抗体
7. 抗体の生合成:多様な抗体を生み出す遺伝子
8. 補体系の働き:抗体に協力する血液タンパク質
9. 抗体と抗原の結合反応:検査試薬としての応用
10.抗体産生におけるT細胞とB細胞の相互作用
11.抗体産生とマクロファージ・樹状細胞
12.免疫担当細胞間のネットワークとサイトカイン
13.細胞性免疫の機構(1):キラーT細胞の働き
14.細胞性免疫の機構(2):細胞内寄生菌との闘い
15.アレルギー:免疫による身体の傷害
16.自己免疫:自己が自己を攻撃する病気
17.移植と拒絶反応:自己と非自己を区別する主要組織適合抗原
18.免疫不全症とエイズ:免疫系の障害による重篤な病気
19.がんと免疫
20.抗体医薬と免疫療法
コラム