大学生の那由多は、祖父の形見のカメラに導かれるように、人外が跋扈する別世界『華舞鬼町』に迷い込み、狭間堂と名乗る青年と出会う。祖父のカメラには不思議な力があったのだ。ある日、西新井大師の風鈴祭りに出かけた那由多は、友人と共に異界に迷い込んでしまう…。他に「渋谷駅で出会った不思議な老人」「桜の名所飛鳥山公園の季節外れの花見の謎」等。早くも大人気、東京の名所で起こる妖しくレトロな謎とき物語。
モーション・パルペーションとマニピュレーションは、サブラクセーションを発見し、治療するためには最もよい方法であり、本書のテーマである。
嘉永元年(1848)に長崎の上野俊之丞によって、西洋の新文化の香りも高くもたらされた写真(ダゲレオタイプ)は、写ることへの驚きと喜びをもって受け入れられた。外国人から取得した写真術を模索しつづけた湿板写真時代の上野彦馬・下岡蓮杖らの辛苦、激動の幕末・明治初期の日本を鮮やかに現在に残し、さらに商業写真・芸術写真として広く大衆に親しまれていった乾板写真にいたるまで、写真にまつわるさまざまなエピソードと写真師たちのドラマを織りまぜながら綴る。貴重写真200点あまりを収録。
史書に名を残す人々が密かにはいりこみ、文化を伝え、歴史を刻んできた隠れ里。伝承と山の生活を熟知した古老が心を込めて記した神楽と狩りと焼畑の暮らし。民俗学写真家・須藤功が四十年以上にわたって撮影した三〇〇枚の写真を収載。
D51、C62、9600、C58の走る勇姿客貨車や地方鉄道・森林鉄道・市電も駅弁売りなど駅の風景満載。
世界の歴史を再発見!150枚あまりの写真・絵画とともにアジア・オリエントの歴史をひもとく。
水抜きボーリング(横ボーリングと集水ボーリング)の施工手順に基づいて、47のQ&Aでノウハウを、基礎事項(目的、用語等)、施工の準備(施工計画、仮設備、施工機械等)、削孔(長さ、直進性、地質、管理等)、保孔管(種類、使い分け、共上がり、継ぎ手等)、維持管理(寿命、点検、孔内洗浄等)に分類し、わかりやすく解説。調査設計者、オペレーター、現場管理者、発注者の必携書。
夏の人気者、カブトムシ。角の秘密やくらしぶりを紹介します。図鑑のページでは世界のカブトムシも紹介。小学校低学年〜中学年向き。
北海道から沖縄まで、日本で一般的に見られる海藻388種類を収録。代表的な海草(海産種子植物)も収録。特徴がわかりやすく美しい、生態写真とおしば標本を使って解説。一般向けの図鑑では初めて紹介される生態写真やおしば標本も多数。海藻おしばの作り方を紹介。図鑑のおしば標本も作品作りのヒントに。海藻と日本人の関わりなど、さまざまな雑学も紹介。
中学に入ったばかりのタモツとユウイチ。ふたりは空き家の庭をかくれ家に決めたが、とつぜん、家主のおばあさんとその娘が帰ってきた。「とおる…、おまえかい?」タモツは認知症であるおばあさんに、亡くなった息子と思いこまれ、夏休みのあいだ、この家に通うことになるーはじめて老いを見つめる少年の、とまどいと成長を描く。小学校高学年から。
日常語の手話表現を連続写真を用いて解説したもの。2758語(同義語を含む)を五十音順に収録する。ただし五十音、半濁音、濁音、長音などの指文字と数字の手話表現は末尾にまとめて掲載。巻末に五十音順の総合索引がある。-連続写真で一目瞭然。手話を学ぶ人必携の辞典。
必要最低限の機能で、十分すてきな写真が撮れます。難しい用語や機能は使いません。プロの写真家が、極力シンプルにお伝えします。こまめに大切なポイントの「まとめ」が入るため、着実に上達します。
福原信三とは、あの資生堂の初代社長なのだが、同時にアマチュア写真家の第一人者でもあった人。フランス遊学の頃より始めた“趣味”の写真であったが、1922年に作品集「巴里とセイヌ」でデビューし、その翌年には「光と其諧調」で写真理論にも新しい潮流を作り出して、21世紀の今にもつながっている。写真にいのちをかけ、若い情熱をほとばしらせた人である。若さにはいつも結論はないが、替えがたい初めがある。初心がある。「花椿」元編集長が、その軌跡を追い、原点まで遡った。
日本全国の池や川、水田などでふつうにみられるアメンボ(ナミアメンボともいいます)のくらしをしょうかいします。
本書は、イギリス在住のキュレイターであるレーナ・フリッチュが、「西洋」の視点と日本文化への深い造詣を総動員した日本写真史の概説書である。豊富な写真と丁寧な解説で写真の歴史を辿り、入門書でありながら有用な解説書ともなっている。森山大道、荒木経惟、川内倫子など、日本写真史のなかで重要な位置を占める写真家へのインタビューも収録した。国際共同出版として、写真評論家・飯沢耕太郎氏の翻訳監修により日本語版を刊行する。