「おとなはバカだ」と
泣いていたころのあなたに
この本をささげます。
みーんな「はだかの王さま」なのに、
だーれも「王さまは はだかだ」って言わない。
わかっていないのに、わかっているように見える技術、できないのに、できているように見える技術。そんな技術に囲まれて、私たちはみんなが「はだかの王さま」になっているのかもしれません。
これがながくつづくと、私たちは本当は自分はなにができるのか、なにがしたいのかを見失ったまま、やみくもに評価や充実感を求める「できる」依存症におちいるのだと思うのです。
全身をつかって、みる・きく。そんなあたり前のコトがむずかしい時代になってきました。目的や意味が、みて・きいて、感じるより先に言葉であたえられて、「できてしまう」現代社会。
このおかしさに気づくことができるのは、「おとなはバカだ」と泣いていた子どものころのあなたなのだと思うのです。
【この本を彩ったKuwa.Kusuより】
荒々しい言葉の塊が打ち砕かれている。
思考し、言葉を形にし書き記し物質にし、
そして、その塊を本書で易々と打ち砕く。
世代を問わずグレることをよしとし、
「おとなはバカだ」と、なおひではいう。
はじめに おとなはバカだ(臨床的視点から)
その1 できるわたし、から、多様なわたしへ
1-1 みんなちがって、みんないい、のに何でテストするの?
1-2 多様性ってなに?
1-3 平野啓一郎氏の「分人主義」
1-4 壮絶でない人生はない
1-5 できるわたしも、できないわたしも、SUKI
1-6 だれもがサザエさんである時代
1-7 イノベーションの前提条件
1-8 イノベーターを育てるArt-Science Link Worker(マスオさん)
その2 価値観の大変革とモノつくり
2-1 安全だけどANSHINじゃないモノつくり
2-2 論理的アプローチと身体的アプローチ
2-3 全体を身体で把握している人がいない
2-4 あえて狭い視点から
2-5 ヒトの依存症について
2-6 多様性の欠如による依存症発症
2-7 「できる」という依存症
2-8 人間拡張「ヒトに寄り添うモノ」と「モノに寄り添うヒト」
2-9 カッコわるいArt-Science Link Worker(マスオさん
2-10 価値観といいますか目的といいますか、そういったこと
その3 身体性を求めてとびはねる人たち
3-1 教育(教え育てること)の裏側をのぞき見する(アート演習)
3-2 「疑う」から「裏側をのぞく」へ
3-3 課題の意味は自分で発見する
3-4 「うろうろしろ」「こだわれ、妥協するな」「ナルシストたれ」
3-5 「本当にそんなことをしたいの?」
3-6 科学は自然の合理性のほんの一部分を見ているだけ
3-7 真剣に遊ぶ覚悟
おわりに 同調圧力のない社会へ
◆1980年代から徐々にすすめられてきた競争法原理の導入は何をもたらすか。経済法(独禁法)やエネルギー法の観点から検証◆
1980年代から徐々にすすめられてきた競争法原理の導入は何をもたらすか。近年のIIP自由化、小売の全面自由化から、再生エネルギーの普及・ネットワーク部門の法的分離・規制・安全確保・多様な電源確保の課題と消費者保護等。政策の実現に向けて、経済法(独禁法)やエネルギー法の観点から検証。
創造的なアイデアが出ないのはなぜ?それは組織を機械的に見ているから。組織を「生き物」としてとらえて、活性化すれば答えが必ず出てくる。ゆっくりじっくりが革新を生み出す。
「一億総活躍社会」実現の大前提!IoHH(インターネット・オブ・ヒューマン・ヘルス)を提唱する著者が、キーパーソンと徹底討論!
これから資本主義は長期にわたって苦しみながら朽ちてゆくーこれまでの危機理論を検証しながら、民主政治の解体と資本主義の変容を洞察する。『時間かせぎの資本主義』の著者による資本主義終焉論の決定版。
ハンディ版の就職シリーズ「わかる!わかる!わかる!」の1冊、「小論文&作文」。実践的なテクニックの解説と、実際に学生が書いた豊富な実例をコンパクトに収録。練習で書いてみたいというときに、試験の直前の確認に、またエントリーシートを書くときにも役立つ1冊です。
「多様な働き方」時代に対応した社内制度と社内規程
「多様な働き方」の浸透により、会社内の人材も多様化している。
多種多様な人材が、個々が自律しつつ能力を発揮するためには、
それぞれに配慮した「場」をつくる必要がある。
本書は、「ワーキングネーム使用」「副業」「(各種)限定正社員」「在宅勤務」
「ノー残業デー」「スクールイベント休暇」「役割考課・役割給」「クレド活用」
「組織開発」ほか、いま検討すべき50の社内制度について、
「なぜ今その制度が求められるのか」「制度の策定と運用におけるポイント」
「社内規程の例」を解説するもの。
旧態依然とした組織から脱却し、人材多様化時代に対応した元気な会社となるための1冊。
序 章 働き方改革をいかに実現するか
第1章 自分のライフスタイルで働く社員を応援する制度
第2章 「限定」された中で、プロフェッショナルとして働く制度
第3章 多様で生産性の高い職場をつくる制度
第4章 社員のやる気とチームのつながりを強める休暇・福利厚生制度
第5章 多様な社員を適切に評価する人事評価制度
第6章 役割や成果に応じて報酬を分配する制度
第7章 会社の制度をつくるクレド活用制度
第8章 社員の社会性を高め、つながりを強める組織開発の制度
スケールが大きくて捉えにくい「環境」と、個人の生活感覚とのギャップは、どのように埋められるのか。
食料自給率、生物多様性、南方熊楠など、多彩な視点から問うことで想像力を押し広げる刺激的論集。
1 環境への思い
1 ファンタスティックな環境【岩崎大】
2 触覚性環境【河本英夫】
3 食料自給率【山田利明】
4 レジリエントな自然共生社会に向けた生態系の活用【武内和彦】
2 一歩後退二歩前進
5 非合理の合理性【住明正】
6 ケンムン広場:生物多様性モニタリング研究における保全生態学と情報学の協働【鷲谷いづみ・安川雅紀・喜連川優】
7 消費者が関与する海のサステナビリティー:水産物エコラベルのポテンシャル【八木信行】
8 宇宙と環境とファンタジー【石崎恵子】
9 マヌカン・レクチャーとフレッシュな生命【池上高志】
3 文化的環境
10 初期日本哲学における「自然」【相楽勉】
11 南方熊楠・説話研究と生態学の夢想【田村義也】
12 大正詩人の自然観:根を張り枝を揺らす神経の木々【横打理奈】
13 城外に詠う詩人:中国の山水田園詩【坂井多穂子】
14 潜在的人類を探索するワークショップ【安斎利洋】
15 エクササイズとしての無為自然【野村英登】
4 障碍者・高齢者・避難者の環境
16 22世紀身体論:哲学的身体論はどのような夢をみるのか【稲垣諭】
17 移動・移用についての小論:フレッシュな生命【日野原圭】
18 カップリング(対化)をとおしての身体環境の生成【山口一郎】
19 高齢者・障碍者の能力を拡張する環境とは【月成亮輔】
20 障碍者の環境【池田由美】
1:■目次
2:■指番号と手のかたち
3:■鍵盤と五線譜・楽譜の読み方
4:■音符と休符の長さ・音の大きさをあらわす記号
5:■この本に出てくる主な記号など・くり返し記号と演奏順
6:【曲目】
7:恋
8:Butterfly
9:愛にできることはまだあるかい(Movie edit)
10:HANABI
11:ひこうき雲
12:さくら(独唱)
13:負けないで
14:M
15:未来予想図II
16:世界に一つだけの花
17:My Revolution
18:TOMORROW
19:空も飛べるはず
20:フレンズ
21:SAY YES
22:TRUE LOVE
23:君がいるだけで
24:Tomorrow never knows
25:Time goes by
26:Best Friend
27:ひまわりの約束
28:マリーゴールド
29:高嶺の花子さん
30:まちがいさがし
31:小さな恋のうた
32:紅蓮華
33:イエスタデイ
34:ドライフラワー
35:裸の心
36:あなたがいることで
37:夜に駆ける
38:アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)
39:うっせぇわ
40:炎
41:怪物
42:虹
43:猫
44:Habit
45:W/X/Y
46:Subtitle
47:カナタハルカ
48:絆ノ奇跡
49:Magic
50:ちゅ、多様性。
51:花になって
52:青のすみか
53:Anytime Anywhere
54:第ゼロ感
55:オトナブルー
56:地球儀
57:アイドル
58:唱
59:勇者
60:新時代
61:劇場
緑なす大自然の中に展開される鳥と昆虫の生存をかけた壮絶な闘いー。敵をあざむき威嚇する虫たちの擬態そして寄生など、生きのびるための驚異のテクニックと自然界のドラマを活写する。虫好き・鳥好きのための驚嘆のナチュラル・ヒストリー。
新しいタイプの技術者倫理のテキスト。異文化コミュニケーションの基本から異文化理解、技術者倫理まで、グローバルエンジニアを志す人に必要な内容を一冊にまとめた。
[本文]
1 グローバルエンジニアの育成 -本書の使い方
2 文化の多様性と異文化交流
3 異文化のトレーニング
4 相手を尊重するコミュニケーション
5 異文化への適応と受容
6 コミュニケーション力の向上
7 外国人から見た日本人
8 異文化の人とともに働く1ヨーロッパ
9 異文化の人とともに働く2北アメリア
10 異文化の人とともに働く3東南アジア
11 異文化の人とともに働く4東アジア
12 異文化の人とともに働く5インド
13 異文化の人とともに働く6中東・アフリカ
14 異文化の中で働く
15 異文化と消費者のニーズ
16 倫理と法
17 安全性とリスク
18 製造物責任
19 知的財産権
20 グローバル化と国家の変容
21 国際経済システム
22 企業の海外展開
23 地球環境と国際的国際的取り組み
24 世界の宗教とグローバル社会
25 難民と移民の問題
26 世界の人権問題
27 ジェンダーと企業
28 科学技術と戦争
29 終わりに 異文化理解から多文化共生へ グローバルエンジニアの使命と責任
[コラム]
「幸せの定義」「異文化体験ゲーム バーンガ」「外国人と協働する異文化受容 -ドライバーの時間感覚は伸縮自在」「新興国で外国人と働く日本人整備士の孤軍奮闘」「ロシア・東欧を歩く」「連邦制と大統領選挙」「米国とNAFTA」「ラオスの異文化体験談」「東南アジア諸国連合(ASEAN)の活動」「台湾で感じるすれ違い」「ヒンドゥー教の神々と仏教の仏たち」「なんであんな黒いのが好きなんだ発言から考える」「日本人から見た日本人」「コンビニのない国」
「公益通報者保護法」「安全配慮意識の習慣化と共有化」「耐震偽装問題」「特許権に関する国際協定とエイズとの闘い」
「トマトをめぐるグローバル化」「南アフリカで感じた援助政策の課題」「熱帯雨林破壊からアマゾンを守る日本の取り組み」「イスラム世界で暮らす」「難民・国内避難民・帰還民」「読み上げツールは視覚障害者のためのもの」「イスラムとジェンダー」
花粉の授受は,植物が子孫を残す上で必要なたくさんのステップのうちの1つに過ぎないが,ダーウィン以来,生態学の一分野として『送粉生態学』と認識されるほど数多くの研究が行われ,近年では,環境問題から新しい光が当てられるようになってきた。これは,人間活動による生態系やその機能への影響が深刻な環境問題として広く認識されながらも生態系の機能には変化を把握しにくいものが多く,その中で送粉は定量的評価が可能で,もっともデータが蓄積されているものの1つであるからだ。
そこで本書では,研究者や研究者を目指す方に限らず,生態学の専門知識をもたない方でも調査の目的や意義を理解できるよう,送粉のごく基本的な調査法について,生態学的な背景にも踏み込んで解説する。各章の最後に紹介する研究例にはできるだけ日本の植物を材料とした研究を選び,人間活動と送粉の関係について述べた章では多数の研究例を掲載し,本書で取り上げた調査法が大学や研究機関以外でも実践的に活かされるよう配慮している。
送粉生態学では,特別な道具がなくても誰でもいろいろなことを調べることができる。本書によってこのことを実感し,送粉に興味をもったり,研究の一助となったりすることがあれば幸いである。
第1章 送粉生態学とは
1.1 はじめに
1.2 送粉生態学略史
1.3 現在の送粉研究
1.3.1 繁殖様式と送粉様式
1.3.2 植物と送粉者の相互作用
1.3.3 群集全体での植物と送粉者の関係
1.3.4 送粉を左右する環境要因
第2章 自殖と他殖
2.1 はじめに
2.2 自殖のメリットとデメリット
2.3 自家不和合性
2.4 雌雄間の干渉
2.5 なぜ両性花をもつのか
2.6 自殖と他殖を使い分ける
2.7 植物の生態と自殖・他殖
2.8 自殖と他殖に関する調査法
2.8.1 袋がけ実験
2.8.2 実験デザイン
2.8.3 結果率の差の検定
2.8.4 近交弱勢の定量
2.9 研究例
2.9.1 ボチョウジ属に見られる繁殖様式の変異
第3章 花粉の運び手を調べる
3.1 はじめに
3.2 被子植物の多様化と送粉
3.3 日本の植物の送粉様式
3.4 送粉様式と送粉者の地理的変異
3.5 送粉様式の調査法
3.5.1 風による送粉の有無
3.5.2 動物の送粉者の同定
3.6 研究例
3.6.1 アカメガシワの送粉様式
3.6.2 ラベンダーの訪花者に見られる送粉効率の違い
第4章 送粉の成功を測る
4.1 はじめに
4.2 花粉制限
4.3 雌としての成功・雄としての成功
4.4 送粉成功の調査法
4.4.1 花粉制限
4.4.2 雌としての送粉成功
4.4.3 雄としての送粉成功
4.5 研究例
4.5.1 雌と雄の繁殖成功の比較
第5章 人と送粉
5.1 はじめに
5.2 人間の活動が送粉に与える影響
5.2.1 気候変動
5.2.2 景観の変化
5.2.3 農業の集約化
5.2.4 帰化種
5.3 生態系サービスとしての送粉
5.4 研究例
5.4.1 気候変動と春植物の繁殖
5.4.2 周辺環境とソバの結実
5.4.3 都市化が招いたツユクサの繁殖形質の変化
5.4.4 帰化種から在来種への繁殖干渉
さらに詳しく勉強したい方のための参考書
索 引
私たちの身のまわりにあるさまざまな水辺。河川や湖はもちろん、人が管理する水田にも、あまたの種類の生物が暮らしています。水中で生活する魚類をはじめ、両生類や鳥類、甲殻類、昆虫、植物など、水辺とその周辺の環境で見られる生きものは数えきれないほどです。これらの生きものたちは、生息する水辺の環境に適応して、たくましく生きています。
ひとくちに水辺といっても、いろいろな環境があり、その多さに驚かされます。そこで本書ではまず、河川や湖沼、湿原、水田といった水辺の特徴を紹介します。それらの特徴を知ったうえで、生きものたちの暮らしぶりを見ていきます。とくに身近な河川と水田については、研究者直伝の観察や採取の方法も紹介します。
水辺では、生物同士が互いに影響しあい暮らしていますが、人間活動の影響も無視できません。本書は、生きものたちを保全する取り組みも説明しています。生きものたちを守る際のヒント満載です。
本書を読めば、ただ何となく見てきた水辺の環境にも、いろいろな特徴があり、それらに対応するように生きている生物たちの複雑なドラマがあると、思わずにはいられないでしょう。水辺に生きる動物や植物を観察するために役立つ知識を整理した、観察には欠かせない一冊です。
第1章 そもそも水辺とは
第2章 さまざまな水辺の環境
第3章 水辺の環境と生物の危機的状況
第4章 川の流れやかく乱に適応した生物
第5章 水田稲作に適応した生物
英語は交渉・交流の「道具」なのか。「発信型英語力」「コミュニケーション能力」「異文化理解と対応能力」。小学校から大学まで一貫連携の上に立教学院が掲げるこの「三つの柱」は、実は英語を生きたものにする不可分一体の営為なのだ。本書は「グローバル英語」の限界を超えて、主体的なコミュニケーションには幅広く深い異文化理解が不可欠という立場から、さまざまな困難に取り組み、日夜英語教育の改善に努めている立教学院小・中・高・大学各校での教育実践記録を収める。教え子たちの熱烈な謝辞や謙虚な感想も、日本の英語教育担当者・関係者への大きな示唆となるだろう。
組織における人のマネジメントを学ぶため、経営戦略との関係や組織構築のあり方、雇用・人材育成・評価・昇進等の制度設計、グローバル化への対応等、最新事例を交えて解説。