生物や生体が織りなすリズム現象をマクロな立場から、適切な数式モデルを作って解析し、現象のある側面を説明しようという試みがある。本書ではこのようなテーマを取りあげ、適切なモデルとその解析に関する具体例を示した。これらの事例をとおして、リズム現象のモデル作り、その解析やリズム生成のメカニズムの解釈等について、力学的接近法(すなわち動的接近法)を述べた。
本書では、生きて生活機能を発揮するからだを捉えることを課題とする。身体の各部分のかたちと機能とがいかにうまく連携しているか考えるとともに、外界とのかかわり方いかんで機能が多くの影響を受けることになり、ときに生活の変調を引き起こすことについて考えていく。
日常はたくさんのナゾだらけ。ナゾ解きに立ちはだかるは4人の博士。もの知り博士が繰り出す、まことしなやかな「ウソ」と「ホント」に疑問の迷路はさらにからまり、やがてあなたのアタマは大混乱。驚きの難問、珍問、どう見抜きますか。
肺の換気やガス交換について生理学的な基礎知識をわかりやすく解説。呼吸筋、呼吸調節、運動負荷試験、咳や呼吸困難等の症状、気道過敏性等の呼吸器疾患の診断や評価に欠かせない項目も詳細に取り上げている。そして、小児呼吸機能、睡眠呼吸障害、ICUでの呼吸機能評価等の従来まとまった記載がされていない領域も広く扱い、臨床病態との関連での呼吸機能の評価法も示されている。
シドニー五輪、世界選手権、日本選手権、全国JO杯etc.主要大会の記録を完全収録!’00年度ランキング&’01年度現役トップスイマー写真名鑑。
DNA連鎖が、コンピュータを通して、真理を語り始めるであろう。脳死と臓器摘出の倫理・道徳問題、環境・教育問題、政治・経済システムの問題、人間の生と死や、善悪の問題など、細分化科学の結論からは、誰も言及できず、かくして、将来展望も示せなかった、本質的重要問題について。
第9版は専門職看護の大いに発展してきている診断用語が収めてある。開発過程にある看護診断や、診断カテゴリーに関する新しい研究に結び付いた看護診断などが入っており、学生やナースのクリティカルシンキングや診断上の判断を促進する点が特色。
マラソンスイミングというスポーツがある。それはどんなスポーツか?それを知ることで、人に限界が無いことを知らされる。そして、日本人で初めてプロのマラソンスイマーになった裕子が、私たちに勇気と感動を与えてくれる。
本書は、狭義の向精神薬である抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬について、その開発史から使い方までを解説したものである。筆者の関心から、これらの三薬物が主として対象とする精神分裂病、感情障害、不安について神経伝達物質との関連を解説している。しかし、特に力を入れたのは、各薬物の副作用である。向精神薬は長期間服用させることが多い薬である。長期間服用後に生じた副作用には、その機序も不明のものが多く、治療も難しい。また最近よく話題になる睡眠薬による健忘についても詳しく述べている。
本書は、最初の1歩の助けとなるよう、「水がこわい」という意識を変えることからスタート。最終的には自分なりの泳ぎができるようになるまでの過程を、平易にまとめてあります。
いのちの持続、スポーツ、読書、創造活動、脳型コンピュータ、自己治癒…最新の脳研究の成果を集成。
脳、心臓、筋肉…、人のからだは、すべて電気で動いている。太古の海に誕生した生物が獲得し人間に受け継がれた、生命の原理。最新のテクノロジーもおよばない、人体の“驚異の電気システム”を探る。
本書では、あえて国試対策的なスタイルは取らず、比較的オーソドックスに学習意欲を高める方向での形式をとってあるが、各章に「学習目標」「キーワード」「重要事項のまとめ」を入れ、学習に便利なようにした。また、21世紀医学の大きな潮流の1つである精神科領域におけるEBMを示すために、「エビデンス」という囲み記事を適宜入れた。ここでは各医学領域について統計的にきちんと証明された証拠を集積しようという国際共同プロジェクト、コクラン計画の成果の一部を紹介している。さらに、巻末付録の形で、「プライマリケアのための精神医学」を加えた。その他、精神保健福祉法全文や国家試験ガイドラインも加えてある。
専門分野のレポート、論文、専門書などの論理的な文章を読むための基礎的な読解技術を養成することをめざす一冊。(1)文章構造に関する知識、文章の論理構造に関する知識、文法に関する知識。(2)前読み、段落読み、情報検索、アウトライン作成、あと読みなどの読解スキル。これらを項目とし、明示的に提出する。
本書は、かねてより受験生諸君から要望の強かった『100%シリーズ』の傍用問題集として、既出問題から各科目100問程度を厳選したものである。本書の問題は、各科目、これだけはおさえておくべきという最重要問題のみであり、かつ、解説もできるだけ最小限におさえ、「とにかく解けるようにする」ことを最優先にしたつくりとなっている。
園に0・1・2歳のお友達が増えてきた。本書には、そんな子どもたちのために活用できる、いろいろなイラストがいっぱい。
本書では、わが国の精神医療の現状を踏まえ、単に脳の古典的な解剖・生理学的知識から脱却し、その精神活動の基礎である脳とその脳が演じる精神症状を、生化学・病理学的な最近の知見を踏まえて総合的に理解できるようにした。