鎌倉府君足利基氏の懇請を受け京都天龍寺より鎌倉円覚寺に入籍した周信時に35歳。56歳で将軍足利義満の懇請により再び京へ帰洛するまでの武門禅門いずれ劣らぬ下克上騒乱20年の中に生きた、人間義堂周信の心の懊悩。
この記念論文集は、関口先生の停年ご退官を機として、横浜国立大学、東京大学、文化財修理現場等で直接指導を受けた研究者、文化財修理技術者等の門下生が相諮り、各々の研究成果を献ずることにより、関口先生の学恩に報いるものとして企画したものである。
本書は、多摩地区を東西南北に走る鎌倉街道や川崎街道、陣馬街道、町田街道、五日市街道、檜原街道などを紹介したガイドブックです。街道沿いに佇んで旅人の安全を見守ってくれた石塔や石仏、宿場跡の風情、街道周辺の寺社や史跡、名勝、公園、観光施設などを取り上げています。また、世田谷通りのように、多摩地区に隣近する道も加えてあります。
大航海時代といわれる16世紀、コロンブスやマゼランなどヨーロッパの探検家たちはアジアをめざしました。一方、中国で創られた陶磁器はヨーロッパにまで輸出され、チャイナとよばれるようになりました。中国(元や明)は日本にも進出、博多や坊津などは国際貿易港としてさかえます。琉球は明と特別なかかわりをもち、東南アジア各国とも活発な貿易活動を展開していました。そして、ポルトガル人から鉄砲が伝えられ、スペインからはキリシタンがやってくるのです。
いま、武蔵野東縁の「水」はどうなっているのだろうか?資料を読み解き、つぶさに現地を歩いて、その変遷と現在の姿を明らかにした、これまでの定説を覆す記録。
鎌倉時代は、仏教史上最大の変革期であった。仏者の唱導をはじめ、王権・神、女人往生などの問題をとりあげ、新たな知見と視点から鎌倉仏教の実相を多角的に解明する。また修学修行の実態と著作より仏教の人日蓮を追究。
科学技術のよもやま話。科学的な話題を肴にして酒を嗜むという新しい習慣を提案しようというわけです。お酒の席で「上司の非難」、「他人の悪口」、あるいは「好きでもないカラオケのお付き合い」よりも、人間らしい物の見方や筋の通った考え方を自由に語り合いながら、お酒を嗜む方が、はるかに後味の良い雰囲気に浸れるのではないでしょうか。
源氏武家政権の首都・鎌倉について、「吾妻鏡」の中で記述されている史跡の解説と現住所、現地の写真などを集めた史跡事典。排列は、見出し語の五十音順。1997年発行のもののコンパクト版。
誰にも、忘れられない灯があります。あかりでつづるヒューマン・エッセイ30編。
編年史料集『鎌倉遺文』の完結は、鎌倉時代研究のいっそうの深化と新たなる研究領域の展開を可能にした。本書は政治と経済をテーマに、最先端の研究分野を開拓する気鋭の研究者15氏による最新論文を収録する。
編年史料集『鎌倉遺文』の完結は、鎌倉時代研究のいっそうの深化と新たなる研究領域の展開を可能にした。本書は社会と文化をテーマに、最先端の研究分野を開拓する気鋭の研究者14氏による最新論文を収録する。
博物館や史跡で日本の歴史がよくわかる。
関東新聞の記者・渡辺公一は、取材で訪れたテーマパークで毒を塗ったボールを何者かにぶつけられ意識不明に陥る。同行していた柏木太陽が渡辺を鶴来総合病院に運び込み、彼のいとこで院長の柏木陽一の適切な処置で一命をとりとめる。太陽は陽一の手を借りて犯人探しを始めるが、プレイボーイの渡辺に恨みを抱く容疑者が六人も浮上。そこでその六人の女性が一堂に会す機会を作るのだが、再び惨劇が。