性同一性障害からトランスジェンダーへ、よく知られる呼び名が変わっても、この国は性同一性障害の基準でできている。語られなかった事実、報道されなかった出来事、そこにいたはずのたくさんの人々…。見えないようにされていたもの、見てこなかったものについて、真摯に、丁寧に、しぼりだすように紡ぎだされたトランスジェンダー史。今ある者たちへの「恩仇録」であり、そして、あとから生まれてくる者たちのための書である。
完全な男性でもなく女性でもない?男性でもあり女性でもある?そんなわたしも恋はします。愛したいし、愛されたい。変なことでもなんでもない。性別にとらわれない本当の恋愛がここにあります。
男は、なぜ闘うのか?私は、何と闘うのか?ひとりのジャーナリストが身をもって経験した「男らしさ」の意味。
その日、アラフィフ・妻子ありの総務部長は、社内一斉メールでカミングアウトした。「これからは女として生きていきます」家庭は?会社は?友人は?そのとき彼女が選んだ究極の二重生活とは?自分らしく生きたい人に勇気を与える告白的ノンフィクション!
性同一性障害傾向をもつことに、遺伝と環境はどのような影響をおよぼすのか。ホルモン療法、性別適合手術、性役割、性的指向、他者からの受容、パッシング…これらは、トランスジェンダーの性同一性にどのような影響をあたえるのであろうか。3300組以上の双生児と、545名のトランスジェンダー当事者への調査を通じて、多様で流動的な性別のあり方がどのような発達メカニズムで起こり、どのように形成されていくのかを解明する。また男性にも女性にも規定されない性別(Xジェンダー)にも注目する。
ウワサの“女性装”安冨歩・東大教授をその姿たらしめた実在の人物(ふうちゃん/女性)と教授の知られざる共闘の日々。“毒母”のキッツイ呪いを乗り越え、窮屈なジェンダーや閉ざされた家族観など、さまざまな息苦しさをも片っ端から脱ぎ捨てて、自由に生きたい!ともがく二人+αの真摯な珍道中のすべて。
私は「男になりたかった」のではない。「女ではない」身体が欲しかっただけだ。フェミニズムとの共闘へ、クィアコミュニティの深部から放つ爽快なジェンダー論。
私はなりたいと思う自分になるのだ!体は男、心は女ー性同一性障害者の私の居場所は、はたしてこの社会にあるのか。生きづらさを抱えるすべての人を元気づけ、ときに爆笑させる、知恵と勇気と溢れるユーモアの自伝的物語。
「CR FASHION BOOK」の日本版。
●DIAMOND DOLLS
バービーの60回目の誕生日のために、カリーヌ・ロワトフェルドがトップモデルを美しく、
パワフルなフィギュアへと変身させた。
●CYNTHIA ERIVO
昨年、エミー賞、グラミー賞、トニー賞を受賞した女優&シンガーである
シンシア・エリヴォは、「妻たちの落とし前」と「Bad Times at the El Royale」で、
ステージからスクリーンへ、エフォートレスに飛び込んだ。
でも、それは単にウォーミングアップだったようだ。
2019年、次にハリエット・タブマンの伝記映画で主演を務める彼女は、
独特のスターパワーの持ち主。アカデミー賞も射程圏内だ。
●ALL HER CHILDREN
昼のドラマ、オール・マイ・チルドレンの主役スーザン・ルッチ。
彼女の殺しのドレスはバレンシアガの19年サマーコレクションの数々。
本当に殺されるかも。
●SONOYA MIZUNO
ダンスを生かして映画『エクス・マキナ』の役を獲得し、
『クレイジー・リッチ!』に出演して人気をさらった。
今年アレックス・ガーランド監督によるアメリカのテレビ局FXの新作ドラマ、
『Devs』の主役に選ばれた女優、ソノヤ・ミズノ。
●MAKING FACES
複雑な役もやっかいなアクセントにも女優ダニエル・マクドナルドは動じない。
『パティ・ケイク$』から『Dumplin'』や『バード・ボックス』まで、
チャレンジするのは彼女。でもプレッシャーを感じるのは私たちのほうだ。
●THE KNEE OF IRON FLOWERS
トランスジェンダーであり、ムエタイ選手のローズ・バーン・ジャロンスック。
リングで敵を肘で飛ばし、叩き落とし、因習を破壊する。
●THE SHAPE OF THINGS
すべてをそぎ落とし、シルエットだけで表現するモード。
●APPARITION
レディスを着た男性、メンズをまとった女性たち。
●NEO CLASSICS
クラシックアイテムをもっと自由に着る!
セクシュアル・マイノリティとは、同性愛、両性愛、性同一性障害など、典型的なセクシュアリティとは異なるセクシュアリティのあり方を示す人々のことをいう。セクシュアリティのありようが少数派であるがゆえに、偏見にさらされ、生きづらさを抱えることも多いため、セクシュアル・マイノリティの人たちの心理的支援へのニーズは、顕在化しにくいが多大にある。人口の数%程度を占めるといわれる彼・彼女らに、臨床の場においてもそうとは知らずに出会う可能性、もしくは出会っている可能性は大きい。多様なセクシュアリティを示す人々を理解し、受け止め、支えるための1冊。
LGBTは、精神障害なのか?LGBTは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を集めた略語である。かつて精神医学で病理と捉えられていた同性愛を含む多様な性のあり方は、現在では精神障害とはみなされていない。本特集では、一般精神科にLGBT当事者が、生きづらさや特有のメンタルヘルス問題を抱え、訪れた際に適切に対応するために、その概念や歴史的経緯を基礎から紹介し、さらに彼らのニーズに沿った医療を提供するための具体的対応方法を取り上げた。これからの精神科医が求められるLGBTの正しい理解と適切な対応のために必読の特集。
●癒やしのカラーで優しいおしゃれを! 今、着たいのは “秋パステル”
上品できれいなパステルカラーは、いつだって心をときめかせてくれる魔法の色!
春夏シーズンのイメージがある明るい色ですが、実は、装いがシックになる季節にこそ
映える色でもあります。そこで、今シーズンは自分自身の気分をアップさせるために、
さらには周囲の人をハッピーにするために秋パステルを取り入れてみませんか?
その美しい色の効果で、優しく幸せな気分に包まれるはずです。
●どんな時でも、メイクは楽しい!メイクで変わる! やっぱり秋は「ちゃんとメイク」
お出かけが減る毎日が続いていますが、やっぱりキレイになるのは楽しい!
オンラインでの対面でも、マスクをつけていても、やっぱりちゃんとメイクしたい!
そんな私たちのメイク魂をメラメラさせる新色がこの秋、続々登場しています。というわけで、
やっぱりメイクの力を信じて、28pたっぷりの新色大特集です。メイクさんの提案から、
美女のオススメ新色まで、「ちゃんとメイク」で、背筋を伸ばしていきましょう!
●毎日選ぶのは… 70%のきちんと感+30%のトレンド感 映えるコンサバ服を探せ!
シンプルな装いなのに、会うとハッとする「好印象なおしゃれ」さん、
あなたの周りにいませんか?ベーシックななかに、さりげなく旬のディテールが光るアイテムを
上手に取り入れて“印象美人”をアップデートしましょう!
●ベーシック服をおしゃれに格上げする! 欲しいのは、万能ショートブーツ
オンの日もオフの日も、スカートにもパンツにも、迷ったときにいつも合わせてしまうのは
適度にきちんと感もあるアンクル丈ブーツ。いくつ持っていても困らない、
ワードローブの定番だからこそ今年も更新しなくちゃ!
本命の黒ブーツやトレンド重視の新色まで、一挙にお見せします。
●いつか行く日のために!、知っておきたい ニューフェイス総まとめ 新しい旅は、新しいホテルから!
成熟したホテル文化が根付き、多様な旅が可能な時代。続々オープンする個性的なホテルをまとめました!
今の時代にふさわしい安心対策にも真摯に取り組むホテルばかりです。
●#stay homeもおしゃれしてハッピーに♡ 密着! エレ女の“おうちエレガンス”
華やかリラクシングなワードローブで、おうち時間もごきげんに過ごすのが、
エレ女のニューノーマル。どんなときもおしゃれしてハッピーに生きる読者の、
それぞれのおうちスタイルをお届けします!
●登場人物で振り返る あの時、あの人がーー。25ansの歴史をプレイバック!
先月号からスタートした『25ans』40周年の歴史を振り返る本企画。第2弾の今月は、誌面を彩り、
エレガンスを体現してきた登場人物にフォーカスします。「あの時、あの人がーー」。
魅力的な方々を振り返りながら、『25ans』と共に過ごした時代に思いをはせてみてください。
●Interview with TSUYOSHI KUSANAGI
草ナギ剛さんが、心身の葛藤を抱えて生きてきたトランスジェンダー役に挑戦。
孤独な少女との出会いによって生まれる“母性の目覚め”と“献身”で、見る者の魂を揺さぶります。
●草ナギ剛が語る「僕が幸せな理由」表紙&グラビア6ページで登場
SMAP時代から演技の評価が高い草ナギ剛さんが、
新作映画「ミッドナイトスワン」(9月25日から全国ロードショー)で挑戦した役は、
トランスジェンダーの凪沙。
髪をなびかせながらヒールで歩く様子は、まさに「女性」。
体は男性、内面は女性という自分を変えられない凪沙を演じるにあたって、
さぞ準備をしたかと思いきや、意外にも草ナギさんは「自然体で向かった」と語ります。
今作に向けた思いや、演技論をうかがいました。
●世界的投資家・ジム・ロジャーズが安倍後に日本株ETFを買い増した驚くべき理由を週刊朝日で明かす!
週刊朝日で「2020年、お金と世界はこう動く」を連載中の世界的投資家のジム・ロジャーズ氏が安倍首相の辞任を受け、日本株ETFを買い増したことを本誌に明かしました。その驚くべき理由とは? プロが読むこれからのお金の動きとは・・・
安倍首相の辞任を受け、日本株ETFを買い増したことを本誌に明かした、世界的投資家のジム・ロジャーズ氏。いったいETFとはどんな商品で、なぜジム氏は今買ったのか。そして、それは個人投資家の参考になるのか──。その謎を解くカギは日銀にあります。ジム氏への取材を元に、経済の専門家らに取材して「日本株ETF」が今、本当に「買い」なのかどうか検証しました。
ほかの注目コンテンツは
●菅「居抜き」内閣の人事の裏に隠された真意は『安倍切り』
9月16日に発足した菅義偉内閣の顔ぶれは、閣僚20人のうち初入閣は坂本哲志1億総活躍相や野上浩太郎農水相ら5人のみ。安倍晋三政権からの再任は8人、ポストが変わって引き続き閣僚を務めるのが3人、再入閣が4人と、安倍内閣からのほぼ「居抜き」で地味な印象は否めません。ただ、菅首相はこれまで官房長官としても、人事を武器に霞が関の官僚をグリップしてきた人物。一見、「安倍政権の継承」を掲げる布陣の裏には「深謀遠慮」が見え隠れしています。政治ジャーナリストの田中良紹氏は、「権力者は、自らを担ぎ上げた人物を切らなければ本物の権力を手に入れられない。菅氏は今回の人事で表向きは安倍カラーを残しながらも、その真意は『安倍切り』」にあると解説します。今回の布陣で特にそのことが見て取れる2つのポイントとは? 一方で、官房長官となった加藤勝信氏と、当選3回ながら防衛相に抜擢された安倍氏の実弟・岸信夫氏の人事には、菅氏から安倍家への「恩返し」の意志が見て取れるという見方も。「ポスト菅」時代を狙う河野太郎氏や小泉進次郎氏が「ざんねんな」人事だった理由も取材しました。
●西原理恵子×神足裕司 本誌名物連載「恨ミシュラン」コンビが復活!ぶっちゃけ放談
1992年からコラムニストの神足裕司氏と漫画家の西原理恵子氏が評判の名店をボロクソに採点し、人気を博した週刊朝日の名物連載「恨ミシュラン」。時を経て、クモ膜下出血で倒れ「要介護5」となった神足さんが再び、西原さんとタッグを組みました。当時の本誌担当を交えたZoom対談でぶっちゃけた秘密とは? 西原さんが「コータリンずるい、泣いちゃったじゃないか」と思わず涙したという秘話も明かされました。
●香取慎吾さんがAERAの表紙に登場!/撮影は蜷川実花
香取慎吾さんがAERAの表紙に再び登場します。
三谷幸喜さんとタッグを組んだ配信ドラマをひっさげ、バラの花びらが舞い散るスタジオで蜷川実花が撮影しました。
4ページにわたるカラーグラビア&インタビューでは、新作シットコム撮影の舞台裏や、コロナ禍で改めて感じた「テレビ」との関係性について語っています。
AERA 9月21日号は、9月18日から「Amazonプライム・ビデオ」で独占配信される三谷幸喜さん監督・脚本のシットコム「誰かが、見ている」に主演する香取慎吾さんを、表紙に起用しました。バラの花びらが舞い散るスタジオに、赤を基調とした衣装で登場した香取さん。スッと立ったかと思うと、花びらに埋もれるように頰杖をつき、その表情はクールでゴージャス。それがインタビューになると一変。人なつこい笑顔を見せながら、話し始めました。
18年前に三谷さんとシットコム「HR」に取り組んでから、なかなかシットコムに触れる機会がなかったこと。再び三谷さんとやることになって、うれしかったこと。自身が演じるキャラクターを組み立てていく過程や稲垣吾郎さんとの共演についてーー。さらに話題は、コロナ禍で改めて感じた「テレビ」と自分自身との関係や、自身のYouTubeチャンネルでの動画制作にも及びます。香取さんのワクワクを追体験できるインタビューになりました。
●草ナギ剛さんのカラーグラビア&インタビューも同時掲載!
トランスジェンダー役を演じた主演映画について、たっぷりとお話しいただきました
映画「ミッドナイトスワン」に主演し、トランスジェンダー役を演じた草ナギ剛さんのインタビューも同時掲載。3ページにわたるグラビア&インタビューでは、複雑な背景を抱える難しい役を演じた1カ月間についてお話しいただきました。インタビュー中、この作品の脚本を初めて読んだときに涙がでた理由に「いま、話していて気づきました」という瞬間に遭遇。共演した新人の少女から受けた刺激や演技の面白さについても、率直に語っています。
●巻頭特集は「肩こりは『根治』できる」
最新の研究でわかった「原因」と取り除く方法を具体的に解説しました
この号の巻頭特集は、「肩こりは『根治』できる」。最新の研究で、肩こりのより詳細なメカニズムがわかってきました。筋肉に負担がかかることで起こるとされる肩こりですが、実はカギを握るのは「ファシア」と呼ばれる筋膜。筋肉を包み、クッションの役割を果たす組織で、このファシアが固くなったりすべりが悪くなったりすることが、肩こりの原因になるといいます。特集では、このファシアの状態をセルフチェックする方法から、肩こりの根治を目指すあなたに伴走してくれる7本の「神動画」まで、テレワーク時代の国民病ともいえる肩こり解消のためのノウハウを徹底取材しています。
●まもなく誕生する「新総理」の野心について、池上彰さんと佐藤優さんが語り合う対談も掲載
「菅総理」誕生が秒読みと言われるなか、菅義偉という人物の「野心」や、彼を支持する日本人の心理について、ジャーナリストの池上彰さんと作家で元外務省主任分析官の佐藤優さんが縦横無尽に語り合う対談も掲載しています。
ほかにも、
●「コロナいじめ」が始まっている
●ドコモ口座への不正振り込みは「暗証番号から始まった」
●愛子さまに手渡された「平和」というバトン
●超一流クリエイターが作ったトイレは「タコなのにイカ」「ガラスでスケスケ」
●東京のホテルで非日常を味わう コロナ禍を忘れて深呼吸できる5軒
●中村喜四郎インタビュー「与野党伯仲のシナリオ」
●池田大作研究 世界宗教への道を追う 連載第36回 「内在的論理の無理解」
などの記事を掲載しています。
「じつは、僕は女性だ」。ドイツ人の夫と、それなりに幸せな生活を送っていた。偶然の出会いから20年以上の時が経ち、平穏な日々は突然のカミングアウトで崩壊していく。