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フェミニズム の検索結果 新刊 順 約 320 件中 1 から 20 件目(16 頁中 1 頁目) RSS

  • 撮られる女/撮る女
    • 斉藤 綾子
    • 青弓社
    • ¥3300
    • 2025年12月26日頃
    • 予約受付中
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  • 映画はその黎明から、多くが男性主体のまなざしによって構築されてきた。そこでは、女性は見られ、性的に欲望される対象である。映画が産業化されるにつれ、その観客も「見る男/見られる女」の構造を規範的な思考様式・行動規範として受容していった。映画史も主として男性の視点から語られてきたが、こうした言説の背後には無意識的なジェンダー規範がはたらいている。

    映画にとって、ジェンダーやセクシュアリティ、そしてエロスの問題は切っても切り離せない。フェミニズム映画理論が私たちに教えてくれた重要な発見だ。こうした問題意識に端を発して、フェミニズムやジェンダーの枠組みを用いて映画を分析し、映画史の見方に異なる視座の導入を試みるのがフェミニズム映画批評である。

    本書では、フェミニズム映画理論も含めた多様な映画理論の展開を整理したうえで、「女性と映画」「性差と映画」という問題に意識的・無意識的に取り組んだ映画監督や俳優たち、そして、撮られ、見られる存在でありながら自らもメガホンを取った女性監督たちの挑戦的な試みを紹介・批評する。

    フェミニズム映画理論の視点から古今東西の映画を広く展望し、現在の映画とジェンダーに通底する問題群に考えをめぐらす。フェミニズム映画研究を牽引する第一人者の待望の一冊。


    【目次】

    1 映画とジェンダー

    映像のなかの黒人女性ーー娘たちが語るとき、新しい黒人女性像へ
    もし僕の指を……--ゴダールとフェミニズム
    映画とジェンダー/セクシュアリティ
    足立正生の映画とフェミニズム
    既成イメージを打ち破るフェミニスト・ヒロイン
    可視と不可視の間にーーあるささやかな考察
    反復・分身・夢ーーファスビンダーの『ベルリン・アレクサンダー広場』と精神分析
    セクシュアリティと情念ーージャック・ドゥミ作品の「母親」
    映像のフェミニズムについて私が知っている二、三の事柄

    2 撮られる女/撮る女

    ヒッチの陰に女性あり
    フェミニスト映像作家・出光真子
    オノ・ヨーコ
    カール・Th・ドライヤー
    女が書き、女が撮るときーー田中絹代と田中澄江
    無愛想な監督と無愛想な女優
    左幸子
    アリス・ギイは時代を先取りしていた
    ジェンダー・トラブル・マリリン
    アケルマン・マジック
    攪乱的カウンター・フェミニズムの実践ーーウルリケ・オッティンガー
    ニナ・メンケスーー沈黙と抵抗の間

    3 スクリーンとの対話

    男性・女性、オトコとオンナの間ーーゴダール『男性・女性』
    男性が女性か、それが問題だーーホークスのジェン…
  • 性差別大国・日本
    • 船橋 邦子
    • 三一書房
    • ¥2750
    • 2025年11月04日頃
    • 在庫あり
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  • 「生きることは行動すること」をモットーに、動き、人と出会い、繋がり、悩み、迷い、失敗を重ね、笑い、泣き、喜び、感動しながらフェミニズムを生き、エンパワーした旅の記録であり、連帯と行動の記録です。次の世代にバトンが繋がり、フェミニズムが差別や抑圧に苦しむ女性たちの真の力となることを心から願います。
    はじめに

    序章 生きるためのフェミニズムを求めて
    性差別の解消はどこまで進んだか/世界女性会議とフェミニストとの出会い/行動綱領の策定にNGOが果たした役割/女性の視点から近代と向き合う/本土だけに適用された日本国憲法/トランプ政権とプッシュバックの中で/

    第1章 性差別大国・日本
    差別は区別から始まる/性差別大国、日本の現状/「永田町住民」のやる気のなさ/税・社会保障制度が性差別を再生産/「家族は一心同体」という家族政策/「均等法」制定と「女性分断元年」/少子化対策と一体化した「男女共同参画社会基本法」/国際基準との大きなへだたり/行動と連帯を/

    第2章 フェミニズムとの出会いーー人生を変えた出来事
    生い立ち/私の母と祖母/講義に出るより自治会に出入り/東大闘争の渦中に/私のフェミニズムの旅の始まり/「アジアの女たちの会」/日本女性学会設立直後に入会/結婚・子育て/

    第3章 アジアの女性ネットワークと「アジア女性会議」
    80年代日本の時代背景/◎アジア女性会議宣言文/「南」の女性による「北」の女性への問いーー1980年第2回世界女性会議/【論考1】フォーラムに参加して感じたこと/【論考2】フェミニズムと第三世界/第2回アジア女性会議「創り出そう女たちのアジアを」/

    第4章 世界の女性が燃えた「北京会議」と「北京行動綱領」
    アジア発、最大規模の国連会議/NGOフォーラムーー出会いとネットワークづくりの場/女性の権利は人権である/政府間会議ーー北京JACの発足/「ポスト北京」新たな歴史が始まる/

    第5章 カイロ人口開発会議と女性の基本的人権
    優生保護から母体保護法へ/日本のSRHRをめぐる問題/SRHRへの攻撃のなかで新たな希望の兆し/94カイロ国際人口開発会議と「女性と健康ネットワーク」/【論考3】開発・環境・女性と人口/加藤シヅエさんのこと/【論考4】大正デモクラシーを生きた女 加藤シヅエ/

    第6章 新自由主義とナショナリズムとバックラッシュ
    【論考5】ジェンダー平等政策とバックラッシュの背景/【論考6】千葉県での条例制定をめぐる「攻防」から見えてきたもの/【論考7】新自由主義とジェンダー平等は両立しないーー新自由主義に終止符を!/

    第7章 女性が政治参画するということ
    「権利の上に眠るな」/女性議員はどれくらい増えた?/選挙制度の改革・女性たちの動き/女性を政治参画に促す要因/挑戦することで学んだこと、手にしたもの/参院選と9月11日事件、1週間後のノート/

    終章 「核」の脅威のなかで「平和」と「平等」を考える
    「キルトの世界」をイメージして/終わらない戦争人類存亡の危機ーーフェミニズムは問われている/

    あとがき
    戦後関連年表
    参考文献
    著者執筆リスト
  • 女らしさと支配
    • サンドラ・リー・バートキー/井上太一
    • 慶應義塾大学出版会
    • ¥3740
    • 2025年10月21日頃
    • 在庫あり
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  • 「フェミニストになる」とはどういうことか?

    美容行為、サドマゾヒズム、ケア労働などのテーマを通して内面化された男性支配を暴いていく。第2波フェミニズムの金字塔、待望の邦訳。

    フェミニズム理論と現象学を融合させ、女性が日常生活の中でどのように抑圧されているかを鋭く分析。身体、感情、自己認識にまで及ぶ「女らしさ」の規範が、女性に内面化された支配の形であることを明らかにする。特に、ミシェル・フーコーの権力論を応用し、女性の身体がいかに社会的に形成され、管理されているかを論じる。第2波フェミニズムの名著とされる本書は、性差別の構造を深く理解したい読者にとって必読の書。
    序論
    第一章 フェミニスト意識の現象学へ向けて
    第二章 心理的抑圧について
    第三章 ナルシシズム、女らしさ、疎外
    第四章 女性的マゾヒズムと個人変容の政治学
    第五章 フーコー、女らしさ、父権的権力の近代化
    第六章 羞恥とジェンダー
    第七章 自尊心を養い、傷を癒すーー女性の感情労働における服従と不満


    訳者あとがき
    人名索引
  • フェミニズムから読みなおす インターセクショナリティ基本論文集
    • 佐藤文香/千田有紀
    • 慶應義塾大学出版会
    • ¥3520
    • 2025年10月21日頃
    • 在庫あり
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  • ・人種・階級・ジェンダーが複雑に絡みあう差別とは?
    ・いまやバズワードとなった「インターセクショナリティ」を、フェミニズムの観点から捉えなおす。
    ・原点であるキンバリー・クレンショーの記念碑的論文(1989年)から、現在にいたる最重要論文7本を精選した必読アンソロジー。

    キンバリー・クレンショーは、1989年に黒人差別と性差別が重なる抑圧を「インターセクショナリティ」という概念で可視化した。以来、この分析概念は、人種・階級・ジェンダーが交差する複合的な差別の実相を考察するために、女性学や社会学、政治学などの分野でさまざまに応用されてきた。
    本書は、フェミニズムの視点から「インターセクショナリティ」を捉えなおし、原点であるクレンショーの記念碑的論文から現在にいたるまでの学術的軌跡を7本の最重要論文によってたどる。
    現代社会の不平等、差別をフェミニズムから再考するための必読アンソロジー。
    はじめに 千田有紀

    第1部 基礎編

    第1章 人種と性の交差点を脱周縁化するーー反差別の法理、フェミニスト理論、反人種差別政治へのブラックフェミニスト批評(キンバリー・クレンショー/山根純佳 監訳・土屋匠平 訳)

    第2章 インターセクショナリティにおける定義上のジレンマ(パトリシア・ヒル・コリンズ/佐藤文香 監訳・孟令斉 訳)

    第3章 インターセクショナリティの複雑性(レスリー・マッコール/千田有紀 監訳・中林基子 訳)

    第2部 発展編

    第4章 「バズワード」としてのインターセクショナリティーーフェミニスト理論の成功をめぐる科学社会学の視点(キャシー・デイヴィス/千田有紀 訳)

    第5章 フェミニスト原典主義ーーインターセクショナリティと読解の政治(ジェニファー・C・ナッシュ/佐藤文香 監訳・永山理穂 訳)

    第6章 フェミニスト理論におけるインターセクショナルな転回ーー共通言語の夢?(マリア・カービン&サラ・エーデンハイム/佐藤文香 訳)

    第7章 インターセクショナリティの形而上学再考(ホリー・ローフォード=スミス&ケイト・フェラン/千田有紀 監訳・児玉谷レミ 訳)

    解説 佐藤文香
    索引
  • Harper's BAZAAR (ハーパーズバザー) 2025年 12月号 [雑誌]
    • ハースト婦人画報社
    • ¥799
    • 2025年10月20日
    • 在庫あり
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  • 『ハーパーズ バザー』12月号のカバーに、俳優でアーティストのペ・スジが登場。

    『ハーパーズ バザー』12月号の主なコンテンツ
    ■Style Guide 今こそ、パワーショルダー
    大胆に張り出した大きな肩に、現代女性たちのステートメントを感じて。
    今シーズン豊作のパワーショルダーは、ジャケットにドレス、ブラウスなど豊富なアイテムで展開。
    あくまで着こなしは引き算のバランスで、大胆なシルエットをモードに攻略。

    ■Snow Calling 冬を待ちわびて
    北風が吹いたら、待ちに待った季節の到来。
    暖かなニットの上に、厚手のジャケットを羽織って。
    ニット帽にマフラー、グローブにスノーブーツ……寒さから守ってくれる冬小物も忘れずに。
    お気に入りを全部身につけて、さあ、真っ白な雪景色が待つウィンターリゾートへ。

    ■Food & Fatigue その疲れやすさ、栄養のせいかも
    疲れていることがデフォルトになった体と、慢性的な不安やイライラ。
    ご機嫌とはほど遠い心身の不調は、日々の栄養に起因している可能性が。
    だとしたら答えは簡単。
    食事をリセットするだけで、快適な人生がすぐそこに。

    ■Prada Sefra プラダという球体
    これは、ファッションだけではなく、アートと建築、映画をも生み出す創造性と
    産業性をあわせ持った複雑な現実を、わずか4人の強烈な個性の声だけで奏でた群像だ。
    ミウッチャ・プラダ、ラフ・シモンズ、パトリッツィオ・ベルテッリ、ロレンツォ・ベルテッリが
    交わす率直な意見の対峙と衝突こそが、グループ成功の秘訣なのだ。

    ■Yoko Ono Late Spring of Life オノ・ヨーコ、晩春の風に吹かれて
    伝説のカップル、ジョン・レノンとオノ・ヨーコにささげられたドキュメンタリー映画
    『One to One : John & Yoko』が公開された。
    過激で型破りな作品で、コンセプチュアルアートやフェミニズムアートに強い衝撃を与えた
    この前衛芸術の先駆者のパワーについて、フランスの小説家のマリー・モディアノが考察する。
  • フェミニズム視点からの在日朝鮮人史ー 植民地主義・家父長制・性差別
    • 宋 連玉/ふぇみ・ゼミ&カフェ運営委員会
    • 一聡舎
    • ¥1870
    • 2025年10月18日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
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  • 身近にいる(だろう)在日朝鮮女性の姿は今日では十人十色どころか百人百色で決して一様ではない。

    既婚者の場合、配偶者が日本人というケースが多数を占める現状にある。かつて在日朝鮮人は60万人といわれたが、ポジティブに捉えたら在日朝鮮人にかかわりを持つ人々が増えていることになる。しかし関係性をポジティブにするためには、直接、間接の経験、その記憶の破片をジグソーパズルのようにつなぎ合わせる作業が必要である。破片が磨滅したり、消えてしまう前に、当事者のみならず、関係者の記憶の歴史的意味を知る必要があろう。この歴史的意味を知るために、植民地主義という認識枠を用いたい。「民族」に関わることを強烈に記憶するのも、記憶を疎むのも植民地主義のなせるわざである。

    在日朝鮮女性が個別に経験した家父長制や性差別と植民地主義との関係性、それらがどこまで普遍性をもち、分ちあえるものなのか?
    【目次】
    はじめにー在日朝鮮人フェミニズムを編み上げる試み(梁・永山聡子)
    本書の経緯
    多様な在日朝鮮人を見えなくする罠
    日本社会が透けてみえるー日本名を使うこと、朝鮮名を使うこと
    最後に

    第1章 はじめにー足元から始まる歴史
    植民地主義の継続
    間接的強制連行
    「民族」を学ぶスタート
    近代資本主義と性差別・家父長制
    世界に住む朝鮮民族と出会う
    紡績女工から始める在日朝鮮人の歴史
    資本主義に必須なのは性差別
    質疑応答
    最後に一言ー拾い集めた歴史学

    第2章 植民地期の在日朝鮮人の暮らし
    支配者が揶揄するセクシュアリティ
    民族解放は民族分断へ
    民主「日本」における植民地主義への囲い込み
    教育を創る闘い
    「生」をめぐる闘いと創造
    重層的な法的地位

    第3章 在日朝鮮人の破片を繋ぐ
    どのように繋いでいくか
    在日朝鮮女性に近代家族は可能か
    高度経済成長期の在日朝鮮女性
    女性解放とは誰のことなのか?
    民族学級・夜間中学での経験
    特別永住者とはー在日朝鮮女性の法的地位
    外国人登録と指紋押捺拒否
    韓国の海外旅行自由化と変容する「猪飼野」
    一人芝居を演じる女性たち、繋いでいく歴史
    口承文化にみる植民地の民

    第4章 植民地主義が強化する家父長制
    植民地主義批判のフェミニズム
    在日朝鮮女性の文学
    ジェンダーからみた在日朝鮮人男性文学
    「母国語」に見る植民地主義の歴史
    声を発する在日朝鮮女性
    在日朝鮮人をみる他者の目

    第5章 届かない思い・届けたい思い
    崩壊・離散する家族の「母」物語
    映画の中の在日朝鮮女性表象
    多文化共生論への「逆襲」
    日本の家父長制と植民地主義
    名前の政治学
    特別永住権の非特権性
    植民地主義から語る「慰安婦」問題
    精神医療から見る在日朝鮮人
    脱植民地主義と地下茎で繋がる日本の民主化

    おわりにー「日本のフェミニスト」を解体する(熱田敬子)

    ふぇみ・ゼミ&カフェとは?
    ご寄付のお願い
  • 名著でひらく男性学 <男>のこれからを考える
    • 杉田 俊介/西井 開/天野 諭/川口 遼
    • 集英社
    • ¥1089
    • 2025年10月17日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • 〈男〉はそれほどわかりやすくないーー。対話で学ぶ、はじめての男性学。
    日本では1990年代にいったん注目を集めた男性学が、近年再び盛り上がりを見せている。家父長制による男性優位の社会構造を明らかにするフェミニズムに対し、その理解が進む一方で、アンチフェミニズム的な声も目立つ。また一枚岩的に男性を「強者」として把握できない実像もある。構造の理解と実存の不安、加害と疎外のねじれの中で、男たちはどう生きていけばいいのか。本書は、批評家、研究者、実践者など4人が集まり、それぞれの視点から男性学の「名著」を持ち寄り内容を紹介・解説した後、存分に語り合った。多様で魅力的な男性学の世界にようこそ。

    ◆目次◆
    序章 男性学とは何かーー西井開
    第一部 名著で読み解く男性学
    第1章 ギーザ『ボーイズ』[発表・天野 諭]
    第2章 セジウィック『男同士の絆』[発表・西井 開]
    第3章 彦坂 諦『男性神話』[発表・杉田俊介]
    第4章 コンネル『マスキュリニティーズ』[発表・川口 遼]
    第二部 対話編 今、男性について何を語るべきか

    ◆著者略歴◆
    杉田俊介(すぎた しゅんすけ)1975年生まれ。批評家。『非モテの品格』『マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か』ほか著書多数。
    西井 開(にしい かい)臨床社会学研究者、一般社団法人UNLEARN理事。著書に『「非モテ」からはじめる男性学』がある。
    川口 遼(かわぐち りょう)社会学修士。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。共著に『私たちの「戦う姫、働く少女」』など。
    天野 諭(あまの さとる)保育士。立命館大学大学院人間科学研究科博士後期課程在学中。著書に『保育はジェンダーを語らない』がある。
  • 視線と差異
    • グリゼルダ・ポロック/萩原 弘子
    • 筑摩書房
    • ¥1870
    • 2025年10月14日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • なぜ美術史から女の存在が抹消されてきたのか? 西洋近代芸術の歴史が記述・記録される過程において強力に働いてきたさまざまな偏りを明らかにし、その学としてのあり方自体に内在する権力構造と性差別を指摘する。その一方で、フェミニズムからの美術史の問いなおしは、往々にして「ニュー・アート・ヒストリー」というかたちで旧来的な美術史の語りに再包摂されてきた。そうした現状についても鋭く批判し、緻密な検証を積み重ねることで美術史そのものに根源的な変革を迫る論争の書。新版への序文をあらたに訳出した決定版。
    謝辞/「ラウトリッジ・クラシックス」版のための序文 
    第一章 フェミニズム視点で芸術の歴史に踏みこむ イントロダクション  
    第二章 視線、声、権力 フェミニスト美術史学とマルクス主義  
    第三章 女性性(フェミニニティ)の空間とモダニティ  
    第四章 プレ・ラファエロ派文献における記号としての女 エリザベス・シダルはどう表現されたか  
    第五章 フォトエッセイ 女性性の記号  
    第六章 記号としての女 その精神分析的解読ーーロセッティの「美人画」は意味をもたないか?  
    第七章 一九七〇年代を検証する フェミニズム視点に立つ創作実践に見るセクシュアリティと表現ーーブレヒト的展望  
    旧版訳者あとがき/文庫版訳者あとがき/注/ポロック主要編著一覧/図版一覧/索引
  • 男性解放批評序説 フェミニズム・トランスジェンダー・メンズリブ
    • 杉田 俊介
    • ホーム社
    • ¥1980
    • 2025年09月26日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(1)
  • 男性特権にいかに向き合うか、「弱者男性」論は差別的か、自らの「痛み」を消さない男性学はあるかーー。
    著者が近年さまざまな媒体で発表した、フェミニズムやトランスジェンダー、そしてメンズリブなどジェンダーに関わる重要な考察を一冊にまとめた、著者初の男性学批評集。
    加害と疎外が複雑に絡み合う「男性問題」のジレンマを、丁寧に解きほぐす一冊。


    ◆目次◆
    はじめにーーこれからの男性解放批評のために
    【1】
    男が男を省みるーー加害性と疎外の複雑なねじれ
    「痛み」を消さない男性学を
    男性特権にいかに向き合うか
    澁谷知美+清田隆之編『どうして男はそうなんだろうか会議』を読む
    【2】
    私の性被害
    村上春樹『女のいない男たち』を読む
    村上春樹『街とその不確かな壁』を読む
    「真の弱者は男性」「女性をあてがえ」--ネットで盛り上がる「弱者男性」論は差別的か?
    インセルとは誰か?
    批評と男性性ーー男性解放批評に向けて
    渡部直己『子規的病牀批評序説』を読む
    松浦理英子と男性解放批評
    魯迅と暗黒男性批評
    トランスジェンダー/フェミニズム/メンズリブーー『笙野頼子発禁小説集』に寄せて
    日本的男性性とアパシーーー交差的な対抗運動のために
    【3】
    男性解放批評とは何か?--終わりに代えて
    あとがき


    ◆著者略歴◆
    杉田俊介 (すぎた しゅんすけ)
    1975年生まれ。批評家。『フリーターにとって「自由」とは何か』(人文書院)でデビュー。以後、文芸評論や労働・貧困問題について著述。著書に『非モテの品格』『マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か』(ともに集英社新書)、『男がつらい!』(ワニブックス)、『宮崎駿論』(NHKブックス)、『糖尿病の哲学』(作品社)など多数。差別問題を考える雑誌『対抗言論』(法政大学出版局)では編集委員を務める。
  • ポストフェミニズムの夢から醒めて
    • 菊地夏野
    • 青土社
    • ¥2640
    • 2025年09月11日頃
    • 在庫あり
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  • フェミニズムは終わらない、いや終わりようがない
    フェミニズムの終焉をかたる「ポストフェミニズム」の時代を経て、私たちは再びその盛り上がりに立ち会っているといわれる。だがそこで喧伝される「新しいフェミニズム」の実像と、その向かう先は果たしてどこまで理解されているだろうか。ネオリベラリズムと結託した「リーン・イン」や「女性活躍」の欺瞞を問い、セックスワーカーやトランスジェンダーへの差別、「慰安婦」問題などそこからこぼれ落ちるものにまなざしを向けることで、見えてくるものとは。フェミニズムをあきらめないための、たしかなる提言。
  • 戦争みたいな味がする
    • グレイス・M・チョー/石山 徳子
    • 集英社
    • ¥3080
    • 2025年07月25日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 4.5(5)
  • 戦争、移民、家族と食。朝鮮半島にルーツをもつ母娘の記憶から、現代社会の論点が浮き彫りになる。2021年全米図書賞ノンフィクション部門最終候補となった、コリア系アメリカ人社会学者が紡ぐ、珠玉の回想録。

    【目次】
    日本の読者への序文/凡例
    プロローグ
    第一章 戦争みたいな味がする
    第二章 アメリカン・ドリーム
    第三章 フレンドリー・シティ
    第四章 オンマ
    第五章 キムチ・ブルース
    第六章 マダム・マッシュルーム
    第七章 統合失調症起源
    第八章 ブラウン
    第九章 一月七日
    第一〇章 クラスト・ガール
    第一一章 いちどだけでは、愛ではない
    第一二章 オーキー
    第一三章 クイーンズ
    第一四章 亡霊たちをカウントする
    第一五章 チーズバーガーの季節
    原注/初出一覧/謝辞/訳者あとがき

    【著者プロフィール】グレイス・M・チョー (Grace M. Cho)/Tastes Like War: A Memoir『戦争みたいな味がするーーある思い出の記』(Feminist Press, 2021)は、2021年全米図書賞ノンフィクション部門最終候補作、2022年アジア・太平洋諸島系アメリカ人文学賞成人ノンフィクション部門受賞作。第一作Haunting the Korean Diaspora: Shame, Secrecy, and the Forgotten War『コリアン・ディアスポラにつきまとうものーー恥辱、秘密、忘れられた戦争』(University of Minnesota Press, 2008)は2010年、アメリカ社会学会より図書賞を受賞。The Nation、Catapult、The New Inquiry、Poem Memoir Story、Contexts、Gastronomica、Feminist Studies、Women’s Studies Quarterly、Qualitative Inquiry などに寄稿。ニューヨーク市立大学(CUNY)スタテンアイランド校、社会学・人類学教授。

    【訳者プロフィール】石山徳子(いしやま のりこ)/日本女子大学文学部英文学科卒業。ラトガース大学大学院地理学研究科博士課程修了(Ph.D. 地理学)。著書に、『米国先住民族と核廃棄物ーー環境正義をめぐる闘争』(明石書店、2004年、アメリカ学会清水博賞)、『「犠牲区域」のアメリカーー核開発と先住民族』(岩波書店、2020年、河合隼雄学芸賞)、共著に、『「ヘイト」に抗するアメリカ史ーーマジョリティを問い直す』(彩流社、2022年)、『野生の教養ーー飼いならされず、学び続ける』(法政大学出版局、2022年)、『野生の教養 II --一人に一つカオスがある』(法政大学出版局、2024年)など。明治大学政治経済学部・大学院教養デザイン研究科教授。
  • ネオリベラル・フェミニズムの誕生
    • キャサリン・ロッテンバーグ/河野 真太郎
    • 人文書院
    • ¥3080
    • 2025年06月26日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(1)
  • 「女性たちよ、働く母になり、バランスよく幸せに生きろ」

    20代ではキャリアを、30代では育児を。すべてが女性の肩にのしかかる「自己責任化」を促す、ネオリベラルなフェミニズムの出現とは? 果たしてそれはフェミニズムと呼べるのか? Facebookの元COOシェリル・サンドバーグやイヴァンカ・トランプらのエッセイ、マミー・ブログやドラマ等を分析し、若い女性たちに示される「幸せな」人生の選択肢とその隘路を問う。アメリカ・フェミニズムのいまを映し出す待望の邦訳。

    「教育があり階級上昇を志向する女性を総称的な人的資本へと完全に変換してしまうことに対して、ネオリベラル・フェミニズムはある種の対抗として機能していると理解されねばらない(…)。ネオリベラル・フェミニズムは、逆説的に、また直感に反するかたちで生殖=再生産を「上昇志向の」女性たちの規範的な人生の道筋の一部として保持し、バランスをその規範的な枠組みかつ究極の理念とすることによって、ネオリベラリズムを構成する本質的な矛盾の一つを解消する手助けをする。」(本文より)

    原著: Catherine Rottenberg, The Rise of Neoliberal Feminism, Oxford University Press 2018.

    ◎目次
    序 章 ネオリベラル時代のフェミニズム
    第1章 スーパーウーマンはいかにしてバランスを取ったのか
    第2章 ネオリベラル・フェミニスト
    第3章 ネオリベラルな未来性と総称的(ジェネリック)な人的資本
    第4章 バック・フロム・ザ・フューチャーーー「いまここ」にむかって
    第5章 フェミニズムの収斂(コンヴァージェンス)
    第6章 フェミニズムを取り戻す
    序 言
    謝 辞

    序 章 ネオリベラル時代のフェミニズム

    第1章 スーパーウーマンはいかにしてバランスを取ったのか

    第2章 ネオリベラル・フェミニスト

    第3章 ネオリベラルな未来性と総称的(ジェネリック)な人的資本

    第4章 バック・フロム・ザ・フューチャーーー「いまここ」にむかって

    第5章 フェミニズムの収斂(コンヴァージェンス)

    第6章 フェミニズムを取り戻す

    訳者解題

    文献一覧
    事項索引
  • とびこえる教室
    • 星野俊樹
    • 時事通信出版局
    • ¥1870
    • 2025年06月25日頃
    • 在庫あり
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  • 「『ふつう』って、いったい何なんだろう。」私はこれまでの人生で、何度この言葉をつぶやいてきたことでしょう。子どもの頃、スポーツが得意ではなく、部屋でテレビゲームをしたり、女の子とおしゃべりをしたり、交換日記を書いたりするのが好きでした。初めて恋をしたのは、同級生の男の子。文化系でインドア派だった私は、いわゆる「男子ノリ」にもなじめず、「男らしさ」とは縁遠い子どもでした。

    そんな私に対して、周囲の大人やクラスメイトは「男の子ならふつうは〜」と何度も言いました。大人になってからも、「社会人の男性ならふつうは〜」といった言葉が、日常のあちこちから聞こえてきます。それが今でも正直、息苦しい。私にとって「ふつう」という言葉は、定食屋の「ご飯ふつう盛り」くらいで十分なのに……。そんな「ふつう」との距離感を持ち続けてきた私は、大学卒業後、社会や学校が押しつける「ふつう」に揺さぶりをかけたいと考え、小学校の教師になりました。それが、20年前のことです。

    今では「多様性」や「ジェンダー」という言葉が広く知られるようになりました。もしかしたら、「もうジェンダー平等は達成されたのでは?」「女性や性的マイノリティへの差別はなくなったのでは?」と思う人もいるかもしれません。しかし、実際には日本のジェンダーギャップ指数は依然として低いままです。

    学校という場でも、「異性愛が当たり前」とされたり、「女らしさ」「男らしさ」に従うことが当然のように求められたりする状況は、今なお続いています。だからこそ、本書を通して、あらためて「ふつうって、何なんだろう?」と問いかけたいのです。

    子どもたちが、性別や環境に縛られず、自分らしく生きるにはどうすればいいのか。「ふつう」を押しつける社会のあり方を変え、ジェンダー平等を実現するために、どのような知識や視点が求められるのか。そして、教師として学校現場で何ができるのかーー。私はずっと、そうした問いを抱えながら、試行錯誤を繰り返してきました。本書では、私がこれまでの経験を通じて考えてきたことを、みなさんと共有したいと思います。(「はじめに」より)
    ■第1章 男らしさに苦しんだ子ども時代
    ■第2章 学問と出会い、世界の見え方が変わる
    ■第3章 教師になって気づいた学校の中の男性性
    ■第4章 私の教育実践ー「生と性の授業」
    ■第5章 「自分らしさの教育」から一歩先へ
  • ポスト構造主義フェミニズムとは何だったのか
    • 古川 直子
    • 京都大学学術出版会
    • ¥2420
    • 2025年06月25日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 3.0(3)
  • 性的マイノリティやフェミニズムというテーマについて、近年かつてないほど急速に社会的な関心が高まりつつある。その一方で、ポスト構造主義フェミニズムの台頭によって、社会的な性別であるジェンダーのみならず、生物学的な事実としてのセックスもまた社会的構築物でしかないという見方が出現している。本書はこれらの見解を批判的に考察し、その問題点を明らかにすることよって、セックス/ジェンダーの概念的枠組みを刷新することを目指す。
    序 章 はじめに

    第1章 「セックスもまたジェンダーである」のか?
    ーポスト構造主義フェミニズムにおけるジェンダー概念再考に向けて
    1 はじめに
    2 J・W・スコットによるジェンダーの再定義
    3 L・ニコルソンによる「生物学的基礎づけ主義」批判
    4 ポスト構造主義フェミニズムにおけるジェンダー概念の再評価

    第2章「セックス」はフィクションか?
    ーJ・バトラーとフランス唯物論フェミニズム
    1 はじめに
    2 「観念」としてのセックス
    3 バトラーによるウィティッグ読解の問題
    4 身体的差異の有徴化ーギヨマンの議論
    5 バトラーとギヨマンの比較
    6 おわりに

    第3章 性別二元論批判を問いなおす
    ー性別二元論批判は何を見落としてきたのか
    1 はじめに
    2 Kessler & McKennaによる性別二元論批判
    3 性別二元論批判の骨子
    4 セックスの連続性とジェンダーの二元性を対置することの陥穽
    5 セックスという分類は恣意的か?
    6 性別二元論批判が見落としてきたもの
    7 性別二元論の何が問題なのか
    8 おわりに

    第4章 「社会的につくられた性差」とは何の謂いか
    ーセックス/ジェンダーの区分を擁護する
    1 はじめに
    2 性差と性役割
    3 性差をめぐる似非科学主義
    4 「知」としてのジェンダー
    5 「生物学的ではない性差」
    6 社会通念が生み出す現実5
    7 おわりに

    第5章 バトラーはボーヴォワールをいかに誤読したか
    ー「規範としてのジェンダー」と「自由としてのジェンダー」
    1 はじめに
    2 バトラーによるボーヴォワール解釈
    3 「なる」と「つくられる」
    4 女性の「生成」をめぐって
    5 ジェンダーからの自由/ジェンダーへの自由
    6 規範としてのジェンダー/自由としてのジェンダー
    7 ジェンダーというタームにおける語義の反転
    8 おわりに

    第6章 「ジェンダーの複数化」か、「ジェンダーのない社会」か
    ーJ・バトラーとフランス唯物論フェミニズム
    1 はじめに
    2 文化による解釈/個人による解釈
    3 バトラーにおける二種類の規範
    4 「つねにすでに」の帰結
    5 ウィティッグをあえて誤読するバトラー
    6 性別二元論が問題なのか
    7 デルフィとバトラー
    8 おわりに

    終 章 ジェンダー/セクシュアリティ研究の枠組みを再構築する

    初出一覧
    あとがき
    参考文献
    索引(人名/事項)
  • 福祉権運動のアメリカ
    • 土屋 和代
    • 岩波書店
    • ¥3300
    • 2025年05月30日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • BLM運動の半世紀前、黒人のシングルマザーたちが生み出した福祉権運動は、世界で最も豊かな国アメリカにおける貧困に光を当て、「救済に値する貧困層」と「値しない貧困層」という二分法を突き崩し、人種とジェンダーの平等を追求した。黒人自由闘争と第二波フェミニズムの歴史に再考を迫る、黒人女性たちのラディカルな思想とは。
     主な略称一覧
     図表一覧

     序 章 福祉権という思想

    第一章 「世界に知らしめるときがきた」--福祉権運動の始まり
     1 「母親年金」から要扶養児童家族扶助(AFDC)へ
     2 福祉権運動の胎動
     3 「福祉権の聖歌」--受給者が紡ぎだす詩

    第二章 「仕事か福祉を!」--「貧困との戦い」と「貧困児童扶助を受給する名もなき母親たち」
     1 「天使の街」ロスアンジェルスにおける「貧困との戦い」
     2 「近隣成人参加事業」の展開
     3 「働ける者には十分な賃金を伴うまともな仕事を、働けない者には十分な福祉を」

    第三章 「ワークフェア」との闘いーー「就労奨励プログラム」をめぐって
     1 全米福祉権団体(NWRO)の結成と組織的特徴
     2 「就労奨励プログラム」と(再)貧困化
     3 「貧者の行進」
     4 黒人自由闘争と女性解放運動の狭間で

    第四章 「ゆたかな社会」における貧困を問うーー生存権と保証所得
     1 公民権運動から福祉権運動へーー衣食住をめぐる闘争
     2 保証所得をめぐる相克
     3 「ニクソン計画の増額を!」から「FAPをぶっ潰せ!」へーーNWROと家族支援計画

    第五章 誰の〈身体〉か?--福祉権運動と性と生殖をめぐる政治
     1 「福祉の爆発」と強制不妊手術
     2 レルフ姉妹の裁判
     3 黒人の「組織的集団虐殺」か?
     4 「鍵となる言葉は「選択の自由」である」

    第六章 全米福祉権団体の解体ーー「反福祉のイデオロギー」
     1 軋轢の足音ーー全米福祉権団体(NWRO)における「対立」の構図
     2 ベトナム反戦運動、「ネヴァダ作戦」、「生存のための子どもの行進」
     3 「福祉は女性に関わる問題である」--事務局長ワイリーの辞任と「女性団体」としてのNWRO

    終 章 「福祉」の解体と新たな運動の始まり

     初出一覧
     あとがき

     註
     参考文献
     人名索引
  • 反乱は続いている
    • ファニー・アンビョーンソン/シーリ・アンビョーンソン/エンマ・ヤンケ/マリーア・ヨーンソン/エリーカ・ソーレンソン/よこの なな
    • 花伝社
    • ¥2530
    • 2025年05月26日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
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  • “誰もが生きやすい国”をめざして、
    長い長い、道のりがあった

    世界一の「平等の国」といわれるスウェーデン。この国に生きた女性たちは、家事、仕事、育児、それから人間関係のいくつもの困難に、どう向き合い、乗り越えてきたのだろうーー国を超え、世代を超えて引き継がれる、「思いやりと工夫」の知恵、そして「反乱と変革」を続けていくための実践がつまった、全ての生活者におくる「生き方」集。

    スウェーデン発、3世代の女性たちの
    話したかったこと、話せなかったこと
    まえがき

    《娘たち》
    わたしたちは娘たち
    フェミニズムってなに?
    かわいそうな女子じゃないから
    おしゃべり
    廊下をめぐる闘い
    あまり人間らしくない
    怒り
    だれかが最初に行かなくちゃいけないでしょ!
    ふたつの性をもつものたちを乗せたバス
    やかましくて生意気でいるか、それとも、かわいく満足させるか?

    《母親たち》
    あなたたちはお母さんたち
    フェミニズムってなに?
    上司が掃除しているのを見たとき
    性の革命なるものを追いかけて
    戦闘力の高いグンローグ
    ある保育園児からお母さんへ
    おしゃべり
    空を飛びまわる

    《祖母たち》
    あなたたちはおばあちゃんたち
    フェミニズムってなに?
    おしゃべり
    心の中ではわかっている
    ある革命的な考え
    家事アシスタント
    そう、わたしは女中になったのさ


    訳者あとがき
    推薦図書
    執筆者一覧と担当
  • 誰も踏みにじらない未来のためのフェミニズム
    • キム・ウンシル
    • 梨の木舎
    • ¥2200
    • 2025年05月23日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 5.0(3)
  • コロナ禍があぶり出したのは、もともとそこにあった不公正だった。

    ケア労働、職業格差、デジタル性犯罪、性的マイノリティ差別ーー。
    韓国のフェミニスト13人が、長年見過ごされてきた「誰かを搾取することで成り立つ社会」の歪みに切り込み、ケア・共存・共生を軸とした、「誰も踏みにじらない未来」を提言する。
    【目次】
    日本語版出版に寄せて
    韓国語版序文 パンデミックと新自由主義を乗り越えるフェミニズムを模索しながら
    本編を読む前に知っておきたいできごと

    PART1  誰が「女性」なのか?
    01 私は女じゃないんですか?
     「女性とは誰か」をめぐるフェミニズム論争_キム・ウンシル

    02 女性は潜在的な被害者なのか?
     「無害な存在」というイデオロギーを超えて_クォンキム・ヒョンヨン

    03 対抗的公共性
     マジョリティに対抗する開かれた場としての女子大を目指して_キム・ヨンオク

    04 フェミニズムとトランスジェンダーが手を取り合う未来
      つながり拡がるフェミニズム運動を夢みて_ソン・ヒジョン

    PART2 フェミニズムが構想するポストコロナ社会とは?
    05 コロナの不平等
      資本と男性中心の解決策に抵抗する_キム・ヒョンミ

    06 パンデミックと女性労働者
      最前線で闘う人々のために_シン・ギョンア

    07 感染症と弱者のフェミニズム
      不安と向き合うためのより良い方法を考える_チョン・ヒギョン

    08 防疫監視社会のキスとセックス
      「正常」を強制する社会で性的マイノリティの自由を擁護する_チェ・ヒョンスク

    09 フェミニスト・グリーン・ニューディール
      コロナ禍と断絶を乗り越えるための方法_チャンイ・ジョンス

    PART3 新自由主義的フェミニズムを超えて
    10 n番部屋は新種の犯罪なの?
      顔のジェンダー政治_キム・チュヒ

    11 安全の商品化とフェミニズム
      被害と安全に対するフェミニズムからの問い_ミン・ガヨン

    12 「悪いフェミニスト」の政治学
      「パイ」の分配を超えて、より多くの連帯へ_イ・ヒョンジェ

    13 フェミニズムの大衆化を再考する
      女性の個人化のジレンマ_チョン・ヒジン

    解説「脱植民地化とインターセクショナル・フェミニズム」梁・永山聡子
    訳者あとがき
    本編に登場する主な人物紹介
    現代の韓国フェミニズム年表 主なできごと
  • お寺に嫁いだ私がフェミニズムに出会って考えたこと
    • 森山 りんこ
    • 地平社
    • ¥1980
    • 2025年04月21日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(1)
  • 「救い」は仏様でなくフェミニズムがくれた

    「お寺のおくさん」は献身して当たり前? お坊さんと結婚して飛び込んだ仏教界は違和感だらけ。モヤモヤの日々に救いをくれたのは仏様よりもフェミニズムだった。日本のお寺の持続可能性を問いかける当事者エッセイ。

    推薦:深沢潮さん(作家)
    初めて眼鏡をかけたとき、視界がはっきりとして、世界が明るくなった。
    一方、影にも気づくようになった。
    フェミニズムは眼鏡のようなものだと思う。
    自尊心を回復させてくれて、心が晴れ晴れとすると同時に、
    理不尽な構造を知り、苦しくなる。
    「寺族」という言葉を知らなかった。
    なんという男性都合のシステムか。
    足元からお寺の矛盾を見つめ直す森山りんこさんのように、
    私たちも目を凝らしたい。
    1章 私が「お寺のおくさん」になるまで
    Before 寺/「結婚」が始まる/二人の、ではなく寺の結婚式/何を着たものか……/信仰心は誰のもの?/お寺での日常/自分の職業がわからない/心のバランスが崩れてしまった/お寺の運営講座を受けてみた

    2章 「私」に帰る
    モヤモヤの正体/家のふりをした宗教組織/私が失っていたもの/「お寺のおくさん」 への日々/二度目のグリーフケア/前進/お寺のブログ/語学で広がった世界/「ただの私」になると決めた


    3章 フェミニズムが教えてくれたこと
    ジェンダーギャップ指数なるものを知ってしまった/フェミニズムと私/答え合わせ/母のこと/寺での子育て/「お母さんの請求書」/妻は無能力者?/妻たちをこれ以上利用するな

    特別対談 仏教界のジェンダー平等とお寺のこれから 西永亜紀子 × 森山りんこ
  • 部落フェミニズム
    • 熊本理抄/藤岡美恵子/宮前千雅子/福岡ともみ/石地かおる/のぴこ
    • エトセトラブックス
    • ¥2640
    • 2025年03月24日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 4.0(6)
  • ないものとされてきた存在を可視化する、
    部落女性9人による実践と思想。

    婦人水平社100年の姉妹たちの歴史、レイシズムとしての部落差別、識字文集、聞き取り、自立生活運動、フェミニスト・カウンセリング、部落解放運動、在日朝鮮人運動、障害者運動、反差別運動、むらの「食」の記憶、地域・コミュニティ……
    被差別部落をルーツに持つ女性たちが、それぞれの研究や活動現場から「部落」を語り直す、これまでになかったフェミニズムの書。
    編者まえがき
    第1章 部落女性の「不可視化」とフェミニズム──レイシズムとしての無関心 /藤岡美恵子
    第2章 祖母、母、わたしと婦人水平社の姉妹たち/宮前千雅子
    第3章 私から、われわれ、そして私へとつながる物語/福岡ともみ
    第4章 私が生きのびるための思想・生活・運動/石地かおる(聞き手:のぴこ+川崎那恵)
    第5章 私たちはここにいる/のぴこ
    第6章 「食」の記憶に浮かびあがる部落女性たち──ある皮なめしのムラの聞き取りから/瀬戸徐映里奈
    第7章 地域・コミュニティにとって「当事者」とは誰か?/坂東希
    第8章 私たちが部落を語るために──部落に生きる者たちの系譜/川崎那恵
    第9章 不可視化への歴史的抵抗、主体と権利の奪還/熊本理抄
    あとがきにかえた謝辞
  • ジョアン・アシュレイのフェミニスト看護論
    • ジョアン・アシュレイ/中木高夫
    • 看護の科学新社
    • ¥3080
    • 2025年03月20日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • ◎ヘルスケアを改善しようと試みたアメリカの看護師たちの歴史をフェミニズムの視点から紐解く

    ◎「ヘルスケアが国の重大事であるのなら,国は,病院やその他の場所で看護ケアを提供している女性たちの地位について関心を持つようにならなければならない」

    ◎「ヘルスケアを改善しようと試みた女性たち,すなわち看護師たちが直面した困難が公的に認識されることで,どのようにしてパターナリズムが,道徳的に弁解の余地がなく,社会的に損害をもたらし,深刻かつ組織的な不正を女性たちにもたらしてきたかということについての理解が深まる」(著者によるまえがきより)
    第1章 学校としての病院

    第2章 徒弟制度というビジネス

    第3章 看護学生は学生なのか? それとも労働者なのか?

    第4章 病人のための家政婦

    第5章 病院家族のなかの性差別

    第6章 行動と反応

    第7章 看護とヘルスケア

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