キリスト教神学とレズビアン・スタディーズが切り結ぶセクシュアリティ研究の新たな地平。『福音と世界』好評連載に大幅な加筆修正。当事者であること、他者と連なること、現場にふみとどまることから見えてくる生き延びるための思想。
レズビアンである「彼女たちのストーリー」において示唆されていた問題意識を、女性学・ジェンダー研究、セクシュアリティ研究、クィア理論で取り組まれている課題と接続し、「時代遅れ」なものとして見過ごされてきた「彼女たちのストーリー」の新たな「読み」を提示する。
幼なじみ、旅先での出会い、姉と妹。言えなかった思い、ためらいと勇気……見えにくいけど確実に紡がれてきた「ありのままの」彼女たちの物語。多くのツイートに応え待望の再刊!
<目次>
マーサの愛しい女主人 セアラ・オーン・ジュエット
ライラックの花 ケイト・ショパン
トミーに感傷は似合わない ウィラ・キャザー
シラサギ セアラ・オーン・ジュエット
しなやかな愛 キャサリン・マンスフィールド
ネリー・ディーンの歓び ウィラ・キャザー
至福 キャサリン・マンスフィールド
エイダ ガートルード・スタイン
ミス・オグルヴィの目覚め ラドクリフ・ホール
存在の瞬間ーー「スレイターのピンは役立たず」 ヴァージニア・ウルフ
ミス・ファーとミス・スキーン ガートルード・スタイン
無化 デューナ・バーンズ
外から見た女子学寮 ヴァージニア・ウルフ
女どうしのふたり連れ ヘンリー・ヘンデル・リチャードスン
あんなふうに カースン・マッカラーズ
なにもかも素敵 ジェイン・ボウルズ
空白のページ イサク・ディーネセン
解説 利根川真紀
マーサの愛しい女主人 セアラ・オーン・ジュエット
ライラックの花 ケイト・ショパン
トミーに感傷は似合わない ウィラ・キャザー
シラサギ セアラ・オーン・ジュエット
しなやかな愛 キャサリン・マンスフィールド
ネリー・ディーンの歓び ウィラ・キャザー
至福 キャサリン・マンスフィールド
エイダ ガートルード・スタイン
ミス・オグルヴィの目覚め ラドクリフ・ホール
存在の瞬間ーー「スレイターのピンは役立たず」 ヴァージニア・ウルフ
ミス・ファーとミス・スキーン ガートルード・スタイン
無化 デューナ・バーンズ
外から見た女子学寮 ヴァージニア・ウルフ
女どうしのふたり連れ ヘンリー・ヘンデル・リチャードスン
あんなふうに カースン・マッカラーズ
なにもかも素敵 ジェイン・ボウルズ
空白のページ イサク・ディーネセン
解説 利根川真紀
19世紀〜現代までの英米カナダ文学作品にみる
「レズビアン表象」の変遷、レズビアン文学ブックガイド!
『赤毛のアン』『キャロル』『カラー・パープル』
『めぐりあう時間たち』『半身』等の作品論のほか、
コラムとして、映画のアダプテーションやエポック・メイキング小説も
取り上げ、英米カナダのレズビアン文学を紹介します。
「主要レズビアン小説選書リスト(1816〜2019)」付。
【取り上げる主な作品】
コールリッジ「クリスタベル」/モンゴメリ『赤毛のアン』
ハイスミス『キャロル』/ウォーカー『カラー・パープル』
フラッグ『フライド・グリーン・トマト』
マーラット「母親語で物思う」
マクドナルド『おやすみデズデモーナ(おはようジュリエット)』
ケイ『トランペット』/カニンガム『めぐりあう時間たち』
ウォーターズ『半身』
【取り上げる主な映画】
『バンパイア・ラヴァーズ』/『赤毛のアン』/『噂の二人』
『カラー・パープル』/『フライド・グリーン・トマト』
『オルランド』/『アルバート氏の人生』/『めぐりあう時間たち』
『アフィニティ』/『お嬢さん』
序章 レズビアン文学批評概観
第1章 怪物としてのレズビアン
第2章 女同士の友情
第3章 レズビアンの自認
第4章 レズビアン的繋がり
第5章 レズビアン・リアリティを創る言語
第6章 クィアなパフォーマンス
第7章 レズビアン・アダプテーション
第8章 レズビアン・ミステリー
それぞれの思春期、周囲との軋轢と孤独そして運命の出会いから試練多きプロポーズを経て、TDR史上初の同性結婚式へとー。二人の軌跡のすべてを、繊細かつビビッドに描く初にして唯一の、コミックエッセイ!
ジェンダー、セクシュアリティの現在を問う画期的アンソロジー!映画に描かれたレズビアン・ゲイ・クィア・イメージを読み解く。
辻村深月氏、絶賛!
「40代を漂流する私たちに贈られた、魂の名著だと思います」
能町みね子氏、爆笑!
「この漫画、めっちゃおもしろいのに一言でまとめづらいわ〜。私ら、まとめられたくない人生だからしょうがないよな! エッセイ漫画のニューノーマルとでも言っとくわ!」
人生の半分以上、沼にはまり続けて20年。
アラフォー、独身、実家暮らしの漫画家・竹内佐千子が、輝かない日常を綴るコミックエッセイ。
不惑を迎えるはずの身にふりかかる、推しの結婚、お金や健康問題、親の介護や自身の老後への不安……。
オタクにも非オタにもあまりにも切実すぎる、全アラフォー必読の書!
【目次】
はじめに
第1話 「推し」が結婚するそうです
第2話 忘れられたレズビアン
第3話 実家で暮らし続ける女
第4話 あつまれ! 農民の沼
第5話 蘇らない、オタク
第6話 アングリー・アンチエイジング
第7話 お金で幸せが買えるなら
第8話 私をオタクと呼ばないで
第9話 老女たちの桃源郷
第10話 あの頃の未来に立ててなくても
最終話 さようなら、全てのアラフォーオタク
オタクの履歴書インタビュー
あとがき(みんなへ)
【著者プロフィール】
竹内佐千子 (たけうち・さちこ)
漫画家。おっかけ対象が男子で恋愛対象が女子のレズビアン。
自身の恋愛体験を描いたコミックエッセイをはじめ、おっかけ、腐女子、などをテーマにしたコミックエッセイを描き続け、最近はストーリー漫画も描いている。
近著に『赤ちゃん本部長(1)〜(3)』(講談社)、『これからは、イケメンのことだけ考えて生きていく。』(ぶんか社)などがある。
セクシュアリティはすべての人の中にある。ただ、それと本当に向き合える人は少ない。ノンフィクション作家が瑞々しい感性で描くもうひとつの幸せのかたち。