それぞれの思春期、周囲との軋轢と孤独そして運命の出会いから試練多きプロポーズを経て、TDR史上初の同性結婚式へとー。二人の軌跡のすべてを、繊細かつビビッドに描く初にして唯一の、コミックエッセイ!
1章 不吉な予感/不安な気持ち
2章 プロポーズまでの遠い道のり
3章 ハッピー・バースデー、エブリワン
4章 レズビアン的日常
かつて同性愛を病気とみなす偏見の時代があった。
そんな偏見のために、同性愛者は今でも病院に行くのをためらうことがある。
この本を読み、学ぶ看護職が増えれば、病院にももっと行きやすくなるだろう。
レズビアンの健康とは、ケアとは、そして必要な看護とは何か。
理論と実践を架橋する最前線の研究書。
1 レズビアンヘルス研究の検討
1 レズビアンヘルス・バイセクシュアル女性を捉える視点
2 レズビアンと医療者の関係
3 患者とケアギバーの相互作用
2 レズビアンヘルスにおける事例分析
1 事例紹介
2 レズビアン・バイセクシュアル女性の健康に関する経験
3 医療者が患者への態度形成した経験
4 レズビアン・バイセクシュアル女性である患者と医療者の相互作業の構成要素
3 パラダイム・ケースーあるレズビアンの患者とそのパートナー、医療者たちの語りー
1 医療機関での患者とパートナー
2 言葉によるカミング・アウトはしていない
3 ここにあったのは、ただ同じ目線
4 レズビアン・バイセクシュアル女性が健康を維持する仕組みとは
1 相互作用を生み出す人びとの共通性
2 レズビアン・バイセクシュアル女性のパーソナルネットワーク
3 医療機関での患者のカミング・アウト
4 看護論からみるレズビアン・バイセクシュアル女性へのケア
5 レズビアン・バイセクシュアル女性に関する相互作用モデル
6 研究の限界と今後の課題
レズビアンヘルス研究の方法
1 データ取集方法
2 分析方法
3 倫理的配慮
あとがき
資料(倫理審査提出書類)
文献リスト
ジェンダー、セクシュアリティの現在を問う画期的アンソロジー!映画に描かれたレズビアン・ゲイ・クィア・イメージを読み解く。
ーー 生きがたさへの、怒り
「わたしは、使い古された言葉「アイデンティティ」のなかに、その限界だけでなく、未完の可能性をみつけだしてみたい。
というのは、わたしの日常でみえる光景は、生きがたさにしても、そこから生み出される自己肯定の低さにしても、いまだ解決などとは、ほど遠いからだ。
とくに、わたし自身がこだわってきたレズビアン(たち)をめぐる〈アイデンティティーズ〉の可能性について、えがいてみたい。」
キリスト教神学とレズビアン・スタディーズが切り結ぶセクシュアリティ研究の新たな地平。『福音と世界』好評連載に大幅な加筆修正。当事者であること、他者と連なること、現場にふみとどまることから見えてくる生き延びるための思想。
33人が同居するシェアハウスにやってきた、とってもかわいい女の子。 彼女の名は牧村朝子、通称「まきむぅ」。職業はタレント。 ある日彼女はこう言った。 「私、早く彼女が欲しいな〜」 そう、彼女は「レズビアン」だったのだ。 やがて“運命の人”森ガ(フランス人)と出会ったまきむぅ。 なんとフランスで「結婚」までするそうな!? 幸せいっぱいに見えるふたり、でもその過程には当然悲喜こもごもが……。 元同居人みきによる、独断と偏見と愛に満ちた(?)恋愛観察日記。 牧村朝子公式ブログで人気を博した連載漫画の書き下ろし書
レズビアンである「彼女たちのストーリー」において示唆されていた問題意識を、女性学・ジェンダー研究、セクシュアリティ研究、クィア理論で取り組まれている課題と接続し、「時代遅れ」なものとして見過ごされてきた「彼女たちのストーリー」の新たな「読み」を提示する。
レズビアンたちによる「彼女たちの歴史(ハーストーリーズ)」から、
トラウマ理論を組み立て直す
精神医療や、奴隷制、ホロコーストなどの公的惨事の歴史において、私的とされ、あるいは過度に病理化され不可視化されてきた、日常のなかのネガティヴな感情や性的トラウマ。ブッチ/フェム、ディアスポラ、エイズ・アクティヴィズムや癒しをめぐるレズビアン文化の多様で固有なテクスト・実践から、語られえないトラウマ、断片的ではかない記憶や感覚を拾い集め、トラウマ概念の再定義、そして未来のための新たな対抗的公共圏の創造を探求する。
小説、詩、エッセイ、回想録(メモワール)、ヴィデオ、映画、写真、パフォーマンス、インタビュー……さまざまな文化的テクストをもとにトラウマへの非臨床的アプローチの可能性を描いた2000年代初期クィア文化研究の意欲作。
日本語版への序文
謝辞
序章
第一章 クィア・トラウマの日常生活
第二章 トラウマと触覚ーーブッチ/フェムのセクシュアリティ
第三章 性的トラウマ/クィアな記憶ーーインセスト、レズビアニズム、癒しの文化
第四章 トランスナショナルなトラウマとクィア・ディアスポラ的な公共性
第五章 エイズ・アクティヴィズムと公的感情ーーACT UPのレズビアンたちの記録
第六章 トラウマの遺産、アクティヴィズムの遺産ーー喪と闘争性再訪
第七章 レズビアンの感情のアーカイヴにて
エピローグ
付記ーーインタビューについて
フィルモグラフィー
訳者あとがき
索引
参考文献
注
幼なじみ、旅先での出会い、姉と妹。言えなかった思い、ためらいと勇気……見えにくいけど確実に紡がれてきた「ありのままの」彼女たちの物語。多くのツイートに応え待望の再刊!
<目次>
マーサの愛しい女主人 セアラ・オーン・ジュエット
ライラックの花 ケイト・ショパン
トミーに感傷は似合わない ウィラ・キャザー
シラサギ セアラ・オーン・ジュエット
しなやかな愛 キャサリン・マンスフィールド
ネリー・ディーンの歓び ウィラ・キャザー
至福 キャサリン・マンスフィールド
エイダ ガートルード・スタイン
ミス・オグルヴィの目覚め ラドクリフ・ホール
存在の瞬間ーー「スレイターのピンは役立たず」 ヴァージニア・ウルフ
ミス・ファーとミス・スキーン ガートルード・スタイン
無化 デューナ・バーンズ
外から見た女子学寮 ヴァージニア・ウルフ
女どうしのふたり連れ ヘンリー・ヘンデル・リチャードスン
あんなふうに カースン・マッカラーズ
なにもかも素敵 ジェイン・ボウルズ
空白のページ イサク・ディーネセン
解説 利根川真紀
マーサの愛しい女主人 セアラ・オーン・ジュエット
ライラックの花 ケイト・ショパン
トミーに感傷は似合わない ウィラ・キャザー
シラサギ セアラ・オーン・ジュエット
しなやかな愛 キャサリン・マンスフィールド
ネリー・ディーンの歓び ウィラ・キャザー
至福 キャサリン・マンスフィールド
エイダ ガートルード・スタイン
ミス・オグルヴィの目覚め ラドクリフ・ホール
存在の瞬間ーー「スレイターのピンは役立たず」 ヴァージニア・ウルフ
ミス・ファーとミス・スキーン ガートルード・スタイン
無化 デューナ・バーンズ
外から見た女子学寮 ヴァージニア・ウルフ
女どうしのふたり連れ ヘンリー・ヘンデル・リチャードスン
あんなふうに カースン・マッカラーズ
なにもかも素敵 ジェイン・ボウルズ
空白のページ イサク・ディーネセン
解説 利根川真紀
アメリカきってのレズビアン・エキスパートが描く、レズvsヘテロ論戦、ディルド(張型)論争から性愛技術の細微まで。
19世紀〜現代までの英米カナダ文学作品にみる
「レズビアン表象」の変遷、レズビアン文学ブックガイド!
『赤毛のアン』『キャロル』『カラー・パープル』
『めぐりあう時間たち』『半身』等の作品論のほか、
コラムとして、映画のアダプテーションやエポック・メイキング小説も
取り上げ、英米カナダのレズビアン文学を紹介します。
「主要レズビアン小説選書リスト(1816〜2019)」付。
【取り上げる主な作品】
コールリッジ「クリスタベル」/モンゴメリ『赤毛のアン』
ハイスミス『キャロル』/ウォーカー『カラー・パープル』
フラッグ『フライド・グリーン・トマト』
マーラット「母親語で物思う」
マクドナルド『おやすみデズデモーナ(おはようジュリエット)』
ケイ『トランペット』/カニンガム『めぐりあう時間たち』
ウォーターズ『半身』
【取り上げる主な映画】
『バンパイア・ラヴァーズ』/『赤毛のアン』/『噂の二人』
『カラー・パープル』/『フライド・グリーン・トマト』
『オルランド』/『アルバート氏の人生』/『めぐりあう時間たち』
『アフィニティ』/『お嬢さん』
序章 レズビアン文学批評概観
第1章 怪物としてのレズビアン
第2章 女同士の友情
第3章 レズビアンの自認
第4章 レズビアン的繋がり
第5章 レズビアン・リアリティを創る言語
第6章 クィアなパフォーマンス
第7章 レズビアン・アダプテーション
第8章 レズビアン・ミステリー
辻村深月氏、絶賛!
「40代を漂流する私たちに贈られた、魂の名著だと思います」
能町みね子氏、爆笑!
「この漫画、めっちゃおもしろいのに一言でまとめづらいわ〜。私ら、まとめられたくない人生だからしょうがないよな! エッセイ漫画のニューノーマルとでも言っとくわ!」
人生の半分以上、沼にはまり続けて20年。
アラフォー、独身、実家暮らしの漫画家・竹内佐千子が、輝かない日常を綴るコミックエッセイ。
不惑を迎えるはずの身にふりかかる、推しの結婚、お金や健康問題、親の介護や自身の老後への不安……。
オタクにも非オタにもあまりにも切実すぎる、全アラフォー必読の書!
【目次】
はじめに
第1話 「推し」が結婚するそうです
第2話 忘れられたレズビアン
第3話 実家で暮らし続ける女
第4話 あつまれ! 農民の沼
第5話 蘇らない、オタク
第6話 アングリー・アンチエイジング
第7話 お金で幸せが買えるなら
第8話 私をオタクと呼ばないで
第9話 老女たちの桃源郷
第10話 あの頃の未来に立ててなくても
最終話 さようなら、全てのアラフォーオタク
オタクの履歴書インタビュー
あとがき(みんなへ)
【著者プロフィール】
竹内佐千子 (たけうち・さちこ)
漫画家。おっかけ対象が男子で恋愛対象が女子のレズビアン。
自身の恋愛体験を描いたコミックエッセイをはじめ、おっかけ、腐女子、などをテーマにしたコミックエッセイを描き続け、最近はストーリー漫画も描いている。
近著に『赤ちゃん本部長(1)〜(3)』(講談社)、『これからは、イケメンのことだけ考えて生きていく。』(ぶんか社)などがある。
今回のテーマは、今、ブームのきざしを見せる「レズビアン」。しかも、上村ケイ・地球丸花子・村上慶子という、押しも押されぬAV界の売れっ子女優の大競演。快感に喘ぐ女と女のいやらしい恥態が全ページ詰まっています。