西洋古典学の大家が、文学・美術・法文献を徹底的に調べあげ、同性愛の道徳・美的感覚から具体的作法までに迫った記念碑的名著。解説 栗原麻子
いまだに「普通ではない」という目を向けられがちな同性愛だが、実は、地球上の生物の間では、同性愛はまったく珍しくない。
実に1,500種を超える動物で、同性間の性行動が観察されているからだ。
しかし、なぜ、子どもを残さないはずの同性間性行動がこれほど盛んなのだろうか?
どうして、ヒトの社会では同性愛が抑圧されてきたのだろうか?
ジェンダーかセックスかという既存の枠組みを超え、性の多様性の本当の意味を明らかにする。
目次
はじめにーー「ジェンダー」を生物学に取り込む
Part1 同性愛でいっぱいの地球
自然界の同性愛者たち/鳥の同性カップルは子育てもする/揺らぐダーウィニズム?/同性間性行動と「性的指向」としての同性愛/ボノボはけっこうアマゾネス/イルカ─若衆宿と、義兄弟の契り/ゾウ─念者と若衆/一夫一妻の進化史/ペア・ボンドは雌雄の間で進化したのか/コウモリの豊かな性生活/稚児を持つテンジクネズミ/ローレンツのガンの同性カップル/繁殖に結びつかない性行動は珍しくない/シカと交尾するニホンザル/ほか
Part2 ヒトの同性愛を生物学から探る
「同性愛者」の誕生/生物やヒトの両性性を示す/性を決めるのは染色体か、ホルモンか/進化理論による宗教的自然観の破壊/ゴールトンと優生学/優生学の惨禍と没落/ゲイやトランスジェンダーになるのは親の育て方のせい?/生得的な方向付けの追及へ/利己的な遺伝子/ほか
Part3 生物学的説明の限界
同性愛の進化的な説明/遺伝子による行動の説明は難しい/ゲイ遺伝子を追え!/行動遺伝学いまむかし/ホルモンによる性の両義性説と行き詰まり/ジェンダー=社会的な性、という定義は妥当か?/雌雄二元論ではない生物学への試み/性的指向と性自認それぞれに対応する神経核/ほか
Part4 ジェンダーの生物学
一つの性に複数の性役割が存在する/一生の間で性役割が変わる/脊椎動物も性転換する/性役割の揺らぎ/性決定の方式も進化の途上/オスの精子で遺伝子組み換えをするサラマンダー/両性具有的なブチハイエナ/性の曖昧さと神聖さ/ほか
Part5 ヒューマン・ユニバーサルな同性愛
男女間の恋愛は、文化現象か生物学的な普遍性があるのか/異性愛の恋愛歌よりも古い、性別越境文化の遺物/男性同性愛が当たり前の古代ギリシアとローマ/キリスト教に攻撃されたキュベレー/キリスト教と同性愛の共存/同性愛の冬の時代/不寛容はイスラム社会への対抗?/日本の古層より/ほか
Part6 宗教戦争としてのホモフォビア・トランスフォビア
生物学的なベースは、セックスではなくジェンダー/性淘汰ではなく社会淘汰/なぜヒトの社会で同性愛が忌避されるようになったのか/ほか
Part7 多様性は繁栄への途
シリコン・ヴァレーは多様性でいっぱい?/日本の歴史的ギフテッド─三島由紀夫と南方熊楠/天才はいいことばかりじゃない/ほか
まとめーー「おわりに」にかえて
引用文献
「同性愛者」--この言葉にひそむ、愛と闘いの歴史
あなたは「同性愛者」という言葉が、どのようにつくられたかご存じですか? 実はこの言葉は、とある二人の友情の物語からうまれました。その後、同性愛者とされた人たちは、時に罪人に、時に病人にされ、様々なかたちで「罰」を与えられ、「治療」をされるようになっていきます。そしてそれは、今も……。さあ、150年前からはじまった、同性愛者という言葉とそれに翻弄されてきた人たちのドラマを、一緒にひもといていきましょう。この本には、悲しい話も、笑っちゃうような話もまとめて盛り込みました。誰もが快適に過ごせる未来のため、ふりかえってみませんか。私たち人間を振り分けた、「同性愛者」という言葉の過去を。
自分への愛、家族への愛、人間への愛、恋愛、性愛、同性への愛、仕事への愛……。
人はさまざまな「愛」を心に抱きながら生きている。
だが、愛のかたちやありかたは時代や社会、民族によって変わるもの。
これが正しい愛だという定義もなければ、許されない愛もない。
豊かで喜びにあふれる愛にめぐりあうにはどうすればいいのか。
自分だけの愛のかたちやありかたは、どうやって見出すものなのか。
人生に不可欠な12種類の愛について、著者ならではの視点で語った愛のガイドブック。
近代以降、同性愛は文学の中でどのように表現されてきたのだろうか?
BL、百合という文脈で語られると共に、一方でLGBTQを考えるための文学としても着目されている同性愛文学。
森鷗外、三島由紀夫、田村俊子、吉屋信子ら近代文学の作家から、松浦理英子、吉田修一、山崎ナオコーラ、村田沙耶香、綿矢りさら現在進行形の作家まで紹介し、明治から平成までの文学史の一側面に光を当てた一冊。
はじめに 同性愛をめぐる二つの「自由」
序章 問題と方法ー日本の同性愛文学と「LGBT」
第一章 「同性愛者」以前
第二章 「同性愛者」の誕生ー三島由紀夫という分水嶺とその後
第三章 女性同性愛の文学
第四章 間奏 稲垣足穂と森茉莉ー二つの抽象
第五章 同性愛文学の現在、あるいは「同性愛者」後の同性愛文学の可能性
終章 新たな「自由」へ
おわりに
日本は同性愛者に寛容というのは本当だろうか。なぜ「見えない」存在なのか。エイズ問題や公共施設の利用拒否事件、ある殺人事件などを題材にしながら、異性愛社会に染み付いたホモフォビア(同性愛嫌悪)の諸相を描き出す。また、同性愛者が肯定的に生きていくための取り組みも紹介。同性愛者から見た、もうひとつの日本社会論。
腐敗させて支配する。闇の支配者は、あなたのSEXを狙っている。
子どもを性的満足の対象とする一切の行為は性的虐待であり,犯罪である。子どもポルノ・買春・性目的の人身売買は国際的に禁じられている。ところがデンマークには世界で唯一,合法の『児童性愛者愛好者協会』がある。〈結社の自由〉のもとに子どもとのセックスを世界中で合法化しようと「活動」を続ける男たち──。その実態を報道すべく,自ら児童性愛者を装って協会に潜入した若きジャーナリストの告発ドキュメント。会員たちによる子どもへの性犯罪の実態は2000 年にテレビ放映され,世界中を震撼させた。「ユネスコ子ども人権賞」受賞。解説:梁石日
[商品について]
ー同性愛と同性婚に関する正しい認識と選択のためにー
現在、全世界で議論の対象となっている同性愛と同性婚の問題において、同性愛は生まれつきで先天的な性的指向である故に同性婚も社会的に容認され法制化すべき人権の問題であるという論調が見られる。本書では、現代社会が直面する普遍的なこの問題について、海外で研究発表され同性愛問題の研究者たちが共有している事実と、元同性愛者たちからの証言をもとに、多くの人たちが知らない同性愛と同性婚の真相について述べると共に、同性愛と同性婚が果たして人類社会にどのような弊害をもたらすものかを同性婚が合法化された国家で起きた事例から検証しようと試みた作品である。今や避けて通ることができないこの重大な問題について深い関心を寄せ、各個人の思い込みや感情論ではなく、客観的な科学的な事実や社会的な事実をもとに、正しい認識を共有するための一書として、示唆に富む内容となっている。
[目次]
1. はじめに
2. 同性愛
民主主義国と性的少数者
日本での性的少数者を取り巻く雰囲気
「LGBTQ」と「同性愛」とは何か
同性愛擁護者が同性愛について主張していることは何か
同性愛者について多くの人が誤解していること
同性愛者に関する歪曲された研究調査
米国のゲイ人権運動家らの運動による歪曲された真実
同性愛が先天的なものであると誤解した理由とは何か
同性愛の遺伝子は存在しない数々の科学的な理由
同性愛の性的指向は遺伝によるものではない
科学的に研究された同性愛の原因とは何か
同性愛は自分の意志と環境的な要因で作られる
同性愛は性的指向として容認されるべきか
性にも多様性はあるのか
性同一性障害は同性愛とは異なるものなのか
同性愛の性行為は人体の構造原理に逆らう行為である
同性愛とエイズ感染問題
同性愛は社会に広がる流行的現象である
同性愛者たちが直面する深刻な健康問題
同性愛者たちが直面する深刻な精神的な問題
同性愛者たちは本当に幸せであるのか
米国で同性愛治療を禁止した非科学的な理由
同性愛から離脱する回復治療の可能性
同性愛擁護論理と人権運動は正当なものであるか
同性愛から離脱した人たちによる脱同性愛運動とは何か
国民は同性愛の諸問題に対して何をすべきであるか
3. 同性婚
日本での同性婚合法化実現への動き
同性婚を容認する意見と反対する意見とは何か
日本憲法24条の婚姻の定義は違憲であるか
同性婚は人権問題として捉えるべきであるか
米国連邦最高裁での同性婚合法化の問題点とは何か
同性婚合法化は日本社会に何をもたらすか
同性婚は世界の潮流だから合法化すべきであるか
性的少数者に関する差別禁止法の問題点
性平等(Gender Equality)から生じる問題とは何か
同性パートナーシップ制度導入の次は同性婚合法化である
自治体の同性パートナーシップ制度導入の問題点
いかに同性愛と同性婚問題に取り組んで行くべきか
おわりに
[出版社からのコメント]
社会的少数者について問題は、差別や偏見という名のもとに反対意見が抹殺されてしまったり、萎縮効果を与えてしまう危険性があるという難しい側面を持っているため、議論の俎上に乗せるには正確で客観的な情報の共有が不可欠となります。同性愛や同性婚の問題について充分な議論をするための一助として、本書を多くの方にご活用いただければ嬉しく思います。
【著者のプロフィール】
楊尚眞 (ヤン・サンジン)
米国ニューヨーク州立大学バッファロー校卒業 文学士(B.A)
韓国延世大学大学院 神学修士号(Th.M)
シカゴ神学大学院 牧会学修士号(M.Div)、
牧会学博士号(D.Min)、哲学博士号(Ph.D)を取得
現在、弘前学院大学文学部教授
セクシュアル・マイノリティとは、同性愛、両性愛、性同一性障害など、典型的なセクシュアリティとは異なるセクシュアリティのあり方を示す人々のことをいう。セクシュアリティのありようが少数派であるがゆえに、偏見にさらされ、生きづらさを抱えることも多いため、セクシュアル・マイノリティの人たちの心理的支援へのニーズは、顕在化しにくいが多大にある。人口の数%程度を占めるといわれる彼・彼女らに、臨床の場においてもそうとは知らずに出会う可能性、もしくは出会っている可能性は大きい。多様なセクシュアリティを示す人々を理解し、受け止め、支えるための1冊。
野生のゴリラを知ることは、ヒトが何者か、自らを知ることーーアフリカの熱帯雨林でゴリラと暮らした霊長類学者と、その言葉なき世界の気配を感じ取ろうとする小説家。京都大学の山極研究室で、野生のサルやシカが生息する屋久島の原生林の中で、現代に生きるヒトの本性をめぐり、二人の深い対話は続けられた。知のジャングルで、ゴリラから人間の姿がいきいきと浮かび上がる稀有な一冊。
セレブが集う最先端の中東のリゾートホテル、使いやすくてかつエレガントな欧州のホテル、アジアのコテージタイプの宿、アフリカの寝台列車…etc.世界中の宿泊施設に泊まり、ゲストルームの実測図を40年以上にわたって描き続けている著者によるホテル探検記。見ているだけで泊まった気分が味わえる好評シリーズの第3弾。
ヒトの性の多様性があるのはなぜか?ということについて自然科学の観点から解説した数少ない本。胎児の発生過程で起こる脳の性分化を核心にして解説されている。性の多様性に関する社会科学的なアプローチともあわせ、セクシュアルマイノリティへの差別がなくなることを願って執筆された。目次 第1 章 ちょっとはじめに身体のことを考えてみましょう 第2 章 動物の性と生殖 第3 章 性転換する魚類たち(コラム1 まだまだあるおもしろい魚の仲間たち) 第4 章 哺乳類の脳の性(コラム2 ジェンダーという言葉の意味 コラム3 性自認と性的指向の定義)第5 章 性のレベル(コラム4 医学が進んで小林の身体に卵巣と子宮を移植したら子どもが産めるのか? コラム5 ブレンダと呼ばれた少年)第6章 身体の性のパーツ,脳の性のパーツの組み合わせにより性の多様性ができる(コラム6 LGBT とDSDs コラム7 トランスジェンダー,ニューハーフの語源 コラム8 性の多様性に関するいくつかの表現)第7 章 同性愛,トランスジェンダーは病気ではない(コラム9 ブルーボーイ事件から性適合手術の夜明けへ その1 コラム10 ブルーボーイ事件から性適合手術の夜明けへ その2)第8 章 生物の特徴と生物学の考え方(コラム11 生物学者の仕事)第9 章 ヒトの性の多様性の起因 第10 章 脳の性差と傾向 第11 章 セクシュアルマイノリティと社会(コラム12 昔 話) 第12章 ヒ トの性,セクシュアルマイノリティに関する本 第13 章 誰がどこでLGBTQ +について教えるの?
第1 章 ちょっとはじめに身体のことを考えてみましょう 第2 章 動物の性と生殖 第3 章 性転換する魚類たち(コラム1 まだまだあるおもしろい魚の仲間たち) 第4 章 哺乳類の脳の性(コラム2 ジェンダーという言葉の意味 コラム3 性自認と性的指向の定義)第5 章 性のレベル(コラム4 医学が進んで小林の身体に卵巣と子宮を移植したら子どもが産めるのか? コラム5 ブレンダと呼ばれた少年)第6章 身体の性のパーツ,脳の性のパーツの組み合わせにより性の多様性ができる(コラム6 LGBT とDSDs コラム7 トランスジェンダー,ニューハーフの語源 コラム8 性の多様性に関するいくつかの表現)第7 章 同性愛,トランスジェンダーは病気ではない(コラム9 ブルーボーイ事件から性適合手術の夜明けへ その1 コラム10 ブルーボーイ事件から性適合手術の夜明けへ その2)第8 章 生物の特徴と生物学の考え方(コラム11 生物学者の仕事)第9 章 ヒトの性の多様性の起因 第10 章 脳の性差と傾向 第11 章 セクシュアルマイノリティと社会(コラム12 昔 話) 第12章 ヒ トの性,セクシュアルマイノリティに関する本 第13 章 誰がどこでLGBTQ +について教えるの?
LGBTを含むセクシュアル・マイノリティ生活者としての素顔、仕事と収入、パートナーとの家事や余暇活動にみる“分かち合う親密性”。しなやかなインタビューを通して、親密性理論の新しいモデルを拓く社会学。
同性愛って何だろう? 同性愛者はクラスに1人はいるという。カミングアウトされた家族・友人はどうすればいい? 社会的偏見や差別はどうなっているの? 同性愛者が結婚しようとすると立ちはだかる法的差別?様々な性自認や性的指向の人々が存在するなかで、自らの生をどう生き抜くか。
本書は聞きたいけど聞けなかった素朴な疑問から、皆がそれぞれの自由を尊重しながら、共生できる社会を目指すためのQ&A!
好評の旧版を全面的に書き改め、最新情報を踏まえ全面増補改訂した。(2017.2)
セクシュアリティはすべての人の中にある。ただ、それと本当に向き合える人は少ない。ノンフィクション作家が瑞々しい感性で描くもうひとつの幸せのかたち。
[商品について]
同性愛が先天的に決定されるものなのか。
これは同性愛に関する諸問題を考える上で、大前提となる問いである。
同性愛が先天的な現象であるとすれば、社会に共に生きる人間として、その存在を認めていかなければならない。
しかし同性愛は遺伝でも先天的なものでもないとすれば、問題は異なってくる。
本書は、そうした問題意識のもと、同性愛に関する科学的研究について論文を精査し、同性愛が先天的なものであるという誤った理解をただすことを目的としている。
同性婚の問題も盛んに議論される現代の私たちが必読すべき一書となっている。
「目次]
感謝の言葉
序 文
第1章:同性愛とは何か?
第2章:同性愛は遺伝するのか?
第3章:同性愛は胎児期の性ホルモンによって決められるのか?
第4章:同性愛をもたせる脳をもって生まれてくるのか?
第5章:同性愛の先天性を主張するその他の論理
第6章:同性愛が遺伝及び先天性でないとしたら?
第7章:同性愛の誤解と真実
第8章:要約と結論
第9章:同性愛の社会的な問題点
著者略歴
[出版社からのコメント]
日本には、古くから同性愛に寛容な文化がありましたが、同性愛を巡る諸相について、現在の様に「社会病理」という観点から語られ始めたのは、それほど昔ではありません。
同性愛という非常に難しい問題を議論する上では、最新の科学的な研究への理解が欠かせませんが、現在の日本は議論を進めるに到るまでの科学的知見の蓄積がないまま、政治のみが先行しようとしていると感じます。
多くの方が、本書を通じて同性愛に対する科学的知見を深め、有意義な議論をするのために活用していただけることを願います。
【著者プロフィール】
ー代表著者
吉源平(ギル・ウォンピョン)
ソウル大学自然大学物理学科卒業
ソウル大学大学院修士号取得
アメリカ・カリフォルニア州立大学博士号取得
アメリカ物理学会会員
韓国物理学会会員
釜山大学物理学科教授(生物物理専攻)
ー共同著者
都明述(ド・ミョンスル)
建国大学畜産大学卒業
イスラエル・ワイズマン科学院修士号・博士号取得
アメリカ・スタンフォード大学(ポストドクター)
イギリス・リバプール医大(研究)
韓国分子生物学会会員
韓国免疫学会会員
韓東大学生物食品工学部副教授
李明鎭(イ・ミョンジン)
京煕大学医科大学卒業
京煕大学医科大学院修士号取得
医師新聞/医協新報客員論説委員歴任
医療政策高位過程総括監査歴任
ソウル市医師会政策理事歴任
大韓医師協会中央倫理委員歴任
医療倫理研究会初代会長歴任
性産生命倫理研究所運営委員
京煕大学医学専門大学院兼任教授
李世逸(イ・セイル)
慶北大学医科大学卒業
慶北大学医科大学院修士号・博士号取得
泌尿器科専門医
ヨンダン学術賞受賞
大韓泌尿器科学会会員
世界泌尿器科学会会員
高神大学医科大学泌尿器科学外来教授
ダニエル総合病院医療院長
林完奇(イム・ワンギ)
ソウル大学体育教育科卒業
ソウル大学大学院修士号・博士号取得
アメリカUniv.of Wisconsin招待教授
韓国最初の体力管理士(CSCS)
大韓体力管理学会会長歴任
特殊体育学会理事歴任
湖西大学体育学部教授(学長歴任)
湖西大学生活体育研修院院長
NSCA Korea会長
鄭炳甲(チョン・ビョンガプ)
高麗大学自然大学生物学科卒業
高麗大学大学院修士号・博士号取得
高神大学生命科学部教授
高神大学社会教育院長・教育大学委員長
ドイツゲッティンゲン大学交換教授
日本東京大学訪問教授
アメリカコロラド大学交換教授
韓国創造科学会副会長
STORY:1970年代のアメリカ。同性愛者であるハーヴィー・ミルクは、恋人のスコットとサンフランシスコのゲイ・コミュニティに移り住む。マイノリティの権利のため仲間とともに立ち上がったハーヴィーは「カストロ通りの市長」と呼ばれるようになり、政治に関わろうと公職選挙に出馬。1977年、4度目の選挙で市政執行委員に選出され、アメリカ史上初めて同性愛者と公表して公職に就いた男性となる。だがその翌年、最大の悲劇が彼を襲う…。ENGLISH:全編にわたって標準的なアメリカ英語が使われている。ミルク本人がテープ録音しながら過去を回想している場面は、言葉を選びながらゆっくり話しているし、演説やニュース、討論会などの場面もはっきりと話されており非常に聞き取りやすい。ただし、ミルクとその友人たちとの会話は、かなり砕けた表現が使われており、また同性愛に関する卑語や俗語がいろいろ出てくるので、そうした知識がないと難しく感じるかもしれない。
大正、昭和、そして戦後、同性愛が“タブー”であった時代ー、いかに彼らは自らを認識し、何を悩み、そして生きてきたのか?秘密メディアや風俗雑誌、投稿などの肉声をもとにまとめた、初めての“近代日本の“男性同性愛者”の歴史”。