突然兎の獣人になって異世界に放り出された元社畜の樹は、ダンジョン探索で稼ぐと決めて訳アリ奴隷のカイルを買った。規格外な魔力を持つ樹と凄腕剣士のカイル、対等なパートナーを通り越して恋人になった二人は貯めたお金でついにマイホームを購入し、異世界溺愛ライフを満喫中! ……なのだが、ある厄介な問題を抱えていた。それはカイルの正体が、魔人の國の王子であったという事実。魔人は獣人を襲う危険な存在、悪魔として忌み嫌われており、しかもその頂点に君臨する魔王は現在、病でまともに動けないという。樹は愛するカイルのため、そして二人で生きる未来のために、とんでもない決断をしてーー!!
会社を辞めて実家へ帰る途中、突然異世界に放り出され、しかも兎の獣人になっていた樹。来てしまったものは仕方がないが、生きていくには金が要る。か弱い兎は男娼になるしかないと言われても、好みでない相手となど真っ平御免。それに樹にはなぜか『魔力の支配』という特大チート能力が備わっていた! ならば危険なダンジョン探索で稼ぐと決めた樹は、護衛として奴隷を買うことに。選んだのは制御不可能と恐れられる「悪魔」のカイル。薄汚れた彼を連れ帰って身なりを整えたら、好みド真ん中の超絶美形!? はじめは反発していたカイルだが、樹に対してどんどん過保護になってきてーー
『美しい人形(ベル・プペー)』のあだ名を持つ、公爵令嬢レティシア。儚げな容姿とは裏腹に、その本性は包容力と豪胆さを兼ね備えた屈指のスパダリであった。そんな彼女が、素行に難ありと噂される第二皇子ジルベールと婚約することになりーー。無謬のスパダリ令嬢と、孤独で不器用な呪われし赤目の皇子。運命の二人が互いを想い添い遂げる、”逆・溺愛”ラブストーリー。
恋人の元カレの参戦で、恋も仕事も大波乱!?働く方言男子、待望のシリーズ第3弾!!
実家の工場に戻って約1年ーー
恋人で相棒の槇(まき)とともに、社長代理として奮闘中の幸典(ゆきのり)。
会社を守ることは、社員だけでなくその家族も守るということなんだーー
社長代理としての自覚が芽生えてきたある日、槇の学生時代の恋人・三条(さんじょう)と遭遇!!
亡き父の跡を継いで会社を立て直し、業界でもその名を轟かせる敏腕若手社長だ。
しかも「うちなら今の3倍出すばい」と、槇を口説いて引き抜こうとしてきて!?
理性なくして乱れろよ
「おまえは男を煽るのが上手いな」
昼は一流ホテルのルームメイド、夜はキャバ嬢として働いている・やよい。
副業は禁止だけどお金を稼がないといけない理由があって…。
ある日、ホテルに赴任してきたスーパーセレブな上司・須皇支配人が夜のお店のほうへやって来て副業バレでクビの危機に!
翌日ホテルで呼び出され、口止め料に専属ルームメイドに大抜擢され、契約Hを持ち掛けられて!?
シーツの波に溺れて乱れて責められて…
ココロもカラダも俺様で絶倫な支配人専属に作りかえられちゃう
エロ甘ラブメイキング!
旦那様。これからは蕩けるほど私の愛に溺れてくれ。
ベル・プペー《美しい人形》とあだ名される公爵令嬢レティシア。その儚げな容姿とは裏腹に、中身は男女問わず魅了する屈指のスパダリだった!?魔導具によって最強の傭兵騎士に変身し『氷の竜帝』としても活躍していたが、正体を知るのは一部の者たちだけ。そんな彼女が婚約したのは素行に難ありと噂される『呪いの皇子』ジルベール。初対面から冷たい態度で接してきたジルベールだが、彼の孤独と不器用な優しさに触れたレティシアは心を射貫かれてしまいーー。「必ず幸せにするよ、旦那様」最強スパダリ令嬢と愛が重たい旦那様の波乱万丈な新婚生活が今始まる!
「腰を浮かせて欲しがる姿…とても淫らでいいですよ」
自分が自分じゃなくなりそうで怖いのに…
でもこれが、私がずっと求め続けていた快楽ーーー
堅物クールな塾講師・宮園まりか。通称“マリカ様”。
生徒からは恐れられている存在だが、実はとある秘密を抱えている。
それは、ドSなイケメンに攻められたい願望を持つ隠れMだということ。
Hな動画を見たりと自身の欲求を満たすまりかだったが、
ある日、友人に呼び出された先で出会った年下イケメンに性癖がバレてしまう。
「本当にシてみたくないですか?」
彼からの思わぬ提案に戸惑いつつも、まりかの胸は高鳴ってーー…。
倒れた父に代わり、九州にある実家の工場で社長代理を務めることになった幸典。
右も左も分からない幸典が父に頼るよう言われたのは、工場長の槇だ。
髭面で無愛想で手荒いけれど、仕事ができて面倒見もよく、社員の皆に慕われている槇。
ところがある日、自分がゲイだと槇にバレてしまった!!
しかも「あんた絶対、逃げつつも犯されたい口たい」と押し倒されてしまい…!?
広島快食案内から16年ぶりの上梓。広島のお好み焼の歴史、真のルーツをひもとく…
とあるハプニングをきっかけにビアパブで働くことになったビール嫌いな主人公、二条麦穂。店の常連客から勧められるままにクラフトビールを飲んだ麦穂は気を失って倒れてしまう。目覚めた先で目に映ったものは、クラフトビールのキャラクターたちが住む、時代も国も異なる世界だった。麦穂は彼らと交流するうちに、次第にクラフトビールへと魅せられていく……。ビアスタイルを擬人化した、世界初のビールコミックエッセイ!
水月は長いこと彼氏のいないしがない研究職員(ポスドク)。妄想癖のある水月は夢を追いかけて研究職についたものの、不安定な職に未来は見えず、悩み多き日々を送っていた。そんな水月の実家は老舗の旅館。結婚して跡を継げという両親が用意していたのは、水月の好みど真ん中の健康的な年下男子だった!? 「俺を好きになってくれたら結婚してください」。私には夢があるのにーー!?
恋仲になった槇と共に働くべく、覚悟を決めて工場に帰ってきた幸典。社長代理として本格的に仕事を始めて、恋人との時間などもてるはずもない忙しい日々を送っていた。ところがある日、工場に謎の男が現れ、幸典の描いた図面を見るなり「最悪やな」と一刀両断!! そんな彼は、なんと槇の弟・光二郎だった!!
付き合いの長い工場で営業部長を務める光二郎に、「あんたは木村製作所にも兄貴にもふさわしくない」と突き放されてしまい…!?
茶の湯の伝統は利休や織部、遠州、不昧、各流派の家元といった多くの茶人たちの美意識や知識、感性を集積することによって形成されてきました。中でも、「好み物」はその美意識、知識、感性が凝縮された存在であると共に日本人が長く守り伝えてきた年中行事をも私たちに伝えてくれます。茶席の取り合わせを引き締める役割をも担う「好み物」に込められた先匠たちの想いを意匠や銘などから探ります。
理解はあとまわし、まずは読んでみて!
「真のバリアフリー」を求めて物言う視覚障害者のちょっと毒を含んだ傑作エッセイ集
「ハンディーはないほうがいいし、お金は多いほうがいいし、見た目もいいほうが有利だ」と、視覚障害者(全盲)で八〇歳の著者は言う。障害、差別について、タブーを恐れず、社会の本質に迫っていく本書、「視覚障害者の半分を敵に回すかも…」と著者自身が心配するほどである。「障害は個性だ」「障害者だって何でもできる」「障害者は純粋だ」など、時に巷で聞くフレーズは「すべて眉唾ものです」という記述まである。
著者が求めているのは真のバリアフリー。障害当事者が「できること」ばかりを強調し、「できないこと」に触れないという姿勢は、トラブルを生じさせるだけ。「僕には弱点も限界もあって、皆さんを困らせることもありますが、力を貸してほしい」と謙虚に、「しかし、遠慮なく主張し続けてほしい」とも言う。著者のこの言葉を、健常者はどのように受け止めるのか。「優しさと平和に勝る福祉なし」という著者の一句が健常者に問うているのは、感性かもしれない。
本書は、月刊ミニコミ紙『お好み書き』(一九九〇年創刊)に現在も連載されているエッセイ「ちょっと世間話」を精選し、テーマ別にまとめたものである。「毒にも薬にもならない」と当人は謙遜するが、差別や障害の問題に留まらず、事故・災害、疫病、戦争、政治、スポーツ、女性の地位向上と、幅広い分野の問題に、鋭く軽妙な言い回しで切り込んでいる。晴眼者は、「見ていながら見えていない」ことの多さに驚き、「見えない」ということの真実を知り、何度も立ち止まることになるだろう。
「疑問が山ほど浮かんでくるでしょうが、ひとまずそれらは後回しにして、僕の世間話にお付き合いください。なぜって、心の交流は理解しあうから可能なのではなく、まずは交流するから分かり合えるようになり、素朴な疑問も自然に解消していくからです。ものは試し、まずは本書を読んでみてください」。この著者の願いに、あなたは何と応えますか?(編集部)