特集 就労と障害年金
1 就労と障害年金に関する実態と相談ポイント
2 障害年金請求に必要な「精神の障害」の知識と就労との関係
3〔傷病別〕就労しながら障害年金を請求した事例と支給決定されるためのポイント
うつ・そううつ・統合失調症/発達障害/知的障害/がん/内科系
4 年金を受給しながら働いている人の事例
・障害年金に関する改正事項
差引認定基準の改正 /血液・造血器疾患による障害認定基準の改正/代理受診の初診日認定の問題
・持続可能性向上法と相談実務ポイント
・障害年金にとらわれない! 本人の希望・障害の状態に寄り添うサポートとは
・実際にどのような疑問が寄せられている?「10年年金」相談事例
・年金相談において必要な「生計維持・生計同一」に関する知識 他
DV防止などの社会活動に取り組む弁護士でもある著者が、その実体験を交えて、自己回復までの道のりと、社会全体の取り組みをわかりやすい内容で説明し、レイプなどの性暴力被害者が示す典型的な解離反応に関しても深い示唆を与えてくれる。トラウマのサバイバー、支援者、性暴力や虐待問題に関心を持つすべての人の心に届く本であり、生きづらさを覚える万人のための応援歌となる一冊でもある。
著者オルガ・トゥルヒーヨは、品位と勇気をもって生きるとはどういうことか、その本当の意味を私たちに再認識させてくれる。家族によって加えられた残酷で不幸な性的虐待にもかかわらず、オルガが生きのびてきた物語は読むものすべての心を打つものであり、我々すべてを励ましてくれるものである。
ーーロザリンド・ワイズマン(作家)
読者の方々へ
謝辞
はじめに
第一部 生き抜くための忘却
第二部 暗闇から見えてきたこと
第三部 開かれたドア
第四部 逃げないことを学ぶ
おわりに
解説 立命館大学教授 村本邦子
訳者あとがき
性同一性障害、性的マイノリティ、LGBTの基礎知識。家庭、学校での子どもへの対応は?文部科学省の見解は?かつては子どもだったすべての親と先生に知ってほしい。
幼い頃から“普通"の男の子と違い、おしゃべりで女の子と遊ぶのが大好きだった和之が、母さんの壁を何度も乗り越え、医療の道から会社経営者を経て銀座のママという天職を見つけるまでの痛快自伝エッセイ。
30歳を迎えた性同一性障害の双子(一卵性双生児)の兄弟、ハルカとカナタ。靴デザイナー、イラストレーターとして自立しているものの、異性間の恋愛のような”保証のある恋"ができずにいる。ほぼ同じ時期に恋愛をし、ほぼ同じ時期に別れを迎えている2人。そんな2人にとって共通の友人である女性がストーカーに悩まされることになり、2人は解決に向けて奔走する。その道のりの中で、2人は何を見出すのか・・・2015年、小説「ワギニスムス女子 - 性交痛、未完成婚に悩む女性たちへ」で性問題について鋭い視点と解決策を示した作家・岩丸貴子が、性同一障害という新たなテーマに切り込んだ一冊。
スーパードクターなんか、いない。医者だって迷う。医者だって悩む。怒ることもあるし、泣きたくなるときもあった。絶望しかけたことだってある。それでも走ってきた。仲間がいたから、走り続けてこられた。十年間走り続けて、周囲の景色はまだ変わらない。それでも、また走りだす。
1978年7月25日ルイーズ・ブラウンさんが英国で誕生してから30余年。「生殖革命」ともいえる技術革新が相次ぎ、いまや日本で生まれるこどもの約32人に1人は、出生前にー196℃液体窒素タンクで凍結保存されている。いま生殖医療は新たなるフェーズに進み、遺伝的親が3人存在することになるミトコンドリア移植、子宮移植が現実のものとなりつつある。生殖医療の第一人者が、生殖医療の最前線をレポートする
1978年7月25日体外受精による子ども、ルイーズ・ブラウンさんが英国で誕生してから30余年。生殖医療の世界では、「生殖革命」ともいえる技術革新が相次ぎ、いまや日本で生まれるこどもの約32人に1人は、出生前にー196℃液体窒素タンクで凍結保存されている。いま生殖医療は新たなるフェーズに進み、遺伝的親が3人存在することになるミトコンドリア移植、子宮移植が現実のものとなり、iPS細胞を用いた精子や卵子の作成技術の確立も目前に迫っている。第二次生殖革命前夜ともいえる様相を呈している最新事情を紹介するともに、精子バンクや卵子バンクなど生殖医療ビジネスや生命倫理との相克などを鋭くレポートする。
プロローグ すべてはその日から始まった!
第1章 「世界」を変えた3つの技術革新
第2章 精子バンクというお仕事
第3章 卵子を求める女性たち、卵子を預ける女性たち
第4章 男でもなく、女でもなく
第5章 ある性同一性障害者の告白
第6章 革命前夜
第7章 遺伝子のポリティクス
当事者が語る「現実」-幼少期のいじめ・普通の結婚ができない・将来への絶望・同じ苦しみを抱えた親友の自死・激痛に悩まされた「胸オペ」・ホルモン注射の副作用。
山登敬之
発達の道のりは「これでいいのだ!」の連続の続きなのだ!!
「天才バカボン」
摂食障害を越えて
「少女」
「性同一性障害」は二丁目のおかまを救ったか
「DESIRE-情熱ー」
斎藤 環
「中心気質者」にとって「自由」とは何か?
「トランジスタ・ラジオ」
アイドルが“解離”するとき
「失恋記念日」
「無敵」のロックンロール!
「友達なんていらない死ね」
松本俊彦
薬物依存のことを隠さないで
「ステップUP↑」
中年男性のうつ・自殺予防のヒント
「ま、いいや」
だましだまされアルコール依存症
「サヨナラCOLOR」
井上祐紀
あばれはっちゃくの生きづらさ
「タンゴむりすんな!」
こころの安全基地としてのTM NETWORK
「Get Wild」
トラウマを抱える子どもを支えるオト・コトバ
「Something Jobim〜光る道〜」
井原 裕
対象喪失後も人生は続く
「遠野物語」
親不孝息子から母へ
「ANAK(息子)」
北山修を振り返る
「風」
春日武彦
統合失調症に似合うロック、なんてあり得るのか?
「昆虫ロック」
アルファロメオと強迫症状
「ケッペキにいさん」
ストーカーにおける嫌われ者の美学
「逃ガサナイ」
過去問から頻出箇所を掲載!ポイントをまとめた解説と演習問題!そして最新の時事情報も収録!!
デジタル革命は、何を変え、どこへ向かうのか?建築の表記法の変遷ーアルファベット、図面、そしてアルゴリズムーを辿り、伝統的なハンドメイドと共通する、可変性にもとづくデジタル・エイジの建築を解き明かす。
セクシュアル・マイノリティとは、同性愛、両性愛、性同一性障害など、典型的なセクシュアリティとは異なるセクシュアリティのあり方を示す人々のことをいう。セクシュアリティのありようが少数派であるがゆえに、偏見にさらされ、生きづらさを抱えることも多いため、セクシュアル・マイノリティの人たちの心理的支援へのニーズは、顕在化しにくいが多大にある。人口の数%程度を占めるといわれる彼・彼女らに、臨床の場においてもそうとは知らずに出会う可能性、もしくは出会っている可能性は大きい。多様なセクシュアリティを示す人々を理解し、受け止め、支えるための1冊。
性同一性障害者の願いで戸籍上の性を変更することを認める特例法が、2004年から施行された。これにより性別変更ができた人がいる反面、未成年の子どもがいないこと、性別適合手術の有無など、同法の定める性別変更の要件を満たせず、未だ苦しんでいる人もいる。
本書は、精神科医や弁護士などの専門家と当事者が「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」をやさしく解説、具体的な戸籍の性別変更手続き、戸籍変更後の問題、そして同法の問題点などをQ&Aで答える。 増補改訂版では、2008年、2013年の特例法改正を踏まえ内容を刷新し、最新情報も加えた。(2013.02)
性同一性障害者性別取扱特例法制定ならびに改正法成立に貢献した元参議院議員の南野知惠子氏を筆頭に、医療・看護・法律・教育・行政の各領域最先端の執筆陣により、現状と課題および対応について網羅している。専門職者にとっての指南書。
クライエントとの相互作用的な関係を基盤とし、声なき声を代弁する臨床心理士・カウンセラーのアドボカシー活動を紹介。多様な実践事例から理論的・実践的問題を提起する。
第一部は、“大震災と原発事故”を背景にした上嶋守と79歳で念願を果して女性になった矢矧章子の記録。第二部では医学・法律・子どもの世界・欧米の動向等「性同一性障害」の直面している課題に迫る。男・女を取り戻すドキュメント。