本書は、膝関節外科の領域でBlauthらにより積み重ねられてきた業績に基づいて、各種疾患に対する手術法、適応、手術手技を紹介し、独特の手法をもって懇切に解説している。
米国で小児科のサブスペシャリティーとして確立している「虐待小児科医」に必須とされるContents outlineを網羅した、虐待医学の標準的教科書。テーマごとに8つのセクション、70の章に細かく章立てられており、医療現場での実践対応において使い勝手に優れた実践書であるとともに、専門的な知識を得る上でも学習しやすい学習書となっている。
21世紀を目前にした今日、今世紀100年を総括する文章をよく目にするが、等しく述べられているのは科学技術の進歩である。医学・医療におけるこの100年間の進歩もまことに目覚ましいものがあった。一方20世紀の末になり、パラダイムの転換が多くの学問領域で見られるようになった。医学・医療においても、医療の評価が生存率からQOLへと視点が変わったことも一例であるといえよう。泌尿器科における医学・医療もいま述べた理念と動向の中で、専門分野を担当し、前進発展させていくべきである。本書は1986年に初版を発刊し、改訂第2版は、1991年に出版したが、今回の改訂第3版を出すまでに15年近く経過した。時代にマッチした知見を網羅した本格的成書を目指し21世紀に向けて、さらなる前進を志向していきたい。
歴史的名著が14年ぶりに日本語版刊行。研修医からエキスパートまで、あらゆるステージの整形外科医・放射線医に向けたテキストの決定版。約4,000点の写真・シェーマにより、整形外科病変の特徴的な所見、鑑別の進め方、診断モダリティの選択を詳細に解説、X線学的検査を基盤としつつ、第6版ではMRIの最新所見を取り入れ、アップデートした。
本書の第一の目的は「教科書」であることですが、同時に骨や関節疾患に興味を持っている医師が、日常診療上、放射線学的知識を必要とする時に、すぐさま役立つ便利な「参考書」となる。
本書は内科学における世界最高峰といわれ、最も優れた内科書として広く読まれている“ハリソン内科書・第12版の完訳”である。第11版に比し全編その内容を一新しており、臨床医、医学生の期待に応え得るものと信じる。