<特集>
将棋と小説
運命の一手、物語は無限。
<短編>
青山美智子 授かり物
芦沢 央 おまえレベルの話はしてない
綾崎 隼 女の闘い
奥泉 光 桂跳ね
貴志祐介 王手馬取り
白井智之 だれも読めない
橋本長道 なれなかった人
葉真中 顕 マルチンゲールの罠
<対談>
渡辺明九段×岩谷翔吾(THE RAMPAGE)
先崎 学九段×葉真中 顕
<レビュー>
あわいゆき 将棋×小説ガイド
<漫画>
出張掲載 将棋の渡辺くん 伊奈めぐみ
<追悼>
田名後健吾(元「将棋世界」編集長) 大崎善生さんの横顔
<全編公開>
青山文平『下垣内教授の江戸』
<シリーズ>
村木 嵐 天領の鷹
石井仁蔵 赤き夢見し者たちは
<書評>
『音のない理髪店』一色さゆり 久田かおり
<コラム>
宮田愛萌 ねてもさめても本のなか
〆切めし 上坂あゆ美
武田砂鉄 もう忘れてませんか?
<漫画>
意志強ナツ子 るなしい
<本>
ミステリー 青戸しの
青春・恋愛小説 あわいゆき
時代小説 田口幹人
エッセイ・ノンフィクション 高橋ユキ
読書中毒日記 池澤春菜
今月の平台
第19回小説現代長編新人賞2次選考通過作品発表&1次選考通過作品公表 発表
第20回小説現代長編新人賞募集
第71回江戸川乱歩賞募集
執筆者紹介
宝島社『このマンガがすごい!2023』オンナ編にランクイン!
夫・清隆からのDVに苦しんだうずらちゃんは、
悩んだ末に「離楽婚」を選択し、夫婦関係をやり直すことを選択する。
そんな中、みなみは「怒り」を取り戻して、星屑男子・千歳との関係を清算する!
「痛み」に気づき、自分のための「怒り」を取り戻すと、すこし世界を歩きやすくなる。
けれども、由仁の友達・赤井川さんの世界は、なかなか変わらなさそうでーー…?
今の「あるある」と「こうなったらいいな…」を『臨死!! 江古田ちゃん』『モトカレマニア』の瀧波ユカリが描く。
令和のコミュニケーション&フェミニズム漫画!
《世界的ベストセラーの改訳・新装版》
愛は技術であり、学ぶことができるーー私たち現代人は、愛に餓えつつも、現実にはエネルギーの大半を、成功、名誉、金、権力といった目標のために費やし、愛する技術を学ぼうとはしない。愛とは、孤独な人間が孤独を癒そうとする営みであり、愛こそが現実の社会生活の中で、より幸福に生きるための最高の技術である。
*
●上野千鶴子(社会学者)
原題は The Art of Loving、訳せば「愛する技術」。だから学べる。学ばなければならないのは愛されることより、愛することだ。なぜなら愛するとは受動的ではなく能動的な行為、「人生を賭けた決断の行為」だからだ。
●ジェーン・スー(コラムニスト・ラジオパーソナリティ)
悩んでいた頃に七転八倒して辿りついた、自分なりの暫定的な結論みたいなものがあったのだけど、この本を読んだらそれがフロムの言葉に重なる部分があり、同じことを考えていた人がいて嬉しかった。やっぱり愛は練習するしかないんだ。
●武田砂鉄(ライター)
愛というのはね……なんてアナタに語り始める人がいたとしたら(しかも偉そうに!)、この本のことを思い出しましょう。そう簡単に語れるものじゃないってことを、思い出すことができます。
●谷川俊太郎
『愛するということ』を、若いころは観念的にしか読んでいなかった。再読してフロムの言葉が大変具体的に胸に響いてくるのに驚いた。読む者の人生経験が深まるにつれて、この本は真価を発揮すると思う。
●玉城ティナ(女優)
昨今、愛について真面目に語られることは少ない。ただ私はつねに愛を求め、信じ、まさに神のように崇めてきた。なのに本書を読む度に愕然とするのだ。愛について何も知らないということに。
●ブレイディみかこ(ライター・コラムニスト)
本書の英題は『The Art of Loving』。ARTは芸術のほか、技術、能力などを意味する。この本は「落ちる」感情ではなく、「踏み込む」意志から始まる愛のARTを語っている。その追求こそ、これからの人間と社会の進むべき道だろう。
●ミッツ・マングローブ(歌手・タレント)
私のように主体性や自己肯定力の低い者にとって、愛とは、とめどない勘違いと妥協と失望の連続であり、それらを乗り越える気力や相手への情があるかないかを自分に問いただす作業だった。愛というこの世でもっとも面倒くさいアクトを習練し、こなし続けることで、これまで見えなかった自分を知れるかもしれない。
●渡辺祐真(作家・書評家)
読んでいるあいだ、愛する人のことをずっと考えていた。その人のために自分が何をすべきか考え、様々なことを振り返り、そして決意することができた。自分と愛する人を見失わないための灯火のような本。
<特集>
私たちはなぜ、小説を読むのか。
全編公開『小説』 野崎まど
5歳で『走れメロス』を読んで以来小説だけが友達だったは、12歳のとき同じ世界を愛する
初めての仲間・と出会う。ある日学校裏の「モジャ屋敷」で謎の小説家・髭先生に遭遇し、
やがて屋敷の蔵書を読み漁る日々が二人の青春となった。小説があればそれでよかった。読
むことが至上の幸福だった。しかし、大人になるにつれ二人の道は次第に別れていく。
野崎まどロングインタビュー 小説は宇宙に繋がっている
小川 哲 特別寄稿 我々はどうして本を読むのか
『小説』書評 大森望 けんご
『小説』レビューコミック 樺 ユキ
「内海」と「外崎」読書の旅
デビュー15周年同期対談 野崎まど×綾崎 隼
かたちのないものをひろいあげるように
書き下ろし短編 雪嵐の密室
<特別企画>
武川佑 まるくたなるたいち
『円かなる大地』書評 大矢博子 細谷正充
第70回江戸川乱歩賞受賞作『フェイク・マッスル』刊行記念
日野瑛太郎×白川尚史 同窓対談
『春、出逢い』刊行記念 特別鼎談
創作をめぐる旅vol.3 俵 万智×笹 公人×宮田愛萌
三十一文字を彩ることば
<シリーズ>
村木 嵐 天領の鷹
青波 杏 無窮花の咲く街で(3)
砂原浩太朗 雫峠
<読み切り>
朝霧咲 溶けないバターの残りの幸せ
宇野碧 贅肉と暗闇
<コラム>
宮田愛萌 ねてもさめても本のなか
〆切めし 坪田侑也
武田砂鉄 もう忘れてませんか?
<漫画>
意志強ナツ子 るなしい
<本>
ミステリー 若林 踏
青春・恋愛小説 吉田大助
時代小説 柳亭小痴楽
エッセイ・ノンフィクション 内藤麻里子
読書中毒日記 こだま
今月の平台
第19回小説現代長編新人賞1次選考通過作品発表
第20回小説現代長編新人賞募集
第71回江戸川乱歩賞募集
執筆者紹介
大反響!たちまち14万部突破!!!
2024年、新書の大本命!
なぜ組織の上層部ほど無能だらけになるのか?
張り紙が増えると事故も増える理由とは?
飲み残しを置き忘れる夫は経営が下手?
仕事から家庭、恋愛、勉強、老後、科学、歴史まで、笑いながら読めて、ものの見方がガラリと変わる。
東大初の経営学博士が明かす「一生モノの思考法」
【本書の主張】
1 本当は誰もが人生を経営しているのにそれに気付く人は少ない。
2 誤った経営概念によって人生に不条理と不合理がもたらされ続けている。
3 誰もが本来の経営概念に立ち返らないと個人も社会も豊かになれない。
「結論を先取りすれば、本来の経営は『価値創造(=他者と自分を同時に幸せにすること)という究極の目的に向かい、中間目標と手段の本質・意義・有効性を問い直し、究極の目的の実現を妨げる対立を解消して、豊かな共同体を創り上げること』だ。
この経営概念の下では誰もが人生を経営する当事者となる。
幸せを求めない人間も、生まれてから死ぬまで一切他者と関わらない人間も存在しないからだ。他者から何かを奪って自分だけが幸せになることも、自分を疲弊させながら他者のために生きるのも、どちらも間違いである。『倫』理的な間違いではなく『論』理的な間違いだ」--「はじめに:日常は経営でできている」より
はじめに:日常は経営でできている
1 貧乏は経営でできている
2 家庭は経営でできている
3 恋愛は経営でできている
4 勉強は経営でできている
5 虚栄は経営でできている
6 心労は経営でできている
7 就活は経営でできている
8 仕事は経営でできている
9 憤怒は経営でできている
10 健康は経営でできている
11 孤独は経営でできている
12 老後は経営でできている
13 芸術は経営でできている
14 科学は経営でできている
15 歴史は経営でできている
おわりに:人生は経営でできている
謝辞:本書は他力でできている
タイトルはパロディでできている
勤務先にようやく誠との結婚を報告した詩保。
所長に再婚を温かく祝福されるも、「子供は欲しくない」と言い切る詩保に対し、その真意を確かめたい誠はあの手この手で本音を聞き出そうとして…!?
さらに誠の同級生であるアサミが家出して誠と詩保の家に転がり込んできて…!?
2024年12月刊
生涯賃金や将来のパートナー、性格が固まるのはこの時期! 人生を決定づける最も重要な10年間の過ごし方を指南する全米ベストセラー
文×論。
【創作】
「宇宙日本煉瓦小史」宮内悠介
「鰐のポーズ」くどうれいん
「オオカミの」高橋源一郎
【特集・おいしい文学。】
・新連載
「ロッコク・キッチン〜浜通りでメシを食う〜」川内有緒、写真=一之瀬ちひろ
・短篇集
「胃がドキドキする」工藤あゆみ
・エッセイ
「おいしそうな文学。」
江國香織/枝元なほみ/木村衣有子/くどうれいん/斉藤倫/最果タヒ/向坂くじら/関口涼子/武塙麻衣子/田中知之/崔実/中条省平/土井善晴/奈倉有里/野村由芽/花田菜々子/原武史/原田ひ香/平松洋子/藤野可織/穂村弘/堀江敏幸/益田ミリ/町田 康/三浦裕子/宮内悠介/宮崎純一/山崎佳代子
【特集・濱口竜介】
・映画講座
「「見つめる」ということ ビクトル・エリセ『ミツバチのささやき』」濱口竜介
・作家論
「二個の者がsame spaceヲoccupyスル訳には行かぬーー濱口竜介の映画世界における時空間とモノガミー」木下千花
・作品論
「感嘆と咆哮」伊藤亜紗
「『悪は存在しない』の「わからなさ」について」藤井仁子
・書評
「Au hasard Hamaguchi」三浦哲哉
【『新しい恋愛』刊行記念小特集・高瀬隼子】
・対談
「小説にひそむ、新しい問い」朝井リョウ×高瀬隼子
・書評
「恋愛実在論者の立場から」ひらりさ
「フィクションが現実を更新する瞬間ーー高瀬作品の「リアリズム」についてーー」町屋良平
・本の名刺
「恋愛の正体」高瀬隼子
【批評】
「保守のコスモロジー」富岡幸一郎
【『迷子手帳』×『世界の適切な保存』W刊行記念対談】
「この世界のポテンシャル」穂村弘×永井玲衣
【本の名刺】
いしいしんじ『息のかたち』
【随筆】
「あなたのパタン・ランゲージ」青田麻未
「見ました」乾遥香
「0番目の市街地ギャオ」市街地ギャオ
「仔猫も家も大学も」白岩英樹
「カトマンドゥの青い海」星泉
「眠り薬」間宮改衣
「佐渡の本屋」米山幸乃
「孫邦子さんの感慨」領家高子
【連載・書評】
ブレイディみかこ/阿部和重/町田康/保坂和志/全卓樹/三宅香帆/小川哲/酒井順子/立川小春志/武塙麻衣子/阿部公彦/鈴木涼美/鹿島茂/武田砂鉄/宮内悠介/平山周吉/原武史/釈徹宗×若松英輔/新田啓子/岩内章太郎/吉岡乾/長瀬海/松村圭一郎/青葉市子/奈倉有里/穂村弘/くどうれいん/石井ゆかり/大澤真幸/石沢麻依/伊藤春奈/井戸川射子/グレゴリー・ケズナジャット/杉本新/ゆっきゅん
「ああ、この色で描きたい」恋愛のときめき、青春の一幕、壮大なファンタジーetc.ページをめくるだけで創作意欲がわく配色集。イラスト、マンガ、小説などの世界観作りに役立つ115のテーマを収録。
骨折入院していた時の担当医の月村先生と紆余曲折のすえ結婚した元患者・彩。合理主義で無神経な先生に振り回されてばかりの彩ですが、いざというときは深い愛をくれる旦那様とラブラブ結婚生活を送っている。出張から戻ったら体調が今一つの彩が、急な発熱からの緊急入院に!? さあ、お医者さまの出番ですーー!? また先生そっくりの弟に、彩がある願望を抱き始めて大騒動も…!! 愛されカップルの愛の軌跡、ついに10巻目!!
東京・丸の内の片隅にある小料理屋「ばんざい屋」。女将の作るちょっぴり懐かしい味に誘われて、客たちが夜な夜な集まってくる。クリスマスの嫌いなOLの悩み、殺された常連客が心ひそかに抱いていた夢、古い指輪に隠された謎と殺意…。数々の人間模様をからめながら、自らも他人にいえない過去を持つ女将が鮮やかに解決する恋愛&ヒューマン・ミステリーの傑作。
ひきこもりの大ベテラン佐藤は気づいてしまった。人々をひきこもりの道へと誘惑する巨大組織の陰謀を!--といってどうすることもなく過ごす佐藤の前に現れた美少女・岬。彼女は天使なのか、それとも……。
ひとり通いの居酒屋で37歳のツキコさんがたまさか隣りあったご老体は、学生時代の国語の恩師だった。カウンターでぽつりぽつりと交わす世間話から始まったセンセイとの日々は、露店めぐりやお花見、ときにささいな喧嘩もはさみながら、ゆたかに四季をめぐる。年齢のはなれた男女の、飄々として、やがて切々と慈しみあう恋情を描き、あらゆる世代をとりこにした谷崎賞受賞の名作。
統計への拒否感がなくなる、好きになる。どの場面で、どの検定法を使えばよいかわかる。臨床研究の枠組みが理解できる。統計の用語がわかる。駄洒落の達人になる(?!)。ストーリー形式で医療統計が理解できる。
「恋愛は告白した方が負けなのである!」
エリートの集う秀知院学園生徒会で出会った会長・白銀御行と副会長・四宮かぐや…。この両想いであるはずの天才2人が、互いに相手に惚れさせ、相手から告白させようと日常の全てで権謀術数の限りを尽くす、新感覚のラブコメ!!
第2巻では連絡先交換! 間接キス! 初体験! 初メール! コスプレ! …で恋愛頭脳戦!