少子化が進んでいる。このままでは日本が危ない。そう危ぶむ声もある。これに対し、仕事と子育ての両立支援などを行い、男女共同参画社会を実現させれば少子化は止まる、と主張する人たちがいる。本書は、こうした主張には根拠がないことを、実証的なデータを用いて示してゆく。都市化が進む現代にあって少子化は止めようがなく、これを前提とした公平で自由な社会を目指すべきだと主張する本書は、小子化がもたらす問題を考える上で示唆に富む一冊である。
ネットで大反響。「35歳独身限界説」のすべてが分かる。
派遣労働や有期雇用への規制強化論では、それによって雇用機会が減少し、正社員になれるどころか、非正社員の仕事も失われるという失業リスクは、なぜかほとんど考慮されていない。派遣社員を含めた非正規労働者にとって大事なことは、その働き方自体を否定されるのではなく、より良い働き方への改善を図るための制度・規制の改革である。
王子様を頼らず、みずから人生を切りひらく賢いお姫様。少女たちに希望をあたえ12万部超のベストセラーとなった名作児童文学が時をこえて復刊!
いったい誰のための男女共同参画社会なのか?セイフティーネットとして機能してきた主婦は本当に無用の長物か?子どもを不要とする社会的風潮はなぜ作り上げられたのか?少子化対策がなぜ子どもを増やすことでなく労働力確保に擦り替えられたのか?誤読から始まった「ジェンダー・フリー」が男女共同参画の名の下に君臨してしまっている今日、問題は山積している。本来、男女共同参画社会とは女性が安心して子どもを生み育てながら仕事を行える社会、男性も仕事だけでなく、家庭生活において家事・育児を行う社会ではなかったのか。少子化をさらに促進させ「女・女格差」を広げ、「一億総働きバチ社会」をつくる行政主導のフェミニズムに基づく「男女共同参画社会」の矛盾点をいま明らかにする。
明治期から現在までの図書館は女性にどのようなサービスや資料提供を行ったかをジェンダーの観点から文献により検証・考察した一冊。戦前に存在した婦人閲覧室や戦後に設立された男女共同参画センター・女性情報ライブラリーについて取り上げ、その存在意義を再確認できる。日本の図書館におけるジェンダー問題を可視化し、関連資料提供の際のヒントに。「巻末に索引」付き。
日本社会が直面するデフレと少子高齢化の悪循環。そこから脱却するためには、男性も女性もともに、仕事と家庭・地域活動を両立できるような環境を構築し、社会を活性化することが必要ではないか。税制・社会保障・雇用制度などの社会政策システムを「会社人間」と「内助の妻」カップルを優遇する「男性稼ぎ主」型から、性やライフスタイルに中立な「両立支援」型に改革することを提唱する。人が性別に縛られず個性と能力を存分に発揮できる社会のあり方を、持続可能な具体的改革案をとおして摸索する注目作。
最重要テーマ21完全分析。直近3年間の国家・都道府県庁政令市・特別区の過去問を徹底分析。
病気をこの世からなくすことは不可能でしょうが、健康な人が病気にならないようにすることは十分可能です。予防(メンタルヘルス対策)は企業にとって重要課題のひとつです。コンプライアンス(法令順守)であり、リスクマネジメントとして考えていいでしょう。本書は管理者として、部下にどのように接することでメンタルヘルス対策が講じられるかを具体的にまとめました。
津波ですべてを失った女性が手にした一本の口紅。それは、生きる力を蘇らせるひとすじの光となった。被災女性が被災女性を支援する1年の記録。被災地での女性視点の支援活動、平時の男女共同参画の必要性を訴える好著。
被災女性による被災女性のための支援記録ーーはじめに
第1章 草の根グループの女たちが動く
みやぎジョネットの誕生ーースタートはDV被害者支援から やはたえつこ
お見舞い訪問からせんたくネットへーー被災女性の声をあと押しする 宗片恵美子
第2章 登米市・男女共同参画の取り組みを支援に拡げる
「えがおねっと」の活動ーー南三陸町・被災女性への支援 須藤明美
男女共同参画推進条例をいかした被災者支援が成功した理由 浅野富美枝
第3章 セクシュアルマイノリティと若者世代は
セクシュアルマイノリティの避難生活ーー「個人」として尊重される社会へ 内田有美
大震災で見つめ直した学生生活ーー出身地・山元町での被災を力に 山田優貴
新しい支援の二つの動きーーセクシュアルマイノリティとガールズ世代を対象に 浅野富美枝
第4章 被災地の報道・行政現場の女たち
震災を伝え続ける地元紙・河北新報 佐藤理絵
被災自治体職員の声なき声 伊藤利花
終章 被災者支援と男女共同参画ーー噴出した多面的な問題 浅野富美枝
被災女性による被災女性のための支援記録ーーはじめに
第1章 草の根グループの女たちが動く
みやぎジョネットの誕生ーースタートはDV被害者支援から やはたえつこ
お見舞い訪問からせんたくネットへーー被災女性の声をあと押しする 宗片恵美子
第2章 登米市・男女共同参画の取り組みを支援に拡げる
「えがおねっと」の活動ーー南三陸町・被災女性への支援 須藤明美
男女共同参画推進条例をいかした被災者支援が成功した理由 浅野富美枝
第3章 セクシュアルマイノリティと若者世代は
セクシュアルマイノリティの避難生活ーー「個人」として尊重される社会へ 内田有美
大震災で見つめ直した学生生活ーー出身地・山元町での被災を力に 山田優貴
新しい支援の二つの動きーーセクシュアルマイノリティとガールズ世代を対象に 浅野富美枝
第4章 被災地の報道・行政現場の女たち
震災を伝え続ける地元紙・河北新報 佐藤理絵
被災自治体職員の声なき声 伊藤利花
終章 被災者支援と男女共同参画ーー噴出した多面的な問題 浅野富美枝
日本の少子化は深刻な様相を帯びはじめている。厚生省の人口動態予測は信じがたい数字を示し、日本はいずれ、どの国も経験していないような「超」少子・高齢社会に突入する。なぜ少子化は進むのか。日本の女性が子どもを生めない原因はどこにあるのか。ハイパー・シングル・シンドローム、親同士の育児戦争、夫婦や家族の絆の問題など、結婚・出産・育児に関わる様々な現象を分析し、少子化を生み出す日本に特有の男女の役割分担意識や価値観の問題についても考察する。