階級、セクシュアリティ、メリトクラシー、グローバリズム──「男性性はどのようにつくりあげられるのか」をめぐる必読文献を集成。
「男とはどのようなものか」という理解の多様性・複数性を描く男性性研究の核心は、男性間の序列や「生きづらさ」に光を当てただけでなく、それらが恣意的に動員され優位な側の支配力を強化する様子を明らかにしたところにある。日本の「男性学」が世界の研究潮流にキャッチアップ・接続する為の必読文献を集成した本邦初基本論文集。
[訳者一覧]海妻径子・本山央子・下地ローレンス吉孝・濱田すみれ・比嘉麻理・竹田安裕子・高内悠貴・鹿野美枝
巻頭言 男性性役割の社会化から、男性性による不平等の正当化へ[平山亮]
1 ミクロな社会分析としての男性性
解説 「男をつくりあげる実践」から、性の不平等を腑分けする[平山亮]
1 男性、男性性、そして援助要請の文脈[マイケル・E・アディス、ジェイムズ・R・マハリク/本山央子 訳 平山亮 監訳]
2 ハイブリッドな男性性ーー男たちと複数の男性性に関する社会学の新しい方向性[トリスタン・ブリッジス、C・J・パスコー/下地ローレンス吉孝 訳 平山亮 監訳]
3 ヤワなペニスを硬くしてーー高齢男性の生活に見られる年齢・階級・ジェンダーという社会関係[トニ・カラサンティ、ニール・キング/平山亮 訳]
2 マクロな社会分析としての男性性
解説 マクロな社会分析としての男性性[海妻径子]
4 新自由主義的メリトクラシーにおける白人労働者階級の少年たちーー「アスピレーション向上」アジェンダの落とし穴[サム・バーズ/濱田すみれ 訳 本山央子 監訳]
5 グローバルな文脈における男性の実践とジェンダー関係を研究する[ボブ・ピーズ、キース・プリングル/比嘉麻理 訳 本山央子 監訳]
6 「ヘゲモニックな男性性」から「男性のヘゲモニー」へ[ジェフ・ハーン/海妻径子 訳 本山央子 監訳]
3 軍隊・戦争研究のなかの男性性
解説 軍隊・戦争研究のなかの男性性[佐藤文香]
7 防衛専門家たちの合理的な世界におけるセックスと死[キャロル・コーン/本山央子 訳 佐藤文香 監訳]
8 ヴェールに隠された参照項ーー九・一一後アフガニスタン攻撃に関するブッシュ政権の言説におけるジェンダー構築[ローラ・J・シェパード/本山央子 訳 佐藤文香 監訳]
9 国際関係における軍事化された男性性[マヤ・アイクラー/本山央子 訳 佐藤文香 監訳]
4 歴史学のなかの男性性
解説 歴史学のなかの男性性[兼子歩]
10 男性性、身体化された男性労働者、そして歴史学者のまなざし[エヴァ・バロン/竹田安裕子 訳 兼子歩 監訳]
11 キリスト教的兄弟愛、あるいは変態性欲?--第一次世界大戦期の同性愛アイデンティティと性的境界の構築[ジョージ・チョーンシー・ジュニア/高内悠貴 訳 兼子歩 監訳]
12 ジェンダーと帝国主義ーー一九世紀末ベンガルにおける植民地政策と道徳的帝国主義のイデオロギー[ムリナリニ・シンハ/鹿野美枝 訳 兼子歩 監訳]
出典一覧
人名索引
事項索引
編者・訳者一覧
人類の歴史で、長らく「人間(man)」の代表とされてきた「男性(man)」。歴史、文学、医療、スポーツ。あらゆる領域で「標準」であることの特権を享受してきた男性集団は、他方で、男性一人ひとりの具体的な生が度外視された虚像でもある。等しく強いわけでも、自律的で自立しているわけでもない男性たちは、いかにして「男性」として存在させられているのか? 歴史的・文化的・社会的な規範に縛られた存在ーー男性学は、そのようにつくられたジェンダーとしての男性を対象としている。そもそも性別とは何か。そして男性とは、男らしさとは何なのか。そんな「当たり前」を疑う男性学。その入り口に立ち、さらに先へと進むための最初の一冊。
〈男〉はそれほどわかりやすくないーー。対話で学ぶ、はじめての男性学。
日本では1990年代にいったん注目を集めた男性学が、近年再び盛り上がりを見せている。家父長制による男性優位の社会構造を明らかにするフェミニズムに対し、その理解が進む一方で、アンチフェミニズム的な声も目立つ。また一枚岩的に男性を「強者」として把握できない実像もある。構造の理解と実存の不安、加害と疎外のねじれの中で、男たちはどう生きていけばいいのか。本書は、批評家、研究者、実践者など4人が集まり、それぞれの視点から男性学の「名著」を持ち寄り内容を紹介・解説した後、存分に語り合った。多様で魅力的な男性学の世界にようこそ。
◆目次◆
序章 男性学とは何かーー西井開
第一部 名著で読み解く男性学
第1章 ギーザ『ボーイズ』[発表・天野 諭]
第2章 セジウィック『男同士の絆』[発表・西井 開]
第3章 彦坂 諦『男性神話』[発表・杉田俊介]
第4章 コンネル『マスキュリニティーズ』[発表・川口 遼]
第二部 対話編 今、男性について何を語るべきか
◆著者略歴◆
杉田俊介(すぎた しゅんすけ)1975年生まれ。批評家。『非モテの品格』『マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か』ほか著書多数。
西井 開(にしい かい)臨床社会学研究者、一般社団法人UNLEARN理事。著書に『「非モテ」からはじめる男性学』がある。
川口 遼(かわぐち りょう)社会学修士。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。共著に『私たちの「戦う姫、働く少女」』など。
天野 諭(あまの さとる)保育士。立命館大学大学院人間科学研究科博士後期課程在学中。著書に『保育はジェンダーを語らない』がある。
恋人がいない、女性から好意を向けられない等の苦悩は、「非モテ」という言葉によって90年代後半からネットを賑わせてきた。
現在も「非モテ」問題は多くの男性の心を捉えて離さない。
しかし、本当に「非モテ」男性はモテないから苦しいのだろうか?
男性性が内包する問題について研究し、当事者の語り合いグループを立ち上げた著者が、男性が「非モテ」という苦悩を抱くまでの過程や内実を掘り下げ、問題の背景や構造を解き明かす。
そして「非モテ」の苦悩から抜け出すための実践まで男性学の視点から提示していく。
「“キモい"“弱い"“ダサい" 暴力的に片づけられがちな問題を豊かな言葉で掘り返す男性研究の書」--桃山商事・清田隆之氏、推薦!
◆目次◆
第1章 「非モテ」とは何か
第2章 「ぼくらの非モテ研究会」
第3章 追い詰められる非モテ・自分を追い詰める非モテ
第4章 女神への執着と非モテ
第5章 非モテから離れる実践
第6章 非モテの苦悩の正体を考える
第7章 つながりだした非モテ
終章 隣り合って「男」を探求するということ
◆著者略歴◆
西井 開(にしい・かい)
1989年大阪府生まれ。神戸大学発達科学部卒業後、会社員、NPO職員、無職期間を経て、立命館大学人間科学研究科博士後期課程。日本学術振興会特別研究員。臨床心理士。公認心理師。専攻は臨床社会学、男性・マジョリティ研究。
モテないことに悩む男性たちの語り合いグループ「ぼくらの非モテ研究会」発起人、男性の語り合う場をつくる任意団体「Re-Design For Men」代表。共著に『モテないけど生きてますー苦悩する男たちの当事者研究』(青弓社)がある。
ジェンダーの視点から,自分たちの性とそのあり方を問い直していく入門テキストの第3版。恋愛,労働,育児など,さまざまな生活の場面に焦点を当てた本文と,マンガ,特別講義,コラムやエクササイズなど,工夫をこらした構成で日本の現状に鋭く迫る最新版。
第1章 女であることの損・得,男であることの損・得
第2章 作られる〈男らしさ〉〈女らしさ〉
特講1 女性学って何?
マンガ1 あなたとわたし
第3章 ジェンダーに敏感な教育のために
第4章 恋愛の女性学・男性学
特講2 男性学って何?
第5章 ジェンダーと労働
マンガ2 花子さんの見た未来?
第6章 多様な家族に向かって
第7章 育児はだれのもの
マンガ3 今日の一日の幸
第8章 国際化のなかの女性問題・男性問題
特講3 平和の思想と〈男らしさ〉
第9章 ジェンダー・フリー社会の見取り図
現代社会の変容とともに、男性性にも揺らぎが生じている。本書では、男性たちを呪縛してきた〈男らしさ〉の問題を、近代社会の構造と重ね合わせて分析する。固定的な男性性にとらわれてきた男性たちを、ひとつではない〈男らしさ〉へと解放する。
・日本における男性学・男性性研究の草創期の成果を30年ぶりに増補版として刊行。あらたに二つの章を追加し、男性学・男性性研究や男性運動の近年の潮流についても紹介する。
フェミニズムの問題提起を受けて展開してきた男性学は、これからどこに向かうのか。男性学の基本的な視点とロバート・W・コンネルの理論を丹念に紹介したうえで、労働や恋愛・結婚、「オタク」、居場所などを事例に男性学のポイントをわかりやすく紹介する。
序章 男性学の新展開
1 問題の所在
2 男性学の基本的視座
3 男性学の新展開
第1章 「男性問題」とは何か
1 「男性問題」の登場とその背景
2 「男性問題」の時代としての一九九〇年代
3 「男性問題」を語る視座
第2章 複数形としての男性性
1 複数形としての男性性
2 権力としての文化
3 「正常」はいかにして構築されるのか
4 男性性のイメージと歴史性
第3章 現代日本社会の男性と労働
1 「一家の大黒柱」としての意識
2 私的領域に男性の居場所はあるのか
3 覆い隠された若者の労働問題
第4章 地域に男性の居場所を作る
1 男性と仕事中心主義
2 定年退職後の男性の生活
3 地域活動を通じて〈生き方〉が変わる
第5章 オタクの従属化と異性愛主義
1 オタクはいかに語られてきたのか
2 オタクの従属化と男性性の複数性
3 異性愛主義の彼岸
第6章 揺らぐ男性性と恋愛/結婚の行方
1 結婚に囲い込まれた性と恋愛
2 「幸せな家族像」に内包される不平等と排他性
3 現代日本社会における〈ヘゲモニックな男性性〉
おわりに
トランス男性はどこにいるのか。移行後の実生活に根差して「男性」の範疇でトランス男性をとらえ直すとともに、これまでその存在がまったく想定されていない「男性学」に対して、当事者の視点から新たな見方を提起する意欲作。
はじめに
第1章 トランス男性とは
トランス男性とは
トランスジェンダーの用語
トランス男性の人生
トランス男性の治療
トランス男性が社会的に男性化するときのステップ
第2章 既存の男性学と、トランス男性の不在
男性学とは何だったのか
日本の男性運動の歴史
男性学はフェミニズムと手をとるのか
男性同士で同じものへ向かう
男性学においてトランス男性はどこにいる?
男を男たらしめる、覇権的男性性とは
トランス男性が獲得させられる男性特権
メディアにおけるトランス男性の不在
トランス男性の現状から
トランス男性は弱者男性なのか?
弱者男性論の抱える問題
男性差別の実態
ラディカル・マスキュリズムへの警戒
コラム 『幽☆遊☆白書』から読みとるトランス男性の不在
第3章 トランス男性の発掘
男性外部からのアプローチ
男性内部からのアプローチ
新しい視点から
第4章 第一の切り口:フェミニズムに囚われるトランス男性
なぜトランス男性とフェミニズムは親和性を持ちうるのか
「ピンクの赤ん坊」だったトランス男性
ラディカル・フェミニズムへの接近
トランス男性がフェミニズムに関わり続けることの困難さ
だからトランス男性はフェミニズムと別れなければならない
第5章 第二の切り口:トランス男性は男性学に潜在していたのか
トランス男性は主張しない?
少年と成人男性の対比
男性内部の多様性
トランス男性とゲイセックス
男性ホルモンによる性的感覚の変化
トランス男性の孤立した心理
男性同性愛という歴史
トランス男性にとっての同性愛
ゲイの男性性
コラム 『POSE/ポーズ』に見るトランス男性の不在と、夫人の抱える“名前のない問題”
第6章 第三の切り口:トランス男性の男性性を探して
トランス男性の男性性
Self-Organizing Men--トランス男性によるトランス男性のための本
女性コミュニティにいたトランス男性
女性との差異ーートランス男性の「胸」
ペニスのない男性
トランス性を残したいトランス男性について
なぜ手術要件なしで戸籍変更希望のトランス男性がいるのか
トランス男性の孤独と向き合う
おわりに
参考文献
厳選された21の症例について現場の葛藤と臨場感を追体験しつつ、診断思考の軸と治療判断を体系的に解説。重症患者診療における診断と治療の実践的な考え方を学べる一冊。
●表紙+グラビア・ロングインタビュー:宝塚歌劇団花組トップスター 永久輝せあ
宝塚歌劇団の筆頭組、花組のトップスター・永久輝せあさんが、表紙と巻頭インタビューに登場 。首席入学した宝塚音楽学校時代から、雪組での経験、花組への組替えを経て現在に至るまでの歩みを語りました。「これ以上できないほど努力する」という原動力から体調管理の秘訣まで、素顔に迫ります。指先までの繊細な表現力が光る、美しいグラビアもぜひご覧ください。
●巻頭特集 高市「独断」解散の源流
解散を決断した憲政史上初の女性首相・高市早苗氏の源流を、出身地・奈良を中心にたどる特集です。子ども時代から松下政経塾での研鑽、そして政界でガラスの天井を打ち破るまでーー。その歩みを、同級生や政界関係者らの証言やエピソードから振り返ります。「忍耐と努力の人」「発信力が高い」と評される一方で、「時流に乗るのがうまい」「配慮が足りない」とも指摘される高市氏。初出馬から自民党入り、“刺客”になった経緯や、奈良県連会長として迎えた奈良県知事選など、政治家としての重要な局面も検証し、高い支持率を背景に長期政権も視野に入れる高市氏の実像に迫ります。
●半導体世界2位、AMDの女性トップ リサ・スーとはどういう人物か
AI革命の鍵を握る半導体大手アドバンス・マイクロ・システムズ(AMD)のCEO、リサ・スー氏のリーダーシップに、在米ジャーナリストが迫った記事です。2歳の頃、台湾から米国に移住し、マサチューセッツ工科大学で博士号を取得後、倒産の危機にあったAMDを世界2位のAIチップメーカーにまで押し上げた手腕を解き明かします。王者、エヌビディアを追い、オープンAIとの大型契約を結ぶなど、彼女の静かながらも強固な経営戦略を紹介。若き女子高生開発者を支援するなど、男性中心のテック界で「AIゴッドマザー」的な存在感を示す彼女の人物像とビジョンをお読みください。
●現代の肖像 春ねむり(ミュージシャン)
人物ルポルタージュ欄「現代の肖像」では、アメリカの音楽メディアで絶賛され、世界約30都市でツアーを行うなど、海外で先行して評価を確立したミュージシャン、春ねむりさんを取材しました。社会構造に組み込まれた搾取や抑圧への怒りを原動力に、テクノやハードコアを融合させた実験的なポップミュージックを生み出す彼女の創作の源泉とは。所属事務所から独立し、政治的なテーマの楽曲も臆せず発表するなど、DIYでアナーキーな活動を貫く姿勢に迫ります。音楽プロデューサーの松尾潔氏がその才能を「畏怖する」と評価する彼女が、音楽を通じて私たちに語りかけるメッセージとは何かを考えます。
●THE ALFEE連載「奇跡の軌跡」第4回
THE ALFEEの軌跡をたどる連載の第4回です。今回は、3人が大学に進学した1973年をクローズアップ。バンド「コンフィデンス」にいよいよ3人が集います。坂崎さんと高見沢さんの再会や、桜井さんも驚いたという突然のライブ参加の舞台裏など、エピソードも満載。THE ALFEEは先日、ロックバンドとして日本初となる文化庁長官特別表彰を受けたばかり。半世紀を超える3人の歴史に迫る本連載、どうぞお見逃しなく!
ほかにも
・短期連載「死刑囚の弁護士たち〜なぜ“殺人犯”を守るのか〜」第2回
・[時代を読む]日本高野連が「7イニング制」導入を議論
・Snow Man 5大ドームツアーライブレポート
・向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン
・[トップの源流]積水化学工業 加藤敬太社長 後編
・ほめてほめてほめまくる ボディビル界はポジティブでやさしい
・連載[やさしくなりたい]最初の一歩 #03 医ケア児が無人島へ 支えた医師
・[女性×働く]眠れぬ夜を乗り越え 障がいのある子と向き合い、働く
・サザエさん
・ケイリーン・フォールズ[日本のいいもの かわいいもの]
・[eyes]内田 樹、ブレイディみかこ
・佐藤 優の実践ニュース塾
・武田砂鉄[今週のわだかまり]
・田内 学の経済のミカタ
・ジェーン・スーの先日、お目に掛かりまして
・午後3時のしいたけ.相談室
・沖 昌之の今週の猫しゃあしゃあ
などの記事を掲載しています。ぜひご覧ください!
男性育休取得率向上の先に、われわれは何を目指すべきなのか? 日本、ドイツ、北欧での調査をふまえ、育児をめぐる文化や言説、制度の内容、改正のプロセス、実践について分析し、構造転換に向けて方策を提示する。ジェンダーにとらわれない子育てと夫婦のワーク・ライフ・バランスを模索し続けてきた著者による、集大成的大著。
*推薦の言葉*
ワーク・ライフ・バランスとジェンダー平等の鍵は男性育休にあり。自身も父親である著者が、当事者インタビューと、日本を代表して参加してきた国際共同研究の知見から、みんなが生きやすい社会を提案してくれる、説得力抜群の好著です。 〜 落合恵美子(京都大学大学院文学研究科教授)
はじめに
第1章 問題の所在と理論枠組み
第2章 父親の子育てをめぐる言説・政策・実践
第3章 母親の育児休業と父親の育児休業 - 量的データから
第4章 ひとりで育休を取った日本の父親たち - インタビュー調査から
第5章 日本の育児休業制度の特徴 - ノルウェー・スウェーデン・ドイツとの比較をとおして
第6章 父親の子育てが当たり前の社会とそれを支える仕組み - スウェーデンとドイツの事例から
第7章 日本の育児休業制度の成立・変遷と父親の取得率向上への取り組み
第8章 男性育休促進のポリティクス - 課題はなぜ解消されないのか?
第9章 男性育休の構造転換をめざして
おわりに
はじめに
一、性別とは──女性学/男性学を学ぶ意味とは何か
㈠ 性別の不確定性
語られない性
㈡ 性の歴史学
セックスの発明/身体観とは
㈢ 性の生物学
哺乳類の発明/骨格からみる性差/卵巣の発見/知の政治性
二、近代社会の成立と完成──女性学/男性学はどのように生まれたか
㈠ 近代社会の成立
㈡ 人権と女の権利
女権宣言
㈢ 母性保護論争
㈣ ウーマン・リブ
母性批判/リブの方法論/男性性とは/女の加害者性
㈤ 女性学の誕生
「生産性の論理」批判
三、女性学と「女の論理」──女性学/男性学は社会の役に立つのか
㈠ 女性学をめぐって
女性学とは/女を対象とする/女のための女性学/女による女性学/女性学の担い手/分離主義か統合主義か/女の論理とは
㈡ 性役割
㈢ エコロジカル・フェミニズム
リブとフェミニズム、ジェンダー/エコロジカル・フェミニズム論争
㈣ マルクス主義フェミニズム
㈤ ポスト構造主義的ジェンダー論
新しいジェンダー論の意味/身体と物質性
四、性の多様性──女性学/男性学の未来はどうなるのか
㈠ フェミニズムはナショナリズムを超えられるか?
㈡ ポスト植民地主義とジェンダー
発話の位置とは
㈢ 男の解放
男性学/男の身体
㈣ セクシュアリティ
レズビアンである、ということ/ 〈男制〉と〈女制〉/欲望の政治
五、何を読むべきか
女性学/男性学の歴史と理論/性別をめぐって/近代社会のシステムと思想/女性学の諸理論/性の多様性
あとがき
人気講義「現代の差別を考える(女性学・男性学)」の13人の講師陣による,ジェンダーにかかわる知・学びへと誘う入門書決定版.「ことば・アートとジェンダー」「家族と性をめぐる変動と挑戦」「ジェンダー視点で考える社会制度・福祉」「グローバル社会とジェンダー」といった多岐にわたる断面から,基礎的な知識のみならず,その背後にある考え方や歴史,思想を習得するとともに,より深い考察に至ることができるよう構成されている.
男たるもの正社員として働き、結婚して、子どもをもち、さらにはイクメンになることが求められており、男性の役割・プレッシャーが大きくなっている。男性学という今注目分野でトップを走る著者が現実を切っていく。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●近年の診療報酬改定では、管理栄養士の専門性や配置が相次いで評価の対象となり、病院管理栄養士の臨床現場における役割が広がっています。養成校での臨床栄養教育はもとより、卒業後の現場における教育の重要性はこれまで以上に高まっています。
●外来や病棟での臨床経験を通じて実践力を育む教育、部門内での役割に応じて求められるスキルの体系的な育成、管理栄養士一人ひとりが主体的に自己研鑽に取り組むための支援体制、いずれも欠かすことのできない課題です。
●本特集では、病院管理栄養士の教育・育成において先進的な取り組みを行っている病院・組織の先生方に、現状の整理と今後の方向性についてご解説いただきます。
【目次】
病院管理栄養士教育の現状と課題
病院管理栄養士の院内教育システム・体制の構築─相澤病院栄養科における体制の変遷から
大学病院管理栄養士教育における院外研修の取り組み─国公私立大学病院医療技術関係職員研修(栄養士)
病院管理栄養士教育の実際─専門病院における取り組み
養成校における臨床栄養教育の現状と今後の展望─基礎力の充実と実践力・探究心を育む教育へ
【スキルアップ実践編】
専門性深化と生涯教育の現状─資格制度、学会参加など
研究のはじめ方─学会発表・論文執筆の意義とその実践
巻頭カラー
腸内細菌が産生するリノール酸代謝物による代謝改善作用
スポット
厨房からはじまる経営改革ーONS価格上昇に挑んだ現場の選択
男性糖尿病患者の喫煙状況別の死亡年齢からみえる療養指導の対策ー20年間の当院カルテより
ズームアップ
「エネルギー源」から「機能性栄養素」へ:MCTが拓く臨床栄養の新たな地平ーNST臨床研究が明らかにした認知・筋機能へのインパクトと実践的アプローチ
対談
栄養学研究をはじめるためのNew Year's Lecture
資料
2026年 栄養関連学会カレンダー
Column
日本の管理栄養士・栄養士たちのグローバルチャレンジーJICA栄養士隊員の活動を通じて(7)
ペルー共和国での活動を通じて
〈新連載〉○×例でわかる! 説明スキルアップ講座(1)
連載開始にあたって
〈新連載〉未知なる発酵食を訪ねてーフィールドワークからみる食と文化(1)
ラオスで納豆発見
ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
近畿大学大学院 農学研究科 応用生命化学専攻 病態栄養学研究室/近畿大学農学部 食品栄養学科 病態栄養学研究室
連載
栄養支援に活かす! 行動医学・メンタルヘルス実践アプローチ(7)
ケーススタディから学ぶ 行動変容技法(6)
マインドフル・イーティングー「いま,ここにある」食の気づき
EBN実践につなげる! 栄養疫学研究最新トピックス(12)
手ばかりの有用性の科学的検証
みんなで学ぶ 栄養管理のための臨床推論ケーススタディ(13)
糖尿病の在宅高齢者における便秘の症例
臨床栄養をめぐるアルファベットストーリー(7)
G's Story〜ガリレオの筒眼鏡ーGalileo's Telescope
これだけは知っておこう 臨床栄養学ビギナー道場(20)
管理栄養士は病態に対応した経腸栄養剤を理論的に理解しなければ!(4)
-腎疾患用経腸栄養剤
こんだてじまん
じまんの一品たまご巻き寿司(鬼北町立北宇和病院)
雄のDNA情報を子孫へ伝えるために体外で働く精子。本書は、精子の形や内部の構造、形成・運動・受精のメカニズム、進化と多様性など、精子を知るうえで必要な幅広い知識を提供する、精子学のバイブルである。水産や畜産の分野で使われている精子の保存や人工授精の技術、さらに精子の顕微注入など生殖医療分野に不可欠な知識と応用技術、不妊治療の現場なども収録。その他、地球温暖化や宇宙開発といった、私たち人類が直面する課題に対して、精子学の視点で解決策を解説する。
『精子学』(1992) 『新編精子学』(2006)に続く【精子学】成書第三弾。
巻頭言
執筆者一覧
序論:精子研究の歴史と現状
第 1 部 精子の構造と機能
精子の形成
精子の運動
受 精
第 2 部 精子の多様性と進化
形と機能の多様性
精子貯蔵・性行動・生殖戦略
第 3 部 医療と精子学
男性不妊と診断
生殖医療
第 4 部 畜産・水産分野と精子学
第 5 部 精子をとり巻く社会
結語:これからの精子学
用語解説
索 引
建築家・磯崎新は、公営住宅に「ジェンダーの視点」を実現できたのか?「女性専用車両」で想定される性別とは?地理学からの、男性研究・ジェンダー論。
100年時代を、強く美しく生き抜くための“ファッション学作法道″。日本文化の「作法」と「ファッション」を融合した、新たな美意識の提案。人生100年時代を凛と生き抜くための装いと所作の哲学を著者の実体験をもとに「理論」と「実践」で紐解く一冊。
はじめに
第1章 ファッションは「作法」によって息を吹き返す
「ファッション学作法道」とは?/「晴れと褻」こそ日本の伝統作法/「ファッション」とはあなたが身につけるすべて/「センス」は「心の働き」によって磨かれる/ファッションは文化である/ファッションの力/現代の「クールビス」に警鐘/世界が認める「日本」
第2章 「いのち輝く」ビジネスパーソンのための服装術
ビジネスにも「見た目」が重要/「服装」はあなた自身/男性のビジネススーツは「鎧」/働く女性のための服装術/ファッションで生活にメリハリを/なりたい自分のイメージは? /センスを磨くには、自己投資も必要/運気を上げる色づかい/エグゼクティブの服装術の醍醐味/アイテムの選び方/あなたはもっともっと素敵に輝きます
第3章 運命のめぐり合わせーー「ファッションが素晴らしいギフトを与えてくれた」
なぜこれほどファッションに夢中になれたのか/コーディネートの出発点/日本のファッションの転換期/ 一九七〇年、大阪万博/素晴らしいギフト/時代の先端をいくビギ・カンパニー/プレタポルテ/母の言葉/初めてのパリ/大人のエレガンス/エステティック・サロン/私の役目/ファッションモデル養成スクール/現代のブランドへ向けて
骨や骨格をカジュアルに勉強してもらいたいと考えて、執筆した本書は「骨の基本」を扱っているので、学びはじめにぴったりの内容です。
骨のカタチ、ボリュームを感覚で覚えると、立体感と表情のある自然なポーズ、バランスのよい人体が描けるようになります。
骨・骨格の「構成要素と基本構造」の説明の後に、「体表と骨格」でランドマークと骨の関係を見て、「ドリル」へ続く構成になっています。
■「骨の基本」を知る
部位ごとの骨からはじめます。一通り説明したら、全身の骨格や、人体のバランスの捉え方に進みます。
■「ランドマーク」を見て取る
「知らないものは、見えていても見えない」ものです。見えるようになってくると、描いたり、つくったりが格段に楽になります。たくさんの写真からランドマークの見方を覚えていきましょう。
■実際に「描く」
手を動かして練習することで、知識が定着します。「ドリル」では同じ写真を部分で見ることからはじめ、範囲を広げていきます。
繰り返すことで人体に対する”感覚”を育て、体表から骨を見つける目を養っていきましょう。
女性・男性労働を取り巻く社会的環境や法律など、最新のデータを駆使してわかりやすく解説。