男であれという強迫を斥け、セクシズム文明に最後の一撃を!
性が、いとも手軽にもてあそばれている今日、あなたの知識は間違いだらけではありませんか?男のからだも女のからだも、きわめて精緻な構造と生理によってつくられた賜物。深い愛と尊敬のなかで正しく理解されることが期待されているのです。若い世代に遺された笠井博士の「遺言」。
「男性の心理学」が必要である理由、男らしさがつくられる仕組み、恋愛・夫婦における男性、父親としての男性、職場での男性、臨床の現場での男性の6つの柱を概説し、男性の心理に関連する日本の研究29編を紹介。これまで見過ごされてきた男性の心理・行動の諸相を、ジェンダーの視点から科学的・実証的に明らかにした、日本初の「男性の心理学」。
シンガー・ソングライターとして、ロック史上最も長きにわたり成功してきたエルトン・ジョン。絶頂とどん底を目まぐるしく行き来する波乱万丈の人生を歩んできたエルトンが、自分の言葉で、偽ることなく自らの来し方を語るー最高に愉快な瞬間と、心が張り裂けそうな瞬間のすべてを。
2021年を迎えても収束の気配を見せないCOVID-19。Dr.岡が再び贈る最新情報。ウイルス変異、重症化因子、PCR・抗原検査、治療薬・ワクチンなどの最新知見を踏まえ、「講義編」を全面的に書き下ろすとともに、「症例検討編」にはDr.岡教室のリアルな症例カンファレンスを収録した。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●日本高血圧学会では、2019年に『高血圧治療ガイドライン』(JSH2019)を改訂し、高血圧の発症予防の重要性がより強く求められている。栄養指導を中心とした非薬物療法は、高血圧の発症予防、重症化予防のために降圧薬服用の有無にかかわらず指導すべきこととなり、高血圧に対するチーム医療の中で、管理栄養士は重要な役割を担うことになった。
●本特集では、『高血圧UPDATE-最新動向を把握し、栄養指導に活かす』と題して、JSH2019で示された最新の高血圧診療の指針に加えて、小児、妊婦、高齢者など、とりわけ配慮の必要な対象者も含めた診療のポイントを解説。高血圧・循環器病の予防、治療にかかわるスタッフに役立つ内容となっている。
【目次】
特集にあたって
総論:高血圧治療の最新動向
「高血圧治療ガイドライン2019」-改訂の概要と栄養指導のポイント
高血圧患者の血圧変動を理解する
食塩摂取と高血圧
生活習慣修正の実践ー管理栄養士の立場から
高齢者の高血圧とフレイル
高血圧と妊娠
小児期からの高血圧予防
高血圧アプリこそSociety 5.0時代の高血圧治療
職場高血圧
●巻頭カラー 特定保健指導における運動の意義について熟考する
7.減量にともなう内臓脂肪量の変化
●スポット
月面農場の可能性ー宇宙での食料生産をめざして
フレイル健診ー健康寿命の延伸に向けた新たな制度
●栄養指導に役立つ医薬品の知識
9.経腸栄養法と薬(3) 薬剤・経腸栄養剤投与の実臨床とピットフォール
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ
レモン
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
認定栄養ケア・ステーション ちょぼ
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
栄養疫学:健康を規定する食要因とその改善策を「食生活」でとらえ探る/国立大学法人奈良女子大学大学院 人間文化総合科学研究科 食物栄養学専攻 公衆栄養学研究室
●こんだてじまん
じまんの一品料理 中華ちらし/医療法人社団刀圭会 協立病院
●上機嫌に働くコツ 良好な人間関係を築き,スマートに働こう! 第7回
7.良好な人間関係を自ら築き,スマートに働く環境を創るために
●Medical Nutritionist養成講座
39.本邦における輸液投与システム開発の歴史(6)-カテーテルと輸液ラインの接続方式の開発
●Dr.雨海の男性臨床栄養学
8.ものはこぶ臓器(1)-開心術と人工心肺
●回答しやすく・分析しやすい 業務に活かせる! アンケート調査のキホンと応用
12.2群の平均値の比較
●『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識
特別編2.適切な栄養価計算のために1
●日本栄養士会医療職域
令和3年度介護報酬改定を受け医療職域での取り組みを考える
自治体病院
岡山市立市民病院 栄養科の取り組み
精神科病院
精神科病院NST活動ーNST加算算定に向けた各職種の役割
厚生労働省・消費者庁
第5回国民健康・栄養調査企画解析検討会・他
●おしらせ
第94回日本内分泌学会学術総会・他
この本は企業に関するデータを用いて分析を行い、その結果を論文にまとめるために必要なことを説明しています。この本を読むことで、企業にかかわる実証論文を作成する能力を身につけることができます。この本は、いままでのデータ分析の本といくつかの点で明確に異なっています。
◆この本の特徴1--研究プロセス全体を学ぶ
この本の特徴の1つ目は、統計学だけではなく、テーマの決め方や論文の書き方などの研究プロセス全体について説明していることです。商学部やビジネススクールで統計学を勉強する学生の多くが求めているのは、統計学の練習問題を解けることではなく、卒業論文や専門職学位論文を書く能力です。そのことを念頭に、統計学の知識だけではなく研究プロジェクトを実行し、論文を書くための知識を身につけるという観点から執筆しています。
◆この本の特徴2--実証分析の結果を例として用いている
この本のもう1つの特徴は、例として企業データを用いた実証論文を多数紹介していることです。統計学の教科書では、身長と体重の関係や英語の成績と数学の成績の例などを用いて説明することがよくあります。この本では、できるだけ企業に関係する例を用いています。さらにこの本では、それぞれの章で学ぶ手法が実際の学術論文でどのように使用されているかの例が多数しめされています。
◆この本の特徴3--XがYに影響を与えているということをどのように示すのか
企業に関する論文には、さまざまなスタイルがあります。理論的に経営を分析するものもありますし、いくつかの実例(ケース)をもとに概念と概念の関係を抽出するものもあります。この本では企業データを集めて「変数Xが変数Yにどのような影響を与えているか」というテーマに関して統計的な分析を行う論文を書くことを説明しています。このように書くと、せまい分野に関する説明だと思うかもしれません。しかし、勉強を進めると、非常に多くの論文がこのように書かれていることがわかります。
◆この本の特徴4--東洋経済新報社の財務データを用いた実例
企業にかかわる分析において、上場企業の財務データが用いられた論文は無数にあります。このため、企業データを用いたデータ分析を学ぶためには財務データを用いることが望ましいといえます。この本の練習問題には、付属のウエブサイトからダウンロードする東洋経済新報社の財務データを用いる問いがいくつかあります。実際の財務データを用いて分析することができることが、この本のもう1つの特色です。この本では、東洋経済新報社の協力のもと、2000年から2009年の10年分の日本の時価総額上位200社の財務データを利用しています。企業データ分析を学ぶ教材としてはたいへん画期的です。
・口腔内の細菌とウイルスは血流や誤嚥を介してほかの臓器に運ばれるため、歯周疾患や齲蝕などの口腔感染症を単に口腔内に限局した疾患ではなく、全身に影響を及ぼしうる疾患として捉える必要がある。
・口腔ケアをはじめとする口腔健康管理が糖尿病や誤嚥性肺炎の予防に有効であることは広く認知されて久しい。とくに、周術期における口腔ケアが、口腔微生物に起因する肺炎などの術後合併症を減少させる。
・そこで本特集では、豊富で固有な微生物層を抱える口腔と全身疾患との関連を研究する各分野の第一人者の先生方に、疾患発症に関わる最新知識を解りやすく解説いただく。
■ 口腔と全身疾患研究の最前線
・はじめに
・ 口腔細菌叢解析の臨床意義とその手法
〔key word〕口腔細菌叢、メタゲノム解析、アンプリコン解析、分子疫学
・口腔と脳機能・認知症との関連性
〔key word〕Porphyromonas gingivalis(P. gingivalis)、菌血症、アミロイドβ、脳炎症
・口腔と呼吸器疾患との関連ーー口腔細菌による下気道炎症進展の可能性
〔key word〕口腔細菌、歯周病、肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
・齲蝕原性細菌の引き起こす循環器疾患
〔key word〕Streptococcus mutans(S. mutans)、コラーゲン結合タンパク、感染性心内膜炎、脳血管疾患
・歯周病と糖尿病の相互作用
〔key word〕adipocyte-macrophage interaction、急性期タンパク、インスリン抵抗性
・口腸連関から紐解く歯周病と全身疾患の相互作用
〔key word〕口腔細菌叢、腸内細菌叢、歯周炎、全身疾患
・口腔内細菌と妊娠
〔key word〕胎盤、妊娠合併症、妊娠高血圧症候群
・歯周病と関節リウマチ
〔key word〕関節リウマチ(RA)、歯周病(PD)、破骨細胞、抗シトルリン化タンパク/ペプチド抗体(ACPA)、PAD
・口腔とフレイル・サルコペニアとの関連ーー口腔健康管理の重要性
〔key word〕高齢者、口腔機能、QOL、フレイル、サルコペニア
●TOPICS
腎臓内科学
・フェロトーシスを標的とした急性腎障害の治療薬の探索
遺伝・ゲノム学
・精子幹細胞の自家移植による先天性男性不妊マウスからの子孫作成
癌・腫瘍学
・肺腺癌の初期からstratifinは腫瘍性タンパク質のユビキチン化による分解を抑制し、悪性化に関与する
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・10.広東住血線虫症(髄液検査で好酸球増多が?)
〔key word〕広東住血線虫、好酸球性髄膜炎、好酸球増多症、アフリカマイマイ
いま知っておきたい最新の臨床検査ーー身近な疾患を先端技術で診断
・9.鉄代謝検査
〔key word〕トランスフェリン、トランスフェリン飽和度、フェリチン、ヘプシジン
●フォーラム
日本におけるワクチン不信を巡る謎
・2.戦後の日本におけるワクチンと予防接種
●速報
・新型コロナウイルス感染症の初年度死亡率からみた消化器がん検診の必要性
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
『ハーバード・ビジネス・レビュー』100年の歴史を踏まえ、「これからの100年」を生き抜くための普遍的な論点を提示
男性育休取得率向上の先に、われわれは何を目指すべきなのか? 日本、ドイツ、北欧での調査をふまえ、育児をめぐる文化や言説、制度の内容、改正のプロセス、実践について分析し、構造転換に向けて方策を提示する。ジェンダーにとらわれない子育てと夫婦のワーク・ライフ・バランスを模索し続けてきた著者による、集大成的大著。
*推薦の言葉*
ワーク・ライフ・バランスとジェンダー平等の鍵は男性育休にあり。自身も父親である著者が、当事者インタビューと、日本を代表して参加してきた国際共同研究の知見から、みんなが生きやすい社会を提案してくれる、説得力抜群の好著です。 〜 落合恵美子(京都大学大学院文学研究科教授)
はじめに
第1章 問題の所在と理論枠組み
第2章 父親の子育てをめぐる言説・政策・実践
第3章 母親の育児休業と父親の育児休業 - 量的データから
第4章 ひとりで育休を取った日本の父親たち - インタビュー調査から
第5章 日本の育児休業制度の特徴 - ノルウェー・スウェーデン・ドイツとの比較をとおして
第6章 父親の子育てが当たり前の社会とそれを支える仕組み - スウェーデンとドイツの事例から
第7章 日本の育児休業制度の成立・変遷と父親の取得率向上への取り組み
第8章 男性育休促進のポリティクス - 課題はなぜ解消されないのか?
第9章 男性育休の構造転換をめざして
おわりに
「すべての精神現象を刺激ー反応の枠組みでとる」行動療法の大家・山上敏子が、下山晴彦研究室を領域に、行動療法の基礎から応用までを「臨床の楽しさ」とともに語った東大講義の記録。
うつ治療はどこから来て、どこへ行くのか。世界的な流行をみせるうつ病ー増える患者、揺れる臨床現場のなかで日本のうつ病理解がもつ可能性を探る。
アメリカで流行の“男の生き方革命”。京大・大阪大etc「男性学」講義に学生殺到!全国の市民講座で熟年男女に大人気!!初の決定版入門書。
「渡辺篤史の建もの探訪」(テレビ朝日系)で放送された住宅の中から、とりわけ個性的で住みやすい25軒の住宅を中心に掲載。
社会的・文化的に構成された性=ジェンダーの視点から、普段気にもとめていなかった自分たちの性とそのあり方を問い直していきます。ジェンダー論の意味と男と女をめぐる日本の現状を、平易な文体で身近な問題から説き明かした。
遺伝がもたらす不平等な社会をいかに幸せに生きるか
子どもに親は選べない、どんな環境に生まれるかは運任せ。最近話題になっている「親ガチャ」という言葉があらわすのは、遺伝と環境要因がすべてを決めるので、努力することに意味はないと言った若者の諦念である。
確かに遺伝が、あらゆる要素に影響するのは事実である。しかし、遺伝についての最新の知見は常に更新されている。専門家ではない人間が過去の研究結果を軸に、あたかもそれが唯一の真理のように語るのは非常に危険である。
本書では、行動遺伝学の専門家が、一般読者の遺伝についての素朴な疑問に答えるとともに、遺伝における不平等を前提にしたうえで、「いかに自分らしく生きていくか」、「幸福に生きるのか」。そのための方法を論じていく。
近年のフェミニズム潮流のなかで、〈男らしさ〉は抑圧する性として指弾されてきた。本書は、〈男らしさ〉の神話の起源を尋ね、その神話の解剖をとおして、〈男らしさ〉の鎧からの解放を説く。