教科書では、免疫なんてむずかしいという視点から一度も正面からこの教材を取り上げてきませんでした。私たちは「病気やケガとたたかう体」は小学生にも十分教えられると考えたのでした。本書に収められている一連の内容は、そのことを証明しているといえるでしょう。本書から、子どもの認識に丁寧に働きかけ、人間的な生き方に突き刺さっていくような実践的模索の姿勢と、教師としての思想(願い)をこそ学んでもらいたいと思っています。
からだこの不思議な存在への飽くなき探求。当り前のすり傷・かさぶたを入り口に皮膚の不思議・自然治癒力まで考える授業。複雑な血液のしくみをたくさんのビジュアル教具に表現して「いのちのネットワーク」を実感させる実践。一人ひとりのからだの豊かさを発見する、からだ学習の記録。
幼い子どもと動物たちのあたたかな世界を描いて人気のある山脇百合子さんのオリジナルの絵がいっぱい入った絵はがきの本。絵本としても楽しめ、切りはなして絵はがきとしても使えます。絵はがき23枚。