◆「ナルニア国ものがたり」は、人間の世界とはまったく別の空想上の国ナルニアの誕生から死滅までを描いた、壮大なファンタジー。*◆C.S.ルイス(1898-1963)は、オクスフォード大学で長年英文学を講じた、イギリスで名高い評論家・作家。この作品でカーネギー賞受賞。
* 全巻構成 *
◇ 1 ライオンと魔女
戦争をさけて地方の屋敷に疎開した4人きょうだいが、ある日大きな衣装だんすに入ると、雪のつもる別世界へつづいていました。このナルニア国で、子どもたちは正義のライオンとともに魔女の軍と戦います。
◇ 2 カスピアン王子のつのぶえ
夏休みがおわり寄宿学校へ帰る途中、4人きょうだいは魔法の力でナルニアに呼びもどされます。数百年がすぎ荒廃しきったナルニアで、殺されかけた王子を助け、子どもたちは命がけの戦いをくり広げます。
◇ 3 朝びらき丸 東の海へ
いとこのユースチスの家に来ていたエドマンドとルーシィは、その部屋の額の絵の中に、いとこもろとも吸いこまれます。そこはナルニアの外海で、カスピアン王が朝びらき丸で航海に出るところでした。
◇ 4 銀のいす
願いのことばを唱えて別世界へ入った女生徒ジルは、行方不明のナルニアの王子をさがすことを命ぜられ、友だちのユースチスや沼人の泥足にがえもんといっしょに北へ北へとつらい旅をかさねます。
◇ 5 馬と少年
むごい強国カロールメンの貧しい漁夫の養子シャスタは、父が自分を奴隷に売ろうとしているのを知り、ものいう馬ブリーといっしょにナルニアめざしてにげだします。貴族の娘とその馬を加えた一行は……。
◇ 6 魔術師のおい
ナルニア国の誕生を語ります。ディゴリーとポリーは、魔法の力で別世界へ送りこまれますが、死滅した都市チャーンで魔女を縛る呪文を破ったため、2人のゆくナルニア国に悪の種がもたらされます。
◇ 7 さいごの戦い
カスピアン王から数世紀たったナルニア最後の王の頃、大猿ヨコシマがロバにライオンの皮をかぶせてアスランを名のらせ、それが見破られると、恐ろしい鳥の頭をした破滅の神をよびだしてしまいます。
三経,七祖列祖の聖語の解釈,宗祖を中心とした諸先徳の伝記,中興に至る列祖の事蹟,由緒並びに名刹の紹介,十派の歴代およびその関係者,学匠,妙好人等の略伝などの広い項目にわたって解説。
「雑兵物語」は足軽・草履取りなどいわゆる「雑兵」の功名談をもとにした一種の戦陣訓。関ケ原の合戦、大坂落城の見聞録二編を併収。
日本のおとぎ話を英訳したものは数多くあるが、ハーンの筆になる Japanese Fairy Tales はその中の白眉であろう。その中から4編、ほかに Hepburn や Chamberlain などのものを9編収めた。その話の筋や語法の中に織りこまれている外国人的な考えを味わえる。
<目次>
1. Chin-Chin Kobakama
2. The Goblin-Spider
3. The Old Woman Who Lost her Dumpling
4. The Boy Who Drew Cats
5. The Matsuyama Mirror
6. The Old Man and the Devils
7. The Tongue-Cut Sparrow
8. The Wooden Bowl
9. The Silly Jelly-Fish
10. Urashima
11. The Tea-Kettle
12. Green Willow
1. Chin-Chin Kobakama
2. The Goblin-Spider
3. The Old Woman Who Lost her Dumpling
4. The Boy Who Drew Cats
5. The Matsuyama Mirror
6. The Old Man and the Devils
7. The Tongue-Cut Sparrow
8. The Wooden Bowl
9. The Silly Jelly-Fish
10. Urashima
11. The Tea-Kettle
12. Green Willow
『今昔物語集』における本朝(日本)の世俗説話部は、巻21から巻31まで。ただし、天皇・皇室関係の説話が予定されていたと思われる巻21は欠巻となっている。人々が日常の中で経験遭遇した不思議な出来事を語る、世間話・民話系の説話には興味深いものが多く、いずれも的確な描写と簡潔な表現で、女性的な宮廷文学とは対照的に、すぐれた庶民や武人の知恵と、たくましい生活力を示している。本巻には巻22から巻27までを収録。
巻第二十二 本朝
巻第二十三 本朝
巻第二十四 本朝、附世俗
巻第二十五 本朝、附世俗
巻第二十六 本朝、附宿報
巻第二十七 本朝、附霊鬼
芥川龍之介の「羅生門」「六の宮の姫君」などをはじめ、谷崎潤一郎などの近代作家たちが創作の素材を『今昔物語集』から得たことは有名。現代作家にも多大な影響を与えつづけている。本巻には本朝世俗部の巻28から巻31までを収録。人間のさまざまな欲望性情を喜劇的に描いた笑い話、京の夜に横行した盗賊たちの恐ろしい悪事の話、男女の純愛を主題とする恋愛和歌説話など、話題・登場人物ともに、豊かな多様性に魅力がある。
巻第二十八 本朝、附世俗
巻第二十九 本朝、附悪行
巻第三十 本朝、附雑事
巻第三十一 本朝、附雑事
解説
今昔物語集世俗部索引